けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

2007年03月

カトマンズは初夏!

最高気温が30℃を超えた、カトマンズ。朝晩は、寒さを感じない涼しさ。初夏を迎えたね。

さて、ワシは日々、ディープに仕事中。昨日は、17時間勤務 (^◇^;)

普通では出来ない経験をさせてもらっているから、大変さより楽しさを感じている。寝る前、岩塩入りの足湯で疲れをとっている。これが、効くんだなぁ〜 (゚ー゚*)

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コイララ首相が、南アジア諸国連合サミットに出発する前、明日金曜日に、マオ派も入閣した暫定政権成立か?という見込み。各国首脳との中で、7政党を代表する首相よりも、武装組織を含む政権の首相です!となった方が格が上がる。

いずれにしても明日になれば、見えてくるだろうね。

政権出来たら出来たで、まあ、業務上の対応が生じるわけではありますが、もう、来るものを全て粛々と受けとめていくしかない訳で。

とまあ、諸々ディープにやっとります。

軽油、待ち時間ゼロ

今日午後、カトマンズ市内某所のGSで、軽油が待ち時間ゼロで給油出来た。このGSは、軽油はあるがガソリンはありません.....とのこと。

はす向かいにある別のGSでは、ガソリンの給油を待つ車とバイクの、すごい行列が出来ていた。

いやはや、ディーゼル車で助かった。

ガソリンと軽油

石油製品の不足が続くカトマンズである......が、徐々に改善されつつあるようだ。市内のGSで数時間にわたる列に並ばなくてはならないが、給油は不可能ではない。

ただ、長蛇の列なのは、ガソリン給油。軽油は、(供給可能なGSを見つければ)ごく短時間の待ち時間だけ。

私の回りは、軽油の車が多くて今まで気付かなかったが、カトマンズの車輌はガソリンが圧倒的に多かったという事。もちろん、気軽な足となるバイクは全てガソリンであるし.....

その日、どのGSにどの種類の燃料が届くか?と云う情報は、タクシー運転手の間でまず情報が広がる模様。GSに並ぶ列の先頭は、タクシーばかりである。それを見て、自家用車がその後ろに続くという図式が至る所で展開中。

やはり、その道のプロはプロだなぁ。

諸々不便なカトマンズでは、ジャーナリストから庶民まで、確かな情報を如何に取るか?が生命線だ!

疲れるぜ、(゚Д゚ )ゴルァ!!

中央タライの、混乱

産業界のストライキが、今夜解除されたが.....

今度は、タライ地方中央部、ロウタハト郡の地方都市ゴウルで、マオ派とマデシグループが衝突し、25人の死者が出た。被害はもっと大きい、より残虐だとの、未確認情報もある。

今後、ビールガンジなどの周辺都市の様子が気になる。騒乱がタライ東西に飛び火すること。カトマンズに近づいてくることも懸念される。

現体制の治安能力欠如が表面化することで、徳をするのは誰か?どんな勢力なのか?どの組織か?

考えてみよう。背筋が冷たくなる。

明日から、お籠もり

明日3/22から4月中旬まで、手も足も足りない頭脳も、仕事に捧げる事になります。サイト更新、メイル返信、掲示板レス、全般に手が回りかねると思います。

ご容赦下さい。

ブログ更新できない場合、ちょこちょこ、掲示板の方に近況報告したいと思っています。

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タメルの入り口に近い、米国娯楽施設の撮影禁止問題。

確かに、国家権力以外にもデパート・スーパー、コンサート会場など、撮影厳禁の場所はある。人間にレンズを向ける場合も、許可を取るのがエチケット。

しかしだなぁ.....カトマンズのあのロケーションで、たまたま背景に撮し込む意志なく白頭ワシ印の塀が入ってしまっただけで、問答無用で拘束。米国の施設内に連れ込まれ(まるで、マオ派みたい)、そして、ネパール官憲に引き渡されるというのは如何なものか。

しかも、最初引き取りに行ったネパール人は、警察幹部にも知り合いが多く、有能かつネパール社会に信用ある人なのだ。その彼に対して、引き渡しを拒否したネパール警察。日本大使館が乗り出さないと、解決できなかったという事。

旅行者の皆さん、気をつけましょうね♪ では済まない、ネパールにおける米国政府のヒステリーを感じるのは、私だけだろうか?それだけ、米国政府は恐怖心をいだき続けているという事だとしたら。ネパール政治の裏の世界も、ちと覗き見している身としては、別の意味で怖いゾ。

ジョージくん。ネパールにまで、手を出さないでよ!

行くのね、鴨ちゃん

鴨志田穣さん(文筆家・戦場カメラマン)が、腎臓癌のため亡くなりました。無頼・叙情漫画家、西原理恵子さんの夫でもありました。

私より若いのに。

闘病されていたのは聞き及んでいましたが、いつか、ネパールでご夫妻にお会いできると願っていました。残念です。

鴨ちゃん、ゆっくり休んでください。ありがとう。

サイバラせんせ。せんせやお子さんたちの気持ちを思うに、もう、何と云っていいのか分かりません。

鴨ちゃんのこと、お知らせ下さったみなさま。感謝申し上げます。

米帝は、写真厳禁

先週金曜日、タメルの入り口付近から、赤信号で止まった車の写真を撮っていた日本人観光客が突然、逮捕拘束された。同日、イラン人2人とオランダ人1人もパクられたそうだ。本日のネパール語紙に、記事が出ている。

写真厳禁?何故そんなことになったか?道路の向こう側に、アメリカ大使館の保養施設「アメリカン・グラウンド」が位置していたことが原因。左の航空写真をクリックして、位置関係をご確認いただきたい。

この壁には英語で、写真厳禁マークが小さく貼られているのだが。そんなの、道の向こうからは見えないよ!

しかも、軍の施設や大使館でもなく、アメリカ人を中心とした外人クラブの保養施設である。米国政府の施設ではあるが、旅行者も多いタメル地区、王宮通りに近く、警備の武装警察官を除けば、ごく普通の「塀」にしか見えない。

よくよく見れば塀の上、まるで街頭のように、10メートルごとに監視カメラがぶら下げられているのだが.....平和な国から来た人たちには、気付かないよね。

この日本人観光客は、まずはグラウンド内に拘束され、その後、ネパール警察に連行された。旅行会社のネパール人社長が身元を引き取りに来たが釈放されず、日本大使館領事が出向いてやっと釈放された。

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日本大使館も米国大使館に抗議した模様だが、米国には米国の警備ポリシーがあるらしい。何をそんなに恐れているのか?米帝。

カトマンズ市内には例えばネパール国軍施設など、写真撮影禁止の場所はある。しかし、まず、口頭で警告される程度で、いきなり拘束というのは、ないゾ!ネパール警察も、米国の手先なのか?

米国大使館等、カトマンズ市内にあるこの手の施設には、絶対レンズを向けてはならない。

タントリズム系のご神体同様、写真を撮ると祟りがあるらしい。

ネパールにおいて、米国は「ネ申」なのか?ヽ(`Д´)ノ

(・A ・)イクナイ!展開、見え隠れ

マオ派に対する産業界の抗議に便乗し、王党派が動くか?

と、そんな予兆を感じた。杞憂であってほしいのだが.....

産業界のバンダ

ネパールの産業界、無期限のバンダ(ゼネスト)に突入

個人的には、すごく困る。でも、政治勢力の横暴に対し、政界以外から圧力をかける動きは理解できる。

マオ派も含めた政治勢力の横暴には、NO!を突きつけて良い。

それにしても、産業界の態度硬化の原因のひとつとして、陳情のため首相官邸を訪れた(産業界)代表に首相が面会しなかったことがある。

おふくろさん事件と、似ている。

コイ爺首相、高齢で病身なのは分かるが、娘が引っ張ってきたワケの分からん宗教団体の表彰式に出かけたり、ゴレジャトラの馬の曲芸見に行けるなら.....会うたらんかい!タニマチ(産業界)を舐めたら、あかんぜよ!!

つーことで、異例ですが、今回のバンダは支援しますわ。

王宮通り、バンダ?

和平合意後も順法精神に欠けるマオ派に、カトマンズの目抜き通り「王宮通り」が激怒した。

事の発端は、この通りにある元ホテルで現在ビジネス・コンプレックスに衣替えした、ホテル・ウッドランドがマオ派に対する献金を拒否したこと。これに怒ったマオ派が昨日、経営者を袋だたきにした。

王宮通りからの報告では、カトマンズで一番おしゃれで高級なショップが軒並み、抗議の閉店を決行中とのこと。

またネパールの産業組合FNCCIなども、度重なるマオ派の強制的行為に抗議するため、本日午後3時よりカトマンズ盆地内の工場、企業、交通の全てを閉鎖するバンダを決行とのこと。明日以降は、これを全国規模で行うという。

ネパール共産党毛沢東主義派という「政党」に対して、ネパールの産業界が抗議に立ち上がった。

いや、マオ派は「ゲリラ的性格」を捨て、「政党的な活動をすべし」という、アピールなのだとも云える。

マオ派は、平和的政治組織への転換を迫られている。

サイバラよ、来たれ!

うほっ....サイバラ光臨の可能性ありか?

4,000メートルでの取材、いいじゃん。マオ派、できるかな?もいかがっスか。その際は是非、コーディネーターは、わたくしに。

毎日かあさんなら、この際、毎日新聞に身も心も捧げます。つながるテレビ@ヒューマンの方が、ありがたいですが。扶桑社、小学館、角川書店、もう、何でも来いですわ。

お待ちしてます、サイバラせんせ。

何なんだ、この天気?

寒い、寒いと凹んだ季節も終わり、やっと春めいてきたのだが。

晴れ間の昼間は、屋外はぽかぽか。しかし、室内はまだ、冷えたままである。ストーブをつけるほど寒くはないが、着込んで防寒している。更に最近、突然、雨が降る。そうなると急に、体感温度が低下する。

今日も先ほどから、晴天一気にかき曇り。雨である。

冬ほど寒くないのだけれど、不愉快に、体感気温が冷たい。こんな季節は、風邪はじめ、万病を誘発するんだよね。不肖わたくしも、どわん〜と頭痛が続いている。

天気予報によれば、来週からは温かく〜日中は暑くなる模様。

ホント、お願いしますよ!お天道様 。・゚・(ノД`)・゚・。

結婚式の、嵐

ネパールは、結婚式のシーズン。ヒンドゥー文化に基づく暦では、結婚式をしても良い月が決まっているため、集中するのだ。

今日は、亭主の親戚筋の花嫁さん。で、招待状を見たら、花婿君が偶然にも、私が20年以上仲良くしてもらってきた家の坊ちゃんではないか!当然彼が、チビッコの頃からよく知っている。一方親戚の花嫁ちゃんは、今日はじめて会った。

お嫁さんの一家は、伝統的価値観のバウンで、刑事法廷弁護士一族。婿くんの方は、バネパ出身のネワールで、パパもママも専門職で政府の偉いさんだった人たち。若い二人は学生時代からの恋愛を、カーストの壁を乗り越え結婚に結びつけた。

やるじゃん!

ネパールの披露宴は、嫁の家族と婿の家族が別々に、別の日に別の場所で開くのが一般的。招待客として来場し、早々と引き上げた婿くんのパパ+ママからは

「ミキ、あなたはうちの側の人間だから(亭主と知り合う前からの仲良しって意味)、明日の、うちの方の披露宴に来なきゃダメよ!」

と、キツ〜く念押しされる。

明日は、亭主の先輩愛娘さんの披露宴もあり、ギョ!ダブルヘッダーとなる。有り難いことである。

世間はちょっときな臭くなりつつあるが、その前にちと、PartyAnimalになるわたくしである。夕方まで、ワークパンツとTシャツで仕事する。夕方からは、ヒラヒラぴらぴらサリーとヒール姿で、しゃなりしゃなり.....

嵐の前の何とか、か?

情報漏れ社会

少なくとも1960年のマヘンドラ国王クーデター以降、2005年2月1日のギャネンドラ国王による全権掌握(まあ、クーやね)に至るまで、その直前に「何かあるゾ」という噂が、限られた人々の間で囁かれる。

これは、いくつかのネパール人による著作の中でも確認することが出来る。最たるものは、1960年クーで拘束された、当時の首相B.P.コイララによる回顧録であろう。また、2001年王宮虐殺事件を扱った、マンジュシュリ・タパ女史によるフォーゲット・カトマンズでは、虐殺により実現されなかったもうひとつのクーデターについて明記されている。

2005年に至っては、不肖わたくしなどの耳にまで「心の準備をしておくように」と、情報を入れてくれる(ネパールの)人たちがいた。

斯様に、ネパールにおいての強権発動・謀略は、事前に情報が漏れるのが普通と見える。

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ネパール共産党・毛沢東主義派のプラチャンダ議長が、ポカラで

「在ネ米国外交官を殺害し、その罪をマオ派に着せることを画策する謀略がある」

と発言し、国王一派を牽制した。モリアティー米国大使は、

「本当ならまず、マオ派は我々に知らせるべきであろう。何なら、E-mail で(情報)くれてもいいよ」

と、いつもの調子でマオ派に毒づく。

これを額面通りに受け取るのも何だけれど、ちょっと気になる動きが最近、感じられる。それを裏付けるように、コイララ首相が地元ビラトナガルで語った内容のニュースが届いた(英語記事の日本語自動翻訳)。

国王と皇太子の動きのため、ネパールは共和制に向かって行かざるを得ない状況が形成されつつある。と、儀礼的王制を固持してきたコイララ首相の立場さえ、変化しつつあるのだろうか。

政治的背景を持つ個人に対する闇討ち、謀略が懸念される。

国王だって、殺された国だから.....ネパールは。

二度と行かない、あのホテル

マオ派との停戦後、去年の秋以来、ネパールの観光業が息を吹き返している。実にめでたい。

特に、団体観光客が泊まる高級ホテルは、ここ三月四月、日によっては(毎日じゃないけど)どこも満杯!なんて話しがちらほら。予約が取れなくて、もうタイヘン!レンタカーも、えっ、出払ってるって?どーすんの......なんてこともある。

全体的にはうれしい話しだが、先日、残念な出来事に遭遇。

カトマンズ市内、ヨーロッパの人たちが大好きな某ホテル。素晴らしい建物と、カトマンズ最高級のネパール料理レストランもある。経営者であるダージリン出身のマダムは、私にとって大好きな方であることに今も変わりない。

ここで、ちょっとした仕事をしていた。さて、そろそろランチ.....と、注文して料理が来たら、想定外の状況で、追加の仕事を片づけなくてはならなくなった。ボーイさんに「ごめんなさいね。一度厨房に下げて、あとで持ってきてくださいな」と頼んだら、ボーイさんが

「チッ!」と、顔を歪めて舌打ちするんですわよ。

「あら、あなた今、客に対して何をしたの」と咎めると、ボーイくん、鬼の形相で見返してきた。

仕事が終わって再度持ってきてもらったら、料理は冷え切っていた。作り直せなんて云わない。でも、電子レンジで温めるくらい、なんでやってくれないの。しかもこのボーイ。私にだけ、注文したお茶も持ってこない。わざとやっている。

私の怒りに火がついて。旧知のマネージャーに抗議。そうしたらこのボーイ、掌を返すようにヘコヘコ、米つきバッタのように謝りだした。それがまた、非常に嫌らしい。上の人間を知っている客にだけ、丁寧なのか?

一人のスタッフの話.....だけじゃないんだよね。ちょっと前から、このホテルって、値段が非常に高くてサービスは今ひとつ。高飛車で冷たい。ご飯だって全然美味しくないなと、心の中で思っていたのだが。雰囲気とオーナーへの尊敬で、我慢していた。

ぷちっ.....と切れましたわ。

ビジネスが上向いたからって、何をしても客が来るからって、そんなので良いの。良いわけないじゃん。

雰囲気が最高なホテルなだけに、残念さ深刻。もう、二度と行かない。

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私の知っているほとんどのホテル、レストランは、ビジネスが好調でスタッフの皆さん元気よく、気持ちの良いサービスを提供してくれている。

タメルにある、古い民家を改造したネパール料理店(タメル・ハウス)など、逆の意味で「どーしちゃったの?これ」という感じで、今まで(も、美味だった)以上に美味しくなっていてビックリ。特に、チャタマリ(お好み焼きのようなネワール料理)は、絶品。悶絶。

米の粉を溶いて焼いたベースは、カリッとクリスピー。その上に、卵とひき肉ベースのトッピングがふんわり、しっとり乗っている。口に入れたとたん、幸せなおいしさが広がる。

旨いっ!と、迷わずおかわりを頼んでしまった。

VanVan、移転

鴨鍋の聖地(←勝手に名付けるな、わたし (;・∀・)ハッ?)VanVan 移転後のロケーション地図です。クリック拡大して、ご確認下さいませ

VanVan

 

 

 

まだまだ夜は肌寒いカトマンズ。鍋物、ウマい!

そしてもうすぐ、汗ばむ季節。VanVan 特製餃子+ビールで決まり!

CDで聞くのが、効く

今年1月手元に届いていたが、何かと気ぜわしく、今まで紹介できなかった本がある。今もヒマではないのだが、こうしていると、ゴールデンウィーク頃にならないと紹介できなくなりそうで。

えい、やっ!

ネパール語を「独習」しようとする日本人にとって、福音と云っていい本が(2006年10月)出た。

ネパール語・白水社

 

 

 

 

 

 

 

野津治仁著 CDエクスプレス ネパール語 白水社刊

著者は、多数のネパール旅行者・在住者に愛用されている、旅の指さし会話帳 ネパール でも有名。日本における、ネパール語・文学の第一人者である。

さて、私が日本でネパール語を独学した二十数年前は、この分野の歴史的名著、石井溥先生の「基礎ネパール語」大学書林刊、だけが頼りであった。辞書としては、鳥羽季義先生の「ネパール語基礎1500語」大学書林刊、という、ネパール語−日本語の薄い小さなものだけ。結局、カトマンズから取り寄せた「ネパール語大辞典」という、ネパール人向けに編集された、ネパール語−ネパール語の辞書しかない!という、大変な時代であった。

それが現在、1冊3万数千円という値段に目をつぶれば、ネパール語−日本語、日本語−ネパール語の立派な辞書も出ている。これは、三枝礼子さんの労作で、大学書林から刊行されている。

今、カトマンズで、ネパールを専門としてご飯を食べている私にとっては、大学書林方面には足を向けられないのだが......いかんせん、これらシリーズは格調高く、取っつきにくい本ばかり。

学習時は???で理解できず、後年、ネパール語が読み書きを含めてある程度出来るようになってから見直して「ああ、そうだったのか。やっと分かった」という点、多々あるのが特徴。

スターウォーズ最終作で、やっと、第1作を見てから三十数年の疑問が解けた!と云うのに似た感じ。いや、それだけ、石井先生の本と鳥羽先生の本は、未だに読み返している。私の半生だ。

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一方、白水社の、特にエクスプレス・シリーズは、初心者に優しい心遣いの編集である。

CDエクスプレス ネパール語も、20章のうち前半の10章は、デバナガリ文字+ローマ字表記だけでなく、カタカナ表記が明記されている。あの文字を見て「ああ、こりゃダメだ」と挫けがちな初心者には、有り難いだろう。

文法解説も、言語学的な表記ではなく、最大限「普通の言葉で理解できる」ものになっている。練習問題もあり、真面目に取り組めば成果が出るだろう。

何より、付属のCDで、音を耳から確かめられるのが良い。CDのトラック番号が、本に明記されているのも使いやすい。まあ、吹き込んだネパール人の方の発音より、著者である野津さんの方が、日本人の耳でピックアップしやすい(ネパール人より明瞭な)発音である。せめて最初の数章、野津さんによる吹き込みがあったら良かったのに.......と思うのは、私が著者を存じ上げているから。

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これまでのネパール語教本に比べて、取り組みやすい本である。

この本とCDに真面目に取り組めば、ネパール語の初級〜中級レベルまでの能力が身につく筈だ。ここまで出来れば、使えるネパール語として、仕事や生活に役立つこと間違いない。

現在ネパール語を使っている人間にとっても、この本は有用だ。

今年1月、著者の野津さんの喋る、原理主義的なレベルでの正しいネパール語を、3週間聞き続ける機会に恵まれた。これで分かったことは、自分のネパール語が、発音も文法表現も、非常に独り善がりになっている.....と、いうこと。

私の回りのネパール人たちは、私の喋りに耳が慣れて、おかしなネパール語であっても理解してくれる。しかし、嫌みなほど正しい、しかも耳で聞き取りやすい発音に接すれば、何が違うのかくらいは、私も理解できる。

本の解説で文法を確認し、何気なく口から出している自分のネパール語を、論理的に検証したり矯正する。CDで、ネパール語独特の発音に耳を澄ませる。そして真似てみる。そんな使い方も出来る。

私にとってネパール語は、目的ではなく「手段」に過ぎない。ネパール語は、道具である。だ・か・ら、良い仕事をするために、道具は時々磨いで、切れ味鋭くしておくべきなのだ。

CDエクスプレス ネパール語は、良質の「砥石」になるだろう。

ピアノ練習の、ハノン......と同じ。

山下洋輔さんのフリージャズ・ピアノのようなネパール語を使いこなしたいが、基本がダメでは崩せない。

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ところで、(この本に限らず)教則本は「正しい(正しすぎる)言葉」のみであるため、これをもって、ネパール人の会話理解の全てが出来るようにはならない。

例えば、カトマンズなど都市部の人たちは、ネパール語会話の中で英単語を多用する。名詞だけでなく、形容詞も英語を使うことが多いので、英語の単語能力がないと理解できないことも多い。西洋型インテリ源ちゃんネパール人と会話する時は、これを実感する。

そーゆーことって、実はすごく大切なのに、教えてくれる人っていない。ネパール語の海に飛び込んで、溺れそうになりつつ、自分で覚えるしかないのね。

また、ネパール語以外の言語を母語とする人たちは、訛りのキツいネパール語をしゃべる。これまた、正しいネパール語の音から上下左右にフレキシブルな聞き取り能力が要求される。

私が昔通った、アメリカ政府が経営する、アメリカ英語を教える語学学校では、上級クラスになるとワザと、スペイン語訛りやイギリス式発音の英語もヒアリングさせられた。アメリカ式実利主義は、教わる身にとって、有り難かった。

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とまあ、難しいこと考えずに、ひとつ買ってみてくださいな。

ネパール語の扉が、開く.....可能性は、過去の本よりずっと高い。

春の詰め合わせ

昨日に続き、昼間はぽかぽかとした陽気が続いている。

昨日はヘナで髪を染めたのだが(自然染料なので、染まると云うほどは色変わらない。トリートメント効果が良い)、さて、シャワーを浴びようとしたらお湯が出ない。ネパールでは普及している太陽熱温水器のラインからは、冷水しか出ない。

あれぇ?と、仕方なく、曇天用の小型電気温水器で沸かしたお湯で、頭を洗う。

日本と違い、ネパールでは時間給水。地下タンクにためた水を、電動ポンプで屋上のタンクに汲み上げ屋内給水する。だから、シャワーを浴びる時は、服を脱ぐ前に「水は出るか(水タンクが空なら出ないし、水少なければ水圧が弱いので分かる)」「お湯は出るか」を確認するのが悲しい習慣となっている。

先日、太陽熱パネルの黒色塗り替えをしたばかりで、幸せにお湯が出てくるはずなんだけど.....と、頭をひねった。ら、この手の問題に強い亭主が今朝、対応策を発見(*゚Д゚) ムホムホ

私たちが使う浴室は2階だが、まず1階浴室の太陽熱ライン温水をバケツ1杯出すことで、2階のラインからも幸せに温水が出る。水圧の関係か?いや、もう、よく分からん。

QC管理が甘い国の生産物は、例えば家電品でもスイッチの入れ方にコツがあったり、フタの開け方も「ちょっとここに力を入れないと開かないよ」なんて事がよくある。

が、自宅の温水蛇口まで、そーゆーことなのね 。・゚・(ノД`)・゚・。

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元々、髪全体が灰色+大量の白髪頭の亭主はヘナで、外光にあたるとキラキラ赤い頭、になってもうた。ははははは、ホーリーヘイ!

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ところで、明日から西インド諸島において、4年に一度のクリケット・ワールドカップがはじまる。日本では「何、それ?」であろうが、旧大英帝国文化圏の国々では、クリケットはサッカーと並ぶ人気スポーツ!

ネパールも、ね。

と、あれ、わ゛ーーっ。思いもよらぬ方面から、業務の根幹に関わる影響を、クリケットW杯から受けることが判明。何々、え゛っ!4月28日まで続くのかよ。勘弁してくれよぉ〜

ぷち錯乱 ( >Д<;)

コイララ王朝

新聞報道によれば、マオ派プラチャンダ議長と会談したコイララ首相は「暫定立法府(国会)による共和制宣言」に、否定的態度を示した。一方、マオ派も参加する暫定政権の樹立と制憲議会選挙日程の発表には前向きであるが、同時に、マオ派に対する遵法を呼びかけた。

まあ、そりゃそうだろう。政治的判断により共和制を導入するなら、制憲議会選挙は必要ない。また、セレモニアルな象徴王制の温存に固執しているのは、コイララ首相である。

その理由は?某側近によれば、コイララ氏は、「王制保持の主張でないと、選挙に勝てない」と考えているからの模様。国民の過半数は共和制支持と、多方面で云われている。しかし、コイララ氏自身、これを信じていないのだ。

彼をはじめとするビラトナガル出身のコイララ家は、ネパール政界における「もうひとつの王家」である。父、クリシュナプラサード・コイララ、兄B.P.コイララ共に、歴代国王から煮え湯を飲まされたことを見てきたが同時に、例えば、B.P.は故マヘンドラ国王と「特別な」友情にも結ばれていたと云う。どんな特別か(と云われているか)?は、お下品で書けない。ホモだちではない.....事だけは明言する。

そして、南北の強大な隣国、特に南隣が、民主主義の名の下にやり遂げる「えげつない覇権主義」への恐怖心については、コイララ首相と王家のメンバーには、共有できるものがあるだろう。

コイララ首相には、「個人の資質」としての現中核王族への絶望があると思う。しかし個人の問題と、王制というシステムを別ものとして考えているのではないだろうか。

王制廃止という、政治と文化の真空が何をもたらすのか?あの父と息子は適当でないが、世間の評価がついていない孫たちがいる。もっと広げれば、国民に人気のあった故ビレンドラ国王の外孫娘=故スルティ王女の娘たち(ラナ姓)もいる。コイララ首相が「孫」に固執せず、「孫娘」にまで即位の可能性を広げている部分に、十数年後、孫娘たちの結婚=王室の系統を変化させる可能性まで考慮しているだろう。ヒンドゥー哲学では、女性は夫の血統に属す。外孫(娘)であれば、その時の国民感情が望むなら、シャハ家の血筋と結婚させ(王族の場合、母方の実家筋との婚姻は奨励される)、シャハ家への王権返還も不可能でない。

いや、もしかすると、シャハ王家解体の次にやってくるのは、コイララ王朝の崩壊。過去の権威に対する全否定。と、まあ、彼も、北隣の文化大革命も知っているしな。そう考えるかもしれない。

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制憲議会選挙については、もし6月に実施できなければ、これまた諸々混乱が起こるだろう。いつものことだがネパールは、最後のギリギリで事を片付ける。

今月中旬までの様子で、先行き「ちらり」、と、見えてくるだろう。

ヘナする、ホーリー

今日は。*

春本番の訪れを、水や色とりどりの粉をかけ合って祝うものである。例年、ホーリーの頃までには、少なくとも日中は温かい〜少し汗ばむものとなる。昨日まではブログにも書き続けてきたように、寒かった。それが今日、パタン郊外の自宅からヒマラヤが見えるような快晴。ぽかぽかとした日差しで、やっと、暖かさを感じる陽気となった。

これからは、日中は寒さを感じることが少なくなるだろう。そして暫くすると、「ああ、暑い」と感じる季節がやってくる。

ホーリーではしゃぐ小さな子どもがいない我が家は、それでも外出もしにくい(どこから水爆弾、色粉攻撃を受けるか分からない)ので、毎年夫婦揃って、(植物性自然染料)ヘナで髪を染める。亭主、白髪で頭はごま塩だし。

前日から用意したヘナペーストをぺたぺた髪に塗りたくり、シャワーキャップをかぶっている。きれいな色を出すためには、日向ぼっこして温めると良い。

つーことで、今日はのんびり休日モードで過ごしたい。

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* 月齢の関係だと思うが、インドや、インド国境に近いタライ地方は明日日曜日にホーリーを祝う。

あやふや、ネパール国家

ネパールの新しい「国の紋章」画像が手に入った。ナマステ・ボードさん、ありがとうございます。新紋章

 

 

 

 

 

 

この紋章は、現政府が突然「はい、これです」と出したもので、この画像だけ見るとダサイ印象もある。比較検討のため、2006年4月以前の旧体制下での紋章は。

旧紋章

 

 

 

 

 

これまた、ごちゃごちゃして、あまり素敵ではなかった。

日本の役所では見かけないと思うが、ネパールの公文書は、役所のレターヘッドに書かれて(印字)いて、責任者のサインがあり、加えて、国章と省庁名付きの「ゴム印」が押されてはじめて正式のものとなる。

であるからして、国の紋章は、線画によるスタンプにしたときの印章も大切だ。旧国章の場合、上三分の一(ククリ刀、国旗、王冠)だけをスタンプにしたものが多かった。「陛下の政府」というのを強調した感じ。

一方現国章は、(カラーのない)線画で見るとなかなかすっきりしている。可愛らしすぎて、国家としての威厳はないけれど。何だか、学校のマークみたいだ。

ところで、画像をもう一度よく見てほしい。

新紋章

 

 

 

 

 

 

 

腕輪を付けていることで女性の手と分かるものが上座(右/向かって左)から出ており、男性の手が下座から出ている。

ネパールでは、男性が上座である。例えば夫婦の神像であっても、向かって左側に男性神、その反対側に女性神が置かれる。この伝統を破っているのだが.....

紋章の一番下に、「母と母国は天国より偉大なり」と、サンスクリット語で記載されている。これは、連綿と続くインド世界文化を継承してないかい?この上に、ネパールでのヒンドゥー至上主義が乗っているのではないだろうか。

先日、ネパール政府野生動物保護の偉いさん(ばりばりヒンドゥー教徒)と話しをしたとき、「ネパールの国の動物は雌牛から、一角サイに変更した方が良くないですか?どう思います」という問いに対して、

サイさんたち

 

 

 

 

 

「いや、それは、宗教じゃなくて文化の問題で、やはり、文化として、雌牛は偉大なり」と、こっちは全然宗教の話しをしていないのに、妙に取り乱していた。

街角でゴミを食べている(食べさせられている)牛さんより、ネパールのジャングルにいる野生の貴重種、一角サイの方が品格あると思うのは、私がヒンドゥー教を信じていないからだろうか?

神さまなら、もっと大切にしろよ、牛を!文化だろ!!

文化としてのヒンドゥー至上主義は、根が、深くて暗い。

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国章だけでなく、国歌も変更すべく、歌詞の募集と選択は終わっている。ただし選ばれた「百種類の花々を連ねた、ひとつの花輪、ネパール」という詩が、あまりに陳腐で......

こんなもん、ワシらの国歌にゃいらんわい、(゚Д゚ )ゴルァ!!

と、世論炎上。その後、国歌変更の手続きがうやむやになっている。過去の国王賛歌も受け入れ難しと云う事で、厳密に言えば現在、ネパールの国歌は空白。

と、そこここに、体制大変革の影響が見える。

寒くて、かなわん

この週末は、春真っ盛りの祭り「ホーリー」がやって来るにもかかわらず、天候不順で、薄ら寒い日が続いている。

こんな天候の中でも、最近は結婚式やら何やらお祝い事の日取り良いらしく、ネパール社会のお付き合いに招かれることもあり。

でもねぇ、女性は、寒いと、着るものに困るんだよね。一応サリーなど着ていこうと思うけど、これ、基本的には暖かい場所の衣装だからね。上からセーターなど着てしまうと、ちょっと格好悪い。

寒い日のパーティー背中の襟ぐりが開いていない、7分袖のブラウスと合わせて......足元は冷えないよう、ストッキングが必需品。

カトマンズのおしゃれマダム・お嬢たちは、フレンチスリーブをちょっと長くした程度の半袖ブラウス+素足にサンダルで、寒さに耐える。すごいなぁ。

もしかすると、えっ、黒のサリー?と思われるかもしれない。そう。数年前まで、黒はお祝いには御法度だった。「抗議」を表す色だから。それが今や「流行」で、結婚式の披露宴では、新郎新婦の家族女性陣まで、黒を着ている。真っ黒ではなく、刺繍やスパンコールで派手派手にしてあるけれど。

(披露宴ではなく、宗教)儀式に参加する場合は、真っ赤やピンクが定番であることに変わりない。

このサリーは、インド・ベンガル地方のカンタ刺繍という手仕事の温かさが気に入って、去年デリーで買ってきた。サリーとしてあと何回か着たら、クルタやドレスに仕立て直そうかな?

あれ?雨が降ってきたよ。{{{{(+_+)}}}}寒ううぅ〜

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