2010年の師走は、忙しかった。新しい仕事がはじまり、慌ただしかった。12月29日の午前中までみっちり仕事をして、午後からは別の方の仕事を片付けて。12月30日は、朝カトマンズを車で出発して、暗くなる前にポカラに入る予定であったが.....朝、起きられませんでした! ( ̄▽ ̄;)!!ガーン

まあ、仕方ない。カトマンズを出たのはお昼となり、ポカラ到着は夜7時ちょっと前。大会指定のホテルに行くと.....ロビーで、武士の風格を漂わせる日本人強豪ウルトラランナー、佐藤良一さんと出会えた。1時間ほど前から、私たちの到着を待っていてくださったそうで。申し訳ありませんでした。

初対面のご挨拶を交わした後、では、ホテルにチェックイン。と、アンナプルナ山岳耐久レース名物が、出た。今年も。

「お客様、お部屋はございません」
「予約してあったんですが」
「聞いておりません」

と、そこで、横から別のホテルマンが割って入り

「ホラ、ここに予約の記録があるじゃないですか。こっちのインド人ゲストを、他のホテルに送るんですよ」

ということで、なんとか、かび臭い部屋を確保できた。去年の、レイクサイドの某ホテル(スイミングプールがある、あそこ)では、歌舞伎の隈取りのような化粧をしたおねーちゃんに、近くの格下のゲストハウスに送り出されたことを考えるに、まあ、今年はまだマシと納得した。

この日は佐藤さんと、亭主と私の3人で、ポカラに来たら絶対食べたい!ダムサイト、モナリザの、タカリ・ダルバートを食べに行った。そば粉のディロに、熱々にしたギーをじゅっ!!と。あ゛〜、ウシャ・バウジュー(兄嫁)のダルバートは、いつ食べても絶品だ。美味しすぎて、食べ過ぎて。カーボローディングと言い訳して、ぐっすり眠った。

翌朝、30分だけレイクサイド方面を軽くジョグして、シャワー浴びて朝食。亭主は朝メシ食べずに、ずーっと寝ていた。運転で疲れたのね。おつかれさまです。

私だけ、再度レイクサイドに行って、ポカラ在住の友人とランチをして(MoonDanceは、なかなか美味い)、午後2時からの大会登録と説明会。ここで、トレラン王子さま石川弘樹さんご夫妻と出会う。クリスマス・イブの夜、突然メイルで申し込み。びっくりしましたわ。大会主催チームにとって、最高のクリスマス・プレゼントで、みな大喜びだった。

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外国人の参加費用100ユーロ、または9千5百ルピー(ネパール人は、無料)を現金で支払って、ゼッケンをもらう。今年はネパール数字で、シャレている(隅に小さく、英数字)。サムライ佐藤選手75番。プリンス石川選手85番。オババわたくし86番。よゐこのみなさまには、読めませんよね。この数字。

手前の黄色いベストが、大会総責任者、ラメシュ・バッタチャンさん。佐藤さん、石川さんの後ろに、自身もウルトラランナーである、レースディレクター・ロジャーの顔も見える。100人を超える参加者の中、外国人は30名ちょっと。

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元100km走女性チャンピオンで、TheNorthFace所属のプロ・ランナー。英国のリジー・ホーカー選手も。小柄で、穏やかな物腰の女性だ。しかし、100kmのコース詳細地図を見る彼女の顔は、真剣そのもの。プロの一流選手オーラが出ていた。

ささやかな、こぢんまりとした去年のレースに比べると、強豪選手が世界中から集まって、人数も倍増して、華やかでワクワクしてきた。

この日の夜はレース前日であり、チーム・ジャパンの面々は早々とレイクサイドの日本料理「古都」に移動。一流選手の、レース直前の炭水化物食べっぷりに触発され。私はすき焼きセットを食べ、のり巻きをテイクアウトしてホテルに帰ってから食べ、朝ご飯用のおにぎり4個も確保した。

亭主は、ネパール人ランナーの友人たちと、庶民派で美味しいダルバート屋に行っていた。ふふふ。これが翌日、大変な出来事を引き起こすのだが。

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レース当日は、朝3時半起き。ゆっくりおにぎりを3個食べて(亭主と2個ずつのつもりだったが、前日の豆料理で消化不良の激しくお腹を壊した亭主は何も食べず。残り1個は、レース中の補給食とした)、テーピングや皮膚の保護クリームを丁寧に塗り、レースウェアに着替え、4時半からのホテルの朝食も食べた。

去年の経験で分かったのは、ウルトラ、山岳、耐久という形容詞がつくレースは、「いかに食べられるか?水分補給できるか?」が、走ること以上に大切なのだ。レース終盤は胃腸が荒れて、何も喉を通らないこともある。食べられるときに、エネルギー源を詰め込んでおくのが肝要だ。

食べても走れること。レース中は、走りながらでも食べられること。これは、結構難しい。

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スタートは、夜明け前の5時半。5時過ぎから続々と、選手がゲートに集まってきた。

サムライ佐藤選手と、同い年の亀ランナーわたくしの走力の違い、鍛え方の違いは、体つき以前に、この日焼けの違いで一目瞭然ですわ。

予定より5分ほど遅れて、ラメシュさんの吹くホイッスルを合図にスタート。

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石川選手のガッツポーズが、後ろ姿でも素敵っ!

いよいよ、はじまってしまったレース。どうなる、そのあと? つづく.....