けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

2008年05月

共和制は決まったが

ネパールに、正式に「連邦民主共和制」が導入されたことは、皆さまご存じの通り。

業務でバタバタし、その後疲れて腰立たず、更新が遅れたことをお詫びしたい。

さて、共和国にはなったものの、大統領、副大統領を置くことも決まったものの、誰がどのような権限を持つかについては未だ決まっていない。元国王ギャネンドラ・シャハ氏も、未だ王宮にいる。6/11までに王宮を明け渡すことは、政府が本日、国王と王室マネジメント(ネパール版宮内庁)に対して、書類で通告した。

まだまだ今後の動きを、注目して見守りたい。

議会、未だ開会せず

制憲議会初日。ネパール時間午前11時開会の予定であったが、ここに来て、大統領・首相の「パワーシェアリング」の話し合いが紛糾し、ネパール時間夕方6時以降の開会に延期。

今日中には共和制を宣言するが、時間ぎりぎりまで各党、自分たちに有利な状況を獲得すべく、権力の分捕り合戦を、ギリギリまで続ける模様。

煮え煮え、ネパール

5/26 憲法制定議会の舞台となる、BICC国際会議場前と、著名な市民活動家の自宅前で、小規模な爆弾事件が起こる。殺傷や器物破損を目的と云うより、警告程度の爆発力のもの。

会議場前の事件は、(王制廃止に抵抗する)ヒンズー教至上主義者の犯行か?と見られている。

夜、国際会議場前の幹線道路を通る車両、バイクに対する検問が実施されていた。翌日以降、事態の推移によっては、会議場周辺の通行規制が敷かれるのでは?と、そんな気がする。

5/27午後1時からは、制憲議会議員の宣誓式の予定。ただしまだ、政府推薦枠の議員26名を誰にするか決まっていない。当日朝、主要政党最後の話し合いの予定。

前夜、様々な怪情報が飛び交う。

コングレス党は、小選挙区で落選した、コイララ首相の娘スジャータと甥シェーカルを推薦しているとか。これが本当なら、特にスジャータを押し込もうとしているなら、コングレス党は腐りきっているとしか云えない。

一方マオ派は、スジャータが目の敵にしている(同じく落選したコングレス有力政治家の)シタウラ内相を、マオ派枠で推薦するとか。

あー、馬鹿らしい....ヨタ話な・ん・だ・け・どぉ

首都の緊張、高まるか?

ネパール国営ラジオの報道によれば、明日月曜日から、

 制憲議会会場になる国際会議場

 政府本省が集まる、シンハダルバール

 ナラヤンヒティ王宮

 ティーチング病院〜ナラヤンゴパール交差点(国王私邸)

の場所は、集会やデモ、抗議活動が禁止され、露天や屋台の営業も禁止される。との、政府からの発表があった。

不測の事態を回避するための、治安維持である。

何と云っても、国の政治形態が変わるのである。何が起こるか分からない。特に、新議員の認証式が行われる5/27と、議会初日の5/28は、我々在留邦人も充分に気をつけ、不測の事態に巻き込まれないように自重すべきだと思う。

市民活動グループや政党は、共和制実施祝賀活動を繰り広げる予定である。いずれにしても、政治的に不安定な時期は特に、大群衆には近寄らない。不要不急の外出を控えるのが得策であろう。

議会から、ネパールの国営メディアや民放は、生中継を出す。自宅で、これを見ることで、何が起こっているのか確認できる。ネパール語ではあるが。

我が家の場合、現場に自ら出向かないと仕事にならないこともある。充分注意したいと思う。

それにしても、カトマンズの日本大使館から、在留邦人に対する「注意喚起」が出てもいいと思うが。多分、この月曜日、火曜日あたりにメイルが送られてくるか?あちらさまも、状況把握中かな。

国の制度が変わるのだから、いつもの「ゼネスト注意」程度の連絡でなく、日本国家としての情報活動の一部を、日本国民に対して、噛みくだいて説明してもいいんじゃないかな?邦人保護の一環として。

さあ、明日から、私は、仕事に専念する。

魅惑のブドウ糖

ブドウ糖。グルコースのお話し。

脳や神経細胞の唯一のエネル源となる糖分で、ヒンヤリとした清涼感のある食感が特徴。日本では、食事から摂るブドウ糖以外としては、栄養補給の点滴輸液くらいしか思いつかないだろうが......

ネパールでは、特に夏になると、「疲れたら、グルコース!元気の素、グルコース!!」と、水に溶かして飲む粉末のブドウ糖がどこででも買える。薬局じゃなくて(薬局でも買えるが)、スーパーや雑貨屋さん。どこでも買える。冬の間も売っている。

インドの巨大食品・生薬サプリ企業、ダーブル社の、グルコースDというのが、定番のブランドだ。

私の回りのネパール人の場合、夏バテ、病人の栄養補給、汗をかいたあと、暑い時期は外出前・外出後.....とにかく、グルコースだっ!て感じで、水に溶かして飲んでいる。

私は、水に溶かしたときの中途半端な甘さが好きじゃないので、100%オレンジジュースに溶かしたり、プレーンヨーグルトに加えたり。酸味のあるものにプラスするのが好き。

食後すぐ、頭がスキッ!とする。脳に効いているのだろうか?

ネパールの夏は、ブドウ糖で乗り切るっス。

自分の身は自分で守る

コングレス、統一共産党、マデシ人権フォーラム、タライマデシ民主党は、議会の過半数で政権交代可能で合意。マオ派政権に強権を持たせないことを願うのは、ネパール国内の4政党だけではない.....という見方もある。

一方マオ派のプラチャンダ氏は、4政党の主張は受け入れられないとしている。

ただし、5/28の議会初日に連邦共和制を導入し、ネパールの有史以来続いてきた王制(シャハ朝については240年間)を廃止することに、異議を唱える有力政党はない。

決まった日の議会で、決めるべき事だけは決めるのだろう。

しかし、王権の消失という、歴史的転換点のバキュームをしっかりと支える新政権は、どうやら、しばらく出来そうにない。

国家のシステムが変化する.....のよ。

何が起ころうと、自分と家族の身は、自分で守りましょう。

何も起こらないことを、心底願っているし、多分、それほど大きな混乱にはならないだろうと思うけれど。って、そう書いていいのかな?

最悪の事態にも対処できる準備は怠らず。

でも、最大限に楽天的に。

選良の責任

いよいよお尻に火がついて、制憲議会と新内閣樹立に向けての話し合いが、主要政党の間で活発化してきた。マオ派は、第一党として新内閣を作るべく、コイララ首相を辞任させたい。

一方、コイララ首相は未だ、辞任を明言しない。

コングレス+統一共産党+マデシ人権フォーラムは、2/3ではなく過半数で政権交代の図式を作るべくまとまったようで、マオ派に対する追い落としを画策している。

それにしても、5/28の第一回議会で何も決まらなくても、世間は許してくれるのだろうか?暫定国会のネムバン議長は今日、

「何はともあれ、第一回議会で連邦共和制を採択する(王制廃止)」

と云っていたが。前途は平坦ではなさそうだ。

さて、マオ派人民解放軍による市民殺害事件である。今朝、マオ派のトップリーダーであり、解放軍の大元帥でもあるプラチャンダ氏が被害者の家族に会い、謝罪と事実関係の調査。犯人への処罰を約束した。

人民解放戦争の名の下に、反政府武装組織として、政府との武力衝突を10年続けてきたマオ派である。マオ派も、政府側も、互いを敵として殺し合ってきたし、多くの罪のない市民まで巻き添えで命を落としてきた。

しかし今、マオ派は、選挙を通じて第一党に選出されている。

武装組織であった頃は、虐げられてきた階級の解放のため、武力闘争を選んだという大義名分があった。武力を背景に、力でねじ伏せつつ、類い希なる政治力も駆使して、選挙を通じて、次の政府を率いる存在になった。

マオ派は、自身の立場が変わったことを認識すべきである。

この手の人権侵害は、政府側の軍や警察でも過去にいろんな事件が起こってきたわけであり、ネパール社会の問題であるとも云える。そんな、不条理な。弱い者が泣きを見る社会を改革するためのマオ派になることが、ネパールのマオ派の進むべき道であり、他に道はない。

どうあれ、選挙で選ばれた政党。政治勢力としての、速やかなる成熟を、ネパール市民はマオ派に求めているのだと思う。

来週、転機か?

来週、5月28から、憲法制定議会がはじまる。のだが....

連邦共和制の採択と王制の廃止が、まず最初の注目点であるのだが。はて?新しい内閣、政府を決めるためには、まず首班指名が必要で。しかしこれには、全議員の2/3の賛成が必要。601議席のうち、401議席以上が必要で、そうなると.....

ネパール共産党・毛沢東主義派 218
ネパリ・コングレス 109
統一共産党  103
マデシ人権フォーラム 50
タライ・マデシ民主党 20
その他 75

非選出議員26名は、未だ決まらず。おいおい(*・ω・)ノ

の、どれがどう連立できるのかな?「これでは、話しが前に進まん」と、2/3を過半数に改正しようとの話し合いが、コングレス、統一共産党、マデシ人権フォーラムの間で合意した。

この件について明日、マオ派とも話し合いが持たれるようだ。マオ派が同意すれば、過半数でGO!

王制廃止と連邦共和制については、(ごく一部の、王党派少数議員を除けば)各政党とも異議無いはずである。しかし現状の規定では、首班指名がどうにもならぬ見通しとなっている。

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マオ派や統一共産党。市民活動フォーラムは、5/28を「共和制記念日」とすべく、動員をかけるようだ。

一方、ナラヤンヒティ王宮から動く意志を見せないギャネンドラ国王は、どうするのだろう。インドの一部報道で、5/26に国王は王宮から出る....と云うものが出たらしいが。はてさて。現状では、カトマンズで確認が取れていない。

国王の行動は、西欧民主主義的常識の中にいる我々には理解しがたいが。でも、例えば、我々の隣国たる超大国とか。別の、独裁主義の隣国とか。国境や塀に囲まれた中にいると、世間の非常識が通用しないのか?

最近のいい方を借りると、KYね。

まあ、空気が読める王さまなら、このような事態にはなり得なかったと思う。KYなのは、既存の政党もどっちもどっちであったとも云える。だから、数多くの政治家が、今回の選挙では落選したのだし。

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さて、今年も、5/29のエベレスト初登頂記念日に、恒例の「テンジンヒラリー・エベレストマラソン」が開催される。既に参加者たちは、スタート地点たるエベレスト・ベースキャンプに向けて出発した。

今年は、日本が誇るトレイルランナー、石川弘樹さんも参加している。この他、香川県からも、ベテラン鉄人ランナーが参戦しており、楽しみである。

先日ネパールのニュース番組で、昨年のレース(正しくは、レース2日前に撮影した、レーススタートの予行演習)が放送され。そこに我が姿を見て、ああ、1年前はそこにいたんだよな.....と、しみじみ思った。横にいた愚息に

「かあちゃん、何故今年は参加しないの?」

と聞かれて、このぉ〜っ、愚か者!ついこの間まで、アンタの両親は何をしておったか!来週(レースの週)は、何をしようとしておるか!!空気を読め!!!

はっ、我が息子も、KYだった........

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ところで、私の友人がポカラで経営するホテルの公式サイトが、リニューアルされました。

マムズガーデン・リゾート

このサイトを作ったのも、我々の友人です。素敵なホテルの、素敵なサイトです。是非訪れてみてくださいませませ。

空気が抜けて

今年前半は、フリーランサーの私としては珍しく、仕事が連続して(時には重なったりして)、先日まで、なかなか、緊張の連続であった。しかし、その仕事シリーズも完了し、今年に入ってはじめて、「次の仕事の日程が入っていない」状態となった。

ちょうど日本から、仲のいい友人がネパールに来ていて、いっしょにランチをしたりして、楽しく過ごしていたが。で、友人が帰国してしまったら.......

そうしたら、空気が抜けてしまい、いやはや、足腰立たない感じで寝込んでしまいましたわ。

フリーの人間というのは、仕事で忙しいときは実は「楽」なもんで、仕事のアテのない時期(=収入が無い)をいかに、平常心で有意義に過ごすか?てえのが、大問題なんですね。

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来週には、憲法制定会議の最初の議会が開催されるはずである。しかし、あと1週間しか日がないのに、新政府樹立の見通しが、全然見えてこない。

マオ派の人民解放軍が、マオ派を支持するカトマンズ市内のビジネスマンを、中部ネパールのチトワンの駐屯地に連行し、撲殺したとのスキャンダルが首都圏に起こっている。この時期に、第一党となったマオ派にとって、大きな逆風である。

明日水曜日は、このビジネスマン殺害に抗議して、カトマンズ盆地がゼネストになるという噂があるが、本当なのだろうか?

5/28は、来るのか?

ネパールに新しい憲法を制定するための議会は、5月28日、その第1回議会が招集される。ここで、連邦共和制導入=王制の廃止が、正式に決まるはずである。

そう、暫定憲法に書いてある。

のではあるが、そこはまた、不思議の国、ネパール。

ここに来て「最初の議会」という表現が、第1回の議会のことなのか(普通の解釈では、これ)?2年続く議会の最初の会期なのか?というあたり、国会事務方も答えを出せずにいる。

背景には、第1党となったマオ派と、他政党との連立が未だ、具体的に見えてこないことにある。マオ派は単独過半数に届かなかったし、議会の議決には全体の2/3が必要である。

一番沢山の民意はマオ派にあるが、それでも、民意はマオ派に、全てを委ねは「しなかった」ということ。どういう組み合わせであっても、連立しないと議会が前に進まない。それを踏まえて各政党は、マオ派に揺さぶりをかけている。

我々に理解しづらいのは、でも、殆どの政党は「共和制の実施と王制廃止」を、選挙で謳っていたじゃないか。この点、どうしてスムーズに進まないのか?ということだ。これにいては、私も理解できない。

いや、きちんと、日本語で説明できない。と云うべきか。

選挙で第2党に落ちたコングレスのコイララ党首は、未だ、首相の座を降りないし。不思議なことだらけで、ああ、またネパールだな。と、自分のネパール語頭脳では納得しているが、それを日本語で表現できない。

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マオ派は国王に対し、議会が開催される前日までに、王宮を出よ!とのレターを送ったようだ。これに対し王室は、「議会の議決ならいいが、マオ派だけの命令は受け入れることは出来ない」という態度だと云う。

何が正しいとか、何が国のためという、それぞれの正論は互いに譲れず、メンツの問題になっているのか。国王は、もっと早い時期に、せめて前王の遺産を国家に供出するなり、自ら私邸に蟄居するなり。ベターな方法はいくらでもあったが時期既に遅し。椿の花のように、ぽとり。と、落ちるつもりなのか。それとも、国軍やインドが支持してくれると思っているのだろうか。

このままでは、マオ派の要求を無視するだろうし、そうなると、マオ派はどう出るのか?YCL(紅衛兵)を王宮に向かわせる?王宮警備の国軍はどうする?

悲観的予測は、際限なく膨らむ。

でも、殆どの場合、極端に振れる前に、ギリギリの段階で妥協に落ち着くのがネパールである。極端の修羅場は、10年に一度くらい。例えば、1990年民主化。2001年王宮惨殺事件。

2006年の民主化動乱2は、革命の一歩手前で止まったし。

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あと10日ちょっと。じりじりしながら、頭の片隅が緊張し続ける。

なーんだ.....と、今回も肩すかしを喰らうか。それとも。

ビクラム暦2065年祝祭日

昨日、ネパール政府の公式カレンダーを入手しました。

今年は選挙と仕事でバタバタし、恒例のネパール祝祭日一覧表作成が遅くなりましたが、先ほど、ネパールの空の下 サイトにUPしました。

ご利用いただけましたら、幸いです。

カトマンズ帰着!

ここ2週間ほど、テレビ番組生中継の仕事で留守をしていた。

ポカラ

 

 

 

 

 

 

仕事をしていたのは、ポカラと、ポカラから4WD車で1時間ほど走った、ディタール村アスタム地区という場所。アンナプルナトレッキングの入門編とも云える、ダンプスにも近い場所であった。しかしアスタムは、秘密の花園。

村にたった一軒ある、小さな、素敵なエコ農場ロッジか、民家に泊めてもらうホームステイだけが宿泊施設。トレッキングルートのような、ロッジが林立することもない。

農場の影響で、村全体に有機農法が広まる、不思議なエコ空間だった。

せわしないカトマンズにさっき戻ってきて、まだ、ぼーっとしている。詳しくは後日報告することにして、とりあえず。

ただいま。

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