けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

シンハ・ダルバールの日々

気になる話題の続報、もろもろ

タメルと王宮通り、24時間営業認可か?The Himalayan Times元記事

カトマンズ市内の繁華街。レストラン、ナイトクラブ、ブティック、航空会社、旅行代理店等が並ぶ...

タメル: 外国人観光客のためのエリアであったが...最近は押し寄せる中国資本レストラン等で、賑々しくも趣きない「壊滅的新興チャイナタウン」化が進行中。地元ネパール男性のための風俗店も、ちらほら。

王宮通り King's Way: ナラヤンヒティ王宮(現、博物館)から南に続く。元は、国王一家居城の権威に基づく、ネパールで一番ハイソな通り。タメルに比べると上品なレストラン、ホテル、舶来品高級ショップも並ぶ目抜き通り。

現在はレストラン、ナイトクラブ、風俗営業共に夜10時前後には閉店の行政指導が入っている(が、警察官とネゴネゴして何かを握らせ、シャッター閉めて中で営業する店もある)。これを大胆に、2ヶ月以内に24時間営業を許可しちゃおう!っていう話が、カトマンズ郡行政事務所、カトマンズ市役所、カトマンズ市警察、タメル地区観光開発委員会でイケイケ、ドンドン、アゲアゲで検討されているという噂であったが...現地新聞報道で、あり得そうな、妥当な話が伝わってきた。

曰く、タメル地区観光開発委員会は24時間営業に踏み切る前に、防犯監視カメラの整備、警備員の配置、信号、街灯、駐車場、ゴミ処理等のマネジメントが不可欠であると考えている。先ずは週に2日間だけ。金曜と土曜日の24時間営業を試験的にはじめる。この影響と観光客、顧客からの反応を見て、先行きの見通しを立てたいとのこと。

みなさん、タメルや王宮通りで、オールしたいですか?うーむ...と否定的になるのは、私が年とったから。大昔、バブル景気の大学生だった時代は、新宿や渋谷で朝まで飲んでたけど。カトマンズでそれ、やりたいかなぁ。街や社会のノリが違うような気がするのは、私だけだろうか。

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高潔なるアイドル公務員、決定!The Himalayan times元記事

きれいな生き方をしている公務員は社会のアイドル!と、何だか不思議な、納得出来るような、何かが根本的に間違っているようなテレビ番組の結果が出たらしい。公立学校の先生が優勝したとのこと。

カトマンズ盆地のすぐ東隣。カブレパランチョーク郡バンチタルの公立学校の教諭ギャンマニ・ネパールさん。彼の15年間の教員生活で、勤務校の教員出席率を90%に向上させ(生徒ではなく、教員の出席率ですよ!)、生徒の(進級試験)合格率を14%から60%に向上させた(ということは、4割は落第)。

彼は自分の携帯番号を生徒や父兄に教えて、ずる休みしている教員の状況をチクらせることで、教員が出勤せざるを得ない環境を作ったとのこと。

日本の公立学校教諭のみなさん、ネパールに来ればあなたもアイドル教員ですよ!いや、日本の真面目な、普通のあなたが、輝ける場所がネパール...かも?いやいや、ネパールの役人根性の中に入れば、空回りするばかり。

ちゃんと仕事している民間企業や団体は、ネパールにも沢山あるけれど。ネパール公務員人生って、何が楽しいの?ネパール本省の役人ども、援助のお金で外国に行ったことを自慢する輩が多いが、それくらいしか楽しいことはないと云う事か。残念な人生だと思う。一部、大変優秀で立派な公務員もいる。そういう方は出世を極めて本省の次官になったり、途中で国際機関や国際的企業に転職していったりする。

ごめんなさい。偏見入ってます。それだけ、いろいろ、見たり聞いたり体験したということで、以下自粛。でも、一生涯忘れないからな。だから、自粛しなよ...

ネパールの公務員

高邁な生き方を啓蒙することで、社会の汚職を撲滅することを活動目的とする国際NGO Accountability Lab の主催による、新たな種類のリアリティ・ショウがネパールで展開されているようだ。

Integrity Idol Nepal 2014 (高潔なるアイドル公務員をさがせ!)
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ロイター通信の記事によれば、300人を超える公務員からの応募があり、上の写真の5人がファイナルリストにノミネートされている。職種としてはヘルスワーカー、公立学校の教師、郡教育事務所職員、母子保健プロジェクト従事者とのこと。

学生たちからの質問に答えるセッションが30分の番組として、先週放送された。昨日真夜中まではソーシャルメディア、携帯電話SMSやメイルなどを通じて、一般市民からの投票が行われていた。そして、多分、ネパール時間今夜8時から、ネパール国営テレビの娯楽チャンネル NTV Plus で放送される番組で優勝者が発表される。

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高潔な公務員をさがすことがテレビ番組として成立する、イコール、清廉な公務員が少ない!ということだ。

Transparency Internationalが発表した、世界汚汚職度リスト(汚職が多いほどリストの後ろ)でネパールは、今年世界175カ国の中で126番目にランクされている。昨年は116番目であったが、状況は後退したとも云える。ネパールは「汚職が蔓延る社会」と云える。

これは公務員の世界に限らず、政治、そして本来、社会に対して誠実であるべきNGOの資金についてさえ、不明瞭、不適切な事例が発生している(もちろん、誠実な活動と資金処理をするNGOも沢山ある)。体制の一部に蔓延る問題ではなく、社会全体として取り組んでいくべき課題である。

その中で「公務員」が取り上げられたのは、ネパールにおける汚職の典型的な事例であるからだ。と、思う。

ネパールやネパール人を嫌いになりたければ簡単だ。ネパールの役人を相手に仕事をしてみればよい。

「この決済を認可して、社会に利益があるのは分かります。でも、私には何の得になるんですか?あなたは仕事が成功するという利益を得る。でも私には何の得にもならない。一方的に私が損をしてるじゃありませんか」

上から下まで、この台詞をドヤ顔で、ときに小声で吐き捨てる公務員は多い(※個人の見解には相違があります)。

元々、そういうことを主張して当然と考える社会階層や特定のカーストグループから公務員を目指す人材が出て、公務員になってみて回りもそうで更に増長し、バレなきゃいいのだ!オレさまは悪くないのだ!!と、ますますねじ曲がっていくのではないだろうか(※個人の見解には相違があります)。


ネパール最大の祭り、ダサインはネパールにおいて、邪悪な悪魔を正義の女神が退治したことを祝う祭りである。力を持つ邪悪が蔓延り、退治されない。正義が実現しない社会であるからこそ、人々は願って、神話の中での正義実現を熱狂的に祝うのである。この点について指摘するネパール人に、巡り会えないのはナゼだ?


ネパールの村々で、正直に働き、人や自然に感謝して生きている人たちに巡り会える仕事に戻って2ヶ月。ネパールは美しい、と、しみじみ感じる。先進国から来た我々は助けるのではなく、ネパールの人たちに「助けられて」はじめて仕事が出来ることを再認識している。

美しい人たちのもとを短期間訪れるだけでなく、その社会の中で自分自身中・長期的に、ネパールの人たちと一緒に、小さくてもネパールの役に立てる事業を開始するべく準備も進めている。来年には、スタート出来ることを願っている。

ネパールのため、になることで、自分の満足感、幸福感にも出会えたら....ありがたいことだ。
 

白髪ババアの逆襲

ああ。毎日14時間停電が続くカトマンズより、東京の方がいろいろ、辛そうだ。離れていても、東京から届く/来るべき返信が来ないメイルを見ているだけで、想像できるものがある。みんな、ご無事で。祈ることしかできない。

昨年末以来、ネパール政府のお役人さまたちとの付き合い方が掴めず、右往左往していた。仕事のプレッシャーのためか、前髪がビックリするくらい白くなってしまった。のだが、やはり努力は無駄にならないと云うことも実感している。カトマンズで、他の日本人のみなさんに支えられ、へこたれた気持も奮い立たせて、相手の意見に耳を傾け続けてきた成果か......ネパール側から、具体的な協力者が意外なところから現れ、困難だった案件が前に向かって進み出した。

ネパールでやっていることに対しては、究極的な助け船は、ネパールから出るって事。今回も再確認している。

一方東京からは「あなたは真面目すぎるから」なんて云われて、「オドレ、ワシを追い込んどるのはどこの誰じゃコラ!表に出んかい」と、マジで カチーン!ときて。なら、やったるわ。と、最近残業もせず帰宅し、週に何回かは赤ワイン飲んでほろ酔いとなり(元々、アルコール飲めない私なのだが)、これでいいのだぁ〜と憂さ晴らしをしているのではあるが。

優秀で真面目なネパール人スタッフから届く、レポートのチェックやコメントつけなんぞを、酔いを覚ましたあとで自宅でやっていたら、気がついたら丑三つ時だぜ。しかも停電で真っ暗な中、懐中電灯で。出ないんだぜ、私の場合、残業代は!なんだけど、彼女たちの頑張りを見ていたら、こちらもそれに応えないと。申し訳ない。


が、そろそろ、鉄板で、エベレストの準備をしないと。

山に行ったら行ったで、そっちの方の「切羽」が「詰まる」のは目に見えているが、番組を成立させるという明確な目標があり。無理は無理だ、という了解の中で、頭脳以上に体力勝負のその日暮らしであるから、よりシンプルな毎日となる。

さあ、つべこべ言わずに取り組もう。今、カトマンズで、やるべき事をきちんとやり遂げるのが、大袈裟だけど、日本人としての自分の責任だと思う。特に、今は。

ちょっと、休もう

いやはや、大変な仕事を引き受けてしまった。ネパール政府本省の役人相手の仕事は「固い」ことは予測していたが、日本も「硬い」。上下の石臼に挟まって挽かれて、精神状態が「粉」になってしまったようだ。

あああ、これ以上は自粛しよう。大人だから。

最近、ネパールの役人たちの主張の方が、理解できる気がする。ストックホルム・症候群に陥っているのかしら?シンハ・ダルバール内に監禁されている訳じゃないけどね。

土曜日だけの休日で、精神戦をやっていた(やらされていた)し、休みにも別の仕事が入ったりして、休めないこともあった。今週は水曜日が祝日で、すごく助かった。今日に続き、明日日曜日も休みにした。まあ、午後、別の仕事でミーティングだけど。ど、ネパールの仲間内でのやり取りだから、心がササクれることはないだろう。

今月後半からは、2ヶ月半ヒマラヤの高所に行く仕事もはじまってしまう。そっちの準備も、いろいろあるのである。ひとつの組織の中で仕事が忙しいのも大変だが、3つの組織から別々に仕事が降り降りている現状は、それぞれの組織の人には見えなくて、私にしか理解できないからね。ははは。えーかげんにせーよ!


ここしばらく、疲労でほとんど走れていない。精神疲労だから、走って身体も疲れさせた方が楽になるんだよね。昨日は日本から、ネットで注文していたランドレ(ランニング用のワンピース)が届いた。なに、これ?って感じの、ピンクでひらひらフリルが2重!ほとんど、コスプレ。ピンクのカーフガードと、5本指のラン・ソックスと、ブラックベリーの真っ赤なソフトケースも。日本から持ってきてくださった、故郷のM先生。ありがとうございました。

こーゆー買い物が出来るのも、仕事をして稼いでいるからなのであり、大人なのだから黙って実績を出すべきなのである。が、壊れる前に、休もう。

そして、走ろう。

ジャラナート!で、決まった

昨夜、急転直下で、7ヶ月ぶりにネパールの新首相が国会で選出された。統一共産党、ジャラナート・カナール議長である。

NHKニュース


票を割ってどの候補者も過半数を取れぬよう(インド政府が画策したと噂の)、マデシ政党からの立候補があり、今回も決まらないとの見通しであった。ちょうど亭主はお父さんの法事。私はプロジェクトの仕事で多忙。現場での撮影無しで情報だけ送りますから.....と、ニュースの方は軽くいなしていたら。

午後、プロジェクト業務で国営ラジオの総裁室に出向いたら、雰囲気がおかしい。いつも親切でソフトな総裁が

「ミキさん。マオ派のプラチャンダが立候補を取り下げるよ。統一共産党の支持に回るから、首相はカナール。マオ派との連立政権だ」

と、教えてくれた。

もう、どっひゃ〜であり、法事のあとでまったりしていた亭主は機材を取りに行って国会にはいる。私は6時過ぎまで昼間の仕事をして、それから夜中まで、ニュース業務と相成った。 早朝のランニングから活動し、予想外の緊張取材となったため、心底疲れた。めまいがした。

ありがたいことに、今日はネパールでは祝日。昼間の仕事は、明日土曜日と続けて連休である。休もう。軽く走ったりして。針治療にも行こう。

今日だけは、許して欲しい。

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さて、マオ派プラチャンダ氏の立候補取り下げ演説。新首相を選出させないという陰謀を打破するため、自分は今回、自らを犠牲にするとの内容。体面を保ち、しかも統一共産党支持で、連立政権への参加を決めた。

二つの共産党の、政治的世渡りのうまさが印象的だった。

一方、コングレスのパウデル候補は悔しさ全開で、「全ては茶番劇だ!」と吼えていた。まず間違いなく、コングレスは与党にまわる。

過半数での政権運営には支障ないが、議席の三分の二以上の賛成が必要な新憲法制定は、先行きが見えない。 

過ぎ去る日々

ネパール情報通信省本省お役人さまたちが出勤する1時間半前に、風を切るマウンテンバイクで出勤し、そして、彼らが帰って数時間後まで仕事をしている。私だけでなく、ネパール人スタッフたちも頑張ってくれている(残業は極力させないけど)。ありがたいことだ。

とっぷり日が暮れ、人のいない本省街から、ピカピカ前後にライトをつけた自転車で帰宅することにも慣れてきた。帰宅ラッシュ時を過ぎて、夜7時半以降。8時頃になった方が自転車を転がしやすいしね。

1日、30時間くらい欲しいね。

それにしても、ネパールのお役人さまたちは、あんなに短い仕事時間(仕事をしているのは、1日5時間程度)で、国家運営をやっている。すごいことである。非常に能力が高いのだろう。あまり書くと、イヤミに見えるからもうやめておこう。

帰宅後は、春に取材予定の番組の仕事。停電で暗いと、夕ご飯食べたら眠くなって、送らなきゃならぬ報告メイルを打たずに寝てしまうことも多い。申し訳なし。

突発的発生ものニュースなんか起こったら、お手上げだね。ホント、世の中平和でいて欲しい。対応できない。


タイから帰ってきてから、休日昼間しか走っていなかった。早朝のジョギングは、休んでしまった。イカン!これでは。明日からはまた、夜明けと共に走るぞ。えいえいおー。 

カラ元気ぃ〜 

ミッション、カジャをゲットせよ!

ネパールにおける「霞ヶ関」(って云うほど立派ではないが)、シンハダルバール地区にあるネパール政府某省庁の本省での勤務が続いている。何処で仕事をしたって、お腹は空くものだ。お昼は、シンハダルバール近くにあるレストランに行っていたが、どんなに急いでも往復と併せて1時間近くかかってしまう。この時間が「もったいないねぇ」と云う感じで、プロジェクトの立ち上げ作業が連続していた。そんな中、専門家の一人が

「ねぇねぇ、ちょっと通りかかったら、台所で食べ物を作ってるんですね。スチールのお皿にちょこちょこいろんなものを乗せたカレーセットみたいなもので、ネパール職員が出前みたいにして、食べてるんですよ。あれ、ボクらもトライしてみません〜?」

ああ、それは、野菜のカレー、チウラ(乾飯)、アチャール(カレー味のピクルス)の「カジャ・セット(午後の軽食セット)」ですね。みなさん、お腹は大丈夫ですよね。ねっ。と確認した後、早速、どうやれば出前できるのか?日本人である我々も注文できるのか?調査する。

キャンティーン(職員食堂)があるというのでその内線番号を聞いたら....電話をかける前に、若い頃はきっと美人であった感じの、中年の押し出しのいい女性がプロジェクト・ルームにやってきた。

「何が食べたいの?お茶は飲みたくないの?ニホンジンのお腹は弱いから、注意して清潔なカジャを出すように、さっき上から指示もあったからね。みなさんのカジャは、私が仕切りますからね。いいですわね。わたし、名前はドゥルガですから。ヨロシクね」

「はい」

彼女が我々の事務所を出て行こうとしたその瞬間。気の弱そうな、若いネパール人男性が入ってきた。

「あの〜、ボク、キャンティーンの責任者ですが.....」

瞬間、ドゥルガ姐さんがキャンティーンの男性を睨みつけた。

「この人たちのカジャは、私が注文受けてますから」

そういうことなので、今日のところはこの通りで。と、二人にお引き取りいただいたのだが。何故、2つの系統からカジャの注文を取りに来たのか?二人の間の微妙な緊張関係は何か?訳が分からず。

少しして届いたカジャは予想以上に丁寧に作られていて、やさしい美味しさだった。文句なく、毎日お願いすることになった。値段も一セットで40円しない値段だし。仕事場で食べられて、時間も節約。一石二鳥。

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後になって分かったが、私たちが勤務する省庁には、外部の訪問者も利用できるキャンティーンとは別に、本省の職員のためだけのカジャを作ってくれる部署とキッチンが本省内にあると云う事。この部署の責任者が我々の仕事場にやってきた女性で、本省計画課の職員だと云うこと。

我々がネパール式のカジャを食べたいと言い出したことで、本省の課長がこれら2系統に連絡をしてくれていて、特に計画課の方には「ニホンジンのお腹を壊してはいけない。充分注意して、面倒を見てあげること」と、指示を出してくれていたそうだ。

課長から連絡を受けた計画課の女性は、「これは、私の責任だわ」と、むちゃくちゃ張り切っていてくれた様子だ。それで全てが腑に落ちた。たった40円のお昼のカジャであっても、そこにはネパール政府内部の仕切りや縄張りや、命令系統がある。

「ネパールのことなら、大概の事案はなんとかしましょう」という看板を下げている私であるが、その実情は、その場でオロオロしながら、リサーチしながらやっているわけで。こんな小さな出来事からも発見がある。


毎日、私たちに美味しくて、安心できて、しかも安いカジャを食べさせてくれる、頼れるドゥルガ姐さんであるが。ただひとつ困ったのは、ネパール語でないと会話が成立しないこと。現状、まだネパール人スタッフ雇用前であるため、私がいないときは注文できない。

日本人チーム内で相談して、注文に必要な簡単な会話と数字について、ネパール語をカタカナ表記した「サバイバル・注文方」を作って対処している。一日も早く、英語の出来る(日本語も出来るともっといいけど)ネパール人スタッフが来てくれることを祈りつつ。今日もお昼の注文取りをする私なのであった。

小さな事からコツコツと。出来ることは何でも承ります。この姿勢でやっていくしかない。

あああああ。積み残しの仕事が。本来業務に到達できるのは、いつだろう?

ネパールの霞ヶ関とは?

いやはや、申し訳ない。日々切羽詰まっていて、平日のブログ更新がなかなか出来ないでいる。

忙しい.....とは、云わないし、云いくない。だって、そんな云い方、格好が悪い。しかも、日本の毎日に比べたら、格別業務量が多いわけではない。

では何故、切羽詰まっている!のだろう。考えてみた。


まずは、今まで経験したことのない業務内容を、新天地ではじめている。と云う要因がありそうだ。

実は、先日から3年計画で、とあるプロジェクトでの仕事がはじまった。。ネパールの報道(ネパール人ジャーナリスト/報道機関/メディア行政)に対する民主化支援。ひいては、新生国家ネパールの平和構築を支援する。という理念で、カトマンズや全国の地方での活動を、日本からの専門家やネパール側カウンターパートのみなさんの下で開始した。

畏敬する某T先生から、「ネパール地獄耳」「ネパール版鉄の女(錆び付いてる?)」と名付けられている私であるが、開発支援分野の仕事は14年ぶりである。しかも昔やっていたのは庶務であり、事業の前線ではなかった。

知らないこと・分からないことだらけ。なのだが、「出来ません」では、自分で自分が許し難くなる。教えてもらって、やってみて、また教えてもらいつつ。なのだ。みなさん、ご迷惑をおかけしております。

事務所も、現在立ち上げ中。やっと、インターネットが開通。コピー機をはじめとする事務機器は、現在調達作業中。一緒に仕事をする(そして、日々の業務にとても大切な役割を果たす)ネパール人スタッフは、現在求人募集中。仕事をする上での「戦闘能力」は、充電中なのに、でも、フル稼働。と云う様子の、非常に苦しい日々なのだ。

仕事場は、カトマンズ中心部に近いシンハ・ダルバールの中。ここは、ネパール版霞ヶ関。ネパール政府の本庁が集まっている地域で、そのエリア全体が高い壁に囲まれて、厳重に警備されている。職員・関係者入場パスがないと、入ることも難しい地域だ。

何処の国でも、中央官庁の官僚文化には、世間と違ったしきたりがある。これまで、政府関係者との付き合いを亭主に任せていた自分にとっては、ネパール官界社会へのデビューと相成った次第。今までは挨拶を交わす程度の付き合いであった官僚の方々と、業務内容について相談させていただくことは、実に新鮮であり、手探りの日々となっている。

びっくりしたのは、我々のプロジェクトら係わるネパール省庁、政府系報道機関の対応が素早く、真摯で、親切だと云うこと。とかく否定的に捉えられることも多いネパール公務員や政府系機関であるが、ポジティブな側面を見落としてはいけないことを実感している。

この背景には、案件を立ち上げるために数年間、地道に努力されてきた日本側/ネパール側の多くの方々の熱意とご努力がある。現在日本から派遣されている専門家のみなさんのプロフェッショナリズムや、ネパール側担当者の善意や期待感が、物事を動かしている。

そんな中に 突然闖入した私であり、ほとんど、大昔の植木等のギャグのような

「お呼びじゃない?こりゃまた、失礼いたしましたぁ〜」

状態なのでは?と、内心ビクビクさせながら(怪獣オバサンの心臓は、ぴよぴよヒヨコなのだ)、それでも

「ネパールのことなら、はい。何でも聞いてくださいね。対応しますから」 

と。そういう顔をしてしまう。夜、帰宅して、素の自分に戻ったら、ごはんもそこそこに寝込んで、気がついたら朝。ちょっとだけ横になってという気持だったのに、パジャマに着替えもせず、朝まで前後不覚な事もある。こんな緊張感って、新卒で就職したとき以来だわ。

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と、まあ、私ごときが担当している業務は、偉そうな能書きを垂れるほどの内容ではない。私の能力が低いから、対応仕切れていない。とも云える。

業務内容の本質に係わる話については、以前からのポリシーでブログに書くことはしない。しかし、ほんの些細な出来事の中での「ネパール発見」が毎日次々に起こっている。そんな、どうでもいいことのなかから、ネパールという国の本質が透けて見えるような出来事をご紹介したい。

次回は、政府本省内での「職員食堂」の不思議さについて、書きたいと思う。

私にとって、ネパール政府本丸であるシンハ・ダルバールでの、大冒険がはじまった。

「えっ、けぇがるねさんが、平和構築ぅ?」

と、某T先生の困惑の声が寄せられそうなところが、ちと気になるが。
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