昨日は、1年前の民主化動乱2を記念した、ロクタントラ(民主主義)の日で祝日となった。

2月にもブラジャタントラ(民主主義)の日という、非常に紛らわしい祝日がある。こちらは、トリブバン国王王政復古によるラナ将軍家独裁が倒れたことを記念している。ロクタントラが、国王を必要としない民主主義であるのと比較して、プラジャタントラとは、国王の存在を前提とした民主体制である.....という、ネパール語の表現の違い。

さて昨日、午前は国軍閲兵場でコイララ首相臨席の式典。午後は首相主催の茶会もあった。招待状もいただいていたが、ええい、こんなの偽善的だ。興味ねえや!と、無視。

一方、最近特に胡散臭さを増す、知識人K.D.氏が仕切る「市民デモと大集会」も午後、カトマンズ旧王宮地区であった。ここにはマオ派プラチャンダ議長をはじめとする政治家、左系知識人などうち揃い、共和制実現の気勢を上げていた。

最近、共和制だ!がトレンド。K.D.氏はどんな体制にせよ、そういうトレンドに乗る。カメレオンのようで、全く信用できない。ボクって、イケてるよね....って、全身でアピールする姿がいただけない。パドマラトナ・トラダール氏のような、ブレのない立派な左翼知識人も集会に参加されていたことは、忘れてはならないのだが。

象徴王制の存続を願う人たちもいるのだが、この階層は、集会やデモ、選挙にも無関心な人が多い。普段、いつも特別扱いされた恵まれた生活を送っている御仁たちだから、列に並んだり、みんなと同じに立ちつくしたりすることを好まない。

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一方、特権を剥奪されたはずのギャネンドラ・シャハ夫妻は、シャハ家の守り神である(パタン郊外)ダクシン・カーリーのお寺で、年祭の儀礼(プジャ)を行った。この様子は、ここをクリックくだされたし。

特権はないはずだが、国軍にエスコートされ、一般市民立ち入り禁止にした境内で、5種類の動物生け贄を含むプジャ三昧。注目すべきは、国軍の儀仗兵が立ち、国王賛歌の旧国歌まで吹奏された。

国軍も王室も、宗教のお題目では全く変化無し。実に、危険。

いや、旧国歌は国歌としてではなく、「王様ギャンちゃんのテーマ」として吹奏されたのだろうか?プロレスみたいにね。そうだとしても、国軍の態度は大政翼賛的で、見るに堪えなかった。

そういえば、前述市民集会では「村から起ち上がれ!(ガウンバタ ウタ」という、共産党系の歌が熱唱されていた。これまた、左翼系インテリゲンチャのテーマ曲か?マオ派は、インターナショナルだしね。

愛国的国民には、「赤地に月と太陽(ラトラ チャンドラ スルヤ)」という1970年代に作曲された古い愛国歌が人気だし、ロック世代には1974ADの「ネパール人」という曲も愛唱されている。

去年の5月以降、ネパールには正式な国歌がない。そういう状況下では、それそれ、各勢力のテーマソングが愛唱されるのか?WWFのプロレス状態か。

そろそろ、場外乱闘?