ダサイン真っ最中のカトマンズ。
今年はマオ派との停戦中であり、安心して田舎に帰れる.....というので、みなさん、こぞって都市から帰省。カトマンズは、道路も街もガラガラである。ダサイン商戦も昨日がピーク。今日から4日間ほど、シャッターを閉めている商店が多い。
さて、ダサインと云えばご馳走。ご馳走と云えば「山羊肉」である。生きたままの山羊を買ってきて、生け贄の儀式をして屠り、解体して食べる家庭も多い。我が家は、亭主の友人数人でお金を出し合って山羊を買い、幹事の家でバラして、肉にしたものを持ってくる。肉の部位、内臓など、それぞれに適した料理をする。
結局、香辛料を使ったカレー料理ね。ドライに仕上げるもの、グレービーにするもの、内臓料理。様々。
で、山羊肉は、私は触りまへん。うちの亭主は「肉料理はオトコの領分」と、張りきるもんで。作った料理を、一族郎党打ちそろい、がしがし食べるのがダサインの風物詩。
私も山羊肉は、食べるが......こう大量に、山羊肉ばかりでは、見ただけで「ごちそうさま」な気分。ダサイン期間中の我が家は(肉を食べる殆どのネパール家庭も同様)、家中に山羊と香辛料のニオイが充満していてもう。
ふりかけと、だし巻き卵で充分ですわ。私のご馳走は。
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ネパールに暮らす外国人は、国外・国内旅行に出かける人が多い。が、我が家のように「ネパール人に埋もれて」暮らしていると、そういう選択肢はほぼ、無いに等しい。
来年こそは......山羊肉の香りに包まれるダサインを、ぶっちぎってトレッキングなど行きたいものだ。年を取るに従って、ネパールの風習から距離を置きたくなるもので。