けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

2011年08月

甘美な15歳か、パンチパーマか?

ネパールでは、マオ派のバッタライ氏が新首相に選出された。留守番中の亭主は、ニュース業務に忙しいんだろうな。申し訳なし。


さて、パナットニコムなるタイの田舎町。ここで日曜日のレースがあるよ。行かない?と、声がかかったのは金曜日。スーパーミニということで、13kmと云うことなのだが、一方サイアム・ランニング誌には、ハーフマラソンと載っていたらしい。行ってみるまで、実態は分からず。レース登録も当日(大規模レース以外では、タイで一般的)スタート前で大丈夫。

緩いと云えば緩いが、それでレースが成立してしまうところが、ランナーも主催者も偉いと思う。

ほとんどタイ語しか通じない受付では、年齢を聞かれる。男性は5歳刻み。女性は10歳刻みで、年代別表彰があるためだ。

受付のタイ人おじさん 「タオラーイ(何歳ですか)?」
私 「フィフティ(50)」
受付 「?!、タオラーイ?」 
私 「フィフティ(50)」
受付 「!???!!!!」 
私 「へっ?ふふふっ、私は50歳には見えないのだな。ふふふふふ」

困惑満面のおじさんが、紙切れに数字を書いた。

15(フィフティーン)

だ・か・ら、フィフティ!50!!と書いたら、安心したように受け付けてもらえた。参加費200バーツ(邦貨500円強)也。参加賞は、Tシャツ。

ちなみに、私は今年12月に満50歳を迎えるが、タイの年齢カウントでは、今年の元旦から50歳と云う事で大丈夫なのだ。これ、今年1月のコンケーン賞金レース表彰など、各方面で確認済み。


朝6時スタートと云うことだが、数分早く、突然「ぷぉ〜ん」とホーンが鳴り響きレース開始。コースは最初、通行規制した幹線道路。そして、のどかなタイの田園地帯を巡る道に入っていく。所々水たまりはあるが、田舎道であるもののきちんと舗装されていて走りやすい。2km過ぎからは、高度はごくごく微妙に下り気味となり、快調に飛ばせる。が、今日は「ゆっくり入って、後半ビルトアップ。最後はスパート」と決めていた。1kmあたり5分50秒のラップで刻んでいった。小型GPSを腕につけていたので、管理しやすい。日差しは柔らかだが、蒸し暑い。無理は禁物だ。ハーフより短い短距離レースは苦手だし、入賞なんて出来るはずないから。と、併走するタイ人の皆さんと、カタコトタイ語会話なんかしながらのんびり走った。

前方、白いシャツと黒っぽいショートパンツ。白いキャップがさわやかで、どう見ても20台か、30なったばかりという、若々しさにあふれた女性ランナーがいた。「わー、素敵だな」と、追い抜きつつ、ついお顔を拝見。

どひゃ〜っ!ほうれい線深い、典型的タイ人おばちゃんだ。私と同じ50-59カテゴリのゼッケンをつけていた。

後半に入ってすぐ、今度は後ろ姿で分かる、西原理恵子の漫画に出てきそうな、典型的パンチパーマのおばちゃんを追い抜く。「タオライ(何歳)?」と声がかかったので、「ハーシップ(50)」と答えると、頑張って早く行きなさい。入賞できるよ!と云われた。が、ここで調子に乗ったら後が怖い。多分、年代別で10番前後(女性は7位まで表彰)なのだと思っていた。ひたすら、1kmあたり5分50秒で、我慢する。それでも何人も、男女を追い抜く。

GPSで9kmを指したところで、10kmの表示が出た。回りも、残り3km!と騒いでいる。よーし、では。と、
1kmあたり5分40秒と、キロあたり10秒ラップをあげてみる。レースの公式距離表示が1km短いから、GPSで12kmがゴールなんだろう......と思ったら、12kmちょっと手前で、距離表示 12km!が出たっ。

おいおい。

幸い余裕があったので、あと3秒ほどペースアップ。

スタート直後と同じ幹線道路に飛び出し、よし、もう少し行って左折したらゴールだ!というところで、少し前にピンクのレースウェアを着たパンチパーマのおばちゃんが走っていた。これは、もしかすると、同年代?と、俄然スパートして追い抜き、ぶっちぎり。

計測係員が「2番」と叫んでいる。ゴールしたとたん、首に「2」の札をかけてくれた。

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思いもよらず、年代別2位。焼き物の、ずっしり重くて大きなトロフィーで表彰いただいた。ゴール前で抜いたおばちゃんは、予想通り同年代の3位。 

よく分かりました。

タイにおける私のライバルの見分け方は、パンチパーマでございます。サイバラ画伯のマンガから抜け出してきたようなおばちゃんたちが、多数、結構なスピードで走っているタイ市民ランナー界というのは、非常に奥が深そうである。

不思議なのは、タイの40代の女性ランナーには、パンチパーマがいないと云う事。 う〜む。 と、考え込みつつ

つづく.....

バンコク潜伏中

怒濤の日本を何とか完了し、バンコクまで来ている。

3週間東京で仕事をした後、実家に戻って、ここ10年以上なかったのでは?という感じで倒れてしまった。絵に描いたような、過労。いやはや、長年、ネパールで楽をさせてもらっていたからだ。日本の忙しさには、ついて行けない。

いや。日本の中で、ネパールという社会のコアなごく一部に、深く深く絶望してしまったせいかもしれない。通じない人たちには、何をしても通じないものがある。両方の文化に属していて、両方の言語が理解できるという立場は、結局、どっちにも属していないと云う事。絶望的に孤独でしかない。

そして、これからも、この立ち位置で生きていく自分。

誠心誠意取り組むという美徳は忘れず。しかし、どうしようもない部分は抱え込まない。誰になんと言われても、自分に棘をつけてでも、守るべきものがある。そんなことを感じた。

社会的な生き物として、戦死してはいけない。ね。

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さて、私のバンコク滞在お約束。サバーイ(タイ語で楽ちんの意)ランニングである。毎朝夜明け前から、ルンピニ公園を仲間たちと走っている。

しかし今回、昨日土曜日。バンコクでお世話になっているランニング・クラブの「ガチ系」練習会に参加して、砕けた。暑くなる前、早朝の、タイ国立競技場。公式陸上トラックである。ここでの、ヤッソ800。アメリカのヤッソさんという人が考案した、鬼のようなインターバル・トレーニング法である。このインターバルというのは、陸上競技者の方たちなら、当然取り組むべき課題だろう。競技者なら。

しかし、ワレは、市民ランナー。しかもオバサンやし。スピード練習なんて、やったことないわ。

でも、やってみよ.....

結果、惨敗。ここまで走れない自分と向き合うのは、はじめてだった。ある面、ヒマラヤでの耐久レースよりきつかった。(自分の走力なりの)スピードで引っ張れるような心肺でないこと。泣きたいほどに理解できた。

ホテルに帰って、シャワー浴びてふて寝して。で、気分転換にスクムビットにネイルしてもらいに行って。ぼろぼろだった手と足を、キレイキレイにしてもらって。タニヤで日本食食べて、早く寝た。なぜって?

日曜は午前4時に仲間と待ち合わせて、バンコクから2時間の場所のレースに行くから!つくづく、懲りないオバサンである。困ったものだ。


行った先は、Phanat Nikhomというところ。日本企業の拠点となっているシラチャー方面の内陸部。バンコクのランニング・クラブに入れてもらっていなければ、一生絶対行くことのない場所であっただろう。走友の皆さんに、感謝!である。

つづく....

グレートサミッツ〜エベレスト放送

「もうしばらく、山のヤの字も、エベレストのエの字も見なくていいっ!プギョっ!!」

とまで、私に言わしめた究極の山岳番組、 グレートサミッツ エベレスト〜世界最高峰を撮る 前後編 一挙放送です。明日です。

【放送日】
NHK BSプレミアム 
8月13日(土)19:00〜『エベレスト 世界最高峰を撮る 前編』 
8月13日(土)20:30〜『エベレスト 世界最高峰を撮る 後編』 

【再放送】
NHK BSプレミアム
8月20日(土) 8:00〜『エベレスト 世界最高峰を撮る 前編』   
8月21日(日) 8:00〜『エベレスト 世界最高峰を撮る 前編』

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みなさま。特に本放送は、1本90分の番組の前後編連続放送。3時間でございます。何を考えて、こんな暴挙に出たんだ。大丈夫か、NHK!?と、不安むんむんでございます。

録画のご準備、召されませ。

それとも、覚悟して放送におつきあいいただけますでしょうか?

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カメオ出演のごとく、不肖わたくしもオカメ出演で映り込んでおります。特に前編は、私、渾身のリサーチが結実しております。前編はまだ見てないんですけど、多分、大丈夫.....でしょう。

後編は、先日、完成試写に参加できました。熱きオトコタチのドラマになってます。あのアイマックス映画でも撮れなかった(そーなんですよ)、地球のてっぺんからのハイビジョン映像をご期待ください。

多分こんな番組、最初で最後でしょう。十数年来の、NHK山岳番組チームの悲願です。私自身も、12年かけて準備した番組でした。ここに参加できる自分になるために、業務経験を積みました。また、年々衰えていく体力、精神力を枯渇させないため、走り続けてきました。

ネパール側、日本側、全員が無事下山できて、本当に良かったです。


そんな、いろいろな思いを込めました。

ネパールに、深く困惑す

ネパールという国の、一部の根深い文化に、日本で触れるという得難い経験をしている。ネパール生活21年。もう、何が出てきても驚かないもんね。と、タカをくくっていた我が身の甘さを、落ちたドツボの奈落の暗闇で実感。人間、死ぬまで勉強である。

いや、ごくごく限られた一部のネパールで、あの国の全てや、自分の人生を総括してはいけない。それは、充分理解している。のだが、人間、目の前の出来事は、自分にとっては大事だしね。

今年50にもなるのに。未だに、新たな分野にチャレンジなんかしてしまう自分の馬鹿さが招いた事態だ。 動きさえしなければ、傷つくこともないものを。阿呆じゃ。実に、阿呆じゃ。スマートに生きられない、自分の馬鹿さにあきれ果てている。

まぁ、さぁ、いいさ。終わった後は、過去になるからさ。

ということを、実感するイベントにも参加した。あの苦しかったエベレストBCでの日々を、独立した作品として、他人事のように見る機会があったんだわ。自分の手を離れ、遠いところに行ってしまった。下山以来、ずっと整理できていなかった気持ちが、すんなり落ち着く場所に収まった。

今の出来事も、きっとそんな日が来る。あと2年ちょっと先の話になるけどさ。

昨日は、知恵熱出して。でも、仕事の最盛期で。風邪薬と高級栄養ドリンクで乗り切った。なんか、日本人みたいじゃん。今の自分。薬飲んで爆睡していたら、丑三つ時、非常にリアルな地震の夢を見た。ら、今日の午後、ホントに地震があったことを知った。ゆーらゆら。8階で寝ていたから、結構揺れていたんだと思う。

今日でとりあえず一段落ついて、安心して寝込まないように気をつけよう。

日々是、修行

引き続き東京にいる。

が、着慣れぬちゃんとした格好などして、お行儀よくする毎日だ。ああああ。

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早朝から起き出して、夕方には、目の下に、くっきりクマが出る始末。いえ、その、私の能力が足りないんです。すいません。では、これから皇居でランニングして、着替えて出勤です。走らず、ギリギリまで寝ていろという声もありますが、ストレス発散も必要で。お酒もたばこもやらないもんで、せめて、身体を動かしたく。

では、また〜
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