けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

2010年02月

RumDoodle、移転してます

カトマンズ、タメル地区の人気レストラン。ヒマラヤ登山家、登山隊の寄せ書きが名物の、ラム・ドゥードゥル。

タメル地域内で、新店舗に移転しています。新しいロケーションは、タメルに入って、サンチャイコス・ビル(ファイヤー&アイス・ピザのある大型商業ビル)を通り越してすぐの四つ角を南下(王宮方面からタメルに入った場合、左折)。すぐに進行方向左手にタメル・モールThamel Mallという商業ビルがあるので、道を挟んだ反対側を見ると、20メートルほど路地を入った奥にRumDoodleの看板が見えます。

RumDoodleMap
(クリックで拡大します)

地図、公式サイトのものを勝手に加工しましたが、Oさん、問題ないですよね。今回の場合.....

ビルの2階〜4階と(4階部分はまだ工事中)、前回の場所から比べて、更に客席スペースが広くなった印象がします。以前から、ロケーションは移動してもずっと保たれていた「登山っぽい、山屋っぽい雰囲気」は、もう少し場所にこなれる中で、醸し出されてくると期待しています。メニューと味は、変わりなし。外れがありません。

各種カクテルや、ノンアルコールのモクテルもナイス!肌寒い時期には、スパイスとハニーが入ったラム酒ベースのホットカクテル。ホット・ラム・パンチが一押しです。

昨夜は、外国から来た友人と家族でくり出したのですが、観光客・ネパール人で大盛況でした。2階では、ライブバンドも演奏していましたよ。

店をあとにするとき、下る階段の各階1段目に、ほろ酔いの足元を引っかけられそうな、嫌〜な、無意味な段差があります。事故が出る前に、早急に改善してもらいたいです。経営者のPさん、Oさん、宜しくお願いします。

ネパールに来たら。特にトレッキングや登山できたみなさんには、是非足を運んでもらいたい、おすすめレストランです。

ラム・ドゥードゥル公式サイト

Faulty Spiderwoman is Recalled

最近の、我らが「お馬鹿ランニングクラブ」の報告【クリック】。

トレイルランしていたら、突然、丘のてっぺんでヨガをしている人たちに遭遇。で、ワシらもお相伴(?)させてもらった次第。

欠陥のあるスパイダー・ウーマンはリコールされます(Faulty Spiderwoman is Recalled)。というキャプションの写真は、走った後の罰ゲーム大会のもの。はい。止まらないブレーキ、加速するブレーキのようなジャパニーーーーズ!ということですね。

TOYOTAは、日本の代名詞!? 

ネパールのパスポート

現在、ネパール国民に対して発行されている「ネパール・パスポート」は、記載内容が手書きである。機械読み取りも出来ない。

4/1以降は、国際ルールにより、手書きパスポートの発行が認められなくなる。このためネパール外務本省、地方行政事務所(CDOオフィス)、そして多分、外国にあるネパール大使館での、現行システムでのパスポート発行は今年3/31をもって終了するそうだ。

発行済みの手書きのパスポートは、国際規定により、2015年11月25日までは、諸外国の出入国管理でも「有効な書類」と認められるそうだ。

しかし、国際基準の機械読み取りパスポート発行については、現在に至ってもネパール政府から具体的発表がない。ということは、4/1以降、ネパール国民は政府からパスポートの発行を受けられなくなる可能性さえ懸念される。

日本在住のネパール人配偶者を持つみなさん。ネパール・パスポートの切り替え時期が迫っている場合など、お早めに、東京のネパール大使館に問い合わせておいた方がいいかもしれませんよ。

明確な答えが返ってくるかどうか?は、当方責任持てませんが。

最新情報ゲットされましたら、是非、ナマステ!掲示板にご投稿下さい。この手の情報は、出来るだけ多くのみなさんと共有できればありがたいです。 

ゼネストの日

今日は、旧王党派でヒンズー教優位主義をとる小政党RPPネパール党の呼びかけによるバンダ(ゼネスト)であった。

で、何故バンダをやったか?よく分からなかったのだが、新聞報道によれば、新憲法作成において国家の基本的用件について(政治体制等)は国民投票で決めるべき!との主張を広めるためだそう。はぁ。

本来、小政党の主張するバンダはそれほど効果を示さないのだが、今日は公共交通機関がぴたっと止まった。学校も臨時休校。バンダに対する顰蹙の声も大きいのだが、RPPネパール党はタパ党首が、「バンダの成功と、市民の支持に対する感謝」を表明した。

バンダ破りで走行していたバイクは、政党支持者に囲まれてタイヤの空気を抜かれていたのを目撃した。バンダによっては自転車も空気抜かれるが、今日は自転車はOKであった様子。

私は昨日亭主の車で帰宅したため、自転車を仕事場に残していた。結果、バックパック背負って、ジョギング出勤となった。

郊外の幹線道路主要交差点では、機動隊が出て警備に当たっていた。こんな場所には、政党から動員された模様の女性グループが座り込みをしていた場所もある。ネパール人には見えない、ビハール州のインド人らしいグループが目についた。

警備の薄い交差点に、ネパール人政党支持者の男性たちが群れ集い、バイクを取り囲んでいたのは、まったく卑怯。

来年2011年は「ネパール観光年」らしいが、このようなバンダが横行する政情では、観光客にお越しくださいと云うのも僭越でしょう。ネパール政府のみなさん。

日没後はバンダ解除となり、車も走り出していた。私も自転車漕いで帰宅した。 

椿美容室、移転してます

カトマンズでただ一軒、日本人美容師さん+日本で資格を取ったネパール人美容師さんのいる美容院。椿美容室は、キングスウェイ、アンナプルナ・アーケード(KFC/ピザハットのあるビル)3Fに移転しています。

予約の電話番号は以前と同じで、4222829 です。

で、電話番号は同じだし、予約の電話を受けた受付嬢が新人で、移転済みと云ってくれなかったため.....以前の場所に行って、閉まっていて、が〜ん!後で聞いたら、何人も、同じ目に遭っているとか。ふぅ〜っ。

みなさまは、お間違えなく。

ドバイの高級ホテル美容室で腕を磨いてきたネパール人美容師さんも新規採用されていて、ブロードライ、すごく上手でした。

3ヶ月ぶりにヘアカットして、気分もすっきりです。

ニュース、深読み

安室奈美恵出演の、コカコーラ・ゼロTVCM(ワイルドゲーム編)に対して、ニュージーランドでは問題視する声が挙がっているそうだ。

スポニチ記事
日刊ゲンダイ記事 こちらはmixi経由と、印刷版だけの掲載か?

で、エンターテイメント紙のソースだけでは.....と思うので、元記事である
ニュージーランド・ヘラルド・電子版の記事(googleキャッシュ)

CM自体は、YouTube で検索して見た。

で、元記事のNZヘラルド記事からは、NZでは視聴不可能なこのCMを誰が発見して、誰がマオリの人たちやオールブラックスにご注進したのか?が、はっきり見えてこない*。

ゲンダイの記事によれば、日本の広告代理店から在NZ日本大使館に連絡があり、在NZ日本大使館が、マオリ族の人たちへの紹介の労をとったという意味の記載があり、「えっ、日本外務省、こんな便宜供与もするわけ?おかしいなぁ」と思って、元記事をさがした。結局、ゲンダイは誤訳している事が分かった。

正しくは、在日NZ大使館に対して、広告代理店がアプローチしたと云う事である。NZ大使館は日本国内における、NZの文化広報普及も業務範囲と思われるので、これなら納得できる。

が.....ちょっと調べてみたら、広告代理店は大手の某社の模様。あれくらいの組織なら、わざわざ外国政府の出先にコンタクトしなくても、NZ国内にキャスティング・エージェントのネットワークあるだろうに。マオリの方々へのアプローチだって、自前で出来るはずである。

リサーチの一環として、東京のNZ大使館に連絡を取ってみただけだとしても、後々のフォローが拙かったと思う。

私の個人的感覚だが、CM自体も、マオリの伝統やオールブラックスのイメージを利用しているだけで、ちょっとなぁ〜、と、思ってしまった。オリジナルのハカが、マオリの人たちやNZのスポーツ界でどんな意味を持つか考えるにつけ、NZヘラルドの報道に頷ける部分もある。同様に、過去、栄養ドリンクのCMで日本の男性タレントがハカを披露したときは問題視されなかったことも分かってきた。


と、ここまでのことなら、ブログ記事にすることもないのだが。ネパールの話題じゃないし。この後があるんですよ。

元記事のNZヘラルドという新聞について調べてみたら、ニュージーランド最大の都市オークランド(首都はウェリントン)で1863年に創刊された歴史ある新聞。なんだが......2008年の発行部数、18万7千部ちょっと。これがどれほどの数なのか考えてみた。ネパール最大の発行部数はカンティプール紙で、公称21万部。

オークランド市の人口は42万人弱だが、都市的地域人口は125万人弱であるという。同紙はオークランド地域を中心としたサーキュレーションらしいので、オークランド圏内の人々の6人に1人が買っている新聞と計算できる。しか〜し、NZは人口より羊が沢山いるほどの国なので、この新聞の規模とか、記事の信頼性とか、影響力に確信が持てない。

第一、*の部分が引っかかっている。

現在のところ、NZ発のロイター、AP、AFPなどの信頼できる外電もフォローしていないところから、推測できる部分も少なくない。


このブログ記事を書くための情報は、ネットから拾ったものだけだ。もし私の本職の仕事や、ネパールに関連したブログ記事UPであれば、直接相手先に取材したり、記事を執筆した・情報を出した記者本人にもコンタクトを取って確認した。 

ふと目に留まった記事を追いかけて、ネット検索したり、深読みしたり、思索することは楽しいものだ。

考える仕事、表現する仕事をする私にとっては、頭の体操でもある。

豹に注意

新聞の報道によれば、昨日、カトマンズ首都圏の南側郊外であるラリトプール郡・ルブに出没した野生の豹(ヒョウ)に襲われて、5人の怪我人が出たそうである。

ルブって、我が家から走って30分のところにある、ネワール民族の古くからの集落のひとつ。というか、私のジョギングコース。ひぇ〜っ!野良犬には注意して、狂犬病の予防接種も受けて走っているが、豹まで出てきたらどうする?自分。走っても、逃げ切れないよ、絶対。

先日2/13にも、首都圏北東の郊外であるジョルパティにも豹が出て2人の老人を襲い怪我をさせたばかり。この豹は、警察により射殺されている。

郊外にまで急速な宅地化が進むカトマンズ。盆地の縁にある豹の生息地が切り開かれ、仕方なく、市街地とジャングルの中間地点にある郊外の古い集落エリアに出てきたのではないだろうか。

野生と人間の、カトマンズ型衝突の一例である。 

凶暴バスの走らない道は

この半年の間に交通事故で10人の命を奪い、ここ1ヶ月に3回の交通事故を起こし、激怒した地域住民により焼き討ち事件にあったスワヤンブー・ヤタヤットのバス。今日は全線、運転を自粛していた。

明日、全ての運転手の運転免許証を役所の専門家にチェックしてもらってから、オペレーションを再開するそうである。

スワヤンブー・ヤタヤットのバスが走らぬ道路は、これ以外の会社のバスが走っていたが......ちゃんと道の端に寄って、バス停で乗客の乗り降りをさせているし、道路のど真ん中で突然停車することもない。

自転車で、大変に走りやすかった。

一方パスを通勤、通学の足にしている人には、本数が減って大変だったと思う。

*-------*-------*-------*


日本では、バスやタクシーなどの営業運転のためには、試験の厳しい第二種運転免許が必要であるが、ネパールはそんな規制は皆無である。

普通運転免許を取得したらすぐ、旅客のための運転も出来る。普通車と大型免許の区別はあるが、日本ほど厳しくない方法で免許が取れてしまう。

全てが万事、そういう国のそういう社会である。

ロサールは同じだが

昨日はチベットの暦で、2137年寅年のお正月。ロサール。

ネパールでは、亡命チベット難民のみなさんや、チベット文化を共有するシェルパ族のみなさんなどがお祝いする。カトマンズ市内チベット仏教の寺院では、賑々しく祝賀ムードに包まれていたと云うし、ヤダブ大統領も「ロサールおめでとう」のメッセージを出した。国家の祝日で、お休みにもなった。

が.....今日、カプセというロサールの揚げ菓子のお福分けに来てくれたチベット人の知り合い曰く

「中国治世下のチベットにいる同胞の苦難を思って、静かなお祝いにすべしってムードだったし、ロサール直前にジャワラケルの居住地域ではお葬式が続いたし。ただ、みんな、お家で静かにお祝いするだけ。以前のような祝賀行事もなかったのよ。そんなに楽しくなかったのよ」

と、残念そう。

ロサールのお祝いムードは、ネパール国民たるシェルパ族のみなさんが担っていたようだ。大統領のメッセージだって、「シェルパ族をはじめチベット文化のネパール人のみなさん、おめでとう」な趣旨だし。ネパールに暮らすチベット人に対しては、北の隣国に対する遠慮があるのだろう。

カトマンズから発信するブログなもんで、「遠慮」という表現にしておくが。 

いずれにしても、ロサールおめでとう!

凶暴バス、走る

カトマンズ、パタンを結ぶ郊外周回道路リングロード路線で、土埃を巻き上げながら走る青いバス、スワヤンブー・ヤタヤット。このバスは本数も多く、マイクロバスほど乗客を詰め込まないので便利ではあるのだが。人身交通事故が多い。

事故を起こす地域も決まっていて、リングロードからボーダナートへの分岐点であるチャベル交差点付近である。つい先日も、通学途中の子供が轢き殺された。今日も夕方の帰宅ラッシュ時、死者1人、怪我4人に及ぶ事故があった。怒った群衆が、事故を起こしたバスだけでなく、同じ会社の他のバスにも焼き討ちをかけ、報道によれば4台のバスが燃やされたそうである。現場は2時間にわたって、交通が遮断された。
e-kantipur記事、写真あり

問題のスワヤンブー・ヤタヤットをはじめとする、多くの乗り合いバスは、道路のど真ん中で突然停止し、バス停でない場所でも乗客を乗り降りさせる。マウンテンバイクで走行中、大人しく道路の端を走行すると、バスに邪魔されて走れないことが多い。仕方なく、バスが前を走っているときは、バイク同様道路の真ん中辺を走らざるを得ない。こちとら二輪の人力で剥き身なので、あまり過激な運転はしないようにしているのだが。

今朝も、あんまりな運転の青バスに遭遇し、バス停で止まったバスを追い抜きざま、「バッカヤロー!(゚Д゚ )ゴルァ!!」と、罵声を浴びせた。

それだけではない。複数のバスが並んでしまうと乗客の取り合いになり、我先にバス停に到着すべく、他社のバスにまくりを仕掛けたり、カーチェイスをしていることもある。こういうのを見かけると、自転車の場合はスピードを落として離れるのだが.....時々乗客としてバスに乗っているときは、本当に、命が縮む思いをする。

運転手や車掌のあんちゃんたちの命は激安だろうけど、こっちの命は多少お高いんですが.....と云ってみたってはじまらない。なら、乗らなきゃいい話であるが。土着系ガイジンは、お高くとまっていられない経済的事情もある。 

そして、知ってます?恐怖のネパール交通法。もし人身事故を起こして怪我をさせたら、加害者たる運転手は、被害者のその後の生活を保障しなくてはならない。しかし、被害者が死んでしまったら、法律で定められた賠償金額が非常に安いのだ。だから、引っかけた歩行者の息の根を止めるべく、二度轢きする悪徳ドライバーがいる。


一方、歩行者にも罪はある。進行方向左側の歩道をふらふら。時に車道にはみ出してふらふら歩く人が多い。車に「引っかけてください」と云わんばかり。歩道に建設資材だの露店だのがまき散らかされていて、車道を歩くしか方法のない場所もある。なら、もう少し安全に気をつけて歩けばいいのだが。

日本語に堪能なネパール人読者の方々にお叱りを受けること覚悟で書けば(ごめんなさい)、この手の歩行者の物腰は、道路で寝ている牛の行動と大変よく似ている。

よちよち歩きの子供を、車の通行する側に歩かせつつ手を引いて、自分は内側をふらふら歩いているネパールのおとーさん、おかーさんたちは、はっきり云って「牛以下」だ。子供、死にますよ! 

この国は、交通安全夜明け前。まだ、どっぷり暗い。 


2.15追記 新聞報道によれば、この半年の間にスワヤンブー・ヤタヤット社のバスが起こした複数回の交通事故で、10人の死者が出ている。ここまで死亡事故が続いても対処しないバス会社も、ネパール警察も、行政も、さすがに異常である。 

シバラットリーの、へぇ〜

今日はヒンズー教の3大神のひとつ。大麻が大好きで、踊りの名手で、知らない間に出来ていた息子の首を刎ねちゃって奥さんに叱られて象の首とすげ替えてガネーシュ神を生み出して、奥さんとはラブラブなんだけど一度は妻のひとりを魔物にあげちゃって他の神さんが「それはイカン!」と取り戻してくれたり、信者の奥さんたちが夫を捨ててついてっちゃうくらい素敵な男性で、いつも行者の姿をしてヒマラヤのカイラス山で瞑想している.....という、とーってもフリークでナイスな神さま(一応、褒めてるつもりです)、シバを栄光をたたえるシバラットリー大祭。

ジャイ、シバシャンカール!
ジャイ、ジャンブー、ボムボム、ボーレ!

シバ神を祀る、カトマンズのパシュパティナート寺院には、ネパール全国のみならず北インド各地からも行者や信者が大集結して祝っている。

今日はネパールのTV各局も、パシュパティ寺院からの生中継を続けている。今朝のカンティプールでは、局お抱えの占星術の先生が司会で、ヒンズー哲学専門家をゲストに招いたトークを繰り広げていた。

普段、ヒンズー教徒に囲まれて、ヒンズー教徒からマイルドな宗教的プレッシャーを受けている私は、ヒンズー教に対して醒めた考え方しかしないのだが、そんな私をも感心させるお話し。 曰く

ニールカンタ(青い喉の者)の異名を持つシバ神は太古、悪魔が世界にまき散らした猛毒で絶滅の危機に瀕していた生きとし生けるもの全てを救うため、全ての毒を飲み下された。このため、シバ神の喉は毒にやられて青くなってしまったほどである。

今、行きすぎた工業化が、同じように、世界に猛毒を吐き出し続けている。地球温暖化、気候変動の原因となり、世界の驚異になっている。現在、再度、シバ神の「我が身を危険にさらしてまで世界の毒を飲み下す」自己犠牲の精神が必要なのではないだろうか。コペンハーゲンなどでの国際会議は、条約の言葉に対する論議に終始し、何も具体的成果が出ていない。

ネパールは世界に向けて、シバ神の自己犠牲哲学を主張すべきである。これが、気候変動から地球を救うための大きな役割を果たす。私はそう確信している。


おおおおおお。素晴らしい。

ここまで立派な考え方が、ネパールのヒンズー専門家にもあるんだから。入れろよ、パシュパティ寺院に。外国人や異教徒も。

そうです。パシュパティ寺院はガイジン(インド人は可)と異教徒は入れてくれません。私たちガイジンは、宗教的に穢れていると云う事でしょう。

そーゆー考えは、受け入れられますか? 

幻の、世界記録

昨日までバングラデシュの首都ダッカで、第10回南アジアスポーツ大会が開催されていた。スポーツにおいては世界レベルに遠いことの多い南アジアであるが、南アジアのスポーツ選手にとっては、アジア大会に次ぐ晴れがましい国際大会だ。
 
最終日、男子マラソンにおいて、ネパールのラジェンドラ・バンダリ選手が優勝した。このニュース自体は、ネパールにとって非常にうれしいものなのだが。問題はそのタイム。
 
1時間59分42秒!
 
え゛っ!?
 
現在の男子マラソン世界記録は、ベルリンマラソンにおいてエチオピアのゲブラセラシエ選手が出した2時間03分59秒である。世界的に見てまったく無名のネパール選手が、世界記録を4分以上も短縮するって?あり得ない!!落ち着いて2位3位の記録も見たが、スリランカのアディカリ選手が2時間00分12秒。続いてインドのシン選手の2時間00分23秒。
 
これ、走ったコースの距離が短かった!としか思えない。
 
ダッカからの報道によれば、設定されていたコースが国際規定の42.195kmより、少なくとも5km短かったと云う。これに対し、スリランカ選手団は早速抗議を表明した模様である(そりゃ、当然だ)。バングラデシュの主催者は当初、ゴールタイムの発表を躊躇していたようで、大変急いで、うやむやのまま、表彰式をやってしまったらしい。
 
日本であっても、陸連公認コース以外ではごく希に起こることがあると聞くし(でも、5kmも短いなどと云うことは起こりえないだろう)、走者の誘導を間違って規定より短い距離を走らせてしまうアクシデントも、希に、有名な大会でも聞いたことがある。しかし今回は、曲がりなりにも「国際大会」であり、精進してトレーニングを積んできた選手たちのことを思うに、大変気の毒である。もしかしたら、南アジアレコードである2時間15分03秒を破れたかもしれないのに。
 
こんな不条理なミステイクは、これを最後にしてもらいたいものである。

白昼の謀殺事件

ネパール最大手のケーブルTVネットワーク経営者であり、このネットワークを活用したネパールで最初の民放TV局の経営者でもあったジャミン・シャハ氏(47)が2/7、白昼のカトマンズで射殺された。
 
カトマンズ市内のラジンパット大通り。警察官が24時間警備する、フランス大使館前。しかも当日は、副大統領の宣誓式会場へのVIP移動エリアと、普段より厳重な警備体制が敷かれていたはずだった。それにもかかわらず、停車中のシャハ氏の車の外から2人の狙撃犯が銃撃し、そのまま逃亡することに成功している。暗殺プロの犯行と考えるのが自然だろう。
 
シャハ氏は、インド国境に近いタライ地方にルーツを持つイスラーム教徒家庭の出身。元王族のシャハ家とは関係がない。ネパール政府の元キャリア官僚を父に持つが、富豪の家庭に生まれ育ったわけではない。自身ではじめたビデオ・レンタル業から興し、一代で、ネパールのTV界にエポックメイキングを巻き起こす企業体に育てた辣腕起業家である。同時に、裏のビジネス界との関係を巡る「噂」も絶えない御仁であった。しかし直接彼が、官憲の手に落ちることはなかった。最近では、大きな負債を抱えているのでは?という評判もあった。
 
一方、恋愛結婚した異カースト・異教徒の妻や、子供に対する良き家庭人としての顔。さばけた遊び人としての楽しい人柄など。私は直接面識なかったが、彼を直接知る人から、仕事を離れた側面のシャハ氏について聞くこともあった。
 
ネパールの新聞報道によれば、普段から襲撃に対する危険性を感じていたようで、行動に日課を作らない人だったそう。アポにも、時間よりずっと早く出向くか非常に遅れて行くという、警戒を怠らぬ行動が日常であったそうだ。それでも、狙撃犯から逃れることは出来なかった。
 
シャハ氏の「出てこない」活動については、様々な噂が広がっている。例えば、宗教原理主義グループとつながっていて、インドの秘密警察から問題視されていたとか。
 
いずれにしても明白なのは、首都カトマンズの大使館街で白昼堂々、シャハ氏が射殺されたと云う事。
 
現在のネパールを考える上で、重い記憶となることに間違いはない。

ハイチでネパール人死者が出なかった理由

ハイチには国連部隊として、千人を超える国軍兵士や警察官が駐留している。しかし今回の大地震では、一人の死者も出なかった。国連の特別代表さえも死亡する中で、ネパール人が助かったのは何故か?

とある信頼すべき筋の情報であるが、それはどの筋だとは聞かないで欲しい。

巨大地震の起こった当日 、ハイチに駐留するネパール国軍部隊の、ネパール国内における創立記念日であったそうだ。この記念式典のため、部隊のグラウンドに、ハイチ在住ネパール人が全て勢揃いしていたそうだ。広いグラウンドであったため、建物の倒壊被害から逃れられた。一名だけ、勤務の都合で式典に遅れた人だけが自室で着替え中に被災し、怪我を負ったそうである。

ということで、ハイチの地にあっても、偉大なるドゥルガ女神の恩寵で守られた!と、その筋関係では話し合っているそうだ。

無傷のネパール人部隊は地震直後から、被災者の救出に当たっているそうだ。 

天地が雨を求めてる

今日は早朝から、自転車でタメルに向かう。ミーディングの時間より30分早く着いて、パンパーニケル・ベーカリーで朝食を食べる。時々こうして、旅行者のような行動(朝食を外食)をすると新鮮で、楽しいね。正面から入らず、横の路地から入ると、直接自転車をガーデンら入れられる。席から目の届く場所に愛車を止められるというのがうれしい。

その後、某クライミングウォールのクラブハウスでミーディング。ディスクブレーキつきの、素敵なマウンテンバイクが止められていた。ここの経営者、 2代目の若旦那がつい最近買ったそうで、私の行きつけと同じショップだった。彼はネパールを代表する環境登山家なのだが、普段車を運転するのを止めて、自転車にシフトしたそうだ。ナーイス!

カトマンズにも、こういうネパール人が出始めている。

ミーティングは、エベレストの麓を活動地域とするNGOの人たちとだったのだが、予想以上に盛り沢山で、お互い満足できるものになった。その後、カトマンズ市内を5ヶ所ほど回って、和さんのロータスでは大福をゲットして、幸せな気持ちでパタン郊外の仕事場にやってきた。

電気が来るにはまだ時間もあったし、ジョギングシューズに履き替えて1時間ほどロードワークに出る。仕事場から10分も走れば、郊外の景色。

春の高曇りの下、まだ芽吹かない大地は、久方ぶりの雨を求めている。緩やかな傾斜に作られた段々畑や、埃をかぶった木々の葉っぱが、空に向かって一斉に手を広げ、雨を求めていた。

どうやら、明日は降るみたい

冬枯れのカトマンズが、一斉に芽吹くのももうすぐだ。

感覚の違いという事

先日の暖房についてであるが、カトマンズと日本両方の生活体験があり、両国の文化についても高い見識ある、某ネパール人Bhai(年下の男性)より、興味深いご指摘をいただいた。曰く、

「カトマンズでの生活では、冬も格段寒いとは思っていなかった」
「上に何枚か着込むだけで、暖かかった」 

うーむ。我が亭主にしても、我が家の状況を「それほど寒くない」と感じていた様子。だから、私が逆上したとき、大変驚いていた。

例えば「肩が凝る」って、日本人はよく感じるが、外国人、特に欧米の人は感じないそうだ。例え実際には 、バリバリに肩が凝っていたとしても。文化によって、感覚の感じ方が異なるという事なのだろうか?

日本人は、一般のネパール人よりずっとよく働くし、周りに気を遣いまくっている。この点、ネパール人は鷹揚だと思う。「ニホンジンッテ、コンナニ ハタライテ、ダイジョウブナノハ ナゼデスカ?」 と思うネパール人も多いだろう。往々にして、日本人が日本で働く場合、何とか頑張れてしまうことが多い。

しかし、しかし、日本人が、その日本のペースで外国、特にネパールのような国で仕事をしてしまうと.....

1.ネパール社会との融和に失敗し、孤立する。
2.無理がたたって、多くの場合病気になって倒れる。

日本は、仕事に没頭して頑張れる社会システムで回っているが、総ての国や文化が同じではない。ネパールのような、障害物競走のような社会で生きているネパール人には、日本人のような機敏さや繊細さはなくても、日本人には真似の出来ない「強さ」があるのだ!

毎日11時間電気来なくても、何とかやっているのがネパール。

別な側面を考えると、例えば日本人は仕事のために空腹を我慢するのに耐えられるが、ネパール人はそうでない。食べないと仕事できない。でも、ネパール人は宗教儀式が終わるまで何時間でも空腹を我慢できるが(ヒンズー教では、宗教儀礼前の飲み食いはしないことが多い)、我々には出来ない相談。

一般的に信仰心の薄い日本人にとっては、勤労に神が宿るのかも?

などと、落ち着いて、異文化の面から考えると、夫婦喧嘩もまた、興味深いものとなり得る。ならないこともあるが...... 

暖房を巡る攻防

今、ある原稿を書いていて、カトマンズの冬の過ごし方について東京とやりとりをしている。ネパール人の生活習慣をご存じの方は「ああ、そうそう」と納得していただけると思うが、ネパール人はとにかく、寒さを我慢する

暖房器具を使うことは少なく、使ったとしても、手元足元をちょっと暖める程度。部屋全体を暖めることはしない。真冬でも、靴下もはかない。暖かな下着も着ず、上に着込むばかりだ。そのくせ、頭は毛糸の帽子などで防寒していることが多い。

カトマンズでは真冬が2ヶ月程度と短いことと、灯油などの燃料が高価なこと(1リットル70円ちょっとと、物価から考えると、なかなか気軽に買えない値段)。そして、快適な生活を「知らない強さ」が、カトマンズの人たちにはある。

以前、冬は極寒となるポーランド、ワルシャワ出身の女性が近所に住んでいた。彼女のネパール人ダンナが、うちの連れ合いの友人であったため行き来があった。で、彼女曰く

「カトマンズノ イエノ スキマカゼ、マフユノバイク、ダンボウヲ ツカワナイ セイカツ。クレイジー デス。ワタシ、サムクテ ナキマシタ。ワルシャワハ、ソトハ フブキデモ、イエノ ナカハ アタタカイデス。モウ、カエリタイデス」

まあその後、彼女はダンナをシバキつつ、ちゃんと子供を育てて、カトマンズ国連系の職場で頑張っているのだが。ここのダンナは、国際政治学の博士号をもち、カトマンズの知識階層の家庭出身というちゃんとした御仁だが、それでも結婚直後のネパール人としてのメンタリティに、冬の暖房という概念はなかった。いわんや、我が亭主.....

仕事場には立派なガスストーブがあるが、今年はまったく使わない。自宅の石油ストーブも、1月中旬まで私がいなかったため、今年は使っていなかった。暖冬傾向でもあったため、そのまま暖房なしでいたのだが。平たく云えば、暖房を使わせてくれなかったわけだ。しかし最近、夜になると私の頭は寒さでキリキリと痛みだし、停電で真っ暗で、私が愛用している電気ストーブも使えず、気が狂いそうになった。で、

今年我が家が灯油も買えなかったのは、★●◆のせいだ。ぐわーっ!★◎▲に☆▽●◆、◎◆◇してやるぅ!

と暴れたら、今朝、亭主が石油ストーブの芯を掃除して(灯油の質が悪いため、使い始めに分解掃除が必要)灯油を買ってきた。ああ、石油ストーブをつけるために、ここまでの暴挙に出る必要があるとは。ネパール人、いい加減にせんかい!

で、東京の担当さんに聞かれた

「何でそこまで、我慢するんですか?」

「さあ、この人たち、▼◆なんじゃないですか」 

悲しき伏せ字である。

貧しくて買えない。または、売っていないなら理解できる。しかし、それくらいのお金は何とかなるし、売ってるし、病気になりそうに冷え込んでいて尚、暖房器具をつけようとしないのはクレイジーだ。私の立場では。

亭主の言い分としては、ちゃんとキミの凍えた手をボクの手のひらで温めてあげたり(結構、仲良し)、いろいろ、ボクなりの誠意は見せたじゃない。

と、彼の側の正義があるわけで、昨日以来、怒って口をきかない。しかしそういうことを恐れていては、我々西側諸国からやって来た人間が、この地で永らえることは大変難しくなる。

寒さが半端でないヒマラヤに住むシェルパの人たちなど。昔はいざ知らず、今は台所で煮炊きする熱を上手に使って家族で暖まるし、冬はカトマンズなどの温暖な地方に降りてくる。ちゃんと防寒してる。

寒さに対処できないのは、うちの亭主を含む▲◇★ーの輩たちだ。元々、温暖〜亜熱帯の地域の文化だからな。コノヤロー!

あっ、そうか。あの文化の人たちを動かすためには、道路でタイヤを燃やすくらいの抗議活動が必要なんだ。そうか。だから、私も時々、家庭内で大暴れすればいいんだ。なーるほど。

と、そこまで正当化してもいいのか、ちと不安であるが。これでいいのだ!石油ストーブ、暖かいしね。

ネパールTVの25年

正式には、ネパール・テレビジョン公社なのだが、時代時代の政府に(報道の方針まで)コントロールされている局であるため、敢えて、ネパール国営放送テレビと表現したい。
 
ネパール・テレビジョン、略してNTVが昨日、設立25周年を迎えた。私がネパールと係わっても今年で25年目。自分のネパール人生と、NTVの歴史はシンクロしているし、亭主はNTVの開局立ち上げからの職員として12年間報道や番組制作に係わっていた。その後独立してフリーのジャーナリストになり、私まで巻き込まれて現在に至っている。
 
亭主は昨日、NTV本社で行われた記念式典で、NTVの発展に寄与した功労者のひとりとして表彰され、ガラスケースに入った記念のオブジェをもらって、大変機嫌良く帰宅した。NTV出身のビデオ・ジャーナリストや作家は数多いが、離職して尚、古巣と良好な関係を継続している人は多くない。

あの時代。情報が非常に厳しく、統制されていた時代。政府ご用メデイアの規制の中で精一杯、前例も先輩もいない環境の中で、何かを伝えようとしていた「若い頃の未熟な自分」を思い出してたんだろうな。彼。

現在のように、外国の衛星放送がケーブルで簡単に見られる状況と違い、昔のNTVは、ネパール国民にとって唯一、ネパール語のテレビ放送だった。

しかし現在、ネパールのように小さな市場の国であっても、複数の民放テレビがひしめいていている。番組の面白さ、報道の立ち位置共に、民放の方が見ていて楽しいし情報量も多い。

NTV、誰が見てるのかな?という感じもする。今となっては。
 
NTV25thCoin
写真は昨日、NTV本局で行われた記念式典で販売されていた、記念の25ルピー硬貨。ネパール造幣局の硬貨のようで、純度の低い銀貨である模様。硬貨としての仕上げも非常に雑で、記念品としてごく少量、ハンドメイドで製作された可能性がある。額面と同じ25ルピー(320円)で販売されていたそうだ(亭主談)。

ネパール郵政局は記念切手も発行しているそうで、こちらはカトマンズの中央郵便局Philatelic Sectionなどで買えるだろう。
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