けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

2009年10月

スノーマンのケーキ♪

今日はカトマンズ市内での用事(私が住むのは、南隣のパタン)をいくつか片付け、友人に会うため、ジョチェ(フリーク・ストリート)にある老舗カフェ「スノーマン」に行った。

ここは1950年代から営業し、70年代はヒッピームーブメントの聖地ど真ん中でいろんな旅人が通り過ぎていき、今や、外国人以上に地元の若者たちにも愛される存在である。名物カスタードプリンは、世界の旅人を感激させてきた。チーズケーキをはじめとする、甘いものが美味しい。

ホテルのケーキのように気取ってはいないが、素朴で、懐かしい美味しさ。心に甘い、優しくて不思議なケーキである。

今日もどのケーキにするか迷って、チーズケーキにした。余力あったらプリンも食べようかな?と思ったが、胃袋が大人になった。プリンまで到達できず、残念。 

このカフェに来たことある、今はカトマンズにいない皆さん。「あー、食べたい。スノーマンのケーキ!」という心の叫び。聞こえますよ。日本や外国には、もっと美味しいスイーツありますが、あの味は、別なジャンルの美味しさですよね。

お父さんの跡を継いだ2代目オーナーが、昔の美味しさをそのまま、変わらず守ってくれていてありがたい。

街は変わり、自分も流され変わっていくけれど。スノーマンが変わらず存在していてくれることは、しみじみうれしいものである。 

ネパール料理の可能性は?

私のツーリスト時代からの古い友人で、ネパール人で、私がネパールに移住してきた同じ時期に、逆にカトマンズから東京にやって来て、知る人ぞ知る、美味しいネパール料理で有名なインド・ネパール料理店を経営するUと、数年ぶりに会った。いゃぁ〜、いろんな話をして、心の底から楽しかった。

私が、今の私になる前からの親しい友人だからね。

さて、友人曰く、

「常連さんはネパール料理を食べに来てくれるけど、それ以外のお客さんは、インド料理を注文する人が多い」

とのこと。友人の店では、インド料理は、インドで修行してきたネパール人コックさんが作る。しかしこれらのコックさんは、ネパール料理は得意じゃないようだ。ネパール料理については、オーナー自らが腕をふるっている。

多民族国家ネパールでは、民族ごとに料理の味付けが違う。国民食ダルバート(ネパール風の香辛料料理+ごはん+レンズ豆のスープ)であっても、カトマンズのネワール族。タコーラのタカリ族など、特に料理が美味しい民族のダルバートは美味しいことが多い。ネパール風お好み焼きのチャタマリなど、ネワール族だけが作る料理だってある。であるからして、インド料理を修業したネパール人コックさんでも、民族が違えば「彼の作るネパール料理はイマイチ」という現実があり得るわけだ。

現在まで、ネパール料理をひとつの料理文化として修行する文化は、あまり聞いたことがない。たまたま料理上手の民族の、料理上手な家庭に生まれた人だけが体得できる。この点から見ると、ネパール料理。特に主食であるダルバートについては、偉大なる家庭料理の域を出ていないのではないだろうか?

本場カトマンズであっても、ネパール人が食べて「これは、美味い」と感じるネパール料理レストランは、高級店になればなるほど少ない。軽食たるモモやチャタマリ、ウォーなどになると、庶民的な店こそが美味しい。

この点、インド料理は、世界に誇るインドの食文化として堂々たる地位を誇っている。カトマンズのインド料理も美味しいが、インドに行けばもっとスゴイ。舌が極楽!とうっとりするインド料理店があり、カトマンズの味とは比べものにならない。ただし美味しい店は高級であり、値段もとびきりである。またバターやクリームを多用するため、夕食に食べると翌日のお昼過ぎまで胃もたれがする。

インド料理を修業するって道も、確立している。

一方インド人の家庭で食べている料理は、ネパールより多少オイリーで香辛料も強いが、レストランよりあっさりしたものである。家庭食とレストラン食の落差が大きいし、あの外食のカロリーを家庭でも再現したら、長生きは出来ないだろう。この落差については、日本だって、家庭の味と料亭の料理は別物だし、フランス料理、中国料理など、食文化として確立している料理ってえのは、そういうものではないかな?

この点、ネパール料理は(ネワールの軽食料理など、軽食や酒の肴系をのぞけば)ダルバートである限り、レストランと家庭の差が小さいような気がする。

お叱りを覚悟で云うなら、ネパール料理ってのは、食文化としてまだ確立していないって云うか、発展途上の食文化ではないだろうか。 

そんな流れの中で、日本におけるネパール料理店が「ネパール」だけでなく、インド料理やチベット料理とのコラボレーションメニューを提供しているのではないだろうか。ネパール人のほとんどが毎日食べているダルバートでは、日本で勝負できない......という部分はないだろうか?

それはレストランの姿勢だけではない。ダルバートの美味い/不味いを判断できる日本人だって、数は少ないぞ。ネパール旅行に来てまあ、一度くらいは経験として食べてみるけど、心から美味しいと思っているかな?観光客に人気のネパール料理屋の料理には、不味いところも多いよ。超有名店でもね。店の雰囲気とか、ダンスでごまかしている。もちろん、本当に美味しい店もあるが、特にツアーの場合、味よりもビジネス上手な店に予約を入れられちゃうこともある。

レストラン激戦の日本では、より多くの客に味が分かってもらえて有名なインド料理に流れてしまうのは、ビジネスとして仕方ない部分があるだろう。東京の現場で確認していないのだが、ネパール料理を売り物に人気あるレストランの場合、しつらえがネパール風で立派だったり、各種イベントに力を入れているような印象がある。もちろん、味も美味しいと思う。

次回日本に行ったときは、東京のネパール料理店にも行ってみたいのだが......6〜7年に一度、しかも短期間しか行かないため、毎日友人たちとの約束で、結局、日本食になっちゃうんだよね。


と、本日、この記事の下書き書いていたら、急激にインド料理が恋しくなって。すいませんです。タパタリのインド菓子店併設のインド菜食料理屋でインドカレーを食べてしまいました。ダルバートは毎日、自宅で食べてますから許してください。 

誰が相手にしてくれるのか?

まずはこのサイトを見てもらいたい。
ネパリ・タイムス(10/29までならここ)
ネパリ・タイムス当該記事(上記以降固定URL)

先週帰国した、マオ派プラチャンダ=ダハール前首相中国訪問時の写真に注目してほしい。向かって右側、にこやかに話をしている相手は、胡錦涛国家主席である。

マオ派筋からは、中国共産党からの招待であった今回の訪問では、党の指導者プラチャンダ氏は、中国の胡主席とも会談するなど、実り多いものであった。中国はネパールのマオ派訪問団をVIP待遇に処してくれたという話が伝わっていた。

「ほら、スゴイでしょう。この写真を見てくださいよ」

という事なのか。カメラマンの名前を見ると、プラチャンダ氏の子息プラカーシュ・ダハール氏である。今回の訪問に同行していた彼が撮った写真が、今週号のNepaliTimesのトップページを飾った次第。

しかし、よく考えてみよう。

この写真の二人は、立ち話をしている。胡主席の背景には、沢山の人も見える。この写真が撮られたのは、胡主席が主賓で開かれたある式典の時で、どうしても主席と会いたがったプラチャンダ氏一行も、外国来賓として招待してもらった。そんな状況で、非公式に立ち話をしただけである。

胡錦涛主席や中国共産党が、ネパールのマオ派を「隣国の偉大なる毛沢東主義者」として認識しているなら、北京の格式ある場所で、公式に会談する機会を設定しただろう。例え現在、マオ派はネパールの野党であろうと。

胡主席が、マオ派首脳がネパールでいい話をしやすいように、軽く立ち話をしてくれただけであろう。中国の対インド戦略や、ネパールにおける中国の人権問題戦略のため、持ち駒として、マオ派が使える可能性あるうちは、無視することはない。しかし、毛沢東思想を理解する上で不可欠な、中国の古典文化や歴史的兵法の素養のないネパールのマオ派に対しては、毛沢東主義を「標榜」する者に過ぎない。と、見下しているのではないだろうか。

この写真に対してNepaliTimes紙がつけたキャプションにも注目しよう。

Hu cares?

フー・ケアーズ?Huのフーは、胡錦涛の中国語音フー・チンタオのフーであり、同時に、裏の意味として、Who cares?のフー。

Who cares? 誰が気にかけてくれるのか?

意訳すれば、誰も気に留めてくれないよ!という、編集部の強いメッセージを感じる。

それにしても、この写真キャプションの根拠となる情報の出所が気になる。私の筋が得た情報と、同じソースだろうか?だとしたら、わざと情報が放出されているのかもしれない。更に、その裏に、捻った真実があるのだろうか?

いずれにしてもネパールのマオ派は、中国共産党に対して、いい気にならない方が賢明だ。分かって、喜んだフリをしているだけか。そうだろうか。どんなだろう。

 

恐るべし、登山政治の世界

ネパールと云えばヒマラヤの国であり、エベレストを盟主とする高峰は、ネパールにある世界のブランドである。

そのネパールの登山界を国際的に代表する、某団体。1990年民主化より以前、国王親政パンチャヤト体制では、王族がその団体のトップであった。

「登山なんて、ネパール人は外国人の荷を背負う3K業界」

と、ネパールの登山界が自国内で見下されていた時代には、当時、最も高貴な血筋と認められていた人がトップの座にいることに意味があった。

その後、アーリア系ヒンズー上位カーストと、山岳系諸民族の間での権力闘争の時代があった。結局、ヒマラヤ登山の一番近い場所出身の山岳民族系の会長が続き、それより標高の低い山岳民族の人たちが脇を固める黄金期があった。

なのに、ここ2年ほど、山岳民族同士による、まるで南北朝の争いのような状況に落ち込んでいる。より北の方の民族は人格者のリーダーをいだくが、より南の民族は誠実な智恵もの揃い。南朝の方が当初、世間の同情や支持を集めていた感じがある。

この件は、政府観光省の仲裁が入り、マオ派政権時代には団体がマオ派に乗っ取られ、で、南北朝の間では、ネパール最高裁に裁判として提訴され、互いに非難合戦。嗚呼。

しかし北朝の皆さん。したたか。この団体の上部組織。アジアの国際的団体の会長を輩出。で今回、その会長は、更にその上の世界的団体の中心的ポストに推薦され.....アジアの団体には北朝から彼の支持者を会長に押し上げることにしたらしい。

それを、こっそりやるのではなく、本日記者会見を開いて発表するという大胆さ。いやはや......ホントに上手くいくのかいな?日本をはじめとする、アジアの加盟団体のみなさん。ネパールの内紛について知ってるぞ。

今年6月のイムジャ氷河湖決壊防止イベントは、南北朝の政治対立とは関係なく、このおじさんたちの息子や息子世代の若者が立ち上げた。若者たちの志に打たれて、私も、たった一人の外国人ランナーとして走った。いろんなメディアにリポートも出した。頑張った。

今日の記者会見では、

「氷河湖イベントは、我々が開催したものです。ここに来ているミキさんも、一番最初のランナー登録者として、001のゼッケンで完走してくれました。来年も参加してくれます。来年も、彼女は001です。来年は、アジアや世界の団体も主催者として参加してもらいます」

と紹介されてしまった。おいおい、おっちゃんたちの団体じゃなくて、息子たちがやったでしょ!まあ、父ちゃんたちがスポンサーだったけど。この件については息子たちがやってて、いい活動だと南朝側も認めてくれてるのに、父ちゃんたち、イベントを政治化するのか?来年も走りますって、私、まだ云ってないぞ!辛いんだよ、あの高度で走るのは。勘弁してくれよぉ。

前日、偉いさんから直接、記者会見に来てくれますよねと電話あったのは、ランナーとして紹介する腹づもりがあったからかぁ?してやられたり。 

南朝、北朝側どっちも、ずーっと家族で仲良く付き合ってくれている兄さんたちばかりだ。喧嘩されると、私は悲しいのだ。困るのだ。第一、登山を政治化してほしくないのだ。

この手の団体の場合、日本や先進国の場合、かつて第一線で登山を実践していた方たちが中枢を閉める。しかしネパールでは、登山家ではなく、登山やトレッキングをアレンジする会社の経営者が中心なのだ。ネパール人登山家は、第一線を退いたあと、登山隊ガイドの総監督として現場に係わり続け、業界団体とは一線を画すことが普通。

ネパールの団体で偉くなる人たちは、皆さん英語が堪能。山岳民族特有のにこにこ笑顔とホスピタリティだけでなく、抜群に頭もきれる。アジア人同士でなく、アメリカやヨーロッパの登山家、議員、貴族の方々なんかとも仲良くなれるグローバル・ネパール人なんだが。

自国の団体がゴタゴタしているのに、そんなに世界の頂点を目指して大丈夫なのか?

「心配いらないよ。問題ないよ。ミキはボクたちの仲間だからね。一緒にネパールの登山界を盛り上げようね」

と、にこにこ笑顔で優しくしてくれる、大好きな兄さんたちなだけに、すごく心配なのだ。登山政治は、程々にしてほしいのだ。

南北朝の皆さんがもう一度手に手を取り合い、みんなで一緒にネパール登山界の発展に邁進してくれるなら、気候変動からヒマラヤを守る活動に取り組んでくれるなら。不肖、オバサン。もう一度肝臓ぶちこわしても、イムジャのレース走りますけどね。それがネパールのためになるなら。

でもなぁ.....今のままでは。 

ブログには書けないこと

ブログというのは、どなたさまが読んで下さるか見当もつかない世界である。匿名で発信していても、ネパールのような狭い社会であると、発信者が誰か?何となく分かってしまうもの。

だから、私は本名を隠さないし、書く内容には、自己規制をかけている。本当に面白い、コアな出来事は、問題につながることも多い。だから、書けない。全然問題になりそうもない事象については、書いてもつまらないから書かない。ちょうどその中間あたりのトピックスをさがしたり、表現をぼかしたりする訳だが.....

時々、「書けない」「でも、面白すぎる」「ちょっと書いちゃおうかな」「いや、長い目で見たら書くべきじゃない」という葛藤が起きる。

自分のブログも、他人さまのブログも、そこに書いてあることだけが全てではない。書かないこと、書けないことという「失われたピース」を想像しつつ、過去の記事や、先々の記載に隠されたヒントを見つけて、イマジネーションを膨らませることが、状況分析では大切なのだ。

と、このブログは、それほど大したものではないのだが。

あー、でも、面白い出来事に遭遇した。書けないけれど。 

マオ派のお茶会

ネパールの政党は、秋の祭りシーズンに、盛大なお茶会を催す。今日は、毛沢東主義派共産党(マオ派)のお茶会がカトマンズ中心部であった。

ここにはマオ派の指導者、活動家のみならず、現職閣僚、他の政党の主要政治家、政府高官、外国大使などの偉い人から、普通の人まで、とにかくものすごい数の人が集まった。

我々の業界も、特定の政党に偏ることなく、いろんな政党の方たちと知り合いになっておく必要がある。何度かお会いして話をしたり、インタビューをしたりすると、コングレスにも、統一共産党にも、マオ派にも、その他の政党にも、個人として尊敬できたり好感を抱く政治家が増えてくる。こちらが外国メディアだと云う事で、丁寧な対応くださったりして、ありがたいことも多い。

この点、どんなに偉くなっても忙しくても、現首相のネパールさん(統一共産党)ほど、気さくで丁寧な方もいない。しかも、相手のことをちゃんと憶えている記憶力。抜群に人柄がいい。ただし、いただくコメント自体は「言語明瞭、意味不明瞭」なこともあるけれど。ネパール首相には、今の率直な気持ちなどを尋ねるに限る。政情の説明を求めてはいけない。

統一共産党内にはこれを補って、外国人に論理的説明をしてくれる別の人がいる。

コングレス党は、以前はコイララ元首相がインタビューにきちんと答えてくれたが、最近、ご高齢で、ちょっと.....しかしこれまた、同じ政党とは思えないほど右から左まで、いろんな論客政治家がいるので困らない。こちらのことを知っていてくれて、安心して率直なコメントをくれるので助かっている。

さてマオ派の場合、雑談では面白いことを云うのに、マイクとカメラがあると、党是をそのまま、紙に書いたことを読み上げるような発言しか出てこない人も多い。しかし、自分の言葉で答えてくれる政治家が何人かいる。論理的な説明なら前通信情報相マハラ氏など、明瞭な発言で説得力ある。プロパガンダ的ぶち上げコメントなら、ダハール=プラチャンダ前首相に限る。カメラ映えするし。

さてさて、王制打倒!で反政府活動を繰り広げてきた歴史あるマオ派の茶会に、ギャネンドラ国王直接政治時代、国王直任で閣僚を務めた政治家たちの何人かも、にこやかに出席していた。時の流れというか、ネパール社会の懐の深さというか、訳の分からなさというか.....

広い会場を埋め尽くす人混みのあちら、こちらで談笑するマオイスト・リーダーたちを見るに

「この人たち、二度とジャングルに戻る(地下活動に戻る/武装活動に戻る)ことはないだろう」

と思った。だって、あまりに、普通のネパール人になっちゃってるもの。かつては痩身でギラギラした目つきだったのに、すっかり福々しく、優しい目つきだもんね。

同時に、リーダーたちを支えてきた元ゲリラ兵士たちの去就をどう決着するんだろう?と、漠然とした疑問も浮かんだ。

いずれにしてもマオ派も、ネパールという国も、先行き大変である。 

バイ・ティカの日

今日は、姉妹が兄弟の幸福と長寿を祈って儀礼をする日。バイ・ティカ。これにて1ヶ月、ダサイン〜ティハールと続いてきた、フルボリュームの祭り月間も終了する。

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日本のみなさんにもおなじみ、ネパールならS旅行!のキャッチフレーズでネット検索出てくるS旅行社のネパール法人社長Rさんが「私」のお兄ちゃん(亭主の兄さんではない!)。お姉ちゃんたちにも「末っ子の妹」としてかわいがってもらって、20年近く経つ。

血がつながっていなくても、国籍や宗教が違っても、受け入れてくれる優しさ。懐の深さが、ネパールの素晴らしさだ。ありがたい。とてもうれしい。


さて、先日は、ウプレティの母から、お手製のお菓子が大量に届いた。米の粉に砂糖を混ぜて水でとき、表面にゴマをたっぷりつけて、ギーというバターで揚げた「アナルサ」というもの。大きさは、南部せんべいくらい。愛情とカロリーたっぷりのお菓子で、ゴマの香ばしさで、ついつい、1枚、2枚と食べてしまう。うちの義母お手製アナルサは、特に美味しい。

それが、70枚!

普通に2週間くらいは保つが、大変な量なので、ラップで包んで冷凍している。レンジでチンして食べているが、冷凍庫にぎっしり。とにかく、半端な量ではない。

その量に、義母のおっきな愛情を感じる。

電話でお礼を言うと、

「息子も孫も好物だし(実は孫は食べないんですよ、おかーさん)、おまえだって実家が外国で遠くて淋しい思いをすることも多いから、嫁じゃなくて娘だと思って、沢山食べさせたくてね」

私のような鬼嫁に、なんと優しい姑なんだろう.....ありがたい。言外に、我が家の嫁なんだから、もっと太りなさい!という義母からのプレッシャーも感じつつ、食べた分走るようにしながら、ばくばく食べてます。おかあさん。


と、私を取り巻くネパールに、感謝! 

ラクシュミ・プジャ

富と幸運の女神ラクシュミを、我が家にも招きます。今年も。

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ラクシュミ・プジャの夕方

ラクシュミ・プジャの今日、夕方。自宅屋上からヒマラヤを望む。

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直メイルと電話はご容赦ください

このブログや掲示板について、みなさまが心にかけてくださっていること。とてもありがたく、うれしく、いつも感謝しています。

でも、直接のメイルや、電話でいろんなことを云われるのは正直荷が重いです。私のことを思ってアドバイスくださることは分かっていますが、勘弁してください。過去においても、仕事が切羽詰まっているとき、掲示板へのスパム書き込みが削除されていないことをお叱り受けまして、対応しきれず、一時期掲示板を閉鎖したことがありました。

結果的に、私のネット発信を止めることになります。

そこまで気にするな!というご意見もあるでしょうが、人間、トドメになってしまうポイントって、あるんですよ。

もし、このブログや掲示板の存在が、あなたの小さな楽しみになれているとしたら。お願いです。ネットの存在としての私に、立ち入り過ぎないでください。

人間としてこの世に生きている私と、ネットで発信している私は「同じだけど別」だということ、ご理解ください。 

しばらく更新しません

いろいろ書くべき「礼儀」というか「儀礼的おわび」もあるのですが、書く元気ありません。ごめんなさい。しばらくこのブログ、お休みします。

はい。デザインを変更してから読みにくいことはよく分かっていますが、直接電話してまでお伝え下さる方もいまして。有り難いことですが、ぷっつん、切れました。

しばらく、ご無沙汰します。さようなら。 

オバマ氏をめぐる世間話

本日、カトマンズ在住の多国籍ランニング軍団のトレイルランニング。で、寄ると触ると、オバマ大統領のノーベル平和賞受賞の話となる。ばりばり米国政府筋も含む仲間たちからは

「もしかして、辞退するのでは?」(もうもらうと云ってるよ、と、ツッコミはいる。)

「オリンピックのシカゴ誘致で恥かかされて、で、急に持ち上げられてもなぁ」 

「この現状をアメリカ国民として受け入れるのに、あと数日必要だと思う。正直なところ」

と、そんな感想が飛び交っていた。

「でさぁ、日本の小浜市が大喜びで大騒ぎなんだって」

という私のプレゼン、バカ受け。でも、そんなファニーな出来事が、既存メディアで大きく報道されること自体、日本は平和な証拠だよ。ミキ、平和な祖国を持ってること、誇りに思えよぉ。と、ナマ暖かなやりとり。

2時間ちょっと、秋空の郊外で汗を流した。 

先行き、考えてみれば暗い

ここしばらく、政治の先行きについて予測したり考えたりするのを避けていた。その代わり、目の前で起こったことに粛々と対処することにしている。今年は特に、ヒマラヤにおける気候変動の巨大な現場を追いかけていたりして、そちらで充実していたし。

私は元々、ヒマラヤ方面の人間であることを思い出し、実感していられた。

しかし、そんな、おめでたい日々もあと数ヶ月かもしれない。

来年5月末、新憲法制定のための議会が2年の満期を迎える。現在、憲法制定のためのプロセスは大幅に遅れている。決定的にマズいのは、議会の三分の二以上の賛成が、新憲法制定にも、現在の暫定憲法の改正にも不可欠であり、イコール、主要政党の挙国一致体制が必要。しかし、どうにもこうにも、過半数以上の団結が出来ないでいる。現在、挙国一致体制のための話し合いは進んでいるが、まとまる気配が見えない。

さて、では、期日通りに新憲法が出来なければどうなるか?暫定憲法の規定によれば、国家的な「罰ゲーム」状態に移行する。この時、本来政治的存在ではなく、国家の象徴であるべき存在が、巧妙に政治的な含みを持たされていたことに、多くの人が気づかされるだろう。マオ派が、国軍のカトワル前参謀長の処遇について固執している原因も、根っこは「そこ」につながっている。

国家というものは、「権力」で国民を黙らせることは出来ない。短期間は何とかなっても、それが続かないことは、過去の国王親政崩壊でも明らかだ。

一方、国民の愛国心に立脚する国家としての「権威」は、侮れない強さがある。日本の方に愛国心と云ってもピンと来ないかもしれないが、ネパール人は、どうしようもない祖国を、心の底では熱狂的に愛している。

かつてのネパールは、天にサガルマータ峰(エベレスト)をいただき、地に釈尊生誕のルンビニを抱く、世界唯一のヒンズー王国としての権威を誇っていた。宗教的権威付けは、それとセットであった国王が前時代的ヘタを打ち崩壊。現在、国王に変わる国家元首(大統領)は政治的に微妙な立場となり、政治的に批判される。副大統領は、冬場のオバケのように、いるんだかいないんだか分からない。

政界の権威であるべき首相は、2つの選挙区で重ねて落選し、裏口から(政党推薦枠で)議員に返り咲いた人。同じく選挙で落ちた人が外務大臣となり、重鎮たるパパは「外相では不十分。副首相にしろ」と云って聞かない。晩節を汚すことを、全く恥じない父と娘。国の指導者たる人たちが、よってたかって自国の権威を傷つけている。

国家権威の背景にある、武力の国軍も、以前のような一枚岩ではない。忠誠を誓うべき権威が揺らぎ、結果、国軍の中の「愛国の対象」に揺らぎも見える。硬いクルミは1度たたきつけても割れないが、目に見えないひびが入る。2度3度たたきつけることによって、そのひびが大きくなり割れる。同じように国軍には、微妙なひびが入っていると見える。

ネパールを厄介なものにしないためには、期日通りの新憲法制定が不可欠なのである。もう少し経てば、いろんな人の口にのぼるだろうが、それはとてもシビアな問題なのだ。

とりあえず、これから秋〜冬の間は何とかなると思う。

問題は、その後のような気がしてならない。

勇気ある人たちと出会う

つい先日は、世界第6位の高峰チョオユー(8,201メートル)登頂に成功してきた登山隊の皆さんとお会いした。70歳を超える登頂者の方もいて、その元気さに感嘆!日本を代表する高所ガイドのけんけん、ミズキさんの、毎年春・秋のヒマラヤ大活躍にも驚嘆!!

この、アドベンチャー・ガイズ社の皆さん。カトマンズで凹みかける私に、「冒険菌」という勇気の元を注入下さるのですよ。私が仕事に、趣味にチャレンジ精神を忘れないのは、この皆さんのおかげなのです。

けんけん、ありがとね。来年も待ってるぴょん♪


さて、今日はまた、これから寒さと雪が増すヒマラヤ。しかもバリエーション・ルートからの登頂を目指すお二人と会ってきました。世界的に権威ある山岳表彰ピオレ・ドオール(黄金のピッケル)を日本人としてはじめて受賞された谷口ケイさん(彼女はこの賞、世界の女性ではじめて受賞)と平出和也さんという、日本を代表する登山デュオ。

谷口さんと平出さんが向かうのは、霊峰ゴウリ・シャンカールのチベット側からのルートです。画像はクリックで拡大します。

ゴウリシャンカル登山隊

谷口さんとは以前からの知り合いで、今日も「きゃ〜きゃ〜」ガールズトークで再会を喜び合いました。平出さんとははじめてお会いしたのですが、さすが谷口ケイちゃんのザイルパートナー。好青年で、しかも、かつては陸上中距離のアスリートだったとのこと。ちゃっかり、マラソンに向けてのアドバイスもいただきました。感謝です。

ケイちゃん、平出さん、ありがとう。お二人からも、でっかい勇気をいただきました。カトマンズからお二人の登山を応援します。行ってらっしゃい。


私自身は、モノにならなかった昔の山屋に過ぎませんが、こうして、きらきら輝く日本の登山家の皆さんに、カトマンズでお世話になっています。自分の人生は、ありがたい出会いの連続だなぁ.....と感謝しつつ、自分なりの冒険を忘れず。と、心新たに。

雲間に見えるヒマラヤ眺めつつ、走りました。

今どきの、結婚祝い

毎月月初め、ネパール在住邦人ブログ共通のお題。今月は、「ネパールウェディングこぼれ話」と云う事である。だいぶ遅れたが、お許しいただきたい。

さてさて、ネパールでは一般的に、花嫁側と花婿側、それぞれ別に、結局2回の披露パーティーをする。花婿側のパーティーなら、手ぶらでOK。何となく落ち着かないのであれば、花束くらいを渡せばよい。 

もしあなたが花嫁側のパーティーに呼ばれたのであれば、嫁ぎ行く新婦になにがしかのプレゼントを渡すことがエチケット。新婚家庭に役立つ鍋、釜、食器、家電製品、衣類、化粧品などが喜ばれてきた。近い親戚の娘が結婚するとなれば 、換金価値のある金銀のアクセサリーや銅の水瓶などを、持参金として与えることだってある。

最近、海外に生活の本拠を持つ娘や息子の結婚式も多い。この場合、生活用品をプレゼントしても持って行けない。都市部の小洒落たライフスタイルでも、自分たちの好みのセンスにこだわる人も増え、他人からもらった食器など、ちょっと迷惑という若夫婦もいる。

この結果、かつては少なかった「現金」でのお祝いも、都市部では普通のことになりつつある。日本の水引など、百円ショップでいいから買ってきて準備しておくと重宝する。こちらで買える封筒に、リボンをかけても良い。注意すべきなのは、お祝い金+1ルピーか5ルピーの小銭を添えること。末尾がゼロで終わる金額は、めでたく「ない」と考える文化ゆえ。インドでは、最初から1ルピーコインがデザイン的に貼り付けられた封筒もあり、便利だ。ネパールではまだ見かけていないけど。

金額は、我が家の場合、ひとりだけ招待されたら501(または505)ルピー。夫婦二人もしくは家族3人出席する場合は、1001(または1005)ルピーにしている。日本円にすれば些細な金額だが、ネパールの相場として、少なすぎず多すぎずである。プレゼントを買っても、結局それくらいはかかるしね。身内の結婚式であったり、特に親しい、子どもの頃から知っている新婦だったりすると、これより多い金額になる。

現金であれ品物であれ、誰が贈ったのか後から分かるよう、名前を書いて渡すのもお忘れなく。その方が、相手に便利なんだそうだ。

これから冬の季節、結婚式も多い。若い門出に、幸多きことを祈る。


ネパールのブログな人たち一覧

お茶会政治

昨日土曜日、そして本日。ネパリコングレス党と統一共産党主催によるダサインのお茶会が続いた。ここでは自党のリーダーだけでなく、時には政治的に対立する政党政治家も顔を合わせ、にこやかに談笑する機会である。

今日の統一共産党茶会は、郊外の党本部が会場であった。そう広くない敷地であるが、党員・党友と一般招待者の時間帯をずらし、場内には多数のボランティアが人の流れをきちんと仕切っている。ネパールでは、共産系政党の方が規律がある。時間も正確で、きちんとしていて気持ちいい。

我が世の春であろう、国連総会から帰ったばかりのネパール首相は満面の笑顔で、

「ニューヨークの国連本部では、鳩山首相と談笑されているお姿をTVニュースで拝見しましたよ」 

と云うと、更にうれしそうな笑顔になった。憲法制定のために不可欠な、マオ派を含む新政権作りも模索されており、ネパール氏がいつまで首相職に留まれるか?でもまあ、彼にとって今年のダサインは満開だったことが分かった。

会場では、マオ派との対立で物議を醸したカトワル前国軍参謀長もいて、現役時代と変わらず「オレに近寄るな!」なオーラを放っていた。そのすぐ近くに、グルン現参謀長もいた。こちらはいつも気さくな雰囲気で、挨拶をするとがっしり!毎回力強い握手である。相手の目を見て、がしっと手を握ってくる。前任者とは全然タイプの違う人心掌握術の御仁である。

今年の統一共産党茶会には、例年を大きく越える沢山の人が集まっていた。やはり、首相が出ているからだろう。周辺の道路は大混乱で、現役の大臣でさえ会場手前で公用車を降り、歩いていた。


この他今日は、ロイター通信社のセミナーなどもあり、一日中外回りとなった。夕方ランニングをして、夕食は軽く。この時期、走り込みのため、朝と昼間は食べたいものを栄養豊富にしっかり摂る。ただし夕食は軽めにしていて、夜中、空腹で目が覚めることもある。

今も、実は、お腹がすいているのだ。あー、我慢、我慢。 

ネパール人は幸福なり

どっぷりダサイン休暇中である。

9/28 ダサインティカの日はさすがに大人しく、真っ赤な衣装に身を包み、ウプレティの母からの祝福を受けに行く。午後早めに帰宅させてもらい、在宅勤務。亭主は夜まで、親戚宅を回る。

9/29、前日の過激な親戚回りで疲れ果てて起き上がれない亭主を置いて、仕事場にひとり出勤。東京は平日だから、いろいろ仕事がある。夕方ランニング。スピード・トレーニング。

9/30、何気に自分がリポートするニュース放送があったが、前日までにやること完了していたので、家族揃って兄の家に行く。亭主の兄ではなく、私のネパール人のお兄さんの家。優しい兄嫁が作る山羊肉カレーは、世界一美味しい。がんがん勧められ、ついつい食べ過ぎ。 帰宅して夕方ランニングするも、胃袋が「メーメー」鳴いている感じで、全然走れない。ヘトヘトになる。

10/1、本日。引き続き祭ムードの亭主をケムにまき、ひとり出勤。終日、怒濤の事務作業。提出書類を一気に片付ける。夕方走る元気も出ず、これから帰宅。

そして明日。地道に仕事したいのだが、亭主の友人宅に呼ばれた。明日でやっと、ダサインの社交が終わる。やれやれである。午後出勤して、夕方ランニングもしたいのだが。先行き不透明だ。

それにしても、オレハ ネパールジンダ!と、ビッグな休暇を満喫している亭主が羨ましい。日々の飽食で、ビッグがピッグになりそうだけど。自分と云えば、秋の走り込み+減量シーズン真っ最中。食べ物制限をしない。食べ方とランニングだけでの減量。普段より、栄養に気をつけてきちんと食べつつ体重減らす訳なので、走行距離増加でちと大変。だが、心肺機能が徐々に向上しているのも分かる。

さて、15分だけ休憩して、自転車で帰宅するとしよう。 
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