今日は、民族団体によるネパール全国バンダ(ゼネスト)。
幹線道路のそこここに、民族団体活動家が出て、走行中の車両を止めていた。事務所の車も出せないし、バスも走っていない。加えて、お隣さんと共同での下水管施設工事が佳境を迎えていたりして、我が亭主殿は「今日は仕事場に行かず、現場監督するぞ!」と、妙に張り切っていた。ネパールではこの手の工事、施主が現場監督だもんね。
さて、それは良いとして、在宅勤務をしようとパソコンをネットにつなごうとしたら.....ダメ。
事務所では(有線+無線)ブロードバンド環境にいるのだが、自宅用のパソコンは未だにダイヤルアップ。やれやれ。一日中、サーバー不調。念のためもうひとつ別に契約しているプロバイダーは、夜間から早朝のみ。夜10時にならないと繋がらない。
いやはや。神様が「今日は仕事をするな」と云っている模様。急ぎのメイルが入っていないか?いや、緊急なら、携帯に電話があるはず......と、仕方ないので腹をくくる。各方面さま、ごめんなさい。
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今日は、80歳を超えた高齢の、コイララ首相が亡くなった.....との、無責任なデマが流れたらしい。首都カトマンズ以上に、首相の地元(であり、選挙区)東ネパールの中核都市ビラトナガルでは、多くの人が心配した模様。
国民の憂慮を悪用した、質(たち)の悪いデマである。
過去の、様々な汚職疑惑を抱えるコイララ首相であるが、今の局面を乗り切るためには、余人を持って代え難い存在となっている。マオ派だって、コイララ御輿を戴く政府だから、交渉できるようだ。
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タライ地方を東から西に遊説していた、マオ派プラチャンダ議長は突然今日、カトマンズに戻ってきた。午後、政府側交渉団と協議。暫定政権樹立と、制憲選挙日程発表について。これに先立ちコイララ首相は、交渉団のリーダであり腹心のシタウラ内相たちに「マオ派は武装闘争を止めたが、行動様式は以前のままだ。これでは、政権に参加させ難い」と、指示を出したとも云われる。← だから、ちゃんと生きてるって!
また、反共政策の権化、モリアティ米国大使は統一共産党首との会談で、カントンメントに登録された人民解放軍兵士の数と武器の数の差が「大きすぎる」。マオ派を政権に参加させるべからず.....と、いつもの内政干渉発言をした。モリアティ大使はもう、これは病気というか、(所属プロダクション?全体の)芸風ね。
一方のプラチャンダ議長は、他の主要政党並みの閣僚リストに載れないなら、政権に参加せず!と、いつもの強気の交渉に変わりなし。下馬評では、情報通信相はマオ派かららしい。ギョ、うちの業種の担当大臣じゃん。
プラちゃんの発言では、明日朝、コイララ首相をはじめとする政党リーダとトップ会談を持ち、政権参加問題に白黒つけるそうで。今週後半、見えてくるか?
この件あと2週間程度で片が付かねば、6月の選挙はほぼ不可能。
選挙がダメなら、7政党+マオ派で「共和制」宣言しちゃおう!と云うのがマオ派最近の主張のようで。
本心が、透けて見えてないかい?
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鴨鍋が楽しめるVanVanレストラン。現在、パタン市内に移転休業中とのこと。商工部会さま、情報ありがとうございました。
もうすぐ新装開店と思われる。その節はまた、レポートしたい。← って、ただ単に「鍋食いに行きたい」だけか、ワシ?