我々外国人にも人気があるネパール製の「ククリ・ラム」と、同じくネパール製の「ヴァージン・ウイスキー」の流通・販売が政府により禁止された。

飲酒者の健康を大きく損なう、(悪酔い以上の)被害が出た疑いがもたれている。

一般的に、ネパール製の酒の多くには不純物やケミカルが含まれており、悪酔いするとの評判がある。私のような下戸にとっては、何故、そこまでして飲むの?と思うのだが、酒飲みにとっては「外国製がない(買えない)時は、ネパール製でも飲みたい」ものらしい。

さて、先日土曜日、我が酔っぱらいランニングサークルでは、恒例ランニングの後、某会員宅での新年バーベキュー大会が挙行された。よゐこの会員(含む、ワシ)たちが引き上げた後も、若干名の英国紳士たちは居残って、ビールより強いお酒を飲んだらしい。この時出されたのが、今、評判の「ククリ・ラム」であったとか。

その後、目が見えにくくなった!という某会員の指摘に対し、会の統一見解として 「あれは、純正のククリ・ラムじゃなくて、古い紅茶と古いエンジンオイルを混ぜたものだったから、大丈夫。心配するな」 と、公式ウエブサイトに発表があった。

いやはや。英国式ジョークにつきあうのも、命がけである。 それにしても、最初はなかなか親しくなれないイギリスのおっちゃんたちであるが、仲良くなるとしみじみ、かめば噛むほど味の出る、スルメのような方たちだわ。