けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

2005年09月

無事、来週を迎えられますように2

ネパールのような社会で暮らしていると、今日も一日、無事に家に帰ってごはんを食べて、シャワーを浴びて眠れることに、深く感謝の念が湧く(ことがある)。

無事今週末を過ごせて、来週も一生懸命仕事に取り組めるよう、祈る。

日々是、勉強3

しばらくぶりの更新です。何をしていたのか?って.......

病気をしていたわけではありません、健康です。当局に捕まったりしていません、よい子です。夫婦げんかしていません、亭主と仲良しです。旅行してたりしません、カトマンズにいます。

これから年内にかけての仕事で、柄にもなく、学術分野に触れる内容を調査する日々が続いています。英語や日本語の文献を読み込み、ネパールの先生方のところに出向いて教えを請い、それらを日本語にして、日々報告書を作成し続けています。

同時に亭主は、ネパール政府に対する骨の折れる折衝業務中です。夫婦げんかなどしている余裕はありません。私のリサーチと、亭主の役所仕事が揃ってはじめて、仕事として前に動くわけです。もちろん私たちだけで業務に当たるのではなく、海の向こうにいる、プロ集団からの指令による「現地部隊」な訳です。が、やはり、プロからも「そんなことあるの!いやはやすごい。ビックリした」と認めてもらえる仕事がしたいので.......ついつい、のめり込んでいます。

こうなると、私の阿呆な頭では「その日考え事が出来る・書き物が出来る」容量がオーバーして、ブログまで回らなかったりするのです。

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それにしても、カトマンズというのはすごい街です。街全体が、2,000年以上昔からの聖地でありまして、掘っても掘っても、剥いても剥いても、驚愕の史実や伝承が出てくる、出てくる。

過去、ヘトヘトになるほど掘り下げた分野なのですが、今度も、まあ、すごい。カトマンズというのは、実にミステリアスな魅力にあふれています。そういう分野は、学者か宗教人生を送らないと普通には見えないのですが、数年に一度、トコトン浸って翻弄される私って、実に幸せですな。

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昨日月曜日は、朝っぱらから、日本の某ラジオでレポートなどしておりました。

最近のカトマンズ情勢と、1ヶ月後に控えた祭りシーズン中の政局予想。はてさて、何が出てくるのか?レポートでは、この件について私見など述べさせていただいたのです。普段、「公共の電波で予想屋みたいなことは止めとけ」とブレーキ役の亭主が、今回は「この内容でいいわ」と、OKを出してくれました。

と、そんなこんなの最近でした。願わくばギャンさん。秋から冬のシーズンを静かに迎えさせてください。これはネパールの観光業界だけでなく、今年の私の切なる願いでもあります。

神さま、仏さま。ご加護を.......

政党の抗議デモ、いつまで続くの?

7政党の抗議デモ、もうすぐ10日目になろうとしているが、止まる気配はない。ニューロードとその周辺は連日午後3時頃から、デモ隊と機動隊、警棒振り回しとレンガの投げ合い、催涙弾と放水のマンダラとなっている。
 
一昨日は市内タハチャルにあるキャンパスにおいて、命知らずの学生が「国軍のトラック」にも投石し、軍側は空に向けて発砲して、学生からの攻撃を切り抜けたとか。いやはや、命知らずである。警察機動隊は殺す意志も装備もないけれど、軍は「必要とあらばヤル」んだよぉ〜っ。
 
今日のデモでは、警察機動隊の後ろに「武装警察」が控えて警備していたらしい。この武装警察というのは、マオ派対策のため作られた、国軍並みの装備を持つ(という触れ込みの)警察組織。
 
それにしても、治安維持側は、デモ隊を「殺す」わけにはいかない。もし死者が出たら、それこそ政党側の思う壺。「現体制は人殺し!」と、大義名分を与えてしまう。
 
しかし、である。政党側は「反対、反対、わっしょいわっしょい」とデモを繰り出すだけで、この国の未来に対する「具体的ビジョン」や「マニフェスト」を国民に示せずにいる。ネット上で、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!と祭りを繰り広げる、2ちゃんネラーよりタチ悪し。
 
独裁的な国王は困るという点では、都市部国民の大多数の共感を得られると思う。しかし、では、誰が国政を担当すべきか?という問題において、政党側がより魅力的になる必要があるだろう。具体的な政策を示し、国民に希望を与えることが出来る存在が必要なのだ。
 
軍事力を掌握する国王に、「うん」と云わせるのは簡単ではない。民主化後、正義なき汚職政治にうんざりしきった市民を「立ち上がらせる」のも難しい。「デモ暮らしぃ」だけでは、無理だよ。
 
ああ、歯痒い!

無理せず、病院に行きませう

一昨日日曜日午後から、何だか急に咳が出た。昨日月曜日、朝から寒気がして、布団をかぶって震えた。そのまま出勤せず、ずーっと寝ていた。夜帰宅した亭主と話をしようとしたら、全然声が出ない。
 
う〜む。と、今日は午前中、行きつけのクリニックに行く。ご存じ、ネパール・インターナショナル・クリニック。高山病の専門医、大きな身体ににこにこ笑顔のバスネット先生と、温厚そうな笑顔に似合わず、(必要とあらば)メス捌きに躊躇ないポカレル先生のところ。カトマンズで、外国人が安心して受診できる、数少ないクリニックである。
 
そうしたら、バスネット先生はドイツの学会でお留守。代わって、若手のテキパキ先生がいた。「あ〜ん」と喉の奥を調べて、「あ〜っ、真っ赤に腫れてますね」と、薬を処方される。これで3日経っても良くならなければ、血液検査をしましょうね......って、薬が良く効いて、午後遅くには既に、喉が楽になり始めている。がはははは。
 
クリニックでは、在留邦人の仲間うち某Nさんと一緒になり、「お互い外来種(ニホンジン)は弱おまんなぁ〜」と相哀れみ。お大事に、Nさん。
 
ネパール在住、旅行者の皆さん。具合の悪いときは、日本から持ってきた薬など飲む前に、カトマンズの信頼できるクリニックに行きましょう。王宮南門、ジャイネパール映画館近くの「ネパール・インターナショナル・クリニック」や、イギリス大使館近くに移転した「シーウィック・クリニック」がオススメです。
 
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それにしても、春と秋の「季節の変わり目」は、一日の中で寒暖の差が激しすぎるカトマンズ。体温調節に失敗すると、風邪を引く、喉を痛める、熱が出る。この段階で無理をすると、更に重篤な病気に負けてしまうことがある。
 
腸チフスやら、肝炎やら、日本では感染の機会のない病気が、インフルエンザ程度の頻度でうようよしているカトマンズ。身体の抵抗力を保つことが、ネパール暮らしでは大切なのだ。
 
と、かつて、カトマンズに住み始めた初期の頃無理をして、チフスにも肝炎にも罹った私の、体験的お節介。おかげさまで「無理はしない」生活になってから、有り難いことに大病してないなァ。

いやはや、反省 <(_ _)>

今日は某日本人経営のカフェにて、カルチャー系の集まりに顔を出した。野外で、ネパール・日本の文化に触れる体験中、雨が降り出した。では、場所を中に移動しましょう......ということになり、屋内に移動して。
 
日本人として大変良くない行動をしてしまった、わたし。
 
身ひとつで、手ぶらで屋内に入った自分。参加者の殆どの方たちは、自分の座っていた折りたたみ椅子をたたんで、もしくは座っていたクッションを自分の手で屋内に運んでいた。
 
あ゛ーーーっ。反省。
 
ネパールに暮らしていると、ついつい「他人にやってもらう」事になれてしまう。とっさの時に、自分の手が動かない自分自身に呆然とした。恥ずかしかった。
 
時と場合によっては、他人に任せることがマナーである場合もあるが、今日のような「殆ど日本人」の集まりにおいては、日本人としての行動をすべきであった。あ゛ーーーっ、自己嫌悪。私が座っていたクッションを、どなたか他の方が室内に運んでくださったかと想うと、穴があったら入りたい気分。回りの皆さんに、不愉快な想いをさせてしまったと思う。
 
ごめんなさい。
 
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ところで今日は思いがけず、日本在住のK先生とお会いできて、吃驚したりうれしかったり。現在の仕事について、ネパール情勢について、様々なご教示いただいた。
 
カトマンズに暮らしている醍醐味って、ネパール関連の情報源に、直接アクセスできるってこと。これはもう、ネパールおたくとしては堪えられない。同時に、日本文化とネパール文化による行動様式を、TPOに応じて使い分けられる自分であるべき事を、深く心に刻もう。

ナマステボードよ、去りゆくのか?

日本ネパール協会 ウェブサイトのコンテンツであった「ナマステボード」ネット掲示板が、昨日付で廃止された。
 
カトマンズ盆地に住む者として、ネパールの様々な出来事が「日本側ではどう見えているのか」を知る上で、大変貴重な情報ソースであっただけに、大変残念である。しかし、協会理事会の決定と云うことで、部外者としてはその判断を受け入れるしかない。
 
今後掲示板は以下のURLにて、日ネ協会とは「別」の運営管理体制下で、継続される模様である。管理人中村さんに、敬意を表したい。
 
それにしても、今後の「ナマステボード」。協会とは無縁の存在となった。
 
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私は「日ネ協会」部外者......と書いたが、日本在住の頃は一会員としてお世話になっていた。当時はネットなどという便利な道具はなく、日本に居ながらネパールの貴重な情報を得るためには、協会の会員にしていただくのが一番の方法であった。
 
その後ネパール移住にともない、日本国内での行事などに参加できなくなることから、休会届けを出してそのままになっている。多分もう、除籍されているだろう。
 
私が日本にいる、「ネパール好きの旅行者」であった頃。日ネ協会の皆様方から、直接的に多くのご教示を受けた。その中に、私が一生忘れられない、いや、忘れてはならない出来事がある。
 
当時私は、ネパールのテレビ・映画に興味を持ち、リサーチとも呼べないレベルの「追っかけ」をしていた。そんな行動を目にとめてくださる日ネ協会理事の方がいらした。しかし、協会の行事にいらっしゃる専門家の先生方は、みなさん錚々たる学術者ばかりである。そんな中で、私は自分の存在を恥じた。これを見て取った、ある先生が
 
「自分を卑下してはいけませんよ。どんなに些細なテーマだって、それで良いんです。その代わり、10年間。10年間、一生懸命追い続けなさい。その時間の中で、あなたの追い求めているものも、あなた自身も大きく変わるはずです。とにかく、あなたが興味を引かれた分野のネパールを見失わず、10年間頑張りなさい」
 
と、お言葉をかけてくださった。このひと言が、私の人生を変えるきっかけとなった。それから17年以上経って、曲がりなりにも「ネパール」を専門分野として、カトマンズを拠点に活動を続ける自分がいる。
 
日ネ協会に対して、大きな感謝の気持ちをこれからも持ち続けつつ、ネパール人生を歩み続けていく人間がひとり、ここにいる。
 
だから.......悲しい。

う〜む、金曜日ですかいな?

今日はめでたい、「ティージ」の祭り。ネパールのヒンドゥー女性が、真っ赤な晴れ着サリーと金の装身具に身を包み、夫の長寿と幸運を祈りつつ断食をする。未婚女性は、素晴らしい夫との出会いを祈る。シヴァ神を奉る寺院、特に、カトマンズのパシュパティナート寺院は、信心深いネパール女性たちが多数詰めかける。
 
とまあ、そういう祭りなのであるが、婚家では「夫の妻」であるより「家の嫁」であることを求められるネパールの既婚女性が、ティージの間は「実家」に戻る。宗教行事という「大義名分」で、大いばりで実家に行ける。そこでは、両親がごちそうを作って待っていてくれる。口うるさい姑も小姑もいない。
 
しかしまあ、時には、嫁に出した娘を大切に迎えるため、息子の嫁は実家に帰したがらない姑なんてえのも居る。こういう場合、普段から「嫁姑のテンション」があるわけで、なかなか難しい。
 
えっ、我が家は?って。有り難いことに、日本の実家の母より優しい義母で、しかも核家族別居。今日は普段通り、仕事してました、です。
 
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さて、今日の朝刊(カトマンズ・ポスト&カンティプール)に、「国王の国連総会出席中止」のスクープがあった。国王外遊のための特別機予約が、ロイヤル・ネパール航空に対してキャンセルされたと云う。
 
また国王に代わり、パンデ外相がネパール代表団を率いるのだと云う。以上、政府から正式発表は未だない。未確認、でも、そりゃあり得るよなぁと思える報道であった。ブッシュ君も、ブレア君も会ってくれそうにないもんね。かつて、当時のデウバ首相でさえ、アメリカ大統領と会えたのに。陛下が行幸されて、国際政治のリーダーたちにコケにされるのは、誇り高すぎる現王家の沽券にかかわるだろうし。
 
日を同じくして7世党の代表が、国連ネパール代表部に対して文章を提出した。曰く、現政府はネパール国民を代表していない。今月の国連総会において国連は、現体制に対し「ネパール国民を代表している」とのステイタスを与えないように。というアピールである。
 
それとは別に、国連アナン事務総長は今日付で文章を発表し、ネパール情勢に対する深い関心を示した。
 
国営ネパール・テレビでは昨夜、国王が中西部・極西部訪問の時、政府系メディアに限って賜った「独占会見」を、英訳付きで再放送していた。政府側のこの姿勢は、国民に対するひとつのメッセージである。「国民の大多数は、国王主導による現体制を支持している」というのが、主張の根幹である。
 
同時に7政党は今日も、3日間連続して、カトマンズ市内ニューロード周辺でのデモ行進を続けている。機動隊との衝突で、双方にけが人も出ており、事態をコントロールする目的で、連日催涙弾が使用されている。デモ隊からは、直接的な王制批判スローガンが叫ばれている。
 
市民は.....事態の推移を見守っている。
 
いずれにしても、国王は「引く気配」がない。
 
う〜む。これで本当に国連総会出席がキャンセルされるとしたら、何の理由と発表されるだろうか。ネパール出発予定とされていたのは、今週金曜日。国王は、何かアクションを起こす時、金曜日を好む傾向が見られる。
 
ドキドキの金曜日なのだ。

他人の何とかで「相撲」とります

まずは昨日の7政党デモ行進。支持者と機動隊にもみくちゃにされ、一時「失神状態」となった、コングレス党コイララ首相の写真。カンティプール社のネットより。
 
「ムーミン谷」の住民に、こーゆー顔かたちのが居たような。コイララ翁、トーベ・ヤンソン女史キャラ説。ムーミンの仲間?コングレス党方部には、「にょろにょろ」も居るのか?
 
この世の者ではないな......陰陽道かい?
 
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貧困撲滅のためでなく。民主主義、人権のためでもなく。ただ、ネパール社会に巣くう「寄生虫」を暴く、MACK-O-MAN。
 
誰やねん?この漫画家?
 
感心するのは、キャラがカワイいんだけれど、しっかり毒づいているところ。ご子息のとか、危険すぎ。また、某前衛知識人に対しても噛みついているのは、瞠目に値する。いやはや、誰やねん、作者。
 
市民協会(シビル・ソサエティ)をもじって、「見よ!邪悪なる連中を(シー!イビル ソサティ)」とは。ははははは。凄すぎ。
 
サイバーゲリラか?それとも、ネット上の「桃太郎侍」か?

目の前で起こっていること

ネパリ・コングレス党、党則から「立憲君主制」の表記を削除し、参加型民主主義の実現を謳う。ギリジャ・コイララ党首、三選を果たす。ネパール民主運動の英雄B.P.コイララの末息子、ドクター・ササンカ・コイララ氏(マニシャの叔父、イケメンさまです)、中央執行部メンバーに大量得点で選出。以上、第11回党大会の結果。
 
ネパール統一共産党、中央執行委員会において、立憲君主制との決別を決定。早い時期に、臨時党大会実施か?
 
それにしても、二大政党は「国王専政に断固反対!」って、それはもう、云うまでもないこと。では、王制の維持についてどうするのか?「王制廃止」「共和制実現を目指す」ってえのは、今のところ明言なし。儀礼的な、お飾り王制としての存続に、軟着陸させたい感じプンプン。
 
一方、カトマンズの前衛的知識人からは、「共和制」のかけ声が続いている。
 
マオ派、9/3から3ヶ月間の「休戦」を発表。これに対し、政府側からの態度表明なし。緊急閣議も開かれた模様であり、今日あたり、何かアナウンスがあるだろうか?
 
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昨日9/4は午後から、カトマンズ旧王宮からニューロードに、7政党の合同デモ行進が出た。見たところ、ざっと3,000人程度の参加者か。各党党首も参加し、2.1体制後敷かれた「デモ集会禁止区域」のニューロードからトゥディンケルのマハンカル寺院あたりまで、機動隊との衝突が続いた。
 
国王親政後、最大規模の抗議行動であった。
 
機動隊は催涙弾を発射した。ガスは目にしみるだけでなく、顔をはじめ露出している皮膚がピリピリ痛む。水に濡らしたタオルを目、口、鼻に押し当てても、噎せ返ってしまう。カメラを構えて、衝突の最前線に突撃していく亭主を見失いつつ、怪我をしない程度の前線で事態を見続けていた。それにしても、ネパールの報道カメラマンたちは、スチルもビデオも命知らずなおやぢが多すぎ。彼らが唯一怖がるのは、国軍だけだもんな。
 
そして現在、カトマンズでのデモ対策に国軍は投入されていない。まあ、政府の方も、取り締まりは緩い。死人は、多分出ない。
 
同時に、政党デモの規模もしょぼい。支持者や活動家が中心で、一般市民の参加という感じは全然しない。このあたり、カトマンズ市民の政党不信は根強いものがある。また、知識人と政党の連係プレイもまだまだ。結局は、普通の市民が抗議行動に立ち上がらない限り、時々催涙ガスが飛び交う騎馬戦程度のもの。政治やさん、プロ市民、そして、殺すつもりはない機動隊。
 
路上からの政治体制転換は、「本物の市民」と「国軍」の姿が見えない限り、遠い。
 
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と、自分の目で見た「現在」の出来事と、そこからの推測は書くことが出来る。
 
最近、昔、はるか昔のネパール世界と格闘している。数百年昔なら、建物なんかが現存していてまだ取っ掛かり易い。ヘタをすると、千年、二千年昔の世界に「ぽーん」と飛ばされ、幻惑するばかり。
 
しかもそういう世界は、間違いなく宗教的な「磁場」も強烈。だからこそカトマンズ盆地内には、至る所に「お寺」があるのだと思う。そうじゃないともう、魑魅魍魎が跋扈(ちみもうりょうがばっこ)する、恐ろしい世界なのだわ。カトマンズ盆地って。タントリズムとシャクティ信仰。あ゛ーーっ、怖い、コワイ。不思議なパワーに抱かれて、守ってもらう以外、方法はない。
 
こういう事を書くと「電波系」と思われるのだが、実は私、はるか大昔、少なくとも一度カトマンズに生まれた記憶がある。であるからして、歴史の世界に関わる期間中、様々な専門家の方たちとの現場で、忘れていたぼやけた記憶が出てきそうで出てこず、頭痛に悩まされてぼーっとなることが多い。そうなるとまあ、放心状態となって思考が低下する。おまけに、英文の論文も読まなきゃならなかったりするわけで......アホな頭がオーバーヒートするのは当然となる。
 
これからしばらく、そういう状態が続くので、何とぞご勘弁願いたい。忙しいからブログが書けないのではなく、精神が「彼岸に逝っちゃってる」から、全然書けないのだ。
 
嗚呼。
 
それにしても今日は、ぴりぴり痛い催涙ガスで涙を流しつつ、しばらくぶりに「現世」のクリアー感に浸った一日であった。

ネパール語による「挨拶」、応用編

私が、最近、毎日楽しみにしているブログ「±8788(プラマイはちななはちはち)」で、ネパールにおける【挨拶】について、興味深い考察が成されている。
 
ネパール語の挨拶と云えば「ナマステ」。丁寧になると「ナマスカール」というのは、結構広く知られていると思う。しかしこれらの言葉以外にも、ネパール語では様々な挨拶慣用句が使い倒されている。「お茶飲みました?」「ごはん食べました?」という、日本人にとっては「そんなこと聞くなよぉ〜」系の挨拶言葉もある。関西の「どないです、儲かってまっか?」と通じる部分があるかな.......
 
また、民族文化や宗教によって「ダルシャン」「サラーム」「サイラーム」「プラナーム」などなど、ナマステを挨拶として使わないグループもある。
 
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さて、私はネパールの「ブラーマン族」の家庭に暮らしている。彼らはかつて、暦、文字やサンスクリット語という知識を独占し、歴代権力者に知識で仕えることを「最高のヨロコビ」としてきた民族の末裔である。そのため、普段普通に喋るネパール語においても、会話の中に「韻音」「諧謔」「とんち」を入れたがる傾向が見られる。
 
我が家の隣に、ネパールで非常に有名な風刺文学者の先生の家があり、その先生と我が亭主は友だちである。しかも、息子同士もかつてのクラスメイト。家族揃って、気の置けない付き合いをいただいている。この先生も、格調高くネパール語を喋るブラーマン。
 
先生一家は、早朝起きて早寝するという、模範的ヒンドゥー教徒の家庭生活を踏襲している。一方我が家は、朝寝して午後から深夜にかけて仕事のメートルがあがる、破戒型生活習慣をやめられないでいる。塀を挟んで隣り同士でも、なかなか普段顔を合わせる事がないほど、生活時間帯がずれている。そんな両家が、今朝、実に久方ぶりに朝顔を合わせた。文学者先生、満面の笑みを湛えつつ私に
 
「いゃぁ〜っ、何処かでお目にかかったお方と見受けますが、どなたさまでしたでしょうか?」
 
と、こういう挨拶をもらったときは、同等の諧謔で切り返さないといけない。さもないと「ヤツはアホや」と、生暖かい関西系評価を下されてしまうのが、ネパール・バウン(ブラーマン)社会の厳しい掟。
 
「そんな高度なこと云われましても........私は人畜無害の、罪のない、何にも知らないガイジンですから。はぁ」
 
と、ボケのひとつを咬ましてみた。まさに、「ボケと突っ込み」で応酬な訳。こういうのが、我が家とその周辺の「ごく普通の日常会話」なのである。コテコテ関西に住むガイジンに、日本語で関西ギャグ会話のやりとりを求めるようなところであろうか?
 
この先生。たまに私が、日没前に帰宅したのを見つけると、屋上から「あれぇ、バウジュー(兄や友だちの妻に対する尊称)。何故日のあるうちに、こんな場所にいるんですか!」と、ワザと怒ったような声が飛んでくる。こんなときは「ハレー!チメキ・マハラージ(ワオ、お隣の殿様)、今日はチトワンのジャングルサファリで虎を見られたくらい、ラッキーだったじゃないですか(虎はほとんど見ること出来ない)」と切り返さねばならぬ御仁である。
 
ネパールの暮らしは、日常がエキサイティング。
 
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さて、毎週末発行の「メルマガ」であるが、この週末は「臨時休刊」をお許しいただきたい。申し訳なし。ごめんなさい。

更新、止まっています <(_ _)>

ここしばらく、ブログ更新できないでいます。ごめんなさい。
 
病気していません、元気です。ネパール当局から睨まれてもいません、良い子しています。落ち込んでいたりしません、脳天気です。
 
ただちょっと、しばらく「知的冒険」が続きそうでして、私の阿呆なドタマがフル回転しても追いつかないのです。で、考えて、現場に出て、また考えて、呆然としたり、面白さで頭が「ぼーっ」としたり。これらを文章にまとめて夜となり、気がつくと「ブログの文章を書く気力が全然なし」な日々です。
 
何をしてるのかって?聞かないで下され <(_ _)>
 
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ネパリコングレス党、党則から「立憲民主制」を削除できるか?コイララ総裁再選か?現在党大会中です。統一共産党、どうやら「王制との決別」に向かいそう。市民の支持、得られるんでしょうか?ネパール国民の政党不信は、根強いですからね。
 
国王も、政党側に対する「隠し球」「飴と鞭」もあるようで、さてどうなるでしょう。
 
いずれにせよ明らかなのは、ネパールの「国のかたち」が再構築されるべく、変化の可能性が近づいている事です。目をしっかり見開き、耳を澄ませてネパールで生きていくべき時期なのです。
 
政治を見ずに、ネパールを理解することは出来ません。同時に、政治だけを追いかけても、そこにネパールの姿はないでしょう。まあ、いずれにしても、ネパールの全体像など、誰にも見えないのですが。もちろん私にも。
 
全然ジャンルの違う、様々なネパールと出会う機会を与え続けられている自分の人生に、感謝の気持ちを抱くばかりです。だって、私は「阿呆」ですもの。ネパール馬鹿。ネパールおたくとも云えますね (^_^;)
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