けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

2006年09月

山羊肉。もう、結構

ダサイン真っ最中のカトマンズ。

今年はマオ派との停戦中であり、安心して田舎に帰れる.....というので、みなさん、こぞって都市から帰省。カトマンズは、道路も街もガラガラである。ダサイン商戦も昨日がピーク。今日から4日間ほど、シャッターを閉めている商店が多い。

さて、ダサインと云えばご馳走。ご馳走と云えば「山羊肉」である。生きたままの山羊を買ってきて、生け贄の儀式をして屠り、解体して食べる家庭も多い。我が家は、亭主の友人数人でお金を出し合って山羊を買い、幹事の家でバラして、肉にしたものを持ってくる。肉の部位、内臓など、それぞれに適した料理をする。

結局、香辛料を使ったカレー料理ね。ドライに仕上げるもの、グレービーにするもの、内臓料理。様々。

で、山羊肉は、私は触りまへん。うちの亭主は「肉料理はオトコの領分」と、張りきるもんで。作った料理を、一族郎党打ちそろい、がしがし食べるのがダサインの風物詩。

私も山羊肉は、食べるが......こう大量に、山羊肉ばかりでは、見ただけで「ごちそうさま」な気分。ダサイン期間中の我が家は(肉を食べる殆どのネパール家庭も同様)、家中に山羊と香辛料のニオイが充満していてもう。

ふりかけと、だし巻き卵で充分ですわ。私のご馳走は。

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ネパールに暮らす外国人は、国外・国内旅行に出かける人が多い。が、我が家のように「ネパール人に埋もれて」暮らしていると、そういう選択肢はほぼ、無いに等しい。

来年こそは......山羊肉の香りに包まれるダサインを、ぶっちぎってトレッキングなど行きたいものだ。年を取るに従って、ネパールの風習から距離を置きたくなるもので。

和平交渉、延期

1時間ほど前、政府とマオ派の合意事項として発表されたこと。

明日9/29に予定されていた(本来は9/28が延期)、政党リーダーとマオ派によるトップ和平交渉は、10/8まで延期となった。

明日から始まるダサイン休暇のためか?噂されている、7政党内部での足並みの乱れが?いずれにしても、まずは祭りじゃ......和平交渉はその後で。つーこと。

なお、10/8にピシッ!とトップによる話し合いが持たれるのか、その時になって再度、次の日程を話し合うのか?は、今のところ不明。

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ところで、我が家のわんちゃん。おかげさまで回復中。生命の危機を脱した模様。一安心。完全に回復したら、申し訳ないが、避妊......つーか、去勢手術を受けてもらうことになるだろう。

わんちゃんには申し訳ないが、命に関わる恋の季節はまた来るからね。あとは、自宅のゲートを脱出不可能に強化。今でも充分、抜け出せないはずだったんだけど......恋の季節に負けた。

登山も政治か?

ネパール登山協会(NMA)は、ヒマラヤの国、世界最高峰を有する国を代表する「登山・山岳団体」として、世界的にも名が知れている。

一方、ヒマラヤ山麓を徒歩で旅行する「トレッキング」業界の団体として、TAAN(トレッキング代理店協会ネパール)もある。

これから書くことは、NMAにもTAANにも、個人的に仲の良い友人を多数持つ、元日本の山屋としてのタメイキに過ぎない。

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結論から言って、NMAもTAANも、ネパールの「登山家」や「トレッキング愛好者」を代表する組織では「ない」。それぞれが、ネパールの特定の政治団体、業界大手のバックアップを得て、覇権を競い合っている局面が見られることが、非常に残念である。

NMAはかつて、ギリジャ・コングレス党とべったりであった。その後、2005年の国王クーデター以降、露骨な王室支持路線に豹変した。今年4月の民主化以降は、統一共産党出身の観光大臣を「よいしょ」し続けている。

本来、ネパールを代表する山岳団体であれば、政治家や大臣ではなく、同じネパール人として世界的に有名な、ネパール人登山家を戴いて世界に通用するはずなのに。またNMAの役員の顔ぶれを見ると、登山家の姿はほぼいない。ネパールにおける登山ビジネスの経営者たちばかりである。

TAANは、乱暴な云い方だが、統一共産党を支持する勢力が強い。もっと露骨に云えば、現在のNMA会長の「ライバル会社」の影が見える。今年の秋から、外国人のネパールでのトレッキングは、TAAN加盟会社からガイドやポーターが派遣されていない限り許可されなくなる。加盟会社からの申請に基づき、TAANが「トレッキング登録証明書TRC」を発行する。この決定を、政治的配慮と見る人たちもいる。これについてこれ以上書くことは、「下品」になるので控えたい。

上記TRC手続きのため、TAANはトレッカーひとりあたり250ルピーの手数料を徴収する。過去、多い年で10万人。2004年実績で7万人弱のトレッカーがいる。単純計算だが、TAANにとっては日本円で、ウン千万円単位の財源となる。

標高5,000-6,000メートル峰の登山料を財源とするNMAに対して、TAANも「してやったり!」と云う事なのだろうか。TRC導入により、外国人だけでのトレッキングが不可能になるばかりでなく、TAAN加盟のトレッキング会社に所属しないフリーガイドは、厳しい局面を迎えるだろう。

外国人の無謀トレッキングによる事件事故防止。ネパールでのトレッキング、質の向上に結びつく可能性......という、正しい側面も評価すべきなのであるが。しかしこのためには、TAANや加盟各社の、客の顔を見た企業努力が不可欠である。

もともと真っ当なトレッキング会社は、TRCがあってもなくても、素晴らしいサービスと安全確保を続けてきたのだ。TAANは、ただ許可証を発行するだけではダメだ。加盟各社の全部が、優良なのかどうか?厳しくひきしめ、業界全体の向上のため、確保した財源を活用すべきだろう。

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現在、NMAやTAANを管轄する観光省大臣は、統一共産党出身。だから、ずっと共産党を支持してきたTAANの旗色が、現在は良い。

ここ数年来、NMAとTAANは、覇権主義的な反目を続けている。

NMAの年次総会の席上、大臣がNMAの執行部を直接的に批判する内容を、祝辞でぶち上げたりする。来賓から、TAANへの歩み寄りを示唆する発言が相次ぐ。それでもNMAは、大臣と観光省への「よいしょ」を続けている。

「NMAは、政府と離れて存在することは出来ないんだよ!」

と、先日、NMA中核にいる友人が話してくれた。

ねぇ、本来、ヒマラヤ登山って、ネパールの政府よりずっと高尚で、世界の評価を得ているものなんだよ。ねぇ、そうじゃないの?

これから本格導入されるTRCと、TAANの活動についても、今後とも注目していきたい。このシステムが、ネパールのトレッキングをより安全で質の高いものにしてくれるのかどうか?それとも、弱い立場のフリーガイドや、自力でトレッキングを目指すバックパッカーを閉め出すだけになるのか?

ああ、私の目線が歪んでいるのだろうか?

お犬さま、ビジネス

我が家には、犬が2匹いる。チベット・アプソ系雑種の母犬(小型犬)と、その息子犬(中型犬)。

母犬は、私が一家で権勢を誇っていた時代に育ったため、私を「ボス」と思っている。一方息子犬は、亭主が権力を握った時期にもの心ついたようで、亭主がボスである。母犬は私に似て(?)行儀良く。息子犬は番犬として心強いものの、夜遊び大好き。

さて、春と秋は、犬にとって恋のシーズン。息子犬、先日夜中に抜け出して、近所犬たちとストリートファイト。瀕死の重傷を負ってしまった。左前足の付け根、喉元、バックリ大怪我。死にそうになっていた。

これは大変と、某「お電話1本で往診します」の、ケンネル・クラブを呼ぶ。この会社、飼い犬を登録しておくと、ワクチンなど台帳を元に「そろそろ時期ですよ」と、自宅に来て接種してくれる優れもの。我が家の2匹も、以前からお世話になってきた。

犬用の点滴をしながら、ケンネル・クラブのお兄ちゃん曰く.....

「こりゃ、死にますよ。助かっても、弱い犬になりますね。この際、安楽死させませんか?コイツの代わりですけど、今、良いジャーマン・シェパードの子犬が揃ってましてね。ひひひひひ。番犬にぴったり。でね。つがいでいかがですか?大型犬ですから、トレーニングも任せてください。お値段は.....」

と、営業をしよる。アホ、まずはうちの犬を助けんかい!

ネパールでは、特に一軒家では、犬は番犬として必需品。泥棒よけ。愛玩以前に、実用犬なのだ。最近、雑種ではなくシェパード、ラブラドール、ドーベルマンなどの純血種を飼う家が増えている裏には、このようなケンネル・クラブの営業もあるのね。

点滴と抗生物質投与のおかげか、息子犬。今日はとぼとぼ歩けていた。母犬、しゅ〜んとしている。息子犬、生きろ!

ダサインの吉祥

ネパールの国民的祭り、ダサインが始まった。

この祭り期間中は「吉祥なる期間」となり、連日、大安吉日状態だそう。ということで、結婚式にも適している。ダサインの初日である昨日、仕事仲間の結婚式が行われた。

カトマンズの結婚式というと、両家の親かがりで盛大に、何百人〜何千人と招待する披露宴で大騒ぎ......も多い。天文学的散財をするべし!という風潮もある。しかし我が友人たちは、自分たちの手で、仲の良い友人や親戚だけを招待した「カトマンズ版ジミ婚」を貫き通した。成人したんだから、親兄弟がしゃしゃり出て散財するのはナンセンス!という、その根性、希少な、見上げたものだ。

これに感じ入った仲間うちの「父さん・母さん」が、披露宴会場に自宅を提供してくれた。うちの息子の友だちだから、息子と嫁だぁ〜って。太っ腹。仲間が集まり、手作り結婚式となった次第。

おめでとう!写真は、結婚式と披露宴を終え、新郎が住むアパートに新婦を迎え入れているところ。大家さんが、嫁を迎える儀式の親代わり。

最近殺伐としたニュースも多いが、ネパール人の優しさ、懐の深さを忘れちゃダメ!なんだな。と、そう思う。

末永く、幸多く恵まれますように。おめでとう!

ヘリの遭難

昨日午前、東ネパールのタプレジュンで、乗客乗員24人乗りの民間ヘリが消息を絶った。現在に至るまで、その行方が分からないでいる。

このヘリには、ネパールの自然保護実践と研究において、この国の「宝」と云える方々が多数搭乗されていた。その中の何人は、私たち夫婦にとっても知り合いであり、尊敬する先輩であり、心が締め付けられる思いである。

時に個人が、本人や家族にとってだけでなく、国全体にとって「かけがえのない」存在となることがある。今回、遭難事故に巻き込まれた(と思われる)方々の中に、そんな存在が何人もいる。中でも、Cさんとは9月1日にお会いし、変わらぬ優しい笑顔をいただいたばかりであった。

無事で、生きていてほしい.....と、願うばかりである。

また昨日はこれとは別に、実に残念な知らせも受けた。何故、そんな事が。嘘であってほしいような、事実。

ネパールで、世間が一番めでたく浮き立つ「ダサイン大祭」が始まったのだが、悲しい、心配なニュースが続いてしまった。

辛くても、カトマンズ

実は少し前から、カトマンズで暮らしていくことを辛く感じております。

いつまで経っても、先行きが見えない。社会が後ろ向き。景気のいい話が少ない。息抜きの出来ない村社会。そんな中で、悲観の連鎖でぐるぐる巻きにされている自分。将来に対する、はっきりとした不安。

かといって、カトマンズ以外の場所に「移る」ことは、非現実的。

そんなこんなで、掲示板のレスなども付けられず、うじうじしています。

野暮用でタイに行ってみても、結局、クーデターに遭遇してしまったり(帰国の前夜でしたから、全然支障も受けませんでしたが)。はぁ〜っ。我が夫婦は、この手の事件から逃げられないのか?

もうしばらく、こんな状態が続くと思います。カトマンズ・ブルーですわ。こういう事って、タマにあるのよね。で、とことん落ち込んだら、徐々に浮かび上がりますわ。はい。

カトマンズが、私の「居場所」ですから。

元栓の有る社会、無い街

9月20日、カトマンズに無事帰着して書いております。元気にしております。心配おかけした皆さま、申し訳ありませんでした。

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9月19日夜、バンコク市内にて、タイの軍事クーデターに遭遇した。

次の日の朝カトマンズに帰国すべく、さて、荷造りをするか.....と思っていたところ、BBCのテレビニュースが

「タイで軍事クーデター。バンコク市内首相府や放送局を国軍が包囲。国連総会出席中のタクシン首相、非常事態宣言を発令」

と流し出した。急いでチャンネルを、タイの放送に変えた。全ての局が、国王礼賛の歌を流している。全く同じ放送内容である。途中、クーデターについてのお知らせ放送があるのだが、全てタイ語であるため理解できない。ホテルのフロントに行っても見るも、ホテルマンたち

「えっ?クーって何ですか。クーデター?人のお名前ですか?クーさんというお客さまをお捜しですか。今部屋番号を探してみますから」

と、全くお話しにならない。

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タイにおいては(ここ15年間無かったけれど)、軍事クーデターというのは実に「良くある出来事」であり、政府首脳以外の人間には危害を加えないもの。恐れずに足らず。と、いう雰囲気が定着している(そうだ)。

いずれにしても、毎回、タイ国民に敬愛されるプミポン国王の裁定により、事態は鎮静に向かうのが定番。民政の腐敗が頂点を迎えるたびに、軍部が「陛下、世直しのご裁定を!」と、リセットボタンを押すようにクーデターを起こすようだ。このあたり、(王様は居ないが)パキスタンも似ているね。

さて今回も、首相府や放送局は、戦車を転がしてやって来た国軍に囲まれたが、市民生活はほぼ影響を受けず。クーの翌日、役所と銀行が1日だけ臨時休業になったくらい。

帰国日、スクムビットのホテルから空港までの道路も平常。空港も普通。定刻に、カトマンズ行きのTG便が飛んだ。

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それにしても、ネパールとの違いが大きすぎる。

タイの場合、国家の中枢機関や放送局という「元栓」さえ、国軍出動で閉めておけば良い。市民レベルを統制しなくても良い。

一方カトマンズでは連日どこかで、政府の行いに抗議する道路封鎖が強行されている。云いたいことは分かるが、では、他人の都合を無視していいのか?軍事クーデターであっても、出来る限り市民生活は邪魔しませんから.....と見えるタイとは大違い。元栓が機能していないだけでなく、配管の至る所でガス漏れしているような街、カトマンズ。

またタイの人たちの「クーでも安心」な背景には、神の立場でいつも正しい(と評価される)裁定を下す、プミポン国王の存在がある。普段から、国民のために尽くす(と世間から評価される)国王であるからこそ、国民から敬愛されている。こういう国王は、ネパールのシャハ王家にいただろうか?いない。ネパールの国王は、故ビレンドラ国王のような「気のいい」人はいたけれど。しかし、やはり高いところにいて、国民の痛みを共有していると評価される(に値する)陛下はいなかった。

ネパールの政治家たちは、タイのクーデターに対して憂慮を表明しているが、その前に、少なくとも首都カトマンズをきちんと統治してほしい。

理論として、タイに対する言い分は理解できる。今のところ上手くいっているのは、偉大なるプミポン国王陛下がいてくれるから。この手の王様は、往々にして「一代芸」であることが多い。次の王様も同じかどうかは、今は分からない。だから、生まれにして決まる王様に対して、過大な役割を求めすぎてはならない。国家の最大権力を行使するのは、国民から民主的選挙で選出された「国民の代表」であるべきなのだ。と、これは正論。

なら、コイララさんもプラちゃんさんも、現在正しく国民から選ばれて椅子に座っている訳ではなくて。

だめじゃん、ふんぞり返ってたら。早くやんなきゃ、選挙。

やるべき事をきちんとしてこそ、評価される立場なのに。どっちも、握った権力離しません!な前提で事を進めているように見える。

タイのクーデターを非難できる立場にいないのが、ネパールの現政府。

タイで、クー遭遇!

今日まで6日間、所用でタイに行っていた。帰国前夜の昨夜、突然、タイの軍事クーデター発生!

どっひゃ〜!!!

NHKをはじめとする外国チャンネルは遮断されるわ、タイのTVはタイ語でしか放送してくれないわ、ずーっと国王礼賛ソングだわ。どーしょ?と、ホテルのフロントに駆け込んだら、これまた「サワッディー」とにこにこしているばかりで、「クーデター?えっ、そんなこと知りまへん」と云われた。クー発生直後のこと。

クーデターとか、デモとか、衝突とか、憲法停止とか、(ネパール名産)そーゆーのには「勘弁してくれよ」で、やっと来たバンコクでこれですかい?

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今日の朝までしか分からないが、バンコク市内は「至って平静」。首相府や報道機関などには、戦車を連れた国軍兵士が鉄砲持って出張っている様子だが、それ以外の市民生活には迷惑かけてません。

軍事クーデターでも、普通の市民生活が出来ているバンコク。一方帰ってきたカトマンズは、留守中、ストライキや道路封鎖が発生していたとか。

国民の、民度。経済発展の差。王様の出来の違い。

しかしネパールの場合、クーデターや政変の時はまず(テレビやラジオで)ネパール語で発表するけれど、続いてすぐ、英語でも知らせてくれる。その有り難さを、今回バンコクで感じたわ。

と、今日はここまで。

噂大国、ネパール

今日付のネパール語週刊新聞「ジャナアスタ」によれば、国王から国民へのメッセージが準備中とか。

このジャナアスタは、過激な噂を書き飛ばすことで有名。時に、情勢を解き明かすためのヒントが拾える新聞である。もちろん、そのまま信用することは厳禁だけど。

さて、このままで行けば「王制廃止の共和制」に向かいかねない(向かっているという見方もある)ネパール。ここで、せめて、象徴国王として生き残るべく、王室勢力も作戦を練っているのは当然のこと。テレビ、ラジオを通じた国王肉声メッセージで

「ごめんなさい。ボクはお利口さんなオトナしい王様になりますから」

と、云いかねない。今のところ、噂と憶測だけど......

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一方、ネパールの占星術師筋の話として、荒唐無稽な噂もある。

来年4月、国王を押し立てた新たなる動乱がある。この時の国王は、ギャネンドラではない......じゃあ誰なんだ?

この話を業界筋の人としていたら、

実はね、王宮内の惨殺事件で死亡したディペンドラ皇太子(国王)の隠し子がいて、それが男児だって云うんだよね。ははははは。

噂だけどね。

これまた、無責任系な話題が「ぽろっ」と落ちてきた。

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都市伝説、口裂け女と同列だけれど、噂というのは大衆の「願望」が生み出すこともある。ネパールも、しかり。

なぜこんな噂が出るのか?という点が大切だ。

実に、不条理

今朝、亭主の会社社用車のドライバーさんからの電話で起こされる。

「姐さん、交通封鎖です。歩いて出勤しますから遅れます」

ひょぇ〜っ!またまた何の交通封鎖なんだ。自宅の外では、車やバイクの走る音がしない。が、朝9時になり10時前頃から、徐々に交通が流れ出した音と気配がしてきた。

先日夜、タクシードライバーがククリ(山刀)で斬りつけられ死亡した事件を受け、政府に対して補償とタクシーの安全を求める行動だったらしい。カトマンズ郊外周回道路(リングロード)の要所で、タクシードライバーたちが交通を封鎖していたらしい。このため、バス、タクシーを中心とした車輌が走っていなかった。

今日の行動は暴徒化することなく、リングロードパタン側では自家用車やバイクは朝遅い時間あたりから、通常通り走行していた。FMラジオ・ニュースによれば、お昼前には封鎖も解除されたとのこと。

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最近のカトマンズ首都圏。恐いのはマオバディだけでない。

ひとつの事件をきっかけとして、「ええじゃないか!」とばかりに、各団体が自己の主張を路上で繰り広げてしまう。道路を封鎖したり、タイヤを焼いたり。走行している車やバイクを襲い、焼き討ちすることさえある。

警察は、手を出せないで傍観していることが多い。

マオ派との和平交渉は、いつか実現する。私の目がそれを見られなくても、子供か孫の世代が見てくれる。しかし、路上の暴力に目覚めたネパール社会の「ささくれた心」は、いつ癒されるのだろうか?カトマンズ盆地では、不条理な「弱肉強食」「路上からの暴力政治」が蔓延しようとしている。

マオバディより実は、こちらの方が深刻な問題なのではないだろうか。

お久しぶり

いゃぁ〜っ、更新できませんでしたわ。すまんことです。

春〜夏と夏〜秋、季節の変わり目は、体調が不安定。無理は厳禁、と、昨日の土曜日、目が溶けるほど爆睡して、今日から徐々に復活中。

しばらくぶりの間には、日本から「秋のヒマラヤ、行くどぉ〜」とご来訪の、O隊長マナスル隊+K隊長シシャパンマ隊に声をかけていただいたり。ちょうどその日、マオ派の大集会やらもろもろで、市内の交通大混乱だったのよね。そんな日の、突然の電話。

K隊長 「ミキさんよぉ〜、今夜みんなでタメルでごはんしようゼぃ」

ミキ 「げっ、今日は、状況良くないですゼ」

K隊長 「えーっ、何でぇ?全然平気じゃん」

と、日本から着いたばかりのK隊長にここまで云われて怯んだら、カトマンズ在住者の名が廃る.......と、決意して乗り込んだら、K隊長の方が出先から戻れなくなってるでやんの。ひひひっ。

ともあれ、全員集結でき、「えーっ!」と驚きの大先輩との出会いもあり。楽しかった。O隊長とははじめてお会いできたのだが、いや、実にうれしかった。山屋さんは、やっぱ、いいわぁ〜特に、心の広い皆さんは。

K隊長からは、「ウルトラマンの足」情報をいただく。何だそれ?へへへへへ。10月頃、公開しますですわ。40過ぎたら、道具に頼っても許されるでしょう。

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今日は、某所でのリポート原案を書いていた。読み返してみたら、暗い話ばっかでやんの。いやんなっちゃうわ。

と、今日のところはお気楽な近況など。

身近から、非難!

昨日の「ヨガするわし」写真には、身近な友人から非難の嵐。

がははははは。予想通り!

「ネパールの空の下」や「けぇがるね?日記」に、ネパールの最新社会・政治状況の解説や情報を求めても、得られない。だって、私の日常を「垂れ流し」ているサイトに過ぎませんからね。

政治も、社会も、和平交渉も、先行き真っ暗。しかも最近は、ほぼ連日「デモ」「抗議活動」「集会」で、カトマンズ盆地内の交通も大混乱。パタン郊外の仕事場から、カトマンズの中心部に行く(普段なら、車で30分以内)のが、大冒険、野心、半日仕事、殆ど無理になりかけている。自転車で行ける範囲でしか、確実は得られない。

こんな環境で暮らしていると、何か、確実に「良くなっている」と実感できるものにすがりつきたくなる。それが、最近の私にとっては「ヨガ」であるってこと。小学校時代、体育は常に「2」しか取れず、逆上がりも出来ない。かけっこはビリ。身体も硬くて、カチコチ。そんな40代中盤のおばさんでも、効果が現れるヨガはすごい!

それにしても最近、社会情勢については書きたくないし、考えたくもない。真剣に考えると、ムンクの絵になってしまいそうだ。マオ派もタイヤ焼きも恐くないが、「アナーキー」無政府状態は、心の底から恐い。

この状態から立ち直れたら、また以前のように書けるかな?

くねくね、してまふ

昨日、偶然、ヨガをする自分の写真を撮ってもらう機会に恵まれた。

ヨガ1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鏡のないホールのため、普段、自分の身体がどの程度曲がっているのか・いないのか確認できない。今回は、己を知る良い機会となった。ポーズによっては、全然ダメじゃん......と云うものもあった。

元々運動音痴で、逆上がりも出来ない私である。しかも、身体が非常に硬かった。そんな私でも、8ヶ月で多少は「くねくねくね子さん」になれるもんだ。ヨガの素晴らしさと、人間の身体の不思議さを感じる。

ヨガ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真で私の足を支えてくれているのが、ソフトな笑顔で「ご無体な」ポーズを指導してくれる、我らがラメシュ先生。頭と肘をつけての倒立も、最近やっと、バランスに自信が出来つつある感じ。

と、悪趣味な近況報告。ご容赦、あれ。

更なる動乱か?

昨日まで行われていた、マオ派中央委員会の決定事項が発表された。カトマンズ市内、マオ派和平交渉事務所での記者会見の様子。

9.2マオ派会見

 

 

 

 

 

 

 

今回、マオ派の和平交渉チームが再編成された。プラチャンダ党首が率いることに代わりはないが、人民解放軍副司令官(マオ派のトップ軍人)であるパサン氏など、強硬派も参加することとなった。写真向かっていた番左が、パサン氏ではないかと思う。間違っていたら、ご指摘いただきたい。

さて、停滞している和平交渉である。マオ派は、「1週間以内に2回目のトップ会談が行われないなら、マオ派は平和的抗議活動に打って出る」と、政府7政党に警告を発した。

マオ派は、再びジャングルでのゲリラ的闘争に戻る意志はないようだ。その代わり、今年4月のような「路上からの人民動乱」を仕掛ける心づもりに見える。政府も王室もなぎ倒し、一挙にマオ派共和制樹立を目指すのか?

こうなると、政府や国軍との市街での衝突も懸念される。また、マオ派体制が、かつてのソビエトや中国のような、全体主義に陥る可能性もある。近隣諸国をも巻き込んだ、紛争になりはしないか?この国に住む者として、不安で押しつぶされそうである。

これは当事者たる7政党政府も、マオ派自身も感じている筈。既存政治家の既得権にしがみつく政府に対して、最後通牒を出すことにより、交渉と譲歩を引き出す作戦と考えたい。

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写真上の文字。出来ればこんな真似はしたくない。が、この手の写真「取り扱いの微妙さ」を、無視される出来事があるためである。

心ある多くの皆さまに対し、申し訳ないが自衛策である。

50周年、レセプション

昨日9月1日は、日本とネパール政府の間に「外交関係」が樹立された50周年記念日であった。これを祝賀するため、カトマンズでは日本大使館主催のレセプションが挙行された。

鏡割り写真は、日ネVIPによる「鏡割り」の様子。クリックして、拡大画像をご覧いただきたい。

日本政府からは、2人の国会議員と、二階経産相(日本・ネパール友好議員連盟会長)の秘書を務める「ご子息」が来訪された。小泉総理からのお祝いメッセージも披露された。主賓としての来訪が決まっていた、橋本龍太郎元首相の急逝が、実に残念であった。

ネパール政府からは、ネパール・日本友好議員連盟会長であるラムチャンドラ・パウデル議員が祝辞を述べた。コイララ首相からの祝辞は、ラムサラン・マハト財務相が代読された。

本来ネパール側は、オリ副首相兼外相をこの式典に出席させなくては、最大の援助国日本に対して「失礼」になる。しかしオリ大臣は、この日程を知りつつ(ネパール商工会議所の誘いで)中国訪問に出発した。

大変失礼である。無礼である。ネパール政府よ、いい加減にしろ!

しかしまあ、日本に対して特別な愛着もないオリ外相でなく、マハト財務相がネパール政府を代表してくれたのは良かった。なぜならマハト氏は、日本政府と民間のネパールに対する心のこもったお付き合いを、普段から理解してくれている人物であるからである。

マハト財務相出席については、日本を想うネパール人のご尽力と、日本外務省の並々ならぬご努力があったと聞く。敬意を表したい。

それにしても、ここまでの50年の歴史では、ネパールにとって日本は、特別な友人であった。日本のネパール愛好者にとっても同様であろう。しかしこの祈念すべき日に、「日本より中国よ、これからは.....」と、掌を返された感がある。

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邦楽セッション式典第2部は、日本の邦楽(琴、尺八、笙)と、ネパール伝統音楽(サランギ、バンスリ・フルート、ドラム)の演奏であった。日本から、新進気鋭の邦楽演奏家が来訪下さり、ネパール側ミュージシャンと息のあった演奏を披露してくれた。

また日本からは、サウンドエンジニア氏も同行された。いつになく素晴らしい音が聞けた背景には、訳があるのだ。音楽家だけでなく、サウンド専門家もチームとして派遣するところが、日本らしい誠実さだと想った。

素晴らしい演奏の間にも、大幅に遅れて会場に到着するネパール人政治家たちが目立った。だって彼ら、メインテーブルに割り込んでいって、VIPと挨拶するから目立つんだよね。

ネパールの政治家たちは、行儀の悪い人が多い。

演奏が終わり会場が明るくなると、なんと、ネパールの政治勢力の中からマオ派を抜いた多彩な人たちが、テーブルに満載だった。二人目の副首相、アミク・シェルチャンまで来た。国王親政を支えた元大臣の顔もある。

これは、すごい!日本という国(政府)が、政治を越えた関係を構築してきた成果である。米英印の大使館のレセプションでは、こういう光景は起こり得ないと思う。

以前から本音でお話しさせていただいている、とある政党幹部と「ひそひそ話」をした。

「いゃあ〜、呉越同舟つーか、敵味方、大集合ですね」

「ははははは。日本(政府)のお酒を飲みに来たのよ。みんな。私もね」

あ゛ーーーっ、正直すぎる。ネパールの政治家めっ!(゚Д゚ )ゴルァ!!

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日本とネパールの架け橋として、尽力され続けてこられた諸先輩に、敬意を表したい。日本人だけでなく、素晴らしいネパール人も沢山、沢山いらっしゃることを忘れてはならない。

そんな方々と一緒に、両国の歴史的場面に立ち会う幸運をいただいたことにも、素直に感謝している。今後も、ちょっと毒舌は収まりませんが、でも、真面目に目を見開き続けます。何とぞご容赦を......って、誰に向かって云ってるの?

日本での祝賀式典は、どんな様子だったかな?

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