けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

2007年11月

テレビの恐さ

英国のBBC国際放送ラジオ・ネパール語サービスと、ネパールの民間TV局カンティプールの共同企画、「サジャ・サワール(みんなが思っている疑問・質問)」 という番組が秀逸だ。

これは、ネパールの普通の人たちが、政治的指導者たちに鋭く質問をすることが出来るという公開番組。収録場所に集まった人だけでなく、ネパール全国に通信員をおくBBCラジオの機動力を発揮して、全国から草の根からの質問を、音声で集めている。

第1回はコイララ首相に質問しよう!であり、2回目はマオ派最高指導者プラチャンダ氏が回答者であった。この様子はBBCラジオの国際放送だけでなく、カンティプールのTV番組としても放送される。

2回目まで観た印象では、両リーダーとも、自己弁護の詭弁は堂々としたもの。どんな厳しい質問が来ても、論理をすり替えながら自己と自分の政党が正しい!と主張する【話芸】は、名人芸である。

しかし、TVというのは恐ろしいメディアである。特にプラチャンダ氏に対して、自分や家族がマオ派の迫害によりこんな被害を受けているという学生や女性からの、切々とした問いかけを受けるとき。これを聞いているときの、プラチャンダ氏の表情が、なんとも.......

心の底から、困ったなぁ。痛いところを突かれてるなぁ。そりゃ、ワシらの活動家が良くないよなぁ。弱い者虐めしちゃってるなぁ。ワシ、何で、こんな番組に出ちゃったんだろう。

と、顔に書いてある。これをTVカメラは、超アップで捉える。

ラジオ放送では、この映像は想像できない。何故なら、自分の答えに入ると同時に、プラチャンダ氏はいつもの鉄仮面で、堂々と蕩々と、自己の論理を展開するから。

次回放送の番組3回目は、統一共産党党首であるマダブクマール・ネパール氏。これまた、ネパール政界の「発言ぬらりひょん」と称せられる妖怪である。あっ、命名したのは私です。何か文句あったら、自分の心に収めといてくださいね。

BBCラジオとカンティプールTVは、いい仕事をしている。

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ネパール語の読み書きできる方は、このURLから音声聴取できる(BBC用デバナガリ・フォントダウンロード必要)。

停滞感、満点

ネパールの臨時立法議会(国会)、冬期通常セッションが明日再開する。10日前に開会だけして、即刻休会していたものだ。

統一共産党とマオ派を中心とする「共産系勢力」と、最大勢力「コングレス党」の政治路線に隔たりがあり、双方譲れない点があり、妥協点が見つかっていない。この摺り合わせのための10日間の休会だったわけで、明日の議会再開までの最後の調整で何とか......なるなら、苦労しないネパール。

一刻も早く、とりあえず、出来ない約束でも、仕切り直しの選挙日程を発表しないと、現体制の法的根拠に疑問が生じる。しかし、過去2回延期されているわけで、次の日程でも選挙不可能となれば。致命的。

多忙面に、停滞感が漂っている。

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これに呼応したわけでもなかろうが、今日は天気まで良くない。一日中厚い雲が空を覆い、日差しが射さず寒い。

こんな日の朝は、ぐずぐず布団に潜って過ごしたい。が、昨日は体調優れずランニングをサボっており。えい、ままよ。と走る。スタート30分前に、いただき物のVAAMパウダーを水で溶かしたものを飲んだら。あらーっ!聞いていたとおりに、発汗がすごいわ。効能どおり、脂肪が燃えているのかしら?

週に1回の、2時間ゆっくり走トレーニングの友にします。

今日のところは、普段の10kmコースで帰ってきた。ちょっと、今週は、お疲れなもので。無理は厳禁。この疲れがとれたら、次の段階の走り込みに入りたいと思う。走り込みったって、些細な距離だけど。

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先日のブログに書いた、気持ちよさそうな火葬場について、連れ合いに話す。敵いわく.....

「へーっ。でもさあ、キミの場合、死んだ後の火葬はパシュパティって決まってるからいいじゃん」

え゛ーーっ!だってあそこ、私のようなウ☆を食う異教徒は、御法度でしょうに?いや大丈夫。オレに任せろ。だって。はいはい。

あっ、どうもです

適当に休養日を取りながら、朝、走るのが気持ちいい。

我が家基点・終点で、パタン郊外に位置するネワールの古い村、「ルブ」を往復する。コース上のルブに入る手前、ゴダワリ川の岸に、素敵なガートを見つけた。

ガート。日本語で言うと、(露天の)火葬場。

ネパールでは火葬後の灰を川に流すのだが、その川が、ぷーんと臭う惨状であることが多い。しかしルブ手前の火葬場は、水が綺麗な小川の畔にある。しかもこの川が、晴れた日はくっきり見える、ランタン・ヒマラヤ方面に流れていくのだ。火葬場の脇には管理人らしい家族の住む宿舎もあり、周辺はいつもきれいに掃除されている。火葬する場所には屋根もついており、突然の雨にも対応できる。

私の火葬は、ここでお願いできないかな?

メメント・モリ。死を思うことは、より良く生きる原点。自分の心肺機能が少しずつ向上していく喜びを感じつつ、この幸福感が永遠に続くものではないことを確認する。だから、今の一瞬を愛するのだ。

なーんちゃって。

ルブ、(週1回はもっと先まで走る)ラマタール、シスネリ方面のみなさんからは、「いつものジャパニのデディ(姐さん)が、今日も走ってる」と手を振ってくれる顔見知りも出来つつある。この方面には知り合いの自宅もあり、たまに、「おーい、ミキ」と、声がかかることもある。今朝は、バイクで出勤途中のトレッキング代理店社長ラグさんと、ばったり出会う。

先日、ランニング中はじめて出会ったときは、ラグさんだと気付かず(サングラスとヘルメットで分からなかった)失礼しました。

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日本に帰国する友人から、Vaamとアミノバイタルをいただく。

わあ、ヴァームだ、ありがとう。と云う日本語の会話を聞いていた、近くにいたネパール人の友人たちが。

「ミキが、バイアグラもらってるぅ〜っ!」

と、騒ぐ。何を想像しとんねん、キミら。

ヒマラヤもきれいに見えて、とりあえず、平和な毎日ですわ。

どう解決するのか?

去年11月の、ネパール政府とマオ派の包括的和平協定調印から1年が過ぎ、延期に延期を重ねた憲法制定会議の選挙実施予定だった11月22日も過ぎた。

現在の暫定憲法は、11月22日に選挙を実施することを前提に存在しているものであり、現状は、憲法解釈的に見ると「違憲状態」なのではないだろうか。この見解を進めると、現政治体制、現状の議会の正当性に疑問が出てくるのも時間の問題.......という可能性がある。

その次のオプションが見つからないため、政治的判断で「知らんぷり」を通すことも考えられる。いや、特に現在の議会はその発端からして、任期の切れた下院議員を国王が国会に再招集し、その後、選挙を経ないマオ派議員を追加して拡大した。全く政治的であり、超法規的運用に超法規を重ねている。どこまでこの路線を押し通すのか?ネパール政治は、西欧的論理では説明がつかない不可思議な面白さ満載である。

現体制存続のためには、次の選挙日程を決定し発表するしかない。

しかし、連邦性共和制と完全比例代表選挙支持の国会決議と、これを憲法に反映し実行するための必要手続きにコングレス党が反対し、事実上何も出来なくなっている「ねじれ現象」がある。双方、妥協点が見つからない。これが長期間続くと、コイララ首相に対する不信任を誘発するように見える。

このほか、いろいろなオプション実施に向け、各政党が水面下で動いているいろいろな噂を耳にする。いずれにしても、ネパールは、更なる政治的な混迷に進みそうである。

選挙、実施する方法ありますか?

実に宜しくない見通しばかりで、ため息が出る。

カトマンズの日常生活は、いつもと変わらず普通に続いているから、(年末年始のネパール旅行等)極端に心配する必要はない。ただ先行きの空模様に、何とも云えない濃い雲が遠くから近づいているような長期予報........てな感じ。

傘のご用意。か?

日常に潜む、恐怖

昨夜、うちの亭主は仕事場で徹夜していた。夜、自宅にいたのは私ひとり。寝る前に外壁と屋内の戸締まりをし、防犯のため外灯が点いていることも確認。外には、敷地内に放し飼いの二匹の犬もいる。

それなのに、真夜中。丑三つ時。寝室横のトイレから、「ジョボボボッ、チャプン」という水音がする。

あれ?

静かになったと思ったら、また、「ジョボボボッ、チャプ、チャプ」

男性が、洋式水洗便器に放尿する音である。亭主は家にいない。となると、誰だ?誰なんだ??

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最近のカトマンズは、押し込み強盗の被害が散見している。ククリというネパール伝統の鉈や、ピストル等で武装した集団が静かに押し入る。この場合、事前に周到な下見がなされているのが殆どである。

昨夜は我が家のガレージに社用車がなく、一家の主がいないことをうかがい知れる状況であった。

泥棒に入られた場合、一番怖いのは、彼らと鉢合わせすることだ。こちらが怖い以上に、向こうも命がけ。武器で殴られ、負傷する。最悪、殺されてしまうことだって(可能性としては)ある。

ああ、どうしよう.......でも、好奇心に負けた。

抜き足差し足、そぉ〜っとトイレに近づき、外にある電灯のスイッチを点けた。トイレの中に、人の気配は感じられない。勇気を出して中をのぞき込む。

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真夜中、無人のトイレで「ジョボボボッ、チャプン」の水音は、洋式水洗便器の中から出ている。何だ、コレ?と覗き込むと.....

これがまた、

いやはや、

ウソでしょ?

ぎゃーーっ!

勘弁してよ。

どう始末すりゃいいの。

何でまた、

ああ

....

....

....

....

....

....

....

....

ネズミが便器に落ち込んで、外に出ようともがいているのであった。

パタン郊外の田んぼに囲まれた我が家は、田んぼを住処とするネズミが、時々闖入してくる。飼い犬のランが「ネズミハンター」のワザを獲得したため、最近、出没が止まっていたのではあるが。

それにしても、わざわざ便器に落ちることもなかろうに。

えっ?その後どうしたかって。

救出するのもぞーっ......の世界なもので、見なかったことにして、便器のフタをして寝た。

そして陽が昇った後、そーっとフタを開けてみると。可哀想にネズミは水死。決死の思いで、小型ちり取りで取り出し、庭の隅に捨てた。

いろんな意味で、怖い体験であった。

ザ・ネパール土産!

毎月1日と15日は、ネパール在住邦人ブログ共通お題。今回は、「ザ・ネパール土産!」

あなたがお勧めする、ネパールのおみやげ。つーことで、いっちょ、ぶちかましてみよう。ひゃっほー。きゃっほー。わーいわい。

そんなもの、ありまへん。

へっ?

昔に比べて品質向上したとは云え、ネパール国内では「いいねぇ」と思えても、日本をはじめとする先進国で通用するお土産となると。難しい。

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パシュミナは、良い製品はそれなりの値段がします。みやげ物とするなら、マフラーでしょうか。自分に見分ける目があるか、もしくはよほど正直なショップと出会わないと、良い買い物は難しかったりします。

ネパール産の紅茶は、ミルクティー用のCTC(ダストティー)に、薫り高いリーフティーをミックスしてもらうと、安上がりでユニークな土産になるでしょう。ネパールで飲んだチャの味を再現するには、CTCの葉っぱでないと無理です。ただし、紅茶専門店で厳選して買い求めてもCTC紅茶はビニル袋パックですから、高級感は全然ありません。高価なリーフティは、日本でいくらでも買えますよね。

シルバー製品は、ネパール産のものは(周辺諸国の製品と比べて)銀の純度が高いので良いですよ。問題は、デザインがもっさりしたものが多いこと。ヨーロッパ等に輸出しているシルバー専門業者ありますが、小売りはしてくれても店の立地が「卸屋さん」のため、普通の旅行者の方たちでは到達しにくい場所にあったりします。

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値段的には高くなっていますが、日本の優れたエスニックショップで、粒ぞろいのネパール製品を買える昨今です。ですから、ネパール製品にこだわらなくてもいいかな?という気さえします。

バンコク空港免税店の化粧品やチョコレートの方が、貰う側としてはウレシイかも?いかがですか。本音のところ。

日本在住のネパールフリークの友人になら、ネパール製のインスタントラーメンでも、テトラパック入りのネパール製フルーツジュースでも、喜んでもらえるのでしょうが......Realのマンゴー・ジュース。忘れてませんよっ!

日本のみなさん、ネパール土産に、何を貰うとウレシイですか?教えてください。でも、宝石・貴金属とかは、ダメよ。

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ところで、カトマンズで貰ってウレシイ日本土産は。私の場合、日本の雑誌です。機内で読んでしまったもので結構です。全然気にしません。

特に、女性週刊誌(みんなで回し読みします)。文藝春秋(読むところがいっぱいあるので、大好き)。クリール、またはランナーズ。ですと、泣いて喜びます。

へっ?いえ。強要してる訳じゃありません。はい。

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ネパール新硬貨

情報的には遅くなったが、国王の名前を冠しない新硬貨である。

裏面のサガルマータ(エベレスト)は、文句の付けようがない。

coin_2

 

 

 

 

 

 

 

 

表の、雄牛に鋤を引かせる農民男性の図案は、最大勢力である山地文化を象徴している。

coin_1

 

 

 

 

 

 

 

 

女性はどうした?タライは?ヒマラヤは?仏教やイスラームは?と、文句を付け出したらきりがない。

硬貨は時々、新デザインのものが発行される。次は、国鳥ダンフェ(虹キジ)や国花であるシャクナゲと組み合わせて、マイノリティーに配慮した図案のものが出てくる可能性もあるだろう。 

マナスル、にっこり

最近、空いた時間を見つけて走るようにしている。

30分もあれば、5kmジョグ出来る。自宅に1セット、仕事場に1セット、シューズとウエアを置いている。週末の「ハレのラン」としてはHashがあり、文句なく楽いのであるが。週に何回かはHash以外のロードで10km以上、ちゃんと走りたい。

自宅からルブまで往復。仕事場からブンガマティ往復という、10kmコースは適当に起伏あり。調子が良い日は、坂道駆け上りダッシュなども出来る。ただし、ペースが遅すぎて、見ている人にはダッシュに見えないだろうけど (^_^;)

これより長いコースとなるとパタン郊外の自宅から、盆地の外輪山にぶつかるまで伸びる舗装道路は、片道8.5kmちょっと。週に1回はこれを2時間かけて、ゆっくり往復する17km。いわゆる、LSDトレーニングっちゅーやつだね。悪いクスリのことではない。Long: 長い時間をかけて Slow: ゆっくりしたペースで Distance: 長い距離を走る。

山に向かって走るわけで、結果、多少の標高を駆け上ることになる。自宅は標高1,300Mに位置するが、最高到達地点は1,500M。たった200Mの違いであるが、見える景色が大きく異なるのが新鮮だ。

例えばヒマラヤの展望。カトマンズやパタン市内から見えるのは、東にプルビチャチュー、ドルジェラクパからランタンリルンの頂上付近。西の限りは、ガネシュ・ヒマールあたりだろう。しかし200M標高が上がるだけで、更に西のマナスル三山。かすかにアンナプルナ山群まで見渡せる。ランタンリルンだって、頂上から下の山腹まで顔を出してくれる。

今朝は快晴。行きはヒマラヤを背にして駆け上るので気付かなかったが、帰路はヒマラヤに向かって、雄大な景色を目にしながら走る。駆け下りるに従って、マナスルが「バイバイ」と云うような感じで、カトマンズ盆地北西のの外輪山に隠れていく。

ヒマラヤを眺めながらのランニングコース。とても贅沢な場所でトレーニング出来て、幸せだ。車の通行も少なく、空気もキレイで云うことなし。

朝日を燦々と浴びながら、幸せなひとときだった。

痒い季節が巡り来た

ダサイン、ティハールという、盆と正月が連続してやってくるような強烈なる祝祭月間2007が、やっと終わった。愚息も全寮制の学校に戻り、(煮ても焼いても食えない亭主との)日常生活が戻ってきた。

夕方日が暮れるのは早く、外灯の少ない郊外では、午後6時ともなると真っ暗闇。朝晩は、フリースが必要なほど寒くなった。そして....

空気が乾燥してきた!

この乾燥たるや、日本の比ではない。大陸的、強烈な乾燥である。肘、膝、かかと、気を抜くとぼろぼろ。特にかかとのひび割れは、防御のためにワセリンが欠かせない。この他、お腹の周りや背中など、皮膚の乾燥と共に......

痒くてたまらなくなるのである!

皮脂を取りすぎない自然派石けん、自然繊維のボディタオル(夏の間は気持ちよかったナイロンタオル、厳禁)、そして、ボディローションが欠かせない季節となった。ワセリンっちゅーか、ヴァセリンシリーズのドライスキン・ローションを愛用。インドでのライセンス生産で、値段も安い優れもの。

ヴァセリンって、100パーセント・ペトロリュームジェリーって書いてあるから、石油製品だと思っていたら。あれ、違ったのね。ふむふむ。ナチュラルなのね。ぷちロハス系なもので、こーゆー説明には、注目である。

カトマンズの冬の乾燥と皮膚の痒みは、こちらで生活経験がある方々には、大変さがよく分かっていただけると思う。あの、身体のあちこちが痒い季節が、また巡り来たカトマンズ。痒い痒い痒〜いっ!

小じわの発生も、コワイっ!

祭りシリーズ、完了

昨日のバイ・ティカをもって、今年のダサイン+ティハール大騒ぎの祭り一ヶ月は無事完了した。

普段は核家族でも、一族の長としての責任ある我が亭主は、みんなの楽しい祭りのために東奔西走し、大きな出費をし、ここ一ヶ月でヘトヘトに疲れ、今日は夕方まで起きてこなかった.特に今年は、地方出張が続いていたので更にオツカレサン。そこまで、どうして無理をする........てな領域まで、頑張るからね.毎年。だからこそ一族のみんなが、彼には一目置くのだけれど.

わたくしの価値観には、相容れませんわ.

私はティハール祭の間の土曜日Hashにも行かず、お家でいい子をしていたので、きょうからランとヨガを再開する気むんむんであった。自宅から事務所までの5kmを、走って出勤すべく準備していたら、

「おーい、今日はキミも、家でまったり過ごしなよ。そんなに身体を鍛えて、スマートになって、彼氏でもさがす気かい」

と、亭主はふくれている.一緒に家で過ごそうよ........ならまだ分かるが、自分は夕方まで寝て、その後外出するという。何よ、私の時間を邪魔したいの!彼氏を捜すなんて、アナタと同じ行動様式で、私を語るなっちゅーの!私が欲しいのはオトコともだちじゃなくて、フルマラソンを四時間以内で走れる自分の身体なわけ.ヤツは、私の贅肉が多少落ちてきたのが、大いに気に食わない様子.

亭主が太った女性が好きだからといって、生活習慣病になるのはご免ですわ。私の場合、ヨガとランでやっと、平均的体型と血糖値、血圧を保っている訳だから.亭主を振り切り、出勤ランと夕方ヨガで、祭り気分を払拭した.

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と、吼えていても仕方ない.

今年のティハール祭を総括するとすれば、とにかく、カトマンズ中で爆竹炸裂。近年になく、花火・爆竹が派手であったということに尽きる.カトマンズ首都圏の各方面にすむ知り合いに取材したら、みんな、同じ印象を持っていた.

このせいで、沢山の家の飼い犬が病気になっている.犬は、爆音に弱い生き物のようだ.爆竹の炸裂音に恐怖と混乱をきたしている.我が家の二匹も、食欲が全然ない.今日からは静かになったから、早く普段通りの元気なワンコに戻ってほしいと願うばかりである.

明日は、祭りの長期休暇で帰宅していた愚息を、全寮制の学校に捨てに行く。おっと違った、送りに行く。これが終われば、完全に家族それぞれの日常へと戻って行くことになる.

下の写真は、毎年恒例、私のバイティカの一コマ.うちの兄は、日本の某旅行社のネパール総責任者として、日本にも、顔見知りの方が少なくないはず.今年も兄は、トレッキング・グループのハンドリングしつつのティカとなった.みんな元気で、これ以上の喜びはない.

BhaiTika2007

爆竹な、ティハール

ティハール真っ盛りである。この期間中、富と幸運の女神ラクシュミーへの宗教儀礼と平行して行われる、縁起ものがある。大人の男性を中心にした「賭博」と、男の子や青年を中心とした「花火」である。

賭博の方は、小さな子安貝多数を掌から落とす、ジュワという伝統的博打か、トランプが一般的である。子供の小遣い程度の家庭内レートから、場所によっては、ひと財産動くほどの高額、サイバラまあじゃんほうろうき的なものもあるらしい。

一方の花火の方は、日本のような見ていてきれいな花火ではなく、炸裂音が派手な爆竹型のものが人気である。マオ派との武力衝突が続いていた頃は、爆発物や銃弾の音と紛らわしいので、公安から厳しく規制されていた。しかし現在は、ともあれ平和が続いている。

パタン郊外の我が家周辺でも、ドッカンドッカン、爆発音が続いている。中には火花は全然出ず、爆弾そっくりのドーンという腹に響く炸裂音だけのものもあって。どこが楽しいの?各ご家庭のワンコたち、おびえてブルブル震えている。うちの二匹もね。

内務省や警察は事故を懸念し、この時期、花火の使用や売り買い禁止令を出して規制しているらしいのだが。内務大臣の家から警察幹部の自宅まで、やってるよ、花火。って感じで、全く効力はない。

ティハールの花火が盛ん=平和ということで。

武力衝突がピークの頃、中西部の都市ネパールガンジでは(カトマンズでの話ではない)、日没とともに外出禁止令。暗闇の街のそこここから、タン、タタタンという銃弾の音が聞こえることがあった。ホテルの人によれば、マオ派兵士が空に向かって撃っているということだった。

あの頃に比べれば、カトマンズ首都圏の空気は緩んでいる。

電気、キター

停電から20時間経って、やっと復旧。まずは、パソコンと携帯の充電だわ。冷蔵庫の中の食品、運悪く、停電当日買ってきた冷凍の魚、怖くてまだ確認出来ず。

こーゆーことが平気にならないと、暮らせまへん。

鉄板で、停電

今日ラクシュミー・プジャの日は一年で一度、思いっきり家を明るくピカピカにして夜を過ごす日なのに。サイバラ式表現を借りるなら、鉄板で全然電気来ない!

細い電力供給網のうえに郊外型住宅が増え、しかも、我が家のあるラリトプール郡イマドール村の田舎者どもが都会に憧れ無節操に家を電飾で飾りつけ、過剰な電力消費が集中し.......我が家一帯の配電ポイントが、あぼーんしますた。

田舎なんだから田舎らしく、オイルランプの灯明を灯せ!って、この。我が家はキャンドルだっ、ささやかに。

田舎ですし、祭りですから、電力公社、全然直しにきませんわ。ふざけてる。

つーことで、我が家の先行きを暗示するような、ティハールの一夜となった。しかも今夜は「新月」で、真っ暗闇夜であったりする。

がーーーーーっ!

とほほな、ティハール

今日はティハール最高潮、ラクシュミー・プジャの日。家々や商店は大掃除の後、マリーゴールドの花輪や電飾で飾り付ける。

こうして、きれいにすることで、富と幸運の女神ラクシュミーを招き入れることが出来ると信じられているからだ。夕方からは家の周りに、沢山の灯明やろうそくを灯してライトアップするのだが........

近年のカトマンズでは、商店だけでなく民家も、電飾を使うことが一般的になってきた。この結果、我が家周辺は、地域の電気使用量が限度を超えた模様。先ほど、停電。真っ暗。

例年、乾期で晴れ渡るティハールなのだが、今日は午後、かなり激しく雨が降った。そのせいか、気温も急に冷え込んでいる。

暗くて寒いティハールとは......やれやれ。

ククル・ティハール

今日は、ティハール祭2日め。ククル・ティハール。

ククルとはネパール語で「犬」のこと。人類の友人。忠実なる犬に対して、ティカと花輪で儀礼を行うのです。我が家の子犬、ランちゃんも大きくなりました。生後8ヶ月弱。

まだ耳が立っていませんが、同時に生まれた兄弟犬の一頭も同様でして。ははは。これはこれで、愛嬌があるので気にしません。

平和なのは、良いことです。

ククル・ティハール

UNMINの本音は?

昨日午後、ネパールの和平プロセス支援のため、マオ派を含むネパール政府が要請し、国連安保理が承認の上ネパールに派遣されている、UNMINのカトマンズ本部に行ってきた。

UNMINは、アンミンと読む。「国連によるネパール和平支援・政治ミッション」と訳せば、その性格に近いだろう。政治ミッションであるから、国連平和維持軍のような武力は「一切」持たない。マオ派と国軍の臨時駐屯地の武器管理・兵士管理を【モニターする】ため、日本の自衛隊を含む多国籍の軍人も派遣されているが、全くの丸腰(外国人は武装せず)である。

マオ派と政府軍の武力管理も、憲法制定会議の選挙も、ネパール政府、ネパールの政党、ネパール人自身により行う。UNMINはこれを支援するための存在である。これが、UNMINの大前提。

この手の立ち位置は、国連という組織の常套手段.....

あっ、違う。ネパール側からの要請と国連により規定された、それがUNMINの業務規定であるから。和平プロセスを支援するが、和平の当事者ではない。ということ。

であるから、当事者たるべきネパール政府や諸政党、諸勢力が、きちんと和平に取り組まない限り、UNMINはお手上げなのである。

最近ネパールの論評では、そんな、当事者意識のないUNMINは不要である。UNMINは、より当事者となって和平を推進すべく、現在より拡大した役割を担うべき。というものも見られる。この意見は、当然UNMINの耳にも入っているわけで。昨日は、これについてのマーチン代表の記者会見。

「ネパール側がこれを希望して、国連安保理が了承すれば、UNMINの業務拡大もあり得る」

という趣旨の発言があったり、一方

「ネパール側が主体的にプロセスを進めなければ、選挙は出来ない」

という、過去同様の、当然の発言もあった。

新聞報道によれば、マーチン発言を受けたネパールの政治家たちは、選挙はネパールの国内問題であるので必要以上の干渉は不必要。という趣旨の発言もしているようで。

ネパール側にとって都合の良い国連支援は、もっともっと欲しい。しかし、口出しは一切お断りする。ということか?極論を言えば。

国連側も、このままずるずると成果が上がらなければ、UNMINの派遣についてどこまで肝要さを持ち続けられるであろうか。本来、今年1月から来年1月までの1年に区切って派遣されているミッションである。選挙延期により、UNMINの派遣延長も不可欠となっているが.....

常識的に考え、もう半年、もう1年の延長はなされるだろう。

もし選挙の実施前に国連がUNMINを引き上げたら、「国連のせいで、ネパールの和平プロセスは混乱した、遅れた、失敗した」と、ネパール側は主張するに決まっている。自分の非を認めず、責任転嫁するのは、ネパールの伝統文化である

国王派勢力からは、国連による選挙を求める声も以前からある。UNMINの存在が、特にインドからの政治干渉の抑止力になっている。という見方もある。結局、国連というスーパーパワーは、多方面に便利な存在でもある。

それにしてもなあ.....こんなこと、長くは続かないよ。

UNMINの駐車場に並んだ、UNマークを付けた数十台の、ぴかぴかトヨタ・ランクルと、(インド製)スコーピオ・ジープを眺めつつ思った。

それにしても数年後、「2007年の頃はまだ、カトマンズは平和だったよなぁ」と、後でしみじみ思い出すことなきよう、願っている。

疲れたら、甘いもの

昨夜の「なんじゃ、これー国会」から一夜明け。一息ついている。

結局国会での議決は、国会の総意として「共和制」と「比例代表制選挙」が採決されたのだから、コングレス党もひとり頑張って反対していないで、流れに従うべし!という、政治的圧力が生まれたという事。

国会議員の2/3以上の同意で憲法を改正することが必要なため、コングレスが同意しないことには、最終的な結論とはならない。

議案に賛成し可決させたた共産勢力にとっては、国会で民主的に議決された!という錦の御旗を手に入れたわけである。

受けて立つコングレス党は、建前上、マオ派を含む7政党の総意で政権運営、選挙の実施を掲げているため、諸々、立場は苦しくなった。コングレスが折れさえすれば、状況は一気にコンクリートで固められる方向に動く。と、見るのが素直なのだが。

コングレスはコングレスで、妥協できない一線と、妥協できない理由を抱えている。じゃあ、その理由とは?と問われると。そこから先は「国軍」とか「王室」とか「インド」とか「アメリカ」とか、「コイララ首相の政治理念」とか.....推測の森に迷い込む。

気が知れた口の硬い仲間たちと顔つきあわせて、この森を観念的に彷徨するのは、時には楽しかったりもする。

じゃあそれを、分かりやすく説明せよ!となると、クラインの壷のごとく、観念として存在するが実体はつかめない。

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今日のランチは、パタン市内シンガポール・マレイシア料理のSINGMAで。スイート&サワー・クリスピーチキン+ごはん。カリッとフリッターされたチキン、野菜、甘酢ソースが絡まり合い、白いごはんにピッタリ。

食後は、最近我慢していた甘いもの。ピーチ・ヨーグルトケーキ。生クリームでなく、ヨーグルトベースのクリームなところがヘルシー。もしかすると、カロリーも多少は低いか?そういう、悪あがきのような期待は止めよう。

そう観念してしまうほど、美味しかった。

SINGMAのデザートはこの他にも、どれを頼んでもほぼ失望はない。カトマンズの隠れたスイート・スポットとして、私は高く評価している。

ケーキ1個=5kmジョギングのカロリーという事実が、痛いけど。

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話は変わるが、英国のウルトラ・ランナー2人が、エベレスト・ベースキャンプからカトマンズまでを、3日間2時間36分で完走した

これは、2000年にクマール・リンブー氏(ネパール)が作った記録を4時間34分更新する新記録でもある。加えてランナーのうちひとりは、このウルトラマラソンに先立ち、アマ・ダブラム峰(6,812M)の登頂まで成し遂げている。このクレイジーなチャレンジは、ネパール国内でのNGO活動の資金チャリティーのためである。

この302kmの距離は、普通のトレッカーであれば、1週間またはそれ以上のトレッキング+ジリから7時間あまりのバス移動を必要とするもので。

いやはや、参りました。素晴らしい。

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と、エベレストの話題が出たので......例の、私も参加してヒドい目に遭った、もとい、大変楽しかった、テンジン・ヒラリー・エベレスト・マラソン主催団体の、次なる大計画。

マナスル・マラソン!

マナスル地域の振興を計画する地元団体が主催。エベレスト・マラソンが、テクニカル・サポートをする方向で、話が出ているとのこと。うーむ。レース予定日は、初登頂記念日の5月9日だって。

ネパール人による、ネパール人のための山岳レースとして、頑張ってほしい。遠くカトマンズから、応援しますよ。

えっ?

マナスルハ ニホンジンガ ハツトウチョウシタ ヤマデショウ。

って?エベレスト・マラソンくん、何を期待しているのだ。がーっ!

ネパール政治の真骨頂

以下、自宅のネット環境障害の関係で、UPは11/5になってしまいました。日付等、昨夜のままです。この点、ご了解ください。

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本日11/4のネパール臨時立法議会(国会により)以下の議案が可決された。

 1.現国会で連邦制共和制を宣言する。しかしその施行は、選挙により選ばれる憲法制定会議により認可される。

 2,憲法制定会議の選挙は、完全比例代表制で行われる。

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まず完全比例代表制による選挙であるが、マオ派(ネパール共産党・毛沢東主義派)の提出した議案が、統一共産党をはじめとする共産系諸政党+王党派RPP党の賛成で可決された。現場の選挙区選挙はコングレス党に有利であり、一方比例代表制ではマオ派に有利と云われている。

 同様に、全国に散らばる旧体制派の得票を集め議席を確保するため、RPP党も以前から、比例制の導入を主張してきた経緯がある。ネパール政治の左派と最右翼が、同じ主張をするところが興味深かった。

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共和制の宣言については、マオ派は現国会で宣言し、即刻実施すべしと云う議案を提出していた。しかし、共産勢力ネゴシエーションの結果、マオ派は自己の議案を取り下げ、共産連合として、統一共産党の修正議案に賛成するという妥協点で落ち着いた。

 ティハール祝祭休暇後、マオ派を含む7政党で宣言の内容について擦り合わせを行い、適当な時期に再度臨時国会を召集。共和制宣言に関する憲法改正議案が提出される筈だ。

同様に、選挙制度についても憲法の改正が不可欠なため、これまた、次回の臨時国会で審議可決されなくてはならない。

しかも私の理解では、現行憲法の改正のためには国会議員2/3以上の賛成が必要である。最大勢力コングレス党が反対を続ける限り、数が足りない。結局、今回のような、ゴリ押しとタフ・ネゴシエーションが、ティハール後に再度繰り広げられるのではないだろうか。

頭の芯がクラクラするが、気長に先行きを見守ろう。

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さて、今回の国会では、マオ派と統一共産党の主張が席巻した感がある。最大勢力であるコングレス党は、いい目がなかった。

コングレスから出ているコイララ首相は、「私は(マオ派を含む)7政党の総意で選出された首相であるから、今回の採決には加わらない」とスピーチして、採決の席に座らなかった。 態勢がはっきりしている中で、可決される議案に対し、(首相であるのと同時に)コングレス党員として、反対表明することを避けたのである。

共和制についても首相は、「もう既に、実質的に共和制が実現しているではないか。現国会で宣言するということは、水がいっぱいに溜まった水瓶に更に水を足して、水が溢れてこぼれるようなものに過ぎないじゃないか」と、なかなかきれいな表現で、負け惜しみを表明した。

マオ派のゴネ勝ち。政治的手腕が成功を収めたと云えよう。

同時に、即刻の共和制実施は(国王や軍によるクーデターの可能性等)危険が大きすぎる現実論から、宣言すれど施行せずという妥協案でまとめきった、統一共産党の手腕も認めるべきである。

ただし、今回の議決が、民主的かどうか?という点においては、大いに疑問を呈したい。

ネパールに、どのような政治体制を採用するのか?王制を廃止するのか、それとも象徴国王を温存するのか?そういうことを論点として、憲法制定議会選挙を実施すべきなのに。選挙の前から、実質的に、共和制のオプションしか国民に与えない。 もう一つ云うなら、象徴国王制支持を明言する政党は、(既存の大政党には)現状、一つもない。

国民の大多数が王制廃止を支持しているか?と云うと、例えば、某巨大政党の中核政治家でさえ、王制支持勢力が小さくないことを、非公式の場では認めている。

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私は日本国籍で選挙権がないから、上記諸問題についての決定は、ネパール国民・有権者の決断に従うべきと考えている。ただしこの前提として、有権者の様々な主張が、誰にはばかることなく選挙に反映出来る環境が必要である。

今回の臨時国会により、選挙をするまでもなく、物語の結末が通告されてしまった。という感を強くする。この既定路線に異議を唱えることは、非常に難しくなるだろう。

これは、民主的ではない。 ネパールの政治は、民主主義の名を借りた「パワー・ポリティクス」。有権者の審判以上に、政党間の駆け引きで動く。そしてそれをネパールの政治家は、「民主主義的手続きの結果」と標榜する。

これがネパールの政治スタイルの一つと認めるが、この延長線上に、国軍や国王支持勢力による「趣意返し」が起こらないとは、誰が明言出来ようか。だからこそ今日の国会では、ほとんど全ての政党が、パキスタンの軍事クーデターに憂慮を示していた。

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いずれにせよここ数日、ネパール政治の真骨頂を見せてもらった。 もっと凄い「政治的綱引き」が、ティハール後の国会であるかもしれない。

まてよ......

これは、西洋近代的民主主義とは別のベクトルに位置する、ネパール式カオス政治、訳が分からんネパール式議会政治の成熟!と、云えるのではないだろうか。

民主主義の視点で考えることに、問題があるのかも。タメイキ。

自分の身体は裏切らず

ネパール国会については金曜日夜、いよいよ、採決という局面になって議長のひと言

「担当大臣の答弁が終わっていないので、日曜日の午後に続きをします」

大臣云々というのは、言い訳にすぎない。ここにおいて、マオ派から提出された提案を「否決する」と、マオ派としても「街頭抗議行動」に打って出なければ、面目が保てない。こうなると、現在の和平協定の根幹が崩れてしまう可能性がある。こうなると、次に何が起こるか。

和平協定があるからこそ、武力で反政府活動を続けてきたマオ派が、現在曲がりなりにも「政治勢力」と認められている訳だ。このバランスが失われる事は、マオ派にとってもそれ以外の政党にとっても、絶対に避けたい事だろう。

現体制の統治能力なし!というエクスキューズを、黙って待っている(かもしれない)と噂される勢力もいる。

何としても、与党とマオ派の妥協と合意で前に進まなくてはならない。

それにしてもマオ派は、危ない賭けをするものだ。土俵際まで相手を引き込み、自身は絶対に俵を割らないゴリ押しの手法には、いつもの事だがほかの政党は翻弄されている。これはマオ派の政治能力でもあり、「現状では選挙で勝てないことを自覚しているマオ派」の、民主的とは見えない政治的闘争でもある。

金曜日は、朝から晩まで国会に張り付いていたメディア各社の「あ゛ーっ」というため息が聞こえる展開であったが。さて、明日、日曜日はどうなる。何らかの合意がなされるまで、採決は先延ばしになるのではないだろうか。

生暖かく見守るしかない。

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ところで今日は、いつものHashランの日。

カトマンズ郊外ゴカルナの手前から、コパン・ゴンパ周辺の山野を2時間ほど。駆け上ったり下ったり。ベテラン・ハッシャーによる走路設定で、とても気持ちよく走れた。気候も暑くなく寒くなく。最高。

最近、Hash以外の日もトコトコ走っている成果か?身体が軽かった。体重は減っていないんだけどね。

ネパールの世間はつかみ所なく不安定だが、状況に負けずに時間を作って。自分の身体って、トレーニングすれば裏切らないのね。確かなもの。若くなくても、成果が少しずつ出ると云うのは、うれしいね。

いい日だった。

死ぬかと思った

在ネパール邦人ブログ、共通お題。今日11/1は、ネパール版「死ぬかと思った」である。本家・死ぬかと思ったは、ここ

ネパールでは、街での普通の暮らし自体が(二本脚歩行動物による)サファリパークのような状況である。日本では一生出会えないようなトンデモ体験が、そりゃもう、満載。生きていて、退屈しない。不肖わたくしも......

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2002年4月31日。電話線に高電圧で、家庭内爆発事件!

この日、我が家の電話回線に繋がっているPCと、その電源部の電圧調整装置(スタビライザー)が、突然、ボムッという破裂音と共に小爆発し、煙を出した。

ネパールでも、いや、世界中で、電話線に流れているのは微弱な電流であるはず。それが、どういう間違いがあったのか?当時我が家が暮らしていた借家一帯の電話線に、突然、何の前触れもなく、高電圧の電流が流れたのだ。電話線のモジュラージャックは燃えて、炭化していた。

電話機、PCのモデム、FAXマシン、電圧調整器などが昇天した。

あとで分かって膝が震えたのは、もしこの時、電話で会話中=受話器を耳にあてていたら.....鼓膜が破れる。最悪、感電死していた可能性が高いという事。

不幸中の幸いで、我が家もご近所も、この事件の瞬間、誰も電話を使っていなかった。人的被害はゼロであった。

昔、落雷の高電圧が電話線に入り込み、通話中だった某政府高官が即死した事件もあったそうである。我が家一帯の事件は晴天時のことで、どう考えても人為的ミスとしか思えない。しかし、その後、ネパール電話公社からも電力公社からも、何の説明も、謝罪も、補償もない。数日後、電話回線が直って終わり。

空の下ミキ、没、2002年4月31日。と、ヘタすりゃ私の命日になっていたかも?しかしその原因が「電話していて感電死」では。オーストラリアでクロコダイルに飲まれて死にました......級の、悲惨なんだかトホホなんだかの、絶妙な境界線上ではないか。怒。

空想版・海外安全情報@NHKワールド。カトマンズでは邦人が、電話で会話中電話線に流れた高電圧で感電死するという事件が起こりました。ネパールではこのように 《中 略》 、電話を使う時にも注意が必要です......って、どーやって注意すんねん!

まあこれ以外にも、イロイロあるが。あまり書くと、徳島の父が心配して病気になっても困るし。仕事絡みの話しは、守秘義務あるし。イヒヒヒヒヒ。

今となっては豪快に笑い飛ばせる、いろんな体験満載。現在こうして幸せに生息しているし、自分の人生は楽しいなあ。と、そのように結論づけている。

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ところで、ネパール在住のみなさん(旅人の方は、以下、リラックスして読んでくださいな)。身体が死ぬのは、死んだら後のことは本人知らずに済みますが。社会的に抹殺されそうになる。家庭内の人間関係が死んでしまう。そんな体験の方が、百倍、千倍怖いですわよ

ネパールは狭い社会。カトマンズなんてもう、隠れる場所もありません。人に隠して・隠れて何かをするなんて、不可能ですわ。地方都市に飛んだって、空港や国道の移動時。泊まっているホテルなど、ほぼ100%、誰かしら知り合いに目撃されています。一度や二度は大丈夫でも、絶対、シッポを掴まれます。

これ、あなたが今想像している系の話しだけでなく、仕事のこと、友人との付き合い、趣味の世界等。全てにわたって、カトマンズの社会は、どこかでリンクしています。

そんな土地ですから、邦人ネットワークや、それより1億倍速くて尾ひれ背ひれの妄想付きのネパール人ゴシップ放送局で、みんなに広がります。電波不要のネパールの口(くち)コミ・ネットワークは、メディアとしてCNN、BBC、NHKより優秀ですね。きっぱり。

軽い出来心.....なんて、ネパールでは存在できません。やるなら、本気で取り組むしかない。そーゆー「一途に真面目にやってます」系の出来事は、みんな、気付いていても優しく見守っていたりします。

鬼の目に涙。武士には情けです。

ネパール人生というのは、至る所に修羅場への招待状が落ちている道と云えるでしょう。自爆することなく歩むには、失敗から学ぶ学習能力と、健気な一途さが不可欠ですね。

同時に、知り合いのいろんな話しが耳に入るということは、自分の行動も、他人さまに知られているということ。内省する、謙虚さも必要ということで。

まあ、頑張りましょ〜っ!

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