けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

2011年10月

結局、ダサインってのは、さ

ダサインの正式休日は、昨日まで。今日明日出勤日で、火曜日再度祝日で休み。となると、飛び石の2日間も休んじゃえ!というのが、ネパールにおける、社会的に正しい態度である。あああああ。

普段うちにいてくれる書生くんも実家に帰っており、息子も今日はクラブ活動の社会奉仕の日であり(孤児院の子供たちとダサインを祝うらしい)、亭主も用事があり......ということで、私が留守番。この時期は空き巣が多く、出来る限り自宅には誰かいることが望ましい。


さて、ダサインでは、年長者から祝福のティカを授けてもらう。赤い顔料、米、ヨーグルト、水に、粘着材としてのヨーグルトを混ぜたもの(ティカ)を額につけてもらう。また、ダサイン初日に種を蒔いた大麦の新芽(ジャマラ)もいただく。ジャマラの「芽吹き」は、豊穣の「女神の力」の象徴でもある。

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うちの亭主の母方の伯父から、ティカを受けるうちの息子。ティカとジャマラが、銀の「ダサイン盆」に乗っているのが見える。このあと、「ダチナ」というお年玉もいただく。

年長者からティカを受けるのは.....いつものことだが。

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今年、私の兄の家でのこと。亭主の兄でなく、宗教儀式で兄と妹にしてもらい、結婚式も出してもらって、その後私のネパールにおける実家をずーーっと続けてくれている、得難い家族。私の方の兄。例年のごとく兄と兄嫁のティカをいただいた後、兄嫁が

「じゃあ次は、バイニ(妹)とジュワイ(婿=うちの亭主)が息子たちと嫁たちにティカをする番ね」

と、ニコニコしている。え゛え゛え゛え゛ーーーーーーっ!

この家の息子たち二人が、3ヶ月違いで結婚したはじめてのダサイン。当然、二人のかわいいお嫁ちゃんたちがいる。お゛お゛お゛お゛お゛〜っ!不肖我が夫婦が、嫁ちゃんたちにティカを授けるってかぁ?

今まではこちらがティカを受けるだけだったので、予想外の展開にうろたえる我が夫婦。嫁たちに渡すお年玉の準備をしてこなかった。兄嫁に封筒をもらい、こっそり、お金を入れて準備。ピン札を何枚か、財布に入れておいて良かった。

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長男嫁ちゃん。とっても美人で、料理が上手。既に長男の嫁の風格漂い、頼りになるお嫁ちゃん。今の時代、こんなに立派な子がいたなんて!と、感心するほどのよい子です。

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末っ子の方の嫁ちゃんと。この子の実家は、亭主の親友の親戚筋であり。嫁パパ・ママは、私にとっても長年知り合いの家から嫁いできた子。MBAを持つ才媛で、明るいよい子です。

こういう素晴らしいお嫁ちゃんたちに恵まれたのも、甥っ子たちが立派だし、うちの兄と兄嫁の人徳。で、これまでは兄一家とはざっくばらんな付き合いが続いてきたのだが......お嫁さんが来ると、結婚してすぐこちらもお祝いを渡すし、お嫁ちゃんからも「よろしく、おつきあいください」な儀礼がある。

が、ほぼ親子ほどの年の差がある私たちだから、こちらからのプレゼントは当然渡すが、向こうからの儀礼は、そこまでしなくていいよ。うちはガイジンだし。気を遣わずに、お金も使わず、気持ちだけでいいのよ。と、これまで逃げ回ってきたが......ティカの後、しずしずと、両方の嫁ちゃんから、きれいに包まれた贈り物が手渡された。パーティー用のサリーや、亭主には紳士服の布地だった。

真心こもった「見栄の張り合い」に、ついに、捕まってしまった。

今回は、嫁ちゃんたちの実家の名誉をかけた戦いに、最後に白旗!な我が夫婦。

こちらからのダチナ(お年玉)をケチらず、相場の数倍包んでいて良かった。そうでないと、恥をかくところだった。


嫁が来たら、甥っ子たちも一家を構えたと云うこと。近年、親戚づきあい、特に「姻族」との儀礼が華やかになっているカトマンズ。こりゃ、これからは、こちらも覚悟を決めないとならぬぞ。一生かかっても返せない恩のある兄と兄嫁の顔を立てるため、嫁ちゃんたちや、これから生まれてくる子供たちの通過儀礼には、それ相当のことをしないと.......

で、本来頼りになるべき亭主の方は(兄と同じカーストなのだが)、儀礼は簡素!な生き方のため、我々にとっては未体験ゾーン。こりゃ、折を見て、兄嫁にこっそり相談に行かなきゃ。

一度はじめたら、一生続く親戚づきあい。家の体面を保つため、ケチくさいことは絶対にしたくない。他の身内に対してはシンプルを押し通す我が家であるが、甥の嫁たちに対してだけは「別」だもん。兄と兄嫁に対する、ささやかな恩返しだね。

で、近い将来、うちの息子も結婚するだろうが。こちらの方は是非、背伸びしないライフスタイルでやりたいものだ。お願いしますよ、息子さん。涙目。

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最後に、今年のダサインを象徴する一枚を。

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うちの義母は三姉妹。三人とも連れ合いに先立たれたものの、息子や嫁、孫に囲まれ悠々自適である。普段は車で数時間ずつ離れた場所に住んでいるため、全員が出会える機会は限られている。

向かって右から、次女がうちの義母。慎ましい人で、歯を見せての笑顔は滅多に見せない(のに、満面の笑顔)。 真ん中が長女。我が家では「手乗りばあさん」と呼ばれているくらい小柄。80歳前後のはずなのに、今でもとても美人。いつもニコニコ。アニメのキャラクターのような、目をきょろっとさせた笑顔がたまらなくカワイイ!左は末っ子。バイタリティあふれるおばあちゃんで、発言も強烈。未だ、お肉が大好き。若い頃は、女性福祉の活動家だったそう。

三婆の笑顔に、ダサインの意味を深〜く感じ入る。のであった......

引き続き、ダサイン2011

本日その後、我が家のダサインの様子。

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亭主が真面目にプジャをします。我が家のプジャ部屋。

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サンスクリット語の経文の中から、女神を讃えるものを読んでいるらしい。

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念入りに洗車した車に、安全祈願。力の女神の恩恵を願う。

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自転車にもプジャ。「うちのバアさん、転びませんように」と祈念しているのだろう。

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生け贄の「卵」を割る。本来、山羊の首を生きたまま切り落とし、生き血をかけるのだが。そんな殺生、やりません!買ってきた肉は食べるけど。

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神聖なティカと、ご供物の花。洗車した自転車を、よごしている訳ではありません。

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丸ごとのココナツも割ります。これも生け贄。

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上手に、ぱっくり割れた。これぞ縁起物。

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最後に、額にティカをつけます。洗車を手伝ってくれた息子に、ありがとう。


さて、明日はダサイン大祭の中でメインの祝祭日。あ゛〜、真っ赤なサリー着なきゃ。赤い腕輪とか、装身具とか、ジャラジャラさせなきゃ。う゛〜。

でも、年に一度真っ赤なおべべ着るだけで、義母やみんながニコニコしてくれるので。お安いもんでござんす。はい。それは、もう.....

ダサイン2011

一昨日から、ダサインの休暇に入った。

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不正に打ち勝つ「力の女神」を讃えるこの祭り。カトマンズ市内のシャクティ(力)系女神のお寺は、善男善女で大賑わいである。この写真は、霊験あらたかなバドラカーリーさまのお寺。

逆を云えば、不正に打ち勝つ女神を祝うということは、ネパールの世の中は「不正」だらけで、「正義が勝てない」「強い者が不正を押し通し、弱い者の正義は踏みにじられる」ことが、歴史的に続いてきたからではないだろうか。望んでも得られないものだから、神の名の元に祈願するのではないだろうか?


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そしてこの時期、子供だけでなく、いい年こいた大きな坊やまでが熱中するのが凧揚げである。ネパールの凧はシッポをつけないので、コントロールが非常に難しい。それが、凧揚げの醍醐味なんだとか。

写真下の方の、おばちゃんたちの左右にあったり左の子供が持っているのが、伝統的なネパール凧。すぐに破れそうな薄〜い紙や、セロファン紙が張られている。最近、中国製らしい新型凧も売られていて、写真の右上に見えている。

バタンの下町に、突如登場の凧やさん凧自体は安いものだが、糸巻きと糸が高価だ。ドラム状の糸巻きの中心に通した可動軸を、水平に両手の親指と人差し指の間に乗せてくるくる回して糸の長さを調整する。上昇気流に乗せるためには、糸の長さをそのままで糸巻きを手前に、しゃくるように引く。

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街の商店街は、シャッターを閉めて休業中。道路もガラガラ。

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今日は、我が家では、車にプジャ(儀礼)をする。車、バイク、自転車まで朝から念入りに洗車して、一年間の交通安全を祈願して女神に生け贄を捧げる。(肉は食べるが)家では殺生をしない我が家の場合、生け贄は「卵」であるが......

我が愛馬(?)、革命的クロちゃん同志号をピカピカに磨き上げ、オイルもさして整備済み。こうして見ると我が愛馬、なかなか精悍。

アンナプルナ山岳耐久レース続報

アンナプルナ100レースにつき、追加の情報です。

【コース詳細と、関門時間】 

英語のページで恐縮ですが、http://ow.ly/6KmI2 ここに、次回大会の100kmコースを中心に紹介されています。レースダイレクターたちによる現地調査のGPS記録もありますが、途中、ごく一部だけコースを省略しての踏査になっています。 

70kmのコースは、前回大会参加者のGPS記録が、
http://www.everytrail.com/view_trip.php?trip_id=930776


50kmコースも同様に、http://ow.ly/6KmLZ

今まで100kmコースは、70kmコースが(トレイルの)ビレタンティで終了後、ここからロードと一部トレイルで、スタート地点のポカラに戻ってゴールでした。しかし、このロード部分で、タクシーやバイクに乗ってキセルするネパール人ランナーが続出。これが問題となり今年からは

 
1.42km地点から、14.5kmほどの上り下り激しい回り道ルート追加 
2.ビレタンティに着いてから、再度15.5kmのトレイル上り下りが追加

次回の100kmは、超弩級の厳しいルートになります。そのため、朝5:30にスタートしてから、約40kmのガンドルン・チェックPで12:00(6時間半)の関門が設定されます。その次は、60kmのタダパニで17:00 (11時間半)、84.5kmのビレタンティが21:30(16時間)という、厳しい関門をクリアしなくてはなりません。


70kmについては、朝5:30にスタートしてから、約40kmのガンドルン・チェックPで14:00(8時間半)の関門が設定されます。
 

50kmについては、関門時間は今のところ設定されていません。


【コース途中の荷物預かりについて】 

これについては、トレイル部分は車での荷物搬送が出来ないため、基本的に「出来ない」と覚悟してください。例年これにトライするのですが、実際問題として出来ずにおります。またチェックポイントで脱ぎ捨てた衣類などの回収と、ゴール地点への搬送もほぼ不可能です。

 
ゴール地点であるビレタンティへの着替え等の送付は、毎年やっています。問題ありません。100km参加者のビレタンティへの途中荷物デポも、多分大丈夫と思います。100%の確信はありませんが。
 
レースの前半、ミランチョークとダンパス。そしてゴール地点であるビレタンティについては、車をチャーターすれば先回りできます。個人サポーター同伴の方の場合は、この3点での荷物受け渡しや応援、スペシャルドリンクの受け渡しが出来るでしょう。現地での個人的サポート社の借り上げについては別途、大会指定旅行会社に申し込んでください。借り上げ料金も発生します。

 
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この大会ですが、コースの設定や外国人参加者の募集は、我々カトマンズ在住のランナーたちがボランティアで行っています。このボランティアたちも全員、 当日はランナーとして大会に参加します。


大会コースのマーキング、給水・給食・救護チェックポイントの運営と、ポカラでのホテルや説明会、表彰式のアレンジは、ポカラ在住のネパール人篤志家がボランティアであたります。
 
今のところ国際的スポンサーなどもなく、経済的にも我々の手弁当や持ち出しですが、真面目な道楽です。ただし近年、参加者が急増してきました。ですから今年から、英語以外の言語については、それぞれの言語専門の指定旅行代理店とも提携することにしました。


そんな大会ですので、至れり尽くせりではありません
 
しかし、ツールド・モンブランの参加ポイント大会に認定されるなど、国際的に評価されるようになりました。 


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100kmコースは、特に次回からのコースは大変に厳しいです。先鋭的なトレイルランナーの方だけが挑戦できるものです。コースの厳しさだけでなく、真っ暗で、何が出てくるか?という恐怖心に打ち勝ってヒマラヤのトレイルをたったひとりで走るためには、強靱な精神力が必要です。


一方50kmコースはそれほどの困難もなく、普段から走っている方たちなら間違いなく日没前にゴールできます。ヒマラヤの展望も堪能できます。私自身、走ってみて、心から楽しかったです(2回目の参加時)。心臓破りの急坂もありますが、歩いて登ればいいんです。急な下りも、よい子は歩きます。快適に走れる平坦な場所や緩やかな下り坂も多いです。

http://blog.livedoor.jp/upreti/archives/52735062.html
http://blog.livedoor.jp/upreti/archives/52736739.html
http://blog.livedoor.jp/upreti/archives/52737538.html
http://blog.livedoor.jp/upreti/archives/52745983.html
http://blog.livedoor.jp/upreti/archives/52746384.html
 
70kmは、その中間。歯ごたえあります。私自身、やっとの思いで完走しました(はじめての参加時)。一番難しかったのは、最後の20kmが日没後になってしまい、ヘッドランプはありましたがとても怖かったことです。運良く、ブービー仲間の屈強なコロンビア人男性ランナーと一緒に走れた(歩けた)ので完走できました。2回目の時くらいの走力があれば、日没までにはゴール近くの人里に下りてこられたような気がして......次回、70kmに再度挑戦してみたい気持ちがむくむくと。 

http://blog.livedoor.jp/upreti/archives/52581770.html
http://blog.livedoor.jp/upreti/archives/52591082.html
http://blog.livedoor.jp/upreti/archives/52591535.html
http://blog.livedoor.jp/upreti/archives/52591772.html
http://blog.livedoor.jp/upreti/archives/52591774.html

今後も時々、追加情報をお伝えしたいと思います。

国際会議はエコだった

先日、エコなコンセプトの感じられない環境ジャーナリスト某氏(またの名を、我が亭主殿)をブログ上でおちょくったが、続報。

昨夜、彼は1週間の韓国滞在を終えて帰国した。私へのお土産は、これ。

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国際会議公式、飲み物保温タンブラー。 ステンレス製で、飲み口も片手操作できる。スタバのタンブラー同様のもの。保温タンブラーを買おうとカトマンズで思っていたため、ナイス!な土産である。で、亭主曰く

「喜んでもらえてうれしいけど、これ、結構大変だったんだよ」

聞くと、会議の初日に参加者全員にこれが配られたそう。会場に飲み物コーナーがあり、「ご自由に自分のタンブラーに注いでお飲みください」というシステムだったとか。飲み物は豊富にあるけれど、カップは用意されていない。で、自分は、コーヒーも飲めなかった!と。 

これ使えばいいのに。何で?と聞くと、使ってしまうとお土産にならないじゃないか!と。

環境に配慮して、むやみに沢山のカップを使わせない主催者もエコだが、むやみに外国で買い物をせず、もらい物を立派な土産にする我が亭主殿もエコじゃないか! イヤミではなく、褒めてます。ホント。だって、夫が妻に買う土産物って、大外れなことありませんか?

まあ、自分が行ったのなら、韓国名物各種美肌グッズとかコチジャンとか買いたいものもあるけれど、それを夫に「見繕って買ってきて」とお願いしても無理があるし。ふふふふ。 タンブラーは早速、昨日から使ってます。

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ところで、9月は私なりにまじめにランニングをした。月間200kmを軽く超え、月末までそのペースを続けたら250kmに到達しそうだった。しかしその前は、月間150〜180km程度の走りだった。練習量を急に増やすと、故障が出る。月末はペースダウンし、223km強。

通勤の足にしている自転車は、月間走行315kmを超えた。

そんな風に気をつけているのだが、左足の足の裏に違和感が出てきた。足裏アーチに、鈍い痛みを感じる。こういうことは、秋から冬の走り込みシーズンの「お約束」であり、身体が変化するうえで避けて通れない。先日帰国してしまったT姐さんにもらった、ロキソニンの湿布。これが効くのですよ。 ありがとう、ディディ!

でもって、孤独なガイジンの寂寥感を分かってくれる愛車。マウンテンバイクの「革命的クロちゃん同志」号も、金曜日の帰宅時、突然、左側のペダル(足で踏む部分)内部のペアリングが壊れたようで。回転できなくなった。おおおおお。おかーさんの左足が痛むときは、お前の左のペダルも壊れるのかい?

さすが、愛し合っている仲だ...... 

今日直しておかないと、明日からは数日自転車屋も閉まる。出勤途中、早朝の修理となった。最初についていたペダルは、一目見て分かるくらいの安物で。3年以上仕事をしたのだから、寿命ですよ。と、自転車屋と双方納得。日本円で2千円ちょっとの、まあまあのペダルに交換した。1万円近くするペダルも見せられたけど、そりゃ無理だよ。

明日からの休暇中は、郊外にサイクリングに行きたいなぁ。
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