7政党とマオ派の合意が発表された時、「何故、合意文章に双方の書名がなく、マオ派はマオ派として、政党は政党として発表されたのか?」不思議に思っていた。
その理由が、何となく見えてきた。その後に起こったいくつかの出来事からも、この推測を裏付けるニオイが漂ってくる。なるほどねぇ〜現在のネパール政府を動かしているのは、内閣じゃないってこと。政府省庁も、ダミーにしか過ぎないと見える。国王もネパール国外だし、留守中「頼む」と云う事なのか。それとも、帰国後も、この勢力の発言権は増すばかりなのか?
12/2、統一共産党UMLがカトマンズで大集会を開く予定がある。政府は、本来集会禁止区域でなかった(集会予定地の)ニューバネソール周辺を、この日に限って禁止区域に追加した。それでもUMLの、MKネパール書記長曰く
「どれだけの人数を首都の集会に動員できるかが問題」
という事なので、政府側の妨害を振り切って開催するだろう。となると、次の動きとして考えられるのは、政府によるUML党首脳の事前拘束か?それとも、集会現場での厳しい取り締まりだろうか?
偶然当日は、3週間にわたって外遊していた国王夫妻の、帰国日に当たる。
さて、そろそろ、ネパール王国側がどちらに向かおうとしているのか?見えてくるのではないだろうか。益々、冗談の言ってられない状況になりそうだ。