けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

2008年06月

カトマンズの天気は不思議

土曜日は、ハッシュの日。ハッシュって?

毎回カトマンズ盆地の中、ロケーションは移動するが、今回はブラニールカンタ。盆地の、北の外れである。シバプリのジャングルを背にした、景勝地である。我が家は盆地の反対側。南側にある.....が、まあ、片道20kmもないな。自転車で行けなくもない。が、まあ.....行きは問題ないけど、2時間以上山の中を走って、帰りが辛いかな?

と思っていたら、愚息を街中まで送るついでも出来て。タクシーと、乗り合いマイクロバスを乗り継いで行った。

そうしたら、ガソリン不足の影響で、いつもは車で来るメンバーたちの何人も、自転車に変わっていた。来週は盆地の南側っぽいので、私もちゃりだな。

で、ブラニールカンタから、トカ方面に走って、シバプリの盛りを駆け上がり下って戻ったら、2時間半。いやはや、今日もよく走ったね。みんな。ゴールに着いたとたん、雨が降り出した。

走った後は野外で、DownDownというビール(飲めない人はジュース)の一気飲み大会がある。今日は土砂降りの雨の中、傘を差したりカッパを着たりしたガイジン+ネパール人の一団は、異様な集団だったと思う。

さて帰路、カトマンズの北半分の幹線道路。排水が貧弱なため、各所で冠水。ティーチング病院の前など、道だか池だか分からない。水の中の路面に何があるか分からない中、自転車やバイクで走るのは恐いものがある。また、下水も混じった水だから、足に小さな傷でもあったら、そこから化膿して大変なことになる可能性もゼロではない。

しかし王宮通りまで着てみると、路面が全く濡れていない。バケツをひっくり返したような雨は、盆地の北半分だけで降っていたのだ!

カトマンズの天気って、甲府盆地くらいの広さの中で、局所的に雨が降る不思議が観察出来る。盆地南側の自宅に帰り着いたら、今度はこっち側で雨が降り出した。

シャワーを浴びて、ずぶぬれ、泥だらけのウエアと靴を洗って干して。軽い夕食を食べたら、全身幸せな疲労感に包まれて爆睡するのだ。

今日のところは、これでいいのだ!タリラリラーン!!

MTB、サイコーっ

今日の午後、組み立てを頼んでおいたマウンテンバイクが完成した。今まで、普通のネパールの自転車屋で売っている、中国製の「なんちゃって」MTBに乗っていたが、本物は......全然違う。

軽い、速い、快適、楽しい。

自宅と仕事場は片道5キロ弱なので、楽々ちゃり通勤出来てしまう。事故にさえ気をつければ、身体のためにも良い。えっ、カトマンズ名物、大気汚染の悪影響?うーむ。この際、無視しよう。

私の自転車を見たヨガの先生。「ボクモ ジテンシャ カッチャオウカナ?」だって。先生最近、カトマンズ盆地内の出張教授があっちこっちにある。バイクを使って移動しているが、ガソリンの確保に頭を悩ましているそうで。

でも、先生。自転車は自転車でも、バッテリーの補助付きの電動アシスト自転車を考えているそうだ。最近カトマンズでは、中国製の電動アシスト自転車が静かなブームとなりつつある。バッテリーの耐久性は大丈夫かな?電気の補助が止まったら、普通の自転車より重くて大変だろうと思うけれど。

最近また、交通ストの多いカトマンズ。慢性的に、ガソリン不足も常に深刻。もしかすると、自転車が脚光を浴びるかも?ワシって、先見の明があるかも知れない。

自立した通勤をはじめた私に、亭主の目は冷たい。

気にしないもんね。ワシ、ガイジンだから。ひゃっほう!

オフの過ごし方

選挙から2ヶ月半以上。議会開会と共和制採択からも1ヶ月近く経ってまだ決まらない、ネパールの新政権。

明日の議会で、議会の過半数の賛成で新政府と大統領選出が出来るよう、憲法の改定議案が提出される(現在、2/3以上)見込みとなった。これに関しては主要政党のなかで、ほぼ合意が出来ているようだ。

もう、コングレス党は見捨てよう.....という、マオ派と統一共産党の話し合いもあるが、和平協定のプラットフォームである7政党の合意と連立に向け、努力も続いている。

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さて、このような動きは、ネパールの国内メディアにとってはトップニュースであっても、外国メディアにとっては「わかりにくい、ネパールの国内問題」となる。結果、横目で眺めつつ、仕事(ニュース業務)には結びつかない。

私の場合、元々、文化、観光、登山、ヒマラヤ、街ネタというのが得意分野である。7月に向けて、「え゛っ」というネパールの切り口を紹介出来ないか。リサーチをぽつぽつ。

日本の既存メディアにニュースや番組を発信する仕事というのは、忙しい時期は、とにかく忙しい。しかし、年の半分くらいは、次のネタの仕込みであり、時間が沢山ある。この、いわゆる「ヒマ」な時間をどう過ごすか?というのが、実は、くせ者である。

多忙な時は、楽なのだ。仕事してればいい。

ヒマな時期は、余計なことを考えたり、スランプになったりすることも多い。仕事をしていない=収入がないこともあり、如何にお金を使わずに、生産的な思考と行動を続けるか。フリーの仕事をしている人は、皆、似たようなジレンマを抱えているのではないだろうか。

私もここ最近、ネパールの全てに腹が立って仕方ない。

毎日は出来ないけれど、出来る限りで2年半続けているヨガ。忙しくてここ2ヶ月、まともに走っていなかったのも、先日土曜日から再開。今日は、通勤ラン。身体が3キロ重くなり、脚力弱り、心肺機能低下していて、青息吐息とはこのことか。暑いしね。今日は、ずーっと欲しかったマンモノのマウンテンバイクも注文。高価なものではないが、長く使えるものが買えた。明日の午後受け取り。

自転車通勤もはじめてみよう。天気が良い日は、ゴダワリまで寄り道サイクリングしてもいいね。

身体を動かして、余計なことを考える前に熟睡しちゃうほど、疲れるのがいい。

既得権をかけた戦い

マオ派と統一共産党(UML)が、「最後にもう一度コングレス党に歩み寄りを呼びかけるが、それでも無理なら、コングレス抜きで人事と新政権作りもやむなし」で、合意しそうである。しかしこういう話しは、下駄を履くまで分からない。

マオ派としては、(マオ派の)言いなりになるUML大統領が絶対条件である。しかしこれでは、UMLの地盤沈下に拍車がかかる。

ここまで話がこじれているのも、ざっくり云えば「軍の問題」。

ネパールで一番ちゃんとした組織であり、長年王権とつながって権威を保ってきた国軍には、巨大な利権もある。マオ派をはじめとする、共産主義政治家に統帥権を握られるのは、軍と、軍にぶら下がってきた人たち。もっと広く云うと、これまでの権力者、社会的強者の「既得権」を揺るがすことである。

国軍は、やろうと思えば「軍事クーデター」だって出来る。やって、上手くいくとは思えないから、賢い国軍も馬鹿はやらないだろうが。

そしてまた、もうひとつの軍としての人民解放軍もいる訳だ。

外国メディアには先日来ほど注目されていないけれど、危ない火種をどう処理するのか?今年後半の、ネパールにとっての最大の課題だ。

それにしても、諸問題解決に時間が取られて、新憲法をいつ作成するのだ?という気が、漠然とする。

仲間はずれにされそうなコングレス党に、そぞろ、旧体制からのアプローチがあったり、すり寄りがないか?あっても不思議はないよなー。しかしここに来て、そういうアナクロな展開は勘弁してもらいたいが。

相次ぐゼネストを解決出来ない、選挙でとっくに終わっているはずの政府。首相官邸での密室談合の果てしない不協和音。

現状を見るに、危ない可能性を感じるのは、私だけだろうか。

自転車で復讐!

4年半前、カトマンズ市内のアパートから、パタンリングロード(郊外)の一軒家に移った。家賃、不動産高騰のカトマンズで、人生における正しい選択だった。今では相場が2倍近くになり、とっても無理。

ただし、ちょっと街中に出かけるのも通勤も、車がないと不可能。普段は路線バスも使っているが、ここ数日来、学生、バス・タクシー組合、仕上げはガソリンスタンドまでゼネストをはじめやがった。となると、歩くか(走るか)、自家用車しかない。歩くと云ってもパタンの街中ならいいのだが、我が家の場合、そのパタンの街中まで行くのに1時間。そこからカトマンズ市内まで行くと、片道2時間ちょっとかかる。無理だ!

私はカトマンズで車を運転していたのだが、あまりの交通渋滞に嫌気がさし、数年前に止めた。事務所の車で送り迎えしてもらえるようになってから、私のスクーターも、亭主が勝手に売り飛ばしてしまった。そして、(彼本人が社長の会社の)社用車ステアリングを握ることが好きな亭主は

「オレって、お前の云いなりになるドライバーだよなぁ」

と、鼻の穴をふくらませて喜んでいる。

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今日、ちょっとした出来事があり、亭主のわがままで私の予定が狂った。そして、私の都合など取るに足らない!という態度をされた。

ぶち切れた!

明日、米帝ブランドのマウンテンバイクを買ってやる。私を誰だと思っているんだ。おまえの社会にいる人間とは、コペルニクス的に座標軸が違うと云うことを、思い知らせてやる。

今乗っている自転車は中国製で、ギアがスタックするので、事務所周辺でしか乗れない。それでも坂道の途中でスタックして、危ない。

カトマンズの糞ったれのような中流ネパール人社会では、いい年をした既婚婦人が自転車に乗るのは「家名の恥」である。それは男性であっても、自転車は労働者の乗り物であり、階級社会の中では格好悪い乗り物である。

うちの亭主も、そんなカトマンズの馬鹿者どもの最右翼。

「せめてスクーターにしてくれ。買ってあげるから」

などと懇願している。ヤだ。お前の支配下にいるのは、もうヤメにすることにした。私が決めたら、もう1センチも動かない。

亭主が運転する、後ろの窓のパワーウインドウが壊れて開け閉め出来ないような、二十数年落ちのボロ車に乗ってほしいなら、パシュパティ寺院でお百度でも踏んで見ろ!

何、カトマンズで自転車は危ないって?ネパールの奴隷となって生きるより、名誉ある交通事故死を選ぶゼ。ワシは。

ワシを誰だと思っているのだ。

日本人男性と結婚して日本に住んでいたあるネパール女性(すごく気が優しい方)が

「敵を倒したい」

と言い切って、極真空手を習いだし、黒帯になった。

私にとってはそれが「マラソン」であったが、これからはそれに加えて「自転車」と、更に、フィジカルに突っ走るぞ。

復讐してやる!

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と、私の黒い気持ちを勇気づけてくれた、畏敬する谷川先生の記事。ホント、そーですよね。

《注意》 この投稿に、サイクラーとランナー以外の人がレスをつけるのは、あなたのためにも私のためにもなりません。私、興奮した土佐闘犬になってますから、レスはざっくり削除する方針です。これに関して。

いょっ、大統領!誰?

ネパールに共和制が導入され、大統領と(政治の実権を握ると目される)首相を置くことが決まって3週間。未だに、その人選が決まらない。大統領の権限についても、未定のままだ。

かつての最大勢力コングレス党は、コイララ党首を初代大統領に!と譲らない。一方、現在の最大勢力マオ派は、コイララ氏「だけ」はダメだ!と、これまた譲らない。大統領に国軍の統帥権が与えられる可能性があり、マオ派人民解放軍との統合問題に大きな影響を及ぼすため、双方、譲れない。

ひとつの国に、別々の指揮系統で動く2つの軍が存在するのは、かなり宜しくない。いつ発火するか分からない、火種を抱えているようなもの。

マオ派としては、共和制実現のために大きな寄与を果たした解放軍を、国軍と同一のレベルで扱った上での統合を主張している。一方コングレス党の、某学識派現閣僚議員に

「2つの軍の統合問題はどうするんですか?」

と聞いたところ、

「馬鹿を云うんじゃない。軍と云えるのは国軍だけで、解放軍は正式な軍隊ではない。その点を理解していない質問はするな」

と、激しい口調で叱られた。

多分間違いなく、国軍幹部も、これと同じ考えだろう。ゲリラ部隊と、正式な国軍を同列に考えるな......と。組織がいい加減なネパールという国家の中、唯一きっちり機能している組織は、国軍である。武力に裏打ちされた「鉄壁のプライド」がある。その特権意識の中で、過去、様々な人権侵害も行われてきた。

解放軍にも、貧しい、虐げられてきたネパールの人たちを解放するため、命がけで戦ってきた自負と実績がある。解放軍兵士は、マオ派活動の最先端で命を張ってきた。マオ派が国家権力の、重要な一部を占めた今。解放軍兵士への処遇を蔑ろにすることは、マオ派政党リーダーの自滅につながるだろう。

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さて、マオ派の中でピカいちに「聴かない幹部」である、ヤダブ森林土壌保全相。ラリトプール(パタン)郡の採石場許認可問題で、郡の地方行政官を大臣室に呼び出し、事もあろうに、大臣室のトイレに閉じこめてしまった。

小学生のイジメかい?

これに対して、公務員組合が大抗議。そのほかにも、ラリトプール郡へのヤダブ大臣による(コングレス系公務員への)干渉があったらしく.....明日、6/19のパタン方面は、抗議の交通ゼネストが決行されそうだ。

朝も早よから、道路で古タイヤを燃やすんかい?交通遮断?

我が家も、仕事場も、ラリトプール郡ぜよ ヽ(#`Д´)ノ

ADSLワイヤレス

仕事場に256kbpsのADSLを導入し、値段と速度のバランスに満足。そして、自宅にも128kbpsで使ってみることにした。

仕事場は有線LANネットワークが既にあったので問題なかったが、自宅の部屋に(愚息も高校生となり、自室にネットが必要となる。私の自宅仕事スペースにも必要)これからLANケーブルを引っ張るのは、躊躇するものがある。 で、ADSLモデムを、無線LAN付きのものにした! 使ってみたらこれ、快適だわ。

故ビンティ高津さん(カトマンズで、ネットワークIT企業を経営)が生前

 「これからは、ワイヤレスのブロードバンド!!」

 と力説されていたが、当時のカトマンズではケーブルのブロードバンドも高額で、小規模事務所や自宅に引けるものではなかった。それに加えて、無線が使えるパソコン自体も高額であった。

「ま〜た高津さん、夢の大風呂敷広げちゃって、もう!」

と、右から左に聞き流していたものだ。しかし、ネパール・テレコムの電話回線によるADSLが普及しつつある今。ブロードバンドがやっと、我々、カトマンズ中流市民の手に届くものとなった。加えて、パソコンや、ワイヤレスターミナルの値段も、当時の半額?もっと安くなっている。

高津さん。あなたの云うことは正しかった。ただちょっと、数年早かっただけ。あなたが代理店だった日本の製品じゃなくて、シンガポールの会社のターミナル買ったのは、許してね。安いんだもの。

我が家で今のところ、無線ADSLが使えるのは、業務用のMacだけだけど。次にノートPCを買い替えるときは、当然無線が使えるものになる。愚息にもうすぐ買い与えねばならないデスクトップ機にも、無線カードをセットして。

このブログも、無線ADSL経由でUPしていたりする訳だ。

それにしても高津さん。時代を読むのが早かったあなただけれど、先に行くのも早すぎだよ。あなたが夢見ていた時代が、やっとネパールにも来たというのに。

高津さんの、夢の風呂敷。また広げてよ.....

雨期のネパール

ネパール在住邦人ブログ共同企画。アサール月のお題は、雨期でも楽しいネパール!

ネパールの観光シーズンは、10月〜5月の「乾期」と云われる。では雨期は、何故、観光のオフシーズンなのか?ひとえに、モンスーンの厚い雨雲に遮られ、ヒマラヤが見えないからと思う。

ヒマラヤの向こうのチベットは、気候が温暖になる雨期こそが観光シーズン。モンスーンがヒマラヤ南面で遮られることもあるだろうし、秋から冬にかけては寒すぎて、観光に適さないから。まあ、今年は、別な理由でチベット入国が出来ないのだが。

話しをネパールに戻せば、カラッと晴れた青空をバックにヒマラヤを見たいなら、雨期は避けるべき。逆に考えると......

山は結構!なら、雨期こそお勧め。ネパール。

高山植物

 

 

 

 

 

 

 

ヒマラヤトレッキングでは、それこそ「極楽の花園」のようなお花畑に出会えるし、頑張って4000メートルを超えれば、幻のブルーポピーが咲いているところにも行ける。ランタン(アプローチの陸路が土砂崩れの場合あるが)、エベレストのゴーキョ(ルクラフライトが悪天で欠航のこともあるが)、マナンなど。

素晴らしい。

シーズン中は満杯で、人がワサワサいる高級ホテルも、静かで、予約も取りやすい。この時期カトマンズは蒸し暑いが、天然のクーラーが効くナガルコットで、しっとりした緑に囲まれて、素敵なホテルでのんびりするのは、大人の楽しみ方だ。

街中であっても、涼しい早朝や夕方に外出し、昼間は、ホテルのプールサイドでのんびりするのも捨てがたい。

カトマンズ外輪山のハイキングでは、トトロがいそうな幻想的な森もある。場所によっては、蛭もいるのが困るんだけど...ね。

ヒマラヤの大展望がどうしても見たいなら、早朝飛んでいるマウンテンフライト(ヒマラヤ遊覧飛行)に乗れば、雨期で下界がどんな悪天でも、エベレストをはじめとする東ネパールのヒマラヤ・ジャイアントが見える。雲の上を飛ぶから、常に好天。

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はじめてのネパールで、どうしても山が見たいなら。乾期だけれど。2度目のネパール。夏休みのネパール。そして、ちょっとへそ曲がりで、ユニークな旅がお望みであれば。

雨期こそ、おすすめ!

ワイドショー的、ご開帳

今週中に、ギャネンドラ元国王夫妻は、ナラヤンヒティ現王宮を退去する見込みである。母親のラトナ(元)皇太后と、故トリブバン王(ギャ氏の祖父)の内妃という二人の高齢の女性は、王宮敷地内にあるそれぞれの独立した居住用建物に、数ヶ月間の滞在を許可された。

ギャ氏夫妻が数ヶ月間滞在することを許されたのは、カトマンズ盆地北西の森林の中にある、国有化済みのナガルジュン離宮。今までメディアの立ち入りが許されなかったこの離宮の中に昨日、ネパール国内メディアのカメラが入った。シタウラ内相と、マハラ情報相の視察に同行する形であった。

ギャ氏夫妻が滞在することとなる建物の外観だけでなく、内部の、寝室の様子に至るまで、夜のニュースで報道されていた。

政府としては、離宮と云っても、ほら。そんなに豪華じゃないでしょう。と、国民に云いたかった様子。あれが豪華かどうかは個人の判断だけれど、寝室にはエアコンもついていて、調度品の趣味や統一性は好みじゃないけれど、充分に立派な家だと思う。

少なくとも、ネパールの首相官邸より豪華に思えた。官邸内、特に首相の居住区なんて、えっ、これが?と思うくらい、普通なんだな、これ。

それはさておき、ナガルジュン離宮は国の所有物であって、国民の知る権利はあると思うが。でも、あそこまで見せるのは、ちょっと、品のない行為のような気がする。ギャ氏が退去したあとの王宮も早晩公開されるだろうが、それとはちょっと、違うような.....厳密に言えば、警備の観点からもマズいんじゃないかな?

政府が王族に対して甘いぞ!という批判に対するガス抜きだろうし、王宮退出前に王冠等はきっちり政府に返却してもらう!と、シタウラ内相の発言もあった。それにしても、内相も情報省も、バツが悪そうな顔に見えた。

国民の総意を受け入れると云っておきながら、離宮に住むことに固執する国王もカッコ悪いし、その建物を公開してしまう政府も下品だ。

元国王夫妻の王宮退出とそれに伴う報道は、特にネパール国内において、どんどんワイドショー的になるだろう。そして、この国にとっての王室の存在が、急速に、過去のものになっていくだろう。

願わくば、旧王族や国軍の王室シンパが、動き出した歴史の流れには逆らえないこと。歴史の時計は、時に揺り戻しはあっても、長い目で見て逆戻りできないことを納得してくれますように。

ネパールは、ゾンビが生き返る国だからなぁ〜

でも、時代遅れじゃあ、国民が迷惑を被るんだよなぁ〜

コイララさんも、引退しないし......

常識の違い

王権の象徴今日、政府による王宮管理報告書が提出される。ナラヤンヒティ現王宮の建物、宝物と歴史的文書等の保管に関する調査報告である。

連邦民主共和制導入に伴い、王族の特権も廃止。王宮は全て、国家に帰属する財産となった。ただし、建物の中身については、スムーズな移管が行われそうにない気配。

一部報道によると、王権を象徴する「王冠」と「杖」の所在が分からないそうである。これは、王宮が「歴史博物館」として公開されるとき、目玉となる陳列物になるもの。国民の常識から見れば、

シャハ家はもう王権がないのだから、国家に引き渡すべき、ネパール国家の財産。なのであるが.....

元王家にしてみれば、

これは先祖伝来、シャハ家に伝わるもの。所有権もシャハ家にある「私物」であり、国家に引き渡す必要はない。

と、考えているのではないかな?

新国家としてのネパール政府は、元国王や王族の私有財産と、ネパール国家に属するべき財産について明確な線引きをして、事に望むべきである。そうしないと、240年間にわたり、朕は国家であり、国家的規模の「ごっちゃん体質」を当然としてきた人たちには、国民の常識は通用しないだろう。

いや。選挙で第一党の地位から落ちても、未だ首相の椅子と官邸に居座り続けている人が率いている政府だから。問題の根っこは同じなのか?

政治ではなく、文化の問題か?

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さて、今週中にも王族が退去する(筈になっている)ナラヤンヒティ王宮であるが、今後、歴史博物館として生まれ変わる予定である。しかしあの建物と広大な敷地を維持管理するのは、経費がかなり必要と思う。

博物館エリアとは別に、王族の居住していたエリアを「パレス・ホテル」として再利用するのは、如何であろう。ネパール内外のホテルチェーンに入札を呼び掛け、何十年のスパンで居抜きでレンタルするのだ。応札したホテルは、ホテルとしての営業活動+維持管理を引き受ける。

ネパール観光の、目玉のひとつになるのでは?

豪華な大広間もあるから、パレス・ウエディングなど、宴会事業も展開できるだろう。カトマンズのど真ん中で、しかも敷地内に広い駐車場エリアも確保できる。

博物館についても、ネパール考古局のもっさりしたレベルではなく、外国援助による、国際水準の博物館にすることも検討したらいかがだろう。パタン・ミュージアムという前例もある。これが実現すれば、国際的に注目を浴びる援助事業となるだろう。この手のもの。中国は目敏いよ!ドイツも(鉄筋を入れたがるので不評ではあるが)実績がある。

まずは、王族が王宮を去ってからだ。その後、いろんな出来事や人間の怨念が溜まっている場所でもあるので、魑魅魍魎くんたちへの鎮魂もきちんとして。

王宮の有効活用について。こーゆーアイディアを理解してくれる政治家に、今度話してみたいな。

どういう反応が返ってくるだろう?

ADSLとIndianaJ

がはははは。我が仕事場にやっと、やっと来たADSLくん。

詳細は、ネパール・テレコムのサイトでどうぞ。256 Kbpsと、日本では大昔の通信速度であるが、ネパールにおいては充分満足できるスピードである。それ以上に、速度と値段のバランスを考えると画期的。ネパールではまだまだダイヤルアップを使っている人も少なくないが、メイルだけでなくネットを使うなら、ADSLの方が断然お得では(お金+通信時間の節約+電話話し中無し+ネットが遅いイライラかなり解消)?家庭用には、128kbpsのプランもあるし。

同程度のスピードのケーブルや無線のブロードバンドと比較しても、比較する意味がないほど「お得」な価格設定である。

問題は、どの程度信頼性があるか?サーバーダウンの頻度や修復の迅速さ。これについては今後、使ってみて判断したい。ただ、携帯電話サービスは不評のネパール・テレコムであるが、インターネットに関しては結構頑張っている印象がある。

数ヶ月中には、ネパールの民間プロバイダー(マーカンタイル、ワールドリンク等)も、ADSLサービスを開始するようである。

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さて、日本にはハリソンくんとジョージくんも来ている インディー・ジョーンズ クリスタルスカルの王国 である。一昔前ならサブタイトルは、水晶髑髏の王国か?

うちの亭主もこのシリーズ大好きで(DVDで)、私が息子と観たのをぶちっていたから.....いいよ、もう一回見たいから。と、再度、今度は亭主と観に行った。前回はとにかく、19年待って待って待って。やっと再会できたインディアナが、え゛っ。それは。はぁ?であった。

でも2度目に冷静に観たら、普通に面白い映画だった。

今回、あの、ロシアのおねえちゃんとマリアンとインディーの、恋の駆け引きでもあればもっと良かったか。いやそれは、(最後の聖戦の)エルザ・シュナイダー博士を彷彿とさせマンネリ?せめて、最後に、(魔宮の伝説の)ウィリーが乱入して、インディーにパンチくらい食らわせても.....それでは、おばはん二人で幻滅??

インディアナ5に期待しよう。伏線張りまくりだから、またやるだろう。ベトナム戦争に送られたパット・ヘンリー・ジョーンズ3世を救うため、インディーがインドシナ半島で大冒険.....はっ、それはランボー?

徳川埋蔵金で、糸井重里とチェイス?ははははは。ねらーの諸君。妄想しすぎだよ。

次回はちょっと、キレイなおねえちゃんを頼むよ。ジョージくん。スティーブンくん。アリーマイラブ?うーん、ちょっと。

以上、インディアナ・オタクでした。毎日このブログを見てくれている徳島のお父さん。理解不能な話題で失礼いたしました。

住む場所がない?

元国王のG.シャハ氏であるが、

「王宮は去るが、私邸は息子の家なので、同居したくない。自分と嫁のために別に1軒。母(ラトナ元皇太后)に1軒。祖父である故トリブバン王のサララ内妃のために1軒。合計3軒の、安全が確保された家が必要で、政府に何とかしてほしい」

と、今日、王宮内でシャハ氏と会った、シタウラ内相に相談しているとの報道あり。ホントかな?

広大な私邸のニルマル・ニワースで、元々、息子夫妻と同居していたシャハ氏。隣接する、同じように広大な弟の家も、弟夫妻の死後(息子のいなかった弟の)娘たちを嫁に出して、「ごっちゃん」所有しているはずだが。

まあ、親だの、子供だの、爺ちゃんの愛人だの、同じ屋根の下で暮らすのは嫌なのは、そりゃ、気持ちも分からなくもないが。でもね、私邸の広大な敷地内に、少なくとも2軒はあるじゃん。まず、息子を追い出せよ.....いや、あの息子は、追い出すと余計にマズいし。行動が。

シャハ家は、耐え難きを耐えたりは、しないの?

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さて今日、19年ぶりに、懐かしい人と、カトマンズの映画館で再会した。すごくうれしかったけど、お互い、歳をとったね。

シカゴ大学で考古学を修めた、アメリカ人の大学教授ヘンリーさん。彼の父上もヘンリーさんで、同じく学者で、格好良かったなぁ。今回は、同じくヘンリーくんという息子まで一緒。

ヘンリーさん、6月末には日本にも行くみたい。

ははははは。これ!!カトマンズは、日本より早いよ。

冒険心は、伝染るんです

三浦さん75歳でエベレスト登頂に成功した(最高齢世界第2位/70歳以上ではじめて、複数回の登頂)日本を代表する後期高齢冒険家、三浦雄一郎さんに昨日、カトマンズでお目にかかった。

夢を諦めず、勇気を持って一歩を踏み出すこと。そして踏み出したあとは、絶対諦めないこと。更には5年後。80歳で(今回計画していたが実現できなかった)チベット側からの、エベレストチャレンジの意気込みまで伺うことが出来た。

8千メートルを超える高所で脳浮腫と肺水腫を発病し、奇跡の生還を果たした三浦豪太さん(三浦さんの次男で、2度冬季五輪に出場したスキー選手)も、しっかりとした足取りで帰ってきてくれた。

ひょんな縁で三浦チームの皆さまと5年前に出会った私であるが、三浦ファミリーの気さくさ、素晴らしさに感銘を受け、その後カトマンズでお付き合いいただいていた。だから、豪太さんの生還は、涙が出るほどうれしかった。

2003年、お父さんと一緒にエベレストに登頂するだけでなく、その以前からずっと高所登山を続けてきた豪太さん。でも、今回の登頂断念。お父さんを最後の局面でサポートできなかったことがとても悔しい様子。もしかすると、スキーヤー豪太から、これを機に、登山家豪太に変身するのでは?と、そんな予感がした。

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それにしても、大冒険から帰ってきたばかりの人には、「冒険菌」というバイキンがムンムンしている。そしてその菌は、ある種の人間に伝染するのだ。ある種とは.....どんな種だ?

ずばり、バカな人間!ということ。

言い換えると、冒険の、死ぬほど辛くて甘い充実感を知っている(もしくは、知らなくてもそれに憧れを抱く)人間。

ここ数年来、いろんな登山隊の皆さんの「菌」で発病した私は去年、エベレストマラソンという病気野郎集団のレースに参加。無事完走した。元々、若い頃はそれなりにシビアに、命を賭けた登山にどっぷり漬かっていた。ネパールに移住してから冒険からは遠ざかっていたが、あの、死んじゃいそうに辛い体験の中の、「どろり」とした「生」の甘さ。あれは、日常生活では味わえない。

エベレストマラソンは今年も誘われていて、充分参加できたけれど、仕事のために行けなかった。

が、イカン。ここに来て、三浦父子から、また「冒険菌」に感染したようである。マズい。ムズムズしてきた。しかも今夜は、エベレストマラソンの下山パーティーに呼ばれている。ああ。

どーする?自分??

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