けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

2009年01月

コメント欄、再度閉鎖

しばらく閉鎖していたコメント欄を、何気に再開しましたが、再度閉鎖します。大変残念です。

本日書き込みくださった方へ。以前、あなた様の書き込みを、手作業で表示から外した時点で、気づいていただきたかったです。当ブログに書き込みいただく前に、まず、あなたの住む街にいらっしゃる私の知り合いと、あなた様との関係を良好なものにしていただけませんか。宜しくお願い申し上げます。

その上でなら、あなた様の書き込みを、心から歓迎いたします。

5年経つんだ

明日のバサンタ・バンチャミーを前に、ふと気づいた。

現在の、バタン郊外の家に越して満5年になるんだ!2004年のバサンタ・パンチャミーの日に、まだ内装工事が仕上げ中であった家に越して来た。なぜなら、この日は非常に縁起の良い日であるからだ。確かその年は、日本の暦でも引っ越し吉日であった。 

越してすぐの時期は、あまりに不便で街中に遠くて凹んだが、1年で慣れた。その後、ランニングや自転車をはじめたため、今では恵まれたアウトドア環境に満足している。

その後、空き家だったり空き地だったりしたご近所に、亭主と話の合うご近所さんたちが入居・新築して来たこともあり、益々、住みやすくなった。共同で使う私道は、現在、住民による上下水道配管工事とその後のプレ舗装作業中。雨期に入る前には、舗装もするらしい。

いやはや、月日の経つのは早いものである。 

目散るアルコール混入?

我々外国人にも人気があるネパール製の「ククリ・ラム」と、同じくネパール製の「ヴァージン・ウイスキー」の流通・販売が政府により禁止された。

飲酒者の健康を大きく損なう、(悪酔い以上の)被害が出た疑いがもたれている。

一般的に、ネパール製の酒の多くには不純物やケミカルが含まれており、悪酔いするとの評判がある。私のような下戸にとっては、何故、そこまでして飲むの?と思うのだが、酒飲みにとっては「外国製がない(買えない)時は、ネパール製でも飲みたい」ものらしい。

さて、先日土曜日、我が酔っぱらいランニングサークルでは、恒例ランニングの後、某会員宅での新年バーベキュー大会が挙行された。よゐこの会員(含む、ワシ)たちが引き上げた後も、若干名の英国紳士たちは居残って、ビールより強いお酒を飲んだらしい。この時出されたのが、今、評判の「ククリ・ラム」であったとか。

その後、目が見えにくくなった!という某会員の指摘に対し、会の統一見解として 「あれは、純正のククリ・ラムじゃなくて、古い紅茶と古いエンジンオイルを混ぜたものだったから、大丈夫。心配するな」 と、公式ウエブサイトに発表があった。

いやはや。英国式ジョークにつきあうのも、命がけである。 それにしても、最初はなかなか親しくなれないイギリスのおっちゃんたちであるが、仲良くなるとしみじみ、かめば噛むほど味の出る、スルメのような方たちだわ。

明日から、ネパールは春

寒さがかなり緩んできた。今朝はカトマンズ盆地冬の風物詩である「濃い霧」がでたが、朝10時にはきれいに消えた。

明日は、バサンタ・パンチャミー。ビクラム暦では、この日から「春」となる。この暦のすごいのは、毎年西暦と最大2週間程度のずれが出るのに、ちゃんと季節の変化と一致しているところだ。多分一度雨が降り、寒の戻りもあるだろうが、季節は確実に温かさを増す。

雪解け水も増え、しかも、新設のアッパー・マルシャンディ発電所が徐々に稼働をはじめているため、もうすぐ停電時間も1日12時間に「軽減」されるらしい。

これで軽減というところが、実に嘆かわしいが.......

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さて、与党マオ派と国軍の関係が冷え込んでいる。

マオ派から出ている国防大臣は、カトワル参謀総長の処分さえ言及しているが。罷免のような強硬手段には及べないと思う。というのは、カトワル氏の任期があと3ヶ月以内で、引退することになっている。

国軍のNo.2には、カトワル氏以上にマオ派との折り合いが悪い御仁が居るそうで、この人も、カトワル氏より「前」に引退の時期を迎える。しかし今、マオ派が現参謀総長を罷免し、No.2氏が繰り上がった場合、「参謀総長は、任命から3年間が任期」となり、更に3年間、折り合いの付かない国軍トップが居座ってしまう可能性があるとのこと。

逆を云えば、引退目前になったカトワル参謀総長の行動には、一抹の気味悪さも感じる訳だ。国軍も、ちゃぶ台ひっくり返しても、中長期的な展望は望めないであろうが。

しかし、そういう「噂」が流れるほどの状況と云うことだ。閉塞感が、全ての方面に漂っている。

ヤ〜ね、ほんと。

疲れない身体がほしい

昨日、ネパールを代表する市民ランナーのRさんと会った。この方、男性、年齢は確か50代前半だったと思うが、今でもフルマラソンを3時間かけずに完走する強者。

元はネパールを代表する中距離ランナーで、国際大会にも参加していた。 しかも凄い名コックであり、レストラン経営で成功し、家庭も円満。ひとえに、Rさんの人徳というか、人柄の素晴らしさである。 現在でも年に2回ほど、ネパール国内や外国のマラソン大会で42.195kmを走っておられる。日本の大会はもちろん、ネパール人に対するビザ発給基準が厳しい某超大国でさえ、いつでもお越しください!と、複数年有効のマルチビザを発給してくれる。

こういう方が、身近にいることは誇らしいことだ。

そんなRさんから、キツーイご指導をいただく。

 「ミキさんがフル・マラソンで4時間29分もかかって、しかも後半失速するのは、練習が足りません。少なくとも毎日、2時間の練習が必要です」

 あっ、はい。でも...... 毎日2時間走って、壊れない身体がほしいっス。 昨日は寝不足だったので、ゆっくり、1時間走って終わり。今日も、何となく疲れている。電気もないのでこれから、4.5キロジョグろう。

いや、無理せず休んじゃうかな?

休むのも、立派な練習だ!

これでいいのか?

 

ところで、不肖、やっと完走の私にも。孤高の市民ランナーRさんにも。共通の悩みがある。それは、何だ?

家族、特に配偶者からの

「痩せるな!」

コールである。

Rさんはそりゃ素晴らしい、ランナー体型の持ち主。文句なく、痩せているというか、締まっている。鳥の羽のように、軽そうだ。

一方の私は、まだまだ脂肪のマージン満載。体脂肪でいくと、普通とやせ気味の中間程度。もともと肥満型だったから、ここまで体重管理が安定しているのは、人生ではじめて。どこにでもいる、普通のおばさん市民ランナー体型である。

ああそれなのに、中年過ぎたら「ぽっちゃり」が美しい!というのが、ここ、ネパールの考え方。我が亭主など

「若い女の子が痩せているのはキレイだけれど、おばさんが痩せると貧相なだけ。太っている方が、見苦しくない」

と、反論できない論理武装している。

40代以降、ネパール人が痩せたとしたら....病気か、生活苦か、家庭の不和と見られることが多い。事実私も、

「糖尿病の治療中か?それとも、癌になったのか」

と、ネパール人の友人・知人を心配させているらしい。

「実はね.....家庭が破綻しちゃって」

と冗談(本音?)をカマしたら、冗談抜きで深刻な顔をされてしまった。やれやれ。である。

先日、徹夜明けに顔を洗っていたら、鏡の中に伯母(父の姉)がいた!ビックリしてよく見たら、自分の顔であった。

加齢というのは、こういうものなのだろう。

高須クリニックで、リフトアップやらポトックス注入をしてもらいたいものだ。サイバラ先生のように、美しくなりたい。

4月より、毎日かあさんアニメ化。提供は、YES!高須クリニック。

ああ、とりとめがない。

囲い込むしかないのか?

カトマンズ首都圏にあるパタン市郊外の我が家。一歩外に出ると、10軒ほどの家が使う私道に面している。

この私道の一番奥の土地を買った人が、自宅の建設工事にとりかかる前に、突然、何の前触れもなく、下水管を埋める作業をはじめた。私道の真ん中を掘り返す訳だ。そうなると、私道に面した家の自動車の出入りが出来なくなる。早朝の工事開始であったため、家のガレージに車を止めたまま。工事は1週間以上かかるため、その期間中車が使えなくなる。

これにはみんな大激怒!すごい勢いで人が集まり、掘削が始まった場所を埋め直させた。

しかしその後、ちょっとネパール「らしくない」展開となった。

まず、これまでシステム化された下水管のなかった5軒並びが共同で(我が家の並びの5軒は、既に下水工事済み)、下水管工事をすることに談合。この期間中、車はそれぞれ、私道の外に止める手はずを整える。しかも工事のあと、10軒でお金を出し合って、未舗装だった私道を舗装することとなった。

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最近のネパールは、停電で夜真っ暗。治安的にも不安がつきまとう。そのせいもあって、セキュリティの確保がやりやすい分譲マンションや、共同でガードマンを雇う、塀で囲まれた建て売り住宅の人気が高くなっている。我が家の一帯のように、それぞれの家を塀で囲った一軒家は、時代遅れになりつつある訳だ。

それはみんな感じていた訳で......なんと、ここ1〜2年を目処に、私道の入り口に、共同で門を作ってしまおう!と話が進んでいるらしい。そして10軒でガードマンを雇うとのこと。そうすることで、我らが私道沿いの家土地の資産価値を守ろうという訳だ。

うーむ。実現したら、ちょっとすごいぞ。

マオ派一党独裁、ネパール人民共和国になるかも知れない時流に逆らう、有産階級的ご近所連合か??

同時に、ご近所全体を塀で囲って自己防衛せざるを得ない現状に、喜べないものも感じる。

カトマンズの家は、窓には鉄製の防犯グリルがはめ込まれている。防犯用の犬も必需品。もちろん外壁の門は、常に内側から施錠されている。我が家のような中流家庭では、自宅にガードマンを雇うような資金はないが。でも、日本よりずっと厳しい防犯対策が施されている。

セコムはないけどね。

伝統的なカトマンズの町屋も、農家建築も、人の出入りを遮断する外塀はない。それだけ、地域社会の関わりが濃い、安全な社会だったと云えるだろう。

それが、近年の郊外型住宅は、とにかく塀で囲い込む方式だ。そこに住む人の多くは、カトマンズ首都圏の「外」から移住してきた人たちである。我が家の場合も、カブレの村から出てきた亭主と、日本から来た私の、カトマンズ移住一世だもんね。

政府や行政の機能が弱いと、安全も、水も、電気も自前で努力するしかないもんね。逆を云えば、常にもろもろ対処を考えているため、危機に強いかな?

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ところで、オバマ大統領の娘さん、マリアちゃんの名前が、Maria ではなく、Malia と L なのは何故?

毛沢東の息子たちは「毛」姓なのに、娘たち(李敏、李訥)は、毛が内戦時代使っていた偽名の、「李」姓を名乗っているのは何故?

ネット検索しても答え見つからず、気になっている。

ネパール観光年、2011

2年後の2011年は、ネパール政府・民間挙げて、「ネパール観光年 Visit Nepal Year」キャンペーンを行うことになっている。

同様のキャンペーンは1998年にも実施され、成果を上げた。しかしこの時は、前の年の後半やその年になってはじめてキャンペーンを活性化させたため、外国人ツーリストには周知不足の感があった。また、1年を通じて全国で行われたイベントの多くは、結局、外国人観光客ではなく、地元のネパール人が楽しんで終わり。あとには、ゴミの山が残った.....。

しかし、ネパールも、それなりに進歩している。2011年に向けては、ほぼ2年前の昨日、キャンペーンが発足。一番の目玉は、2011年に複数回ネパールを訪問する観光客は、2回目以降、ビザ代金が無料になる という政府決定だろう。また、いつ飛ぶか神のみぞ知る!ネパール航空に、新規の国際線航空機を1機購入するそうだ。

今回のキャンペーンでは、100万人の外国人誘致が目標である。その実現のためには、安定した国際線運行や、既存のエアラインのシーズン中の増便。新規エアラインの就航が不可欠である。とにかく、国際線が飛ばないことには、お話しにならない。

同時に、政治や治安の安定。観光業界のストライキ自粛。各種道路封鎖の自粛などが行われるべきである。

極論を言えば、政治が落ち着き、移動の安全と確実性が確保されれば、イベントなど何もやらなくたって観光客は増えるだろう。プロモーションは、二次的なものに過ぎないのだから。

これから、2年弱。ネパールの観光プロモーションには、苦言も呈するが、それ以上に、大きく期待してまっせ!

がんばりや!!

頑張りまーす、ヨロシクっ

30分にわたるダハール首相の国民への呼びかけは、まず、政権の座についてこれまでの期間を「政権運営の経験がなかったマオ派にとって、勉強の時間だった」とゴメンナサイした。

その後は、オバマばりの Yes,we can. チックな内容。女性や非差別階層の正義のため、村々にまで評議会を置くってポリシーは、自派の活動家を送り込むってことだろう。毛沢東主義者は、やはり、農村から都市を包囲するようだ。

「ネジ巻き直して、がんばりまーす」

って。演説一本で、国民の不満が解消される訳ではない。国民も、真摯に、国家再建に参加すべきだ。

しかしまずは、マオ派が言葉ではなく、行動で成果を見せるべきだろう。

きな臭い噂も、国内外から漂って来ていることだし。

演説の時間帯、停電の筈だったが電気来ていた。演説終了後しばらくして、やっぱり停電。

もう、ずーっと演説しててくれませんか?ダハールさん。

何を呼びかけるか?首相

本日、ネパール時間の夜7時15分。ダハール=プラチャンダ首相自らが「国民に対する呼びかけ」を行う。

現在、もろもろ、八方ふさがり、四面楚歌な状況の中。国民に対する支援と支持を求める内容と思われる。いきなり「ドカン!」は.....やらないよね。出来ないし。

しかし国民としても、支援や支持できる政府であり与党・マオ派でないと苦しい。政権担当政党になっても、暴力を背景にした姿勢が消えないマオ派。これまでの政党同様、それ以上に縁故主義にしか見えない指導者たちでは。

ネパール人はつらいよ。

新聞紙上では、良識派知識人の中からも「バングラデシュ・モデルの軍事政権」の、ネパールにおける可能性が論じられてもいる。国軍もそう簡単には動かないが、動くとしたら、現政府の無策に対する国民の不満が、最大限のレッドゾーンに振れる時期を見極めるだろう。

しかしこれは、あまりにも危険な賭である。

2006年、当時の政府とマオ派の間で締結された、包括的和平協定(停戦合意)が、根本的に崩壊するからである。

そうなれば、我々在留邦人の治安問題に限らず、日本政府が国連に派遣している停戦モニタリング要員は「丸腰」で、マオ派と政府軍の最前線でのモニタリングを行っている。日本政府としても、先読みに全力を挙げているのではないだろうか。

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停電であるが、予定表より早く通電する日もあるようだ。

例えば今朝の我が家は、正午まで停電の筈。しかし朝9時から、電気が来た。昨夜深夜0時から早朝4時の間に、PCを使った業務や洗濯を済ませていたのにね。

まあ、文句は言うまい。

停電、改悪?

停電時間が若干短くなったが、新しい計画表を見て言葉を失う。

週に2回、朝8時〜午後4時まで停電。そのうち1回は、(4時間電気が来たあと)更に、夜8時から翌朝4時まで停電。

火曜日は、(停電時間割の異なる)仕事場も自宅も、朝8時〜午後4時まで電気なし。こうなれば、火曜日定休だ。

この異常な状況が、自分の仕事のネタとして採用されないことに、深く絶望している。仕事のアウトプット先を、変えるべきなのかもしれない。

とまあ、いろいろ凹むが、今日午後は「毎週末、教会でミサに出席する」ノリになってきた、ハッシュのランニング。教会の代わりの、郊外のジャングル、あぜ道、川沿いの道。司祭の代わりのGM。アーメンと云う代わりの、オンオーン!の絶叫。教義の代わりの、走り。どんな悪路でも、とにかく走る。走れない斜面になれば、ガシガシ歩く。

人間、何に救われるか分からないものだ。

マレイシア、続報

マレイシア政府の決定は、新規外国人雇用を制限すると云うものであった。同時に、マレイシア国内の企業商店が解雇を行う場合、最初に外国人を解雇する事を規定した。

ネパールからマレイシアへの、今後の新規雇用は延期(または停止)される模様だ。

現在マレイシア国内には、30万人のネパール人が就労している。

ソマリアから、ネパールを想う

ソマリアでは、海賊は「憧れ」の職業...ですか。

ソマリアでは、1992年以降中央政府がない。アナーキー。無政府状態であるらしい。こうなると、群雄割拠。自分の身は自分で守るしかない。こういう状況下で、漁民の海賊化が進んでしまった。

ネパ者のみなさま。これって、遠いアフリカのお話しですけどね。でもね、中央政府の統治能力が低下すると、最悪どうなるか?って点については、他人事ではありませんよ。

ネパールの人たちは、穏和だけれど。

穏やかなだけに、胸に秘めた鬱屈は多い。

少しだけ、背筋が寒い、先行き予想。

ネパール人出稼ぎ労働に暗雲か?

BBCの報道によれば、ネパール人の海外出稼ぎ先としてメジャーな国のひとつ、マレイシア政府が自国労働者保護政策を打ち出した。曰く、労働者の解雇を行う場合、まず、外国人から解雇すること。との通告だ。世界的不況が引き起こした事態である。

日本でも、派遣という雇用形態で仕事をするネパール人が多いと聞く。彼ら/彼女らの雇用は守られているのだろうか?日本人派遣労働者同様、容赦ない首切りに見舞われているのだろうか?

経済「も」低迷するネパールにおいて、海外からの送金は、基幹産業のひとつである。これが崩壊すれば、深刻な社会不安を引き起こす危険性があるだろう。

カトマンズなどでは明日から1日14時間停電となり、2時間余分に通電することとなった。喜んで良いのか?1日の半分以上、電気はない訳だから。

世界も暗く、ネパールも明るくない。

春の気配

1/18、地方出張からカトマンズに戻り、空気の中に「痛い寒さ」が消えつつあることを感じた。

昨日、ジョギングしていて、久しぶりに「暑い」と思った。

自宅への帰り、バフ頭部ウォーマーなしで、自転車が漕げた。

カトマンズの冬は、終わりつつある。ネパール版春分の日、バサンタ・パンチャミー(春が始まる日)は、1/31。

「危険」じゃなくて、「不便」なのね

停電に関する危険情報が、日本外務省より発出された。

海外安全情報〜ネパール

長時間停電「自体」の危険ではなく、停電に対する抗議活動が「危険情報」との判断の模様。まあ、停電は「不便」ということか......

でもねぇ、少なくとも私は、ここまで異常な停電は、それ自体(停電)に対する恐怖心を持って生活している。真っ暗な道の移動や、真っ暗な都市で生活することは、それだけで気持ち悪いのです。はい。

救われるのは、夜間真っ暗な街の中であるが、犯罪発生率は上がっていないとのこと。むしろ、下がっているようだ。これには、ネパール警察の努力がある。理不尽なデモやバンダは取り締まれないが、一般犯罪の防止に、ネパール警察も頑張っている。

ああ、ノートPCのバッテリーも切れる。

停電、軽減?

1日16時間停電となった(筈の)カトマンズだが、数日前から、1日12時間程度に停電時間が不確定な軽減になっている模様である。電気公社からは、何のアナウンスもない。

事情筋によれば、ドイツの政府援助で完成し、現在試用運転中のアッパー・マルシャンディ発電所の30メガワット強の電力を、首都圏に送電しているからとか。情報の確認は取れていない。

カトマンズの我が家は去年から、全ての電球を、白熱灯や蛍光灯より効率のよい節電型コンパクト蛍光灯(CFL)に変えている。CFLは表示ワット数の4倍の明るさがあり、例えば、5ワットのCFLで、20ワットの白熱灯と同じ明るさである。100ワットの明るさがほしい場所でも、25ワットのCFL一灯でことたりる。

我が家の場合、計画停電が少ない時期の比較でも、電気代が約半額になった。CFLの節電効果は目に見えて成果が上がった。試算のひとつには、ネパールの全ての電球をCFLにすれば、現在でも電力が事足りるというものさえある。

ネックになるのは、電球の購入価格。普通の電球の4〜6倍する。しかし、電気代の節約と長持ち電球であるため、ランニングコストを考えると「安い」のだ。それでも、この価格がネックとなり、手が出せないでいる人が多い。政府や電気公社では、CFLに政府の助成金を出すことを検討している。1つ自費で買うと、銅製品をもう1個、政府予算から無料配布と云うもの。

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停電時間減少については、とある噂も流れている。

政府は電気公社に対して、必要以上に厳しい16時間停電を強要していた。これは、火力発電プラント購入のための方便であり、ノルウェーの企業と(発電プラント購入で)話がまとまっていた。ここには当然、現政府や与党に対するコミッションの話が付きまとう。だからこそ、首相の北欧訪問に、コングレス筋から任命されたネパールの大使を「外そう(コングレスに話が漏れぬよう)」と画策。

まあ、マオ派(と、もしかするとマデシ・フォーラムも)が、一儲けしようとした!つーことだ。平たく云うと。

しかし、市民が電気公社に停電への大規模抗議を行い、この圧力で、公社エンジニアの1人が真実を暴露してしまった。同時に、ネパールのノルウェー大使もオープンに抗議を開始。

結局、首相の外遊は直前に中止。

結局、何となく停電時間短縮。

ホントかなぁ?ホントっぽい気もするなぁ。

やれやれ......

鳥インフルエンザ、出た

ネパールの現地報道、及び日本大使館からの連絡によると、ネパールの東端。インドの西ベンガル州と境を接するカカルビッタにおいて、鳥インフルエンザが原因で鶏が死亡したと、ネパール政府が公式に発表した。

この検査はネパール国内だけでなく、英国の検査機関でも同時に実施された結果とのこと。

カトマンズとカカルビッタは、直線距離で300kmほど離れている。カトマンズで鳥インフルエンザが発見されたわけではない。

人間への感染の可能性は低いH5N1であるため、今すぐ、我が身に危険が及ぶわけではなさそうだ。しかし東ネパールの平野部はこの時期、貴重種を含む渡り鳥が飛来している。野生の鳥類への感染が、非常に心配だ。

同時に、鳥の体内でウイルスが突然変異して、人間に感染する危険性もある。

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昨夜のTVニュースでは、感染が報告された地域で、鶏などの処分が開始された様子を伝えていた。養鶏場(多分)の敷地内を逃げ回る鶏を、長い柄の着いた鉈で撲殺する若い警官の様子は、何とも表現しづらいものであった。マスクも、手袋も「なし」だったから。

現場では、ウイルスがウヨウヨしているであろう鳥の羽や糞が、大気中にもうもうと舞っているのは確実。これを現場の警察官や、撮影中のカメラマンは、大量に吸い込んでいるはずである。ああ、無知というのは恐ろしい。

私の回りのネパール人は、しばらく鶏肉や卵は食べないと云っている。うーむ。感染源はそれじゃないよ.....って、云っても共感は得られないだろう。ただし、ネパールで買う卵は、表面に乾いた鶏糞がこびりついていることが多い。これは、感染源になるかも?

カトマンズ市内の住宅街でも、鶏を放し飼いにする家がある。鳩も多い。うちの仕事場も、鳩の糞害に悩まされていたりして、ああああ。

心配しすぎず、注意をしよう。

不条理大国、ネパール

ネパールのダハール首相(かつては、泣く子も黙る毛沢東主義派の親玉プラチャンダ氏)は、ノルウェーとフィンランドへの外遊を、出発2日前になって突如延期した。

国内の不安定な政治状況が原因と説明しているが、この外遊には、ネパール政府が派遣したノルウェー大使(駐英国大使が兼務)が訪問団から除外され、当該のシャルマ大使が政府を批判するという、異常事態もあった。シャルマ大使はコングレス党人脈であるが、政治的人事である以前に、ネパール外務省の最も経験豊かな官僚でもある。首相の外遊に、行き先の国に駐在する自国大使を同行しないのは、外交上不思議な話だ。政府側はシャルマ大使が、ノルウェー国王に信任状を捧呈していないため(正式な大使としての地位が認められない)、同行できなかったと説明。反してシャルマ大使は、訪問団到着前に捧呈すべく段取り整えたものの、ネパール外務省が妨害したと反論している。

一節では、マオ派政府が、世界的CO2トレードに関わる電力シンジケートとの北欧での交渉を、当面回避するためとの説もある。

まあ実際、この酷い停電で国民が怒っている中、怒りの炎に油を注ぐ首相外遊を実行するのは容易でもない。

ひとつ確実なのは、北欧の大国政府は、ネパールの迷走ぶりに呆れているだろうということ。これは、ネパールの国益に結びつかない。

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もうひとつ、我らの駐ネパール日本大使館の固定電話が、昨日から繋がらない。原因について本日、大使館からメイルで連絡があった。

<ここから、転載>

大使館からのお知らせ(09−07)
2009年1月15日

当館外線電話及びFAXの不通について(その2)

昨日(14日)お知らせしたとおり、当館の外線電話が不通となっております。原因については、山積してあるゴミに、何者かが暖をとるためたき火をした際、当館外線ラインを含む中間配線盤が焼け焦げてしまったとのことです。復旧までに1週間程度の時間を要するため、緊急の際は以下にご連絡願います。また、以下の館員以外に用務にて御用の方も、下記までご連絡お願いします。

領事携帯 98510−20414
領事携帯 98510−20158(19日以降)
警備携帯 98510−20409

<転載終わり>

いやはや、いやはや。

ネパールという国は、何が起こるか分からない。実に、不条理である。このような報告を受けた我々邦人もたまげたが、本邦霞ヶ関の本省は、度肝を抜かれたに違いない。

ここまで正直に原因を公開してくださった日本大使館に、敬意を表したい。

ネパール生活は、日々、退屈しない。

飛んできました

ネパールには、世界でも5本の指に入る落差の、バンジージャンプがある。カトマンズからチベット国境に向かって、北に車で3時間。

インディージョーンズ2ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

この、吊り橋の上から飛ぶわけだ。約160メートル下には、チベットを源流とするボテコシ河の流れがある。

飛ぶ人間の重量にもよるが、体重60キロ前後の場合、約120メートルを2秒程度で落下する。足と腰にセットされた強力なゴムで、あとは、びょょょょん体験。この後、徐々に河の方面に下ろしてくれて、待ちかまえるスタッフの方につかまえてもらうわけだ。

うちの愚息と1年前から、バンジーに行こう!と約束していたのがやっと実現した。この間には、友人たち(だけ)と行こうとした息子が、友人家族の反対にあって挫折したり、カトマンズから向かったが、道が封鎖されていて行けなかったり。と、諸々あった。

本当は友人と行きたかった気持ちは分かる。だって、17歳だもの。結局、親と行く羽目になったのはかわいそうだし、私と亭主にとっては「ラッキー!」だ。

まな板の鯉

 

 

 

 

 

 

最初に、ジャンプするときの格好のまま体重を量る。重量はマーカーで、右手の甲に記載される(おっ、我が息子の方が重いのね)。体重毎に、セットする安全装置の設定を変化させるためだ。

考えず、飛べ

 

 

 

 

 

昨日は、自前の車で朝早く出た我が家族はバンジー・スポットに着いた。しかし、途中ゆっくり休憩を取っていたバンジー・バスは突然の交通封鎖につかまり、結局、カトマンズに引き返した。20人ほどの連続ジャンプの筈が、たった二人のジャンプとなった。

「飛ぶ前、考えたらダメです。理性が出たら、飛べません。何も考えず、上半身から落ちてください。とにかく、理性はどこかにしまっておいてね。321、バンジーのかけ声で、飛ぶんですよ」

との、ブリーフィングを受ける。

この後、吊り橋まん中のバンジー・プラットフォームに移動。両足と下半身に、二つのハーネスをつけてもらう。全て係員の方がやってくれるので、ただ、立っていればいい。

「何とか、確認」「よし!」

「何とか、確認」「よし!」

と、威勢の良いかけ声とともに、あれよあれよという間にセットされる。スタッフが声を出すのは、安全確保と同時に、飛ぶ人間の恐怖心を減らす目的もあるのだろう。と、結構冷静に考えてるな.....ワシ。

昨日は、体重重い順で声がかかる。息子は、

息子、飛びます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へっ?」と思うほど躊躇なく、キレイに飛んだ。

次は私だ。

ジャンプ台に立ち、下を見る。

落差170メートル

 

 

 

 

 

ここではじめて、恐怖を感じる。

しかし、母の威厳を保つためにも、飛ぶしかない!

バンジーマスターの力強い声が、背後から、

3、2、1、バンジー!

母も、飛びます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落下ぁぁぁぁぁぁぁぁ!

川岸で息子と合流し、橋の高さにあるバンジー・リゾート(The Last Resort)まで20分ちょっと、斜面につけられた急な坂を登る。途中、息子がバテる。あっ、ごめん、母さん走って登ってたね。

こうして飛んだよ

 

 

 

 

 

 

しかしまあ、ジャンプのあとは、余裕もかませる訳で。

理性的なおとーさんは、ドライバー+カメラマンに徹した。「次に来たら、オレも飛ぶ」とか云ってたけど、次って、いつなのよ?

リゾートでランチ食べても、まだ、道路は封鎖とのこと。近くにある、タトパニ温泉にも行ってみた。

タトパニ温泉

 

 

 

 

 

 

湯船につかる風習のないネパールでは、温泉も「打たせ湯」が主流。これなら、ひとり5ルピーの入場料。男女に分かれていて、女性は布を身体に巻き付けて(男性はパンツ一丁)で温水に打たれる。

しかしこれは、温水の落ち口の下、見ず知らずの人と肌と肌がぶつかり合いながらなので、ちょっと厳しいかもしれない。

個室もあり

 

 

 

 

 

 

個室料金100ルピー(外人)50ルピー(ネパール人)を払うと、かなり大きめのバスタブのついた個室も利用できる。

結構快適だった。タオルも、業務用中判ホテルタオルが100円程度で売っている。北欧の有名ブランドの中国製造タグがついていて、普通に良いタオルだ。

お湯はほぼ透明で、硫黄臭も弱い。それでも、毛穴の中までミネラル成分が入り込む感じ。多分、源泉掛け流しだと思うが、ちょうどよい湯加減だった。

その後、途中で1時間ほど時間を潰していたら道路も開通となったのでカトマンズに向かった。最近起こった殺人事件の容疑者として、地元の人が逮捕された事への抗議だったそうだ。

予想外だったのは、久しぶりに温泉に入ったためか?大落下の精神的ストレスのためか?「湯あたり」したようで、帰宅後夕食も食べず、ジャケット着たまま、頭にヘッドランプつけたまま(停電だったので)、朝まで爆睡してしまった。

暗いカトマンズだが、刺激的な1日を過ごせて幸せだった。

 

Bunjee Nepal かなりうるさく音が鳴ります。注意。

先生、まぁ、そう熱くならずに

動かざる(更新しないこと)こと、山のごとし...だった、ネパール通信さん。

それなのに、不肖当ブログとT先生の、敬愛に基づくバトルに反応してくれた。これは、スゴいことですよ!それだけ、我々ネパール在留邦人にとって、停電ネタは「逆鱗」な証拠だろう。

で、先生もちょっと目が吊り上がってきたようなので、ここらで肩の力を抜きましょう。停電文化革命から、メディア論に、論点が移動しているようなので。移動させたのは、ワシか?

さてさて、英国BBCのドキュメンタリーは、日本で云えば、再現ドラマ。例えば、早朝5時起きして、高齢の夫がこれまた高齢の妻に運転を教える....ってシーン。朝5時、ジリリリリと鳴る目覚まし時計。寝ている夫婦が、ベッドから起き出す。って、カメラクルーは一晩中、夫婦の寝室にいたんですか?って。BBCの論理においては、事実の再現は「許容範囲」であることが、他の番組を見ても感じられる。

一般視聴者のみなさんには気づかなくとも、テレビの制作現場で仕事をした人間なら、あっ、これ。と、気づくだろう。

私は「フリーランス」の人間なので、固有の放送局ではなく、私自身の「線引き」がある。

例えば、何かの宗教儀礼を撮影するとする。事前に「どっち向いてやりますか?」というリサーチをする。それがたまたま逆光で、カメラで撮りづらかった場合、向きを変えることは出来ませんか?と、尋ねてみることが多い。この場合。

儀礼を行う当人や僧侶が、「あっ、そうですか」と納得してくれたら、向きを変えてもらう。

「この儀礼は、宗教的な意味で、こっち向きじゃないとダメです」と云われたら、敢えて向きを変えてもらったら、儀礼としての「意味」がなくなる=ヤラセになると、私は思う。このような場合はカメラクルーに対して、状況や意味を説明して、撮りにくくてもこれでやるしかないことを納得してもらうのが私の仕事。

とまあ、私の仕事は、言葉だけでなく、現場の状況をインタープリテーションするってことだろう。私自身の「ネパール愛」「取材対象者への共感」「倫理観」がその基盤にある。カメラクルーが仕事をしやすいように心を配るのと同時に、ネパールを守るため、日本人に向かって、本気でぶつかることもある。

そういうやりとりが、ニュースや番組の取材対象にもよるが、胃が痛くなるまでエキサイトすることもある。だから、私は、民放のバラエティーなどの仕事は出来ない。そこでは、論理が違うから。

あと、「自分が関わっていない番組については、云われても知らんがな」だし。時々カトマンズでも、私が仕事をすることが多い某放送局のことは、国際放送の番組表が届かない.....ってことまで、私に云ってくる人もいて。信じられないが、ホントのはなし。

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と云うことで、桜田淳子ちゃんの昔の番組に対しては、「絶対的真実ではないけれど、過ぎ去った過去を思い起こすための、ひとつのおとぎ話」として、T先生のセンチメントであったことを理解いたしました。

思想的に右であれ、左であれ、穏健であれ、過激であれ、情のある心を持つことは、人間として素晴らしいことだと思います。

ということで、先生。これからも時々、絡んでもいいですか?

こうすることで、ネパール関連ブログ連合に、少なからぬ活気を提供することも出来るようなので。

先生と私のやりとりは、ヤラセではありませんからね!

コメント欄、しばらく閉鎖します

当ブログのコメント欄ですが、当面、閉鎖させてください。

私が書いた記事の内容に起因するものであれば、それは私の責任です。しかし今回は、例えてみれば、巻き込まれ事故のような事態が発生しました。

コメント欄の管理につきましては、日々多少の時間が必要です。現在の、カトマンズの電力事情では、それも困難になりつつあります。

ネパールや私に、いつも暖かなご声援寄せてくださっていたみなさまには申し訳ありませんが、事情察して、ご容赦いただけましたらうれしいです。

ブログの記事更新は、続きます。ご心配なく。

T先生への、公開書簡

鬼神は敬い、これを遠ざけるべし....とは、論語の一節であり、私の敬愛するT先生は鬼でもなく神でもなく。日本における、ネパール憲法研究の第一人者という、尊敬すべき学者であり論客である。

あまり刺激すると、こちらの論点のブレを指摘されるから怖いのだが。でも、大好きな先生だから、敢えてもう少し、絡んでみよう!

ネパール評論

 

電気、水、燃料の心配のない日本から、ネパールの窮状を論評することは、確かに偽善かもしれない。しかしこの偽善は、云ってみれば「必要悪」である。何故なら、日々、電気不足に汲々とする我々は当事者であり、当事者には見えない種類の、問題の本質もある(もちろん、当事者にしか見えないものもあるが)。

これを指摘するのが、「外」にいる方たちである。

また、いかなる問題であっても、当事者以外の第三者にも、「論じる」自由が存在すべきだと思う。我々が生きているのは、自由な社会なのだから。ネパールはもしかすると、そのうち「崩壊社会」やら「一党独裁全体主義」に陥るかもしれないから、だからこそ、云えるべき時に云って、論じられる時に論じておくべきだ。

云えない・論じられなくなっても、ヤルけどさ。

T先生の「甘さ」を一点指摘するとすれば、失われたネパールの良さのひとつの例として、桜田淳子ちゃんのテレビ番組を紹介している点にある。古今東西、メディア、特にテレビの映し出すものは、真実を元に再構成した映像プレゼンテーションであることをお忘れか?

美しい花園の中に、カラスの死骸があったとしよう。花だけを撮ることも出来るし、カラスの死骸だけを撮ることも出来る。また、カラスの死骸の空虚な目にズームアップして、そして美しい花の姿と映像ミックスすることだって出来る。

テレビの表現するものは、番組にもよるが、絶対的な真実ではない。相対的な事実に過ぎないものだ。

淳子ちゃんの番組にしても、そこには、明らかな演出意図が存在する。これを言い換えれば、例えば、カトマンズの停電の中でロウソクを灯す庶民を、「かわいそう」と表現するのか?「ロマンチック」とするのか?テレビであれば、何とでも出来る。

だからこそ、そこには、取材者の倫理感を忘れない主張や、物事の本質を見極める洞察力が必要なのだ。

日本がなくしてしまった素晴らしい「何か」であれば、何も停電のネパールに求めなくても、T先生の郷里の、人影少ない夜空にもみつかるのではないだろうか。

著作権侵害のYouTubeで見つけるのは、ちょっと、寂しいかも?21世紀的ではあるが。

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ところで、停電にも良さがある。

夜電気がないと、幸せな睡魔が襲ってくることだ。停電のネパールには、不眠症のつけ込む隙間はないようだ。

日々研究・指導・雑務にご多忙なT先生。停電時間が長いうちに、カトマンズにおいでませ。ゆっくりお休みになれると思います。

ただし、長時間バッテリーの持つパソコンはお忘れなく。

ああ。先生からの反撃が怖い。

パンドラの箱を、開けてしまったのかも??

凶悪停電を、如何に生き抜くか?

ネパール在留邦人ブログ、今月の共通お題は。出た!
 
「1日16時間停電(あるいは1日8時間給電)の過ごし方」
 
はい。みなさま、いろいろ云いたいこと、書きたいことあるでしょう。ブログ書くための電気は、なかなか確保できませんけど。と、こういう展開に持って行ったら、「おあとが宜しいようで」と終わってしまう。
 
1日4時間の給電(停電が、じゃなくて)が日に2回という状況で、しかもその時間帯が真夜中だったりすると、もう、実質的に電気が使えるのは1日4時間となったりもする。
 
そんな中でも、ぶーぶー云いながらも、生きているわけだ。我々はぁ。はぁ(タメイキ)。
 
炊事については、鍋でごはん炊くのが上手になってしまった。我が家の場合、息子が「麺類大好き」なので、ごはんの代わりにパスタの日も多くなった。テレビを見る代わりに、ニュースの確認はラジオ。
 
困るのはパソコンの使用で、現在使用中の3年半使っているThinkPadのバッテリーは、ヘタって20分しか持たない。予定外の支出だが、大容量バッテリー付きのモバイルノートを、日本から取り寄せ中。
 
次期OSのWin7製品版が出てから1年くらい後、次のノートを買う予定だったのに。でもまあ、新しいパソコンゲットしたら、しばらくハッピーになれるから。まあ、いいか。
 
フトコロの痛みは、ああ、ぁぁぁぁぁぁ。
 
ネパールにパソコンを持ってくる予定の皆さん。ネパールでは、バッテリーの持ち時間が長くないと使えませんわよ!
 
モデムの電気も問題だが、これは、テレコムやUTL社のADSL方式無線ネットを使うことで、PCのUSB給電の小型モデムがある。
 
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ところで、以前、この電気事情は、日本外務省の「海外安全情報」に載せるべき段階に来ているのでは?との意見を書いた。その後、某方面からのリアクションは未だない。
 
「これって、安全に関わる問題なんですか?」
 
という声もあるみたいだ。ジェネレーター完備の仕事・生活環境があると、深刻な問題に見えないのかな? うーむ。「高山病に注意してください」ってえのは、危険情報として採用されているんだけど。命に関わる事件・事故が出ないと、ダメなのかな?
 
でも、これ、異常事態じゃないんでしょうか。
 
と、他人さまにどうこう云う前に、この状況がニュースとして採用されない現状に、自身の仕事に対する、深い深〜い絶望を感じている。
 
停電より、ずっと辛い。
 

御上には、頼らない!

ネパール版、プレ文化大革命を生き抜く、プチ有産階級、走資派として、めげてばかりはいられない。

この際、最低限の電気は、電気公社に頼らないことにする。停電時間の長い冬だけでなく、一年中、マイ電気発電計画だ!えいえいおー!!しかも、エコ。

多分、来週から工事を始める。乞うご期待。

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さて、朝8時〜夕方4時まで仕事場も自宅も停電の今日。仕事もヒマだったので、合計3時間、サイクリング+ランニング+ヨガのトライアスロン(?)で、身体の中から温めた。

仕事場で無駄に時間を過ごしても、暖房用の燃料を浪費するだけだからね。ナ〜ンか、前向きなのか、バカなだけなのか、分かんないけどさ。ふん。

明日も電気ないから、朝ごはんの残りでおにぎり握ってさ。卵焼きも作ってさ。サイクリングで、ゴダワリ植物園にでも行って、日向ぼっこするゾ!露店のチャ飲んで、殻付きピーナツ買い食いしたりしてさ。

敬愛するT先生。ジャパニ走資派は、立ち直りが早いです。

敬愛する、T先生へ

私が大好きな、某T先生。先生、今日もありがとうございます。停電でめげていましたが、先生の檄文に接し、生きる勇気が出てきました。こちら

そうなのだ。現状の凶悪停電は、我が愛するネパールが、社会正義の確立と、階級差別の打破を実現させるため、敢えて選んだブルジョワ有産階級に対する、毛沢東主義による再教育の場である。

このまま、24時間完全停電に突き進むことにより、腐敗した帝国覇権主義的世界に、革命的ネパールの、エベレストのごとく神々しき、人民の逞しさを示すのだ。

行け、怯むな。

あ〜っ、胸がすっとしました。

人間、危機に陥ったとき、我が身を救うのは、己の窮状を客観視し、これをギャグにして、笑い飛ばす姿勢です。

ネパールのマオ派も、そーゆー風に開き直ればいいと思います。石やレンガや、手榴弾とか飛んでくるかもしれませんが、革命のためです。恐れてはいけませんよね。

最近、首相官邸内部が「ナーバス」になっている様子もありますが、これは、革命的指導者として良くないと思います。毛主席の如く、雄々しくあるべきです。ネパールにおける文化大革命は、既に始まってしまったのですから。プラチャンダ同志が「それ」と気づいていないことも、分かっていますが。

願わくば我も、ネパール版文化大革命を生き抜き、将来、ワイルドスワンのような大ベストセラーをものにしたいものであります。

はっ.....これは、資本主義的発想でした。

自己批判します。

もう、破綻してます...

先ほど、魔の16時間停電の予定表をゲットした。

こうなると、何時から何時まで「停電」なのではなく、1日4時間が2回「電気来る」としか云えない。しかも電気ある時間が、真夜中の日もある。日中、全く電気のない日もあり、もう、仕事にならない。

食べていくための業務メイルやネットが優先されるため、今後、ブログ記事のUPだけでなく、掲示板への質問に対する回答も出来ない/時間がかかることになります。ブログコメントにも返事できない場合、何とぞご容赦ください。

自前の小水力発電がある、エベレスト街道のナムチェ、クムジュンに行けば停電はない。本気で、しばらく、山ごもりでもしてしまおうか?

ではみなさん、さよなら。また会う日まで!

って、ちょっと、おーげさ!

ポカラマラソン、突然の中止

昨日、ポカラマラソン事務局より連絡があった。

2/14に予定されていた、第8回ポカラマラソンの「フル・マラソン」部門が中止となった。10kmと5km部門は、予定どおり開催される。

この原因であるが、数年ぶりにネパールの国民体育大会が、3月中旬〜4月中旬の月に開催予定となった。ここで、フルマラソンもあるため、ネパール人マラソン競技者は短期間に2度のフルは走れない。この結果、ポカラのフルは中止するよう、ネパールのスポーツ・カウンシルから要請があったとのこと。

残念だが、仕方ない。

ポカラに向けて続けてきた走り込みは、まあ、少し真剣みは薄れるものの継続しよう。6月、某・山岳マラソンという話もあるし。エベレストのすぐ近くだけど、エベレスト・マラソンじゃない。

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新年会は、楽しかった。

日本のお正月を、ありがとうございました。

さあ、笑い飛ばそう!

FMラジオのニュースによれば、日曜日から停電時間が延長され、1日16時間の計画停電が週に6日。12時間が1日。合計、週108時間の計画停電となる。

もう、これは、国家として終わっている。

ネパールとは云え、21世紀の現在、ここまで電気がないと市民生活以上に、産業や経済が破綻する。我々在留邦人の、安全保障にも影響しかねない。

でも、まあ、自分の身は自分で守るしかない。 ←  これ、当然。

「電気を配りますから、邦人の皆さま取りに来てください」

って訳にもいかないし。

なーんて、お行儀悪い発言をすると、日曜日の新年会で叱られちゃうかもね。きゃはっ♪ おちゃめなミキちゃんで〜す。

でもね、海外安全情報に、長時間停電への注意喚起がないのは、ちょっとマズいんではありませんか?危険情報として、然るべきラインから流しておくべき時期にきていると思うのは、私だけだろうか?

それどころではないのかもね........

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とまぁ、雪解け水が増えて、水力発電量が増える春まで。どんなに暗かろうが、ネパール世間を笑い飛ばしましょう。

あっ、停電だ!

本日、夜8時から停電予定なのに、7時に電気切れた。

世俗国家になれるのか?

パシュパティ寺院の筆頭僧侶(ムル・バッタ)問題については、ダハール首相自ら、ネパール人僧侶の任命を撤回した。以前の、南インド出身の僧侶が再び宗教儀礼を行うことで決着を見た。

ネパールはかつて、世界唯一のヒンズー国王を抱く、ヒンズー教を国の指針(国教)とする国家であった。この体制に置いて、国際的ヒンズー教社会の四大聖地のひとつたるパシュパティナートは、ネパール国王・支配者・ヒンズー教徒と、本拠地インドのヒンズー至上主義勢力を結ぶ、揺るぎない絆であった。

ネパールはパシュパティを、インドヒンズー至上主義の勢力が及ぶ飛び地 と認めることで、代わりに、国王をはじめとする支配層や多数派(ヒンズー教徒)が、社会の優位に立つ正当性を裏打ちしてきた訳である。

現在、ネパールは共和制の世俗国家になった。

ヒンズー教至上主義による、「かつての階級論理」は否定されるべきである。また、巨額のお布施が集まる寺院の会計処理は不透明で、改善されるべき点が沢山ある。

パシュパティ寺院や、釈尊生誕地であるルンビニは、政府系の開発基金(公社と云っても良い)がマネジメントを行っている。王制の元ではそれら総裁は、王族のポジションであった。

世俗国家となった今、本来、これらの開発基金と政府の繋がりを整理し、政府とは別のマネジメント組織に変革することが望ましいのではないだろうか。マオ派政府はこの、問題の本丸に切り込むのではなく、筆頭僧侶を自派の圧力で任命し、寺院内部に、徐々に勢力を広げる作戦だったのだろうか。

昨年、インドラジャトラ祝祭に端を発した、宗教儀礼における生け贄購入支出を国家予算から削減すると発表した時の市民抗議活動や、その後の政府の妥協を思い出した。今回の相違点は、パシュパティ寺院の後ろには、インドの「恐い宗教勢力」がいたことだろうか?

国家と宗教が分離するのが、論理的世俗国家であろう。この点、日本は先進国だと思う。

しかし実際的には、難しい。米国であっても、大統領就任式に聖書が必要だったと記憶しているし、ホワイトハウスにクリスマスツリーの灯がともる。

現在のネパールに必要なのは、ネパールにとっての世俗国家とは?どのような形態を目指すのか.....という指針作りである。これは、2010年春までに作成されるべき(しかし、間に合いそうにない)新憲法に規定されるべき、国家根幹のひとつである。

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今回の騒動を見るに、組織の本質を改革/または自派に都合良く変革するため、末節から活動家を送り込み、組織全体に浸透させていくのが共産主義的アプローチなのだ.....と、感じた。

カトマンズやポカラなど観光地の、ホテル従業員組合はこの方法でマオ派の掌中にある。ポカラでは、ホテルやレストランの従業員がストライキをしているとか。チトワンでも、ナガルコットでも、同様の騒動があった。

マオ派の目指す社会とは、何なんだろう。

特定の宗教や、出自、性別による差別を否定する部分など。その論理に賛同出来る部分がある。

しかし彼らの活動を見ていると、全体として受け入れがたい。

共産主義に名を借りた鎖国的全体主義は、ヤ!だ。

真冬のカトマンズ

昼間、日差しの下にいれば、ぽかぽかな気候が続いているが。日没後、昼間であっても室内は寒い。

窓枠などの機密性が低いため。煉瓦・セメント・鉄骨・大理石造りのため。我が家の在宅勤務コーナーは、玄関の吹き抜けに面した中二階のオープンスペースであるため、夏は快適だが冬は暖房のしようがない。仕事場に電気のない日は(例えば今現在)、指先のない手袋はめて、腰にカイロを貼って、キーボードを打っている。

ネパールの家屋では、全体を暖めるという思想が欠如している。その場所だけのスポット的暖房だけで、まあ、よく言えばCO2を出さないエコな生活である。

水も不足して、浴槽のない、シャワーだけなのが一般的。我が家も、太陽熱温水シャワーなのだが......この時期、日差しが弱いとぬるま湯しかでない。またこの家を元々建てた人が(既成の家に入居した)温水パイプの保温断熱に手を抜いたようで、効率が良くない。

あー、こういうこと書くと、建築専門家である実家の父から「何で対処しないのか!」ってメイルが届くぅ。おとーさん、壁を壊して工事するのは、タイヘンなんですよ。

仕方ないので、中型の電気温水器を併用している。この温水器は、一度に、大きなバケツ3杯程度の熱湯を供給出来る。水が湯になる時間は、電気がある時間帯の30分程度。朝沸かしておけば、スイッチ切っても、夕方もお湯が出る保温性。

さて、よい子の私はほぼ毎日、夕方6時〜6時半頃、自転車漕いで帰宅する。どんなに寒くとも、自転車漕ぎで身体は暖まっている。これが冷える前に速攻で手を洗い、お米をといで水に浸す。

そのあとシャワールームに移動して、服を着たまま、洗面台で、太陽熱のぬるま湯で髪を洗う。毎日走り込み中なので、汗と、埃で髪の毛ガチガチになるもんで。髪を軽く乾燥させ、顔を洗って、そのあとやっと、シャワーを浴びる。

シャワーと髪を洗うのを一度にやると、この時期、浴室が寒くて風邪を引く。途中で温水が冷水に変わるという悲劇も起こりえる。まずはバケツに湯をためて、確保出来た湯の量を考えつつ身体を洗う訳だ。

このあとで、ごはんを(電気ないから鍋で)炊いたりおかずを作るのだが、シャワーの前に夕飯作りをはじめてしまうと.....夕食後は寒くて、電気照明のない薄暗い中、食後すぐ眠くなって、メイクも落とさず顔も洗わず熟睡してしまうことになる。

停電のたったひとつの良い面は、夜、幸せな睡魔がやってくること。暗いと眠くなり、夜明けと共に目が覚める。

こういう山小屋のような生活も、カトマンズ全体からみると恵まれた環境である。庶民は真冬でも、日向の水場で身体を洗っていたりする。

そんな、ザ・がまん!の日々も、もう少し。今月末のバサンタ・パンチャミ(春が始まる日)から、寒気が緩み出す。2月中旬以降、どんどん春めいてくる。今年は電気なくとも、暖房用の灯油とクッキングガスが買えているので有り難い。

以上、日本のみなさんには実感出来ないお話しでした。

それ、当然よ。

私だって去年11月、バンコクにいた2週間、ネパールの窮乏生活は、完全に「遠い世界」に感じていたも〜ん♪

どこもかしこも、バンダ!

バンダ banda とは、本来、閉じられた/包囲されたと云う意味の形容詞 禁止/閉鎖と云う意味の名詞である。

転じて、ゼネスト 状態を表す意味でも使われる。

ゼネストを伴わない 交通封鎖は、 チャッカ・ジャム。

ゼネストを伴う 交通封鎖なら、バンダ。

で、最近、またまたバンダが多い。カトマンズと地方都市や南北の隣国を結ぶ国道も、政治的動きとは無関係に、死亡交通事故の補償問題等でバンダされてしまう。遺族が加害者に補償を求め、交通を封鎖してしまうのだ。

ラジオの毎正時のニュースでも、どこそこの道路がバンダ、あの街がバンダと、そんな報道が毎日続いている。

警察も、行政も、モンスター市民の暴走を止められない。止めようともしない。

ネパールでは被害者が一方的に損をする事が多いため、正当な補償を受けるためには、暴力行為に訴えるしかない。という、切実な側面もある。

政党による政治的主張展開の場合など、もう、バンダになって当然。

学生団体の公共料金値上げに対する抗議も、当然、バンダ。

労働争議も、やっちゃえ!バンダ。

パシュパティ寺院の筆頭僧侶任命問題でも、やっぱり、寺院の周辺道路がバンダされてしまう。

バンダを無視して車で移動を強行すれば、石やレンガが飛んできてフロントガラスが割られることがある。もっとエキサイティングしたら(普通は政府の車輌に対して)、火を付けられて燃やされることさえある。

シャッターを閉めずに営業している店も、最悪打ち壊し。

 

今朝は朝4時半に起きて、ネパール・チベット国境方面に行く用事があった。今年一番の冷え込みで、車窓から見る道は霜で真っ白。カトマンズ盆地の東端バクタプール郡を抜けて、盆地外のカブレ郡に入った途端。バネパという中核都市がバンダ!

交通封鎖され、車やバスが数珠つなぎで止まっていた。しばらく待ったが仕方なく、カトマンズに引き返した。仕切り直して、来週再度のトライだ。

ネパールという国は、不条理を丸呑みして、受け入れないとやっていけない。前向きな論理的交渉って文化は、(一般的に)存在しない。

それがイヤなら、我々も路上で交通を封鎖し、古タイヤを燃やしたり、従わない車輌に投石したりするしかない.....やんないよ。そんなこと。私たちは。

「そんな事して、結局、誰の得にもならないでしょうに」

当のネパールの人たちも分かっているが、止められない。それは何故?と考え出すと、この国の一番情けない部分に触れることになる。

臭ってくる、焦臭さ

中東情勢やインドのテロの影になり、ニュース報道されない最近のネパール情勢である。国際ニュースの表には出ていないが、水面下で、良くない兆候が見えている。

1.パシュパティ寺院の筆頭僧侶任命を巡る軋轢

ネパール・ヒンズー教の総本山的地位を占める、パシュパティナート寺院。ここは全インド文化圏的に見ても、ヒンズー教の最も聖なる4つの寺院のひとつである。

インドのヒンズー原理主義者の立場からすると、

「パシュパティはネパールにあるけど、ネパール人のためだけじゃなくて、全てのヒンズー教徒のためのものじゃけんね。ヒンズーの本流たるワシらインドの権利もあるし、主張もして当然じゃけんね」

というものらしい。

だ・か・ら、なのだろうが、歴史的に、パシュパティ寺院の筆頭僧侶はネパール人でなく、南インドのインド人の中から任命されていた(これを補佐するのは、カトマンズ盆地のネワール民族であるバンダリ氏族)。これをネパールの(政府系公社である)パシュパティ開発トラストも認めてきた。

このトラストのトップは、以前は王妃。世界で唯一のヒンズー王室(当時)と、インドのヒンズー勢力は「持ちつ持たれつ」の関係があった。

しかしネパールは共和国となり、王政廃止後は(一般市民になった)旧王族の社会的地位も剥奪された。トラストも、政府マオ派の意向になびいている。その結果、いろんな圧力で、インド人筆頭僧侶が辞任する事態になった。その後トラストや政府は、歴史にない、ネパール人僧侶を後任に任命した。

この手続きに対しネパールの最高裁は、現状維持措置として、最高裁の最終判断が出るまで、以前の僧侶による宗教儀礼を続ける命令を出した。しかしトラストや政府はこれを認めず、新しい僧侶による儀礼を強行。その結果、双方の支持者が衝突し、怪我人まで出る事態になった。

これまで、ネパール・ヒンズー教徒の「背骨」となっていたパシュパティ寺院に、マオ派が伸張してきた結果である。

一方、宗教の名を借りた巨額の汚職(お寺には、お金が集まる)の悪しき歴史があり、世俗国家のネパールとして、悪の連鎖を断ち切る必要性もあった。過去、王制のネパールにおいては、宗教に関する金の流れに口を挟むことはタブーであった。それはとりもなおさず、一部の人の利権を守るためである。

国王の追放は静かに見守ったインド勢力が、この件については、早くからアクティブな姿勢を見せているのが気になる。

 

2.国軍の新兵募集問題

2006年11月に締結された「包括的和平協定」により、国軍もマオ派人民解放軍も、新兵の採用が禁止されている。

しかし、長年勤務している兵士・将校の退職が出る国軍については、その補充は「この限りにあらず」という解釈がある。現在、補充のための募集が行われている。

これには党としてのマオ派だけでなく、マオ派が第一党である政府が異論を呈している。国軍の方も、今のところ、云うことを聞く姿勢が見られず。ガチで対決する恐れがある。

国軍と解放軍の統一問題も方針が見えず、しかも、双方の兵力を全て「新国軍」として抱えるのは「大きすぎ」である。国軍の、マオ派と政府に対する挑発行為と見える部分もある。

国軍のカトワル参謀総長とギャ元国王は「義兄弟(カトワル氏は、ギャ氏の継母の養子)」である。こんな物騒な存在であるが、国軍の人事問題は「ネパール最高のタブー」でもある。ダハール首相も、カトワル氏を罷免出来ないでいる。

 

3.諸外国の動き

最近、中国、インドを中心とする近隣国や、先進諸国の軍事関係VIPのネパール来訪が続いている。何かが動いている。協議している。としか、考えられない。

 

私の考えすぎなら、本当にいいんだけれど......

一番大切なものは?

年頭にあたりまして、みなさまへ。

死して屍、拾う者なし

 

 

 

 

 

 

今年も宜しくお願い申し上げます。多分、今年のネパールは、ひょっとすると、大変ロクでもない出来事が起こるやも知れません。そんな予感がします。はずれて欲しいと、心底思いますが。

しかし、緊迫する中東情勢、印パの緊張、それ以前に、日本国内の景気や雇用問題が深刻です。そうなると、ニュースの枠は(テレビなら時間、新聞ならスペース)限られていて、ネパール・ネタの扱いはどうなるでしょう?

ネパールの大変さは、今年も、既存のメディア(テレビ、新聞など)によって何処まで伝えるられるのでしょうか?巨大メディアだから、数多くの方たちに届く一面があります。反面、事実を分かりやすく伝えるためには、出来事の因果関係を「単純化」してしまう部分も否定できません。

こういう、既存メディアによるネパール報道の「隙間」を埋めるのが、例えば、ブログやインターネットの役割ではないかと思います。

当サイト「ネパールの空の下」も、ブログ「けぇ がるね?日記も、管理人たる私の本名を晒し、敢えて、個人を特定できる発信を固持し続けています。

産地直送。生産者の顔が見える情報発信!

非力で些細な発信でしかありませんが、その時々の自分の役割について考えつつ。それでいて、肩の凝らない、カトマンズ暮らしの「垂れ流し」情報を今年もお送りします。

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で、凶悪半日停電が続くカトマンズで、「電気」「水」「車・バイクのための燃料(ガソリン・軽油)」「暖房用燃料(灯油・ガス)」「炊事用燃料(ガス)」のなかで、私にとってどれがより必要か?敢えて考えてみた。

一般論じゃない、個人の状況で。

重要な順に云えば、水>炊事用燃料>暖房用燃料>車・バイクの燃料>電気 である。

お正月の青森の断水じゃないが、水がないと本当に困る。これ、自然災害で被災した経験を持つ方には、実感として感じられた事じゃないかな。カトマンズは時間給水なので、地下の巨大水タンクに貯水する。それを電気ポンプで屋上のタンクに組み上げ、そこから家中の蛇口に(水圧で)落とす仕組みだ。であるからして、地下タンクに水があっても停電中は、水を汲み上げることが出来ない。特にシャワーを浴びる前など、屋上のタンクに水があることを確認しないと悲惨。

炊事用の燃料については、去年の冬は厳しかった。プロパンガスが極端な品不足。おかずの品数を減らす作戦で凌ぐしかなかった。街の商店からは、インスタントラーメンが消えた。少しの燃料で作れて、お腹にたまる満腹感で人気炸裂。

暖房については、厳寒期の外出も裸足でサンダルというネパール人は「我慢」できるが、私は我慢できない。もちろん、全身着込んで室内でも指先を切った手袋。その上で、ささやかに石油ストーブ。ネパール人、特に女性の寿命が短いのは、身体の冷えに無頓着だから......という説もあり。ネパール人と一緒にするべき我慢と、するべきでない我慢を明確に区別することが大切だ。そうじゃないと、壊れてしまうよ。我々の場合。

車の燃料については、荷物輸送のトラック便が止まることが怖い。カトマンズは食料品から日用品まで、外から運び込む経済だから。またバイクのガソリンがなくなるとGSに長蛇の列が出来、それが道をふさいで大交通渋滞発生。市民の足でもあるので、みんなのイライラが痛いほど伝わってくる。

最後に電気であるが、暗ければ、LEDの充電式ライトで凌ぐ。炊飯器が使えなくても、厚手の鍋で美味しいごはんは炊ける。仕事用のパソコンはノートだから、仕事場と自宅を持ち運びして仕事する。

現在、仕事がヒマな時期だから。電気については何とかなっている。しかし、何かと忙しくなる春先は、3年半使った、ヘタれたバッテリー20分稼働のノートでは仕事にならない。ということで、大容量バッテリのXP搭載PCを取り寄せ!大作戦を起動した。

ひとたび何かが起こると、「今、電気ないのでメイル打てません。閲覧も出来ません」とか、「ネットで情報取れません」なんて、云えない。云っても、理解してもらえない。許してもらえない。そーゆー仕事だから、仕方ない。

10万円以内の予算で(本来、Vistaの次のOSが出ないと買わないつもりだったから)、6時間以上の実質稼働なバッテリ搭載のXPなPC!と云う事だけに注目し、スペックについては大幅に妥協した。問題は、BTO生産の納期である。「きっと君は来な〜い」という達郎のクリスマスソングのような評判もある、某メーカー。

さて、どうなる?

もしかすると、今の私に一番必要なのは、某メーカーのPC納期に対する「運」なのかも。ネパール来訪予定の方に持ってきていただくので、 \_(・ω・`)ココ重要!

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