けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

日々雑感

今年のモンスーン予報

通常、6月10日前後からはじまるネパールのモンスーン。ネパール気象局の観測予報によれば、今年は例年より1週間から10日遅れての始まりとなり、雨量も少なめとのこと。

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関連新聞記事(画像クリックでオンライン版記事にリンク)

今年4月にインドのプーネパールで開催された南アジア気象学会においては、今年はエルニーニョ現象の影響を受ける可能性が指摘されている。

Tips on Monsoon in Nepal;
 ネパールへのモンスーン到達日平均値は6月10日前後であり、平均して105日間となる。この期間中に、年間降水量の75%の降雨が記録される。

 昨年2013年は(1952年以降)最長のモンスーンとなり、6月14日に到達し127日間続いた。この間、1455.3mmの降雨を記録。2012年、1343.9mm。2011年1320.3mm。

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観光オフシーズンとなるモンスーン期間中。山はほとんど見えない。しかし在住者にとっては、うれしい季節でもある。

水力発電、しかも流水型ダムが主流のネパールでは、川の水量が直接発電量に影響する。渇水期の秋〜冬は毎日10時間以上の計画停電に見舞われる。しかし雨の豊富なモンスーン期間中、停電時間は大幅に減る(それでも毎日数時間は停電なのが普通)。

緯度は奄美大島と同じという南国であり、しかも高地のカトマンズは直射日光強く乾燥も酷い。雨の時期だけは湿気あり、肌や髪、爪に優しい気候となる。木々や草木の緑も美しい。田植えの終わった田園風景など、息をのむような美しさである。観光客も少ないので、普段泊まれない高級ホテル等もオフシーズン割引をする事がある。特に在住者限定のパッケージは大変にお得。観光地も空いていて、のんびり出来る。

し・か・し、有視界飛行の割合が高いネパール国内線で事故が起きやすいのもこの時期。特に山岳路線は、モンスーン明けまで乗りたくないのが正直なところだ。 

SajiloとRaamro

汎用的に使われるネパール語の形容詞ふたつ。
Sajilo     サジロ 簡単/与しやすい/(意訳)便利
Raamro  ラムロ 良い/好ましい


これは私のネパール語能力が乏しいのかもしれない。ので、掲示板やFBで思い違いをご指摘いただけると有り難い。この部分、どなたに向かってお願いしているか、分かるでしょ。その「どなたか」さん。

ネパールでの仕事では、日本とネパールの「間」に入って交渉したり調整したりという、いわゆるコーディネーション業務が、私の得意分野である。有り難いことに近年、コーディネーションに加えて、より専門性を発揮できる業務も任せてもらえるようになった。しかし、思う。日本人とネパール人。日本社会とネパール社会を「つなぐ」。コーディネーションする能力について、これまた確固たる専門職である。そう、胸を張れる自分もいる。

日本側からは、複雑怪奇で理解出来ない(理解しようとすると面倒だから)ネパール組織に対して、日本の言い分を浸透させるツールとしての私。ネパール側も、予算を握っている日本組織に対して、私を通じればネパールの希望を伝えられるだろう。という、優越感/劣等感と損得勘定混じった感情。それぞれの国側から、日本語とネパール語で伝えれば、私の中で然るべき翻訳、解釈を経て相手側にアウトプットされるであろうという期待。有り難いことである。結果は出すけどね。

専門職としてのコーディネーションは基本的に有償であり、業務として発注された時に最大限発揮できる。お金の問題が一番。そして、仕事としてそれなりの大義名分を背負わないと(首から下げたIDカードとか、名刺とか)、世の中に切り込めない。怪獣スーツを着ないと、スーツアクターがステージでウルトラマンと対峙できないってところか。もちろん金銭が絡まずとも、自分が一個人として「これはやるべきだ」と確信を持てることも出来るのだが、こんな出会いは世の中限られている(でも、たまにある)。

さて、コーディネーションを期待される時、ネパール側がよく云ってくれるのが「あなたがいるとサジロだから」というもの。このサジロ。「あなたがいるとこちら(ネパール側)に便利(簡単)だから」というニュアンスが感じられて仕方ない。自分たちは一段高いところに立ち、私を使い回そうという黒いものが感じられる。

日本側がネパール側の主張を受け入れなかった場合、「あなたがいるのに、何故日本側を説得できないのか?」と、間に入った人間=私の能力が足りない、または私の過失のような態度を取ることが多い。立派な、偉い、高い階級にいるネパールの方たちは、絶対に間違わないのだ。と、思い込んでいる。彼らは(彼ら、である。ネパールの女性たちから、このような理論で責められることは少ない)。

一方、私に空しさを感じさせないネパールの人たちは、全く同じ状況でも、サジロとは云わない

「あなたがいると、ラムロ(好ましい)から」 と云ってくれる。

ラムロと云ってもらえると、こちらの気も強くなる。これはなんとしても、頑張ろう!と思う。でも、ラムロを使ってくれる人とは沢山出会えない。ラムロと云ってくれる人は、実はその人の方が私を助けてくれることが多い。例えば、うちの息子がバンコクに留学した時。アパート探しなど、私のタイ人の友人が助けてくれた。生活立ち上げの時は私も息子に同行することになった。その時、ネパールの家族は「おまえが一緒に行ってくれれば、ラムロだし安心だ」と声をかけてくれた。特に、孫が外国に行くことを心から心配していた義母が。

サジロとラムロの違いについては、ネパール語ネイティブである連れ合いに云わせると、違うニュアンスを込めて使い分けていないと云う。ので、私の思い込みなんだろう。が、気になるんだな。


仕事で衝突すること多かったあるネパール人。業務が完了し、挨拶に行った時。こう云われた。

「あなたはネパールの言葉も状況も分かるし、理解しようとするからつい、あなたの責任ではどうにも出来ないことまで何とかしてもらおうとして無茶な主張をぶつけてしまった。ボクたちにとってはサジロ(便利)だったけど、あなたにとっては実にガハロ(Gaahro 困難)だったと思う。分かっちゃいたけど、つい、やっちゃった。でも、キミと仕事出来たことはラムロ(良い経験)だったよ。忘れないからね」

私にサジロを求める相手にも、衝突しながらも誠実にぶつかって、ラムロと感じてもらえる結末に持ち込むことが、大人としての自分の、ネパールに戻ってからの進む道なのだ。と、最近やっと思えるようになった。

同時に、自分で抱えるだけでなく、仕事を人に振り分けることも増えてきた自分は、他人に対してもサジロじゃなく、ラムロな関係を求めていくべきなのである。「心」があるのは、私だけではないのだから。

ついて行けない

久々に、更新します。先日、某ネパール人の友人(女性)から聞いた話。

彼女とダンナ(ネパール人)が一緒に外出したとき、ダンナが「ちょっと病院に寄って行こう」と。聞けば彼の親戚のひとり息子が先日事故に遭い、その日、某公立病院で手術を受けたそう。小児病棟の術後回復室に行くと、ドアの前の通路には、患者の父親と親戚の女性たちが10人ほど集まっていた。全身麻酔の手術が終わった直後で、母親は枕元で付き添いとか。 

で、親戚の女性たちが

「この通路は臭くて不潔で、しかも病室の中は、ここより汚い」

と、口々に不満をぶちまけ中。術後の感染の心配あるから、病室には入らないで帰るわ。という友人に

「どうせ不潔な環境なんだから、あなたが中に入ったくらいで何も変わらないよ。中に入って子供の様子を見てきなさいよ」

とすすめる。辞退して帰り際

「あなたは本当に賢い。私たちは馬鹿ばっかりだよね」

と、皮肉なのか、本音なのか分からない言葉が投げかけられた。見ると、臭くて不潔だと不満をぶちまけている通路に、誰かの肩掛けを敷いて車座に座っている中に、誰か子供まで連れてきて遊ばせている。

事故にあった子供の親や親戚なら、何故もっと清潔な病院に連れて行かないの?不潔と不満を言うなら、何故そんなところに長時間とぐろを巻くの?何故不潔な地べたに座れるの?どうして関係のない子供までそんな環境に連れて来られるの? 

今のネパールのダメさ加減を、一度に見た気がした。と、友人。加えて、自分が大病して手術でもするときはもっとマシな病院に行くけど、麻酔が覚めるか覚めないかからこの人たちが親切顔で押し寄せてきたら....と思うと、絶望した。と。

彼女は外国生活が長く、ダンナ共々専門職を持ち、育て上げた子供も外国で勉強中。ダンナも立派な職業人だけれど、親戚一同同じような家庭環境ではない。臭くていたたまれない病院の地べたに座っていられる人たちの方が、カトマンズでは多数派だ。

清潔、不潔の観念の前に、ただただ子供の様態が心配なのだ。

なら、大事な子供のために、何とかしろよ。

私はこの話。手術直後の子供が、ネパールという国そのもののような気がした。みんな国を心配しているし愛している。でも、どうしようもない絶望から救わない。やろうと思えば出来るのに、不平不満を言うだけで何もしない。

いや。親以外の親戚は、本当に子供の事なんて心配していないのかも。ただただ家にいてもヒマで、皆群れ集ってわーわー云う「ガス抜き」イベントとして、子供の手術が格好の機会なのか。私って、ちゃんと駆けつけて心配してあげてて、いい人だわ。と、世間に見せつける自己満足か。だから真剣に、誰も子供を救済しない。

いずれにしても、ついて行けない。

おしりの山になった、エベレスト

NHKみんなのうた〜 おしりの山はエベレスト。某所で見ました。わっはっは。
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1番の途中、おしりかじり虫と一緒にトレッキングしているヤクさん一家が、個人的に大変気に入りました。お父さんヤクの角の先端の、ちょこっと外曲がりが「たいへんよくできました」賞ですね。

がんばってエベレストの頂上にたどり着いたおしりかじり野郎。しかし、そこで滂沱の涙を流します。

わかっているよで わかってない
見えているよで 見えてない

大変に意味が深い歌詞です。で、日本に飛んで帰る虫くんなんですが、ここで良くないことをしています。エベレストの頂上に、背負ってきたリュックなど全てを捨ててきている。これはいけませんね。持ち込んだものは全て持ち帰る。ゴミを残さない。そうあるべきなんですが.....って、アニメに文句つけてどうする?

昨今のエベレストの商業主義登山の現場については、唖然としている不肖わたくしであります。おしりかじり虫さんにまで登られたエベレストには、今年、ネパールのマオ派親分のご令息さままでが挑戦します(やれやれ、やってらんねーよ)。

ここまで来ましたら是非、ガチャピンさんにもご登頂いただきたく。過去、ヤラピーク登頂という輝かしい登山歴のあるガチャピンさんでありますので、エベレストなんか軽い?かも(中の人、乙であります)。ガチャさんがアイスフォールの裂け目に渡された水平ハシゴを渡る図なんてもう....想像しただけで涙が出てきます。


でもね。今年もまた。春の登山シーズン。ネパール側から、チベット側からエベレスト(サガルマータ/珠穆朗瑪)に挑戦するみなさま。ご健闘と無事の登頂、安全な下山と、シェルパさんたちスタッフのみなさんも全員みんなが、笑顔でおうちに帰れることを、心からお祈りし、応援しています。

しばらくご無沙汰しますが

今週いっぱい。もしかすると来週まで、ブログ更新する時間が取れません。元気ですから、ご心配なく。ネタを仕入れて、ニコニコ戻ってきます。

1/30番組出演

NHK BS1、午後5時から放送のほっと@アジアと云う番組に、月曜日1/30出演します。Hello@アジアというコーナーで、元旦の山岳レースの様子をリポートする訳ですが。

「...容易ではないレースに彼らは何故挑戦するのか、その魅力をお伝えします」 と、番組HPには書いてあるぞ.....ふむふむ。
 
 というか、野蛮な山岳耐久レースの魅力が、世間様に伝わるんだろうか?いやいや、コアな視聴者向けのBSだからやらせてもらえる、貴重な機会である。

ありがたい。

それにしても今回も、非常に濃い縁の日本の身内関係から「アホのように身体を酷使するのは、ええ加減にせんかい!」というコメントは必至である。「歳を考えろ」ということだ。人生観だから仕方ないが。人にものを伝えるということは、実に難しい。

救われるのは、今の私を毎日見ている家族が、ここ数年の私の変化をサポートしてくれていることだ。特にこれから、自分の人生をこぎ出そうとしている息子に対して、亭主と私が親として、「わたしら、ハッピーだよ」と、自分の人生に自信を持っている姿を見せることが大切なのでは?と思う。

弱い人間。飲む打つ買う。新興宗教、悪いクスリ、高利の借金、反社会的行為と、依存ではまる分野は数限りなくあるというのに。ランニングごときにはまって、自分の身体が自分のお脳に分泌する脳内麻薬物質で恍惚〜!になる程度。

「あんたらねー、不幸中の幸いと思いなさい!」

急成長のお犬さま

久しぶりに風邪を引きましたです。

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で、お犬さまの近況を.....

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うちに来た日はこれでしたから(生後一ヶ月半)

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本当に、この2ヶ月弱で急成長ですわ。ラブらしい面構えになりました。どこまで育つのか?先住犬ラン姐さんが、よく世話してくれるのでありがたいっス。

明日はバンダとか云ってるけど

コングレス党の学生活動家 がチトワン郡の刑務所内で暴行され、カトマンズの病院で死亡した事に抗議するため、明日はネパール全国的にゼネストが呼びかけられていたりして。ちょっと落ち着かない。

現在政府とコングレス党の話し合いが続いており、ゼネストが回避されることを祈るばかりである。

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なーんて、おかーさんは悲観的なことばっかり云うけど、ボクもラン姐さんも、コータローにいにいも元気だよ。

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今日、食料品の買い出しに行ったおかーさん。ボクのお洋服まで買って来ちゃった。着慣れないもんだから、ちょっと迷惑な気がして。ブルー入ってるボク。

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むにゃ.....かあさんのベッドは気持ちいいな。

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夢の中でも遊んでるよ。

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はっ.....写真、撮ってたの!?

仲良きことは美しき哉

うちの新人は、毎日もりもり食べて成長中。

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先輩を尊敬するという美徳は.....なし。

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で、疲れると勝手に寝てしまい。

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先輩も、同調しちゃったりしてます。

先日新人がちょろちょろと、門の外の道路に脱走を試みました。すぐに連れ戻したのですが、その瞬間先輩が駆け寄り。

「ぽかっ!」

と、見事な犬パンチを繰り出して、鉄拳制裁を加えていました。その後も新人が門に近寄ろうとすると、先輩が先回りして唸って追い返します。ワンコの醍醐味って、多頭飼いですねぇ。こういう贅沢は、ネパールならでは。日本でやろうとしたら、ご近所への気兼ねも金銭的にも大変ですよね。

私たちも新人が我が家の敷地から抜け出せぬよう、門に細工を施しました。

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 ところで本日、日本大使館に行きましたら、すぐ近くにイケてるペット用品やを発見!速乾性綿の入った、ワンコ用寝床。中国製であることは明白ですが、何故、どうして、こうゆうものが手に入るようになったんでしょう?あああ、子犬用のゲージまで買ってしまいました。

明日からまた、頑張って仕事しますわ。はい。

親バカ日誌、階段くだり編

昨日に続き、今朝も曇って肌寒い。ふとん恋しさが募る今日この頃。

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何思う?インディ二世。

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下っているのか、落ちているのか?

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じーんせい、いろいろ。くだりざかぁ〜

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やったぜ!

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このカーペット、獣の臭いがする。

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次は「登り」ですって......

最高の誕生日

今日は私の誕生日。しかも、仕事と仕事の間の休暇期間。そして毎週金曜は、ソフトなトレイルランニングをする仲間たちがいる。普段は仕事で参加できないが、今日は是非!と、亭主も一緒に行ってみた。

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冬晴れの朝、カトマンズ盆地の南端から走り始めた。

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吊り橋を渡る。

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100年以上昔に作られた、ファルピンにあるネパール最初の水力発電施設への急坂。ゼイゼイ、はぁはぁ。

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そしてハッティバンからチョーバルへ、尾根筋を快走する。

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今日のランニング・オールスターたち。

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お昼に帰宅し、シャワーして。午後は、パティシエ修業中の息子が、バースディケーキをプレゼントしてくれた。はじめて、彼の作ったケーキを食べた。今まで食べたどんなケーキより美味しかったが、でも、まだ、ちいと、修行が足りぬかな?

がんばれよ、息子。

今日は懐かしいお客様も、はるばるご到着。夜も楽しいひとときを過ごした。

大人になってから、久しくなかった、最高に楽しい誕生日をありがとう。みんな、みんな、本当にありがとう。これからも、宜しくお願いします。

犬バカ日誌+α

まずは、ひとまわりディディさんに業務報告(?)っス。

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日々お腹いっぱい食べ、よく眠り、出すもの出して健康です。

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ここ2〜3日、動きも活発です。

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おいおい、棘に注意!

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目前の障害も.....

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果敢に飛び越えます。

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ネパールの憲法制定議会は、6ヶ月の任期延長となった。これが最後の延長にすべし!と、最高裁が司法判断ギリギリ(半歩、政治に踏み込んだとも云える)の判決を出したこともあり、これで本当に、本当に最後の延長とも云える。が、識者の本音を聞くと

「あ゛〜、そんなもん、主要政党が合意すればまだまだ延長できないことはないよ」

と、回りくどいことも云う。次の締め切りは、来年5月末と云うことだ。


11月は、かなり頻繁に出勤すべき勤務態勢だった。ひと山、ふた山、大変なこともあったが成果も大きかった。そんな中でも、月間走行距離は250km強。頑張って走ったね。
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最後の週末の、強烈なトレイルランの疲れはまだ残っていて、いつもの鍼灸院の先生から「背中と腰の筋肉、パンパンですよ」と驚かれたが。これが癒える頃、超回復と出来るようしばらくイージーな走りで調整しよう。


次の勤務まで数日のギャップがある。たまっていて家事を片付ける日々である。

何だ、この生き物は!?

なななな、何だよこれ?
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帰宅したら、こんなのがいた。
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どーやって育てるんだ。こんなちっちゃいの。
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息子がもらってきた、ラブラドールのインディ♂くん。生後3ヶ月らしいのだが、もうちょっと大きいのが来ると思っていた。うーん。すっかり大人の先住犬、シェパード系雑種のランちゃん♀も、最初はこれくらいだった。最初は添い寝したりして、大変だったことを思い出し。

それにしても驚くのは、小さめの大型犬である成犬ランのことを、初見から全く怖がらないこと。犬は必ず多頭飼い。がモットーの我が家であるが、こんなにデカい態度の新入りもはじめてだ。

数ヶ月、振り回されそうだね。

国際会議はエコだった

先日、エコなコンセプトの感じられない環境ジャーナリスト某氏(またの名を、我が亭主殿)をブログ上でおちょくったが、続報。

昨夜、彼は1週間の韓国滞在を終えて帰国した。私へのお土産は、これ。

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国際会議公式、飲み物保温タンブラー。 ステンレス製で、飲み口も片手操作できる。スタバのタンブラー同様のもの。保温タンブラーを買おうとカトマンズで思っていたため、ナイス!な土産である。で、亭主曰く

「喜んでもらえてうれしいけど、これ、結構大変だったんだよ」

聞くと、会議の初日に参加者全員にこれが配られたそう。会場に飲み物コーナーがあり、「ご自由に自分のタンブラーに注いでお飲みください」というシステムだったとか。飲み物は豊富にあるけれど、カップは用意されていない。で、自分は、コーヒーも飲めなかった!と。 

これ使えばいいのに。何で?と聞くと、使ってしまうとお土産にならないじゃないか!と。

環境に配慮して、むやみに沢山のカップを使わせない主催者もエコだが、むやみに外国で買い物をせず、もらい物を立派な土産にする我が亭主殿もエコじゃないか! イヤミではなく、褒めてます。ホント。だって、夫が妻に買う土産物って、大外れなことありませんか?

まあ、自分が行ったのなら、韓国名物各種美肌グッズとかコチジャンとか買いたいものもあるけれど、それを夫に「見繕って買ってきて」とお願いしても無理があるし。ふふふふ。 タンブラーは早速、昨日から使ってます。

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ところで、9月は私なりにまじめにランニングをした。月間200kmを軽く超え、月末までそのペースを続けたら250kmに到達しそうだった。しかしその前は、月間150〜180km程度の走りだった。練習量を急に増やすと、故障が出る。月末はペースダウンし、223km強。

通勤の足にしている自転車は、月間走行315kmを超えた。

そんな風に気をつけているのだが、左足の足の裏に違和感が出てきた。足裏アーチに、鈍い痛みを感じる。こういうことは、秋から冬の走り込みシーズンの「お約束」であり、身体が変化するうえで避けて通れない。先日帰国してしまったT姐さんにもらった、ロキソニンの湿布。これが効くのですよ。 ありがとう、ディディ!

でもって、孤独なガイジンの寂寥感を分かってくれる愛車。マウンテンバイクの「革命的クロちゃん同志」号も、金曜日の帰宅時、突然、左側のペダル(足で踏む部分)内部のペアリングが壊れたようで。回転できなくなった。おおおおお。おかーさんの左足が痛むときは、お前の左のペダルも壊れるのかい?

さすが、愛し合っている仲だ...... 

今日直しておかないと、明日からは数日自転車屋も閉まる。出勤途中、早朝の修理となった。最初についていたペダルは、一目見て分かるくらいの安物で。3年以上仕事をしたのだから、寿命ですよ。と、自転車屋と双方納得。日本円で2千円ちょっとの、まあまあのペダルに交換した。1万円近くするペダルも見せられたけど、そりゃ無理だよ。

明日からの休暇中は、郊外にサイクリングに行きたいなぁ。

雨期の最後の雨降り続く

今日から秋祭りダサインがはじまり、そろそろ雨期も終焉を迎える頃。なのだが、今週は雨降りが続いている。月曜日は終日強い雨が続き、カトマンズでは24時間の雨量が89.7mmを記録した。

これはこの時期として、過去26年間で最高の記録だそう。

昨日火曜日は、午前中は晴れ。午後から夕方は雨で、自転車での帰宅ではカッパを着ていたが、ずぶ濡れになった。今日も午後、にわか雨。泥だらけになっていた自転車を洗車して外出したところで、雨。帰宅したあと、再度の洗車となった。

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私の自転車は、亭主からはひんしゅくを買っている。いわく、通勤は事務所の車で送り迎えしてもらうべき(今月から、これが可能な勤務体系になった)。立場によって付与された「正当な便宜」を使わないから、キミは世間から「小物」だと矮小評価されるのだ!と。自転車は危ないとか、そーゆー話ではない。

さもなくば、普段の足にも便利なスクーターを買うべきとも。または、「オレさまの車に乗せてくださいと、オレに対して意思表示しろ。出来る限り送り迎えしてやるから」、と。 有り難い限りであるし、実際、必要なときはお願いしている。

が、しかし。うちの亭主は、この業界ではネパールを代表するNGOのひとつ「ネパール環境問題ジャーナリスト集団」 の会長でもある。エコ・フレンドリーな自転車を、自分の妻が足にしていることに対して、正当に評価すべきだ。世間に対しても、誇りにすべきなのだ。

まーどーせ、ネパールの環境問題とかって、口先だけだしね。

現在亭主殿は、世界規模の環境保全団体IUCNのアジア太平洋国際会議のため、ソウルに行ってますわ。偉い人ですから。

私は変わり者のガイジンだけれど、自転車は私の主張であり、アイデンティティであり、移動の自由を確保するために身体を張って漕いでいる。私が、ネパールという社会の中で、ネパールに埋没しながらも自分で居続けるための「最後の聖戦」に必要不可欠な、リーサル・ウエポンなのだ。

おおげさぁ〜!

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さて、雨期の最後の雨降り続きも、今週末には終わるだろう.....との予報。

カトマンズが一年で一番美しく輝く秋が、もうすぐそこに来ている。

エベレストとバンコクの狭間で

昨日は、とても悲しかった。

登山家・栗城さんの登山隊に同行し、エベレストベースキャンプ(BC)に滞在していた日本人カメラマンの方が、突然倒れて亡くなったとの一報が入った。今月からはじめたプロジェクトの仕事に出勤しようとしていたときで、急遽午前中は、ニュース業務となった。プロジェクトの抜けられないミーティングもあり、何とか間に合わせ、夜帰宅してからは、顔も洗う余裕なく朝まで気絶するように寝てしまった。

肉体的には何とかなる業務量なのに、何故そんなに疲れたのだろう?

思うに、フラッシュバックを起こした。精神的に辛かったのだと思う。


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私自身も今年春、昨日の出来事と同じ場所に1ヶ月半滞在した。山に入った期間は2ヶ月を超え、辛かった。元々山が大好きな私でさえ、凹んでしまった。

エベレスト登頂を目指す登頂隊も大変だが、BCに居残って「待つ」私の業務も、精神的に重かった。氷河の上のBCは、歩きづらい岩と氷に囲まれている。自分たちのキャンプは、バレーボールコート2つ分くらいの広さ。基本的には24時間、ここに閉じ込められる。

もちろん、近隣のキャンプに出向いて取材することもあったし、知り合いの隊を訪ねて、コーヒーを楽しむ時間もあった。しかし、人間関係が狭すぎて、しかも、我々と同様撮影隊を同行している隊がほとんどで、話題には常に気をつけなくてはならない。でも、顔色と眼で理解してくれる友人がいてくれた。

個人テントは一人にひとつだが、常に屈んでいないとならぬ低さと狭さ。息抜きの場所になるべきダイニングテントが、残念なことに貧弱て寒くて居心地悪かった。30分も座っていると、辛くなる。

しかも、私以外、全員男性。向こうも気を遣ってくれて大変だったと思うが、こちらも気が重かった。気軽にシャワーも浴びられない。という生活だから、テントに複数の人間がいられる時間にも限りがある。

私は、精神疲労で倒れてしまった。今回の出来事が起こったのと、ほぼ同じ場所。

私はまだ自分の足で歩けるうちに標高差1,000メートル下って休養し、3日後に戻ってきて乗り切れた。生きて下山することが出来た。「下ります。休ませてください」と自分から主張した。一晩酸素を吸わせてくれ、助けてくれた先輩たちもいた。


山から下りてきて3ヶ月以上たった今も。あの時のこと。助けてくれた人への感謝。そうでなかった残念な事に対する、恨めしい気持ち。立ち直れていない。

滞在するだけで消耗してしまう、5千メートルを超える標高を補うように、低地に行きたくて堪らない。今年の夏、仕事も兼ねて日本里帰りと、数日バンコクで過ごせたことは大変に有り難かった。

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バンコク、ジョガーの楽園。1周2.5kmのルンピニ公園。

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街の中心部にある、市民のオアシスだ。

バンコクの走友たちとの朝練に。毎日夜明け前に行く。時間あるときは、夕方もゆっくり走る。ルンピニに帰ってこられた喜びが、背筋から全身に広がる。


戦場や災害地で取材するジャーナリストのトラウマについては、業界でも広く認識されている。でも、そんな場所じゃなくても、心に澱が堪ってしまうことがあること。日本に帰れば、安定した快適がある人たちとは、共有できないんだろうな。

大丈夫。これまでも、乗り越えてきた。数ヶ月とか、数年かかるけれど。

今の私には、ランニングという「神さま」がついているから、大丈夫だ。

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亡くなられた方のご冥福を祈ります。心から、自分のこととして、あなたのことを想っています。

同時に、今回は特に大きな仕切りを抱えてエベレストに挑戦している栗城さん。押しつぶされそうな今だと想います。遠くからですが、応援しています。皆さんのご無事を、祈っています。

ネパールに、深く困惑す

ネパールという国の、一部の根深い文化に、日本で触れるという得難い経験をしている。ネパール生活21年。もう、何が出てきても驚かないもんね。と、タカをくくっていた我が身の甘さを、落ちたドツボの奈落の暗闇で実感。人間、死ぬまで勉強である。

いや、ごくごく限られた一部のネパールで、あの国の全てや、自分の人生を総括してはいけない。それは、充分理解している。のだが、人間、目の前の出来事は、自分にとっては大事だしね。

今年50にもなるのに。未だに、新たな分野にチャレンジなんかしてしまう自分の馬鹿さが招いた事態だ。 動きさえしなければ、傷つくこともないものを。阿呆じゃ。実に、阿呆じゃ。スマートに生きられない、自分の馬鹿さにあきれ果てている。

まぁ、さぁ、いいさ。終わった後は、過去になるからさ。

ということを、実感するイベントにも参加した。あの苦しかったエベレストBCでの日々を、独立した作品として、他人事のように見る機会があったんだわ。自分の手を離れ、遠いところに行ってしまった。下山以来、ずっと整理できていなかった気持ちが、すんなり落ち着く場所に収まった。

今の出来事も、きっとそんな日が来る。あと2年ちょっと先の話になるけどさ。

昨日は、知恵熱出して。でも、仕事の最盛期で。風邪薬と高級栄養ドリンクで乗り切った。なんか、日本人みたいじゃん。今の自分。薬飲んで爆睡していたら、丑三つ時、非常にリアルな地震の夢を見た。ら、今日の午後、ホントに地震があったことを知った。ゆーらゆら。8階で寝ていたから、結構揺れていたんだと思う。

今日でとりあえず一段落ついて、安心して寝込まないように気をつけよう。

日々是、修行

引き続き東京にいる。

が、着慣れぬちゃんとした格好などして、お行儀よくする毎日だ。ああああ。

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早朝から起き出して、夕方には、目の下に、くっきりクマが出る始末。いえ、その、私の能力が足りないんです。すいません。では、これから皇居でランニングして、着替えて出勤です。走らず、ギリギリまで寝ていろという声もありますが、ストレス発散も必要で。お酒もたばこもやらないもんで、せめて、身体を動かしたく。

では、また〜

ネパール in 代々木公園

代々木公園で行われた、ネパール・フェスティバルに行ってきた。今年はじめての企画らしい。ユルい感じが、ネパールっぽかった。

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長年日本で、ネパールとの文化交流に尽力されている方もお見かけした。お話しできず残念だったが、とてもうれしかった。懐かしい友人たちとの再会もあった。

出店のネパール料理店、2店の「モモ」の食べ比べも出来た。両店とも、文句なくおいしかった。

味付け、形ともに、ネパールのモモなのだが。カトマンズのものに比べると大きめで、サイズも揃っていて、丁寧できれいな仕上がりで。いーかげん、でも、ワイルドに美味しいカトマンズとは一線を画したものである。日本のものは、モモでさえ、きちんとしていた。

蒸し暑い中、心配せずに躊躇なくモモを食べられるのも日本だから。清潔。

ネパールでは、モモは「冬限定」の食べ物だ。暑い時期は、あの国の衛生状況では、肉の衛生管理が心配。特にミンチ肉は、時々、ヤバイぜ!

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来週末は、日比谷公園でも同様のイベントがあるようだ。こちらは、これまで続いてきたものと聞いているが。名前が変わったのと、主催者の一部が9月に、別のイベントを企画している模様。

うーむ。ネパールは、軌道に乗ってくると分裂するのが「文化」だからね。日本のネパール社会も、本家ネパールの伝統を受け継いでいるのだろう。どこに住んでも、ネパール人はネパール人。

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ネパールのビールやお酒も勢揃い。頑張っているね。

ゴルカ・ビールの小瓶に注目。カトマンズではゴルカを「一番うまいネパールの地ビール」と評価する人が、私の周りには多い。小瓶は、輸出限定かも。


ということで、明日は朝4時起きで仕事。やれやれ。今回の日本滞在は、仕事だから忙しない。でも来週も、今度は日比谷に行くかな?土曜日のお昼頃、出没する予定。やほ〜!

大好きな、目黒のラクシュミー。今回は行けないかな?残念。でも、時間が空いたら、速攻で行きたいものだ。

日本での日々

1年半ぶりの日本。四国の実家〜横浜を経由して、現在都内某所でガッツリお仕事中。日々ジェットコースター状態で、心身ともに「いっぱいいっぱい」。バタンキュ〜で、友人とも全然会えないじゃないかぁ!!

仕方ないね。オトナだから。


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お仕事シリーズ突入前、妹と義弟が富士の麓のアウトレットパークに連れて行ってくれた。日本で着る服を全く持ってきていなかったので、いろいろ購入。

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スワンボート、健在なり。

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うまいもんだよ、カボチャのほうとう.....と、甲斐の国では云うらしい。


都内に移動してからは、ユニクロさんのに感謝の毎日。衣類の安さだけでなく、接客や在庫管理のシステムなどなど、こりゃ、すごいわ。ネパールにはないもの。システムっちゅーのがね。

日々、その日一日を精一杯で乗り越えてます。はい。

雨期に入ったカトマンズ

カトマンズは雨期入りしたようだ。

夕方、帰宅時間前後に雨が降ることが多くなった。一年ぶりに、かっぱを着て自転車を漕いでいる。泥よけをつけているが、気休め程度の効果しか出ないところがマウンテンバイクのつらいところ。お尻にしっかり泥ハネを浴びる日々だ。

この週末、郊外では田植えも始まるだろう。

夜、自宅の回りでは、カエルの大合唱。今年も盛大だ。

ぼちぼちで行こう

長くて、寒くて、空気が薄くて、辛かった仕事が終わった。元は山屋で、ヒマラヤには「いられるだけで幸せ」な私であったが、タンボチェより北側のエベレスト街道は、もうしばらく勘弁して欲しいと云う気持である。行くなら、ヘランブーとかランタンとか、もしくはアンナプルナあたりの、動植物の命が沢山あって、人の暮らしが濃いエリアに限定しておきたい。

今回は肉体的以上に、精神的に参っている。あの、二ヶ月を超える山での日々が、自分にとって「何」だったのか? 心の中でまだ収拾がつかないでいる。


しばらく、ひっそりモードでいきます。大丈夫。すぐに戻りますから。



白髪ババアの逆襲

ああ。毎日14時間停電が続くカトマンズより、東京の方がいろいろ、辛そうだ。離れていても、東京から届く/来るべき返信が来ないメイルを見ているだけで、想像できるものがある。みんな、ご無事で。祈ることしかできない。

昨年末以来、ネパール政府のお役人さまたちとの付き合い方が掴めず、右往左往していた。仕事のプレッシャーのためか、前髪がビックリするくらい白くなってしまった。のだが、やはり努力は無駄にならないと云うことも実感している。カトマンズで、他の日本人のみなさんに支えられ、へこたれた気持も奮い立たせて、相手の意見に耳を傾け続けてきた成果か......ネパール側から、具体的な協力者が意外なところから現れ、困難だった案件が前に向かって進み出した。

ネパールでやっていることに対しては、究極的な助け船は、ネパールから出るって事。今回も再確認している。

一方東京からは「あなたは真面目すぎるから」なんて云われて、「オドレ、ワシを追い込んどるのはどこの誰じゃコラ!表に出んかい」と、マジで カチーン!ときて。なら、やったるわ。と、最近残業もせず帰宅し、週に何回かは赤ワイン飲んでほろ酔いとなり(元々、アルコール飲めない私なのだが)、これでいいのだぁ〜と憂さ晴らしをしているのではあるが。

優秀で真面目なネパール人スタッフから届く、レポートのチェックやコメントつけなんぞを、酔いを覚ましたあとで自宅でやっていたら、気がついたら丑三つ時だぜ。しかも停電で真っ暗な中、懐中電灯で。出ないんだぜ、私の場合、残業代は!なんだけど、彼女たちの頑張りを見ていたら、こちらもそれに応えないと。申し訳ない。


が、そろそろ、鉄板で、エベレストの準備をしないと。

山に行ったら行ったで、そっちの方の「切羽」が「詰まる」のは目に見えているが、番組を成立させるという明確な目標があり。無理は無理だ、という了解の中で、頭脳以上に体力勝負のその日暮らしであるから、よりシンプルな毎日となる。

さあ、つべこべ言わずに取り組もう。今、カトマンズで、やるべき事をきちんとやり遂げるのが、大袈裟だけど、日本人としての自分の責任だと思う。特に、今は。

日常を、続けよう

東北、東日本震災と津波被害の様子。ここネパールでも、毎日報道されている。原発事故も気がかりだ。被災されたみなさまに、心よりのお見舞いを申し上げます。そして、亡くなった方々やそのご家族のみなさまに、お悔やみ申し上げます。

先週金曜日以来、信じられない映像を見続け、見ているだけで参ってしまった。休日の土曜日は、食事も喉を通らず、ショックで寝込んでしまった。知人のネパール人にも、うつ状態になった人がいる。震災の映像は強烈すぎて、しかも繰り返し放送されていて、トラウマを引き起こすようだ。

夕べは、震災前からの約束で、二組のネパール家族で、遠来の共通の友人を囲んだ食事を摂った。カトマンズ市内の、タメルにもほど近いのに、ほとんど日本人が来ない、某隠れ家レストラン。ここは何をオーダーしても外れなく、しかもデザートまで美味。値段も手頃で、100年以上の歴史ある建物。ふふふふふ。内緒の場所。知ってる人だけ知ってる。

まったくお酒を飲めなかった私だが、最近、グラス1杯だけの赤ワインの味を覚えてしまった。二昔以上の話、今の話題、これからの予想。実に楽しい時間だった。ショッキングな映像と、仕事のストレスで凹んでいた気持が、ほんのり、ふくらんだ。

めげるばかりでなく、粛々と、生きていくこと。笑うこと。大切だと思った。

手ぬぐいの、ススメ

おみやげで、面白い柄の日本手ぬぐいをいただいた。

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まずは自転車柄。チャリ通勤の私に....と、故郷のK美さんからのプレゼント。とてもうれしい。しかもこの自転車柄、ロードバイクからマウンテンバイク、クロスバイクと、心憎いほどにいろいろ、取りそろっている。きゃ〜っ♪ ヘルメットの下に使うバンダナとして、これからの時期、汗止めに早速使おう。

もうひとつはしばらく前にもらって、もったいなくて使わずにおいたもの。ネパールとインドの、ミティーラ・ペインティング柄!これ、日本全国の石井スポーツなどで買える Junko Tabeiブランドのもの。田部井さんご本人から、カトマンズでいただきました。象にまたがったミティーラの王さま。よく見ると、手にはピッケル!っちゅーのが、憎いですな。仕事が細かい。

カトマンズだけでなく、トレッキングに日本手ぬぐいは欠かせない。タオルより早く乾くので、大変便利だ。この時、白地の手ぬぐいは洗っても取れない感じで汚れてくる。色下地の手ぬぐいは、本当に重宝する。注意すべきは、最初の頃の色落ちだろう。事前に何度か使って、色出しするために洗っておくことが肝要。そうでないと、首にかけて汗をかくと、シャツの首回りに色がついてしまうから。

今月下旬からの、長い、長〜いエベレストにも、何本かの手ぬぐいを連れて行く。


ちょっと、休もう

いやはや、大変な仕事を引き受けてしまった。ネパール政府本省の役人相手の仕事は「固い」ことは予測していたが、日本も「硬い」。上下の石臼に挟まって挽かれて、精神状態が「粉」になってしまったようだ。

あああ、これ以上は自粛しよう。大人だから。

最近、ネパールの役人たちの主張の方が、理解できる気がする。ストックホルム・症候群に陥っているのかしら?シンハ・ダルバール内に監禁されている訳じゃないけどね。

土曜日だけの休日で、精神戦をやっていた(やらされていた)し、休みにも別の仕事が入ったりして、休めないこともあった。今週は水曜日が祝日で、すごく助かった。今日に続き、明日日曜日も休みにした。まあ、午後、別の仕事でミーティングだけど。ど、ネパールの仲間内でのやり取りだから、心がササクれることはないだろう。

今月後半からは、2ヶ月半ヒマラヤの高所に行く仕事もはじまってしまう。そっちの準備も、いろいろあるのである。ひとつの組織の中で仕事が忙しいのも大変だが、3つの組織から別々に仕事が降り降りている現状は、それぞれの組織の人には見えなくて、私にしか理解できないからね。ははは。えーかげんにせーよ!


ここしばらく、疲労でほとんど走れていない。精神疲労だから、走って身体も疲れさせた方が楽になるんだよね。昨日は日本から、ネットで注文していたランドレ(ランニング用のワンピース)が届いた。なに、これ?って感じの、ピンクでひらひらフリルが2重!ほとんど、コスプレ。ピンクのカーフガードと、5本指のラン・ソックスと、ブラックベリーの真っ赤なソフトケースも。日本から持ってきてくださった、故郷のM先生。ありがとうございました。

こーゆー買い物が出来るのも、仕事をして稼いでいるからなのであり、大人なのだから黙って実績を出すべきなのである。が、壊れる前に、休もう。

そして、走ろう。

早起きは、夜起きていられない

最近、すっかり早起きになった。5時か、それ以前に目が覚める。
電気があればニュースや番組関連の仕事をして、6時過ぎにはジョギングに出る。1じかんほど走って帰宅。シャワー浴びて、朝ご飯をつめこんで、着替えて、自転車で出勤。9時から、さくっ!と、昼間のお仕事だ。お役人さまたち相手の業務は、精神的に消耗する。

あ゛〜、負のパワー渦巻く、シンハダルバール!

朝のランニングは、お清めの時間っ!!

夕方4時を過ぎると、一度、がくっ....と疲れを覚える。帰宅して、ごはん食べて、夜も仕事をしようと思うが。眠くて何も出来ない。停電で暗いし。余計に睡魔と仲良しだ。

では、走りに行く。

過ぎ去る日々

ネパール情報通信省本省お役人さまたちが出勤する1時間半前に、風を切るマウンテンバイクで出勤し、そして、彼らが帰って数時間後まで仕事をしている。私だけでなく、ネパール人スタッフたちも頑張ってくれている(残業は極力させないけど)。ありがたいことだ。

とっぷり日が暮れ、人のいない本省街から、ピカピカ前後にライトをつけた自転車で帰宅することにも慣れてきた。帰宅ラッシュ時を過ぎて、夜7時半以降。8時頃になった方が自転車を転がしやすいしね。

1日、30時間くらい欲しいね。

それにしても、ネパールのお役人さまたちは、あんなに短い仕事時間(仕事をしているのは、1日5時間程度)で、国家運営をやっている。すごいことである。非常に能力が高いのだろう。あまり書くと、イヤミに見えるからもうやめておこう。

帰宅後は、春に取材予定の番組の仕事。停電で暗いと、夕ご飯食べたら眠くなって、送らなきゃならぬ報告メイルを打たずに寝てしまうことも多い。申し訳なし。

突発的発生ものニュースなんか起こったら、お手上げだね。ホント、世の中平和でいて欲しい。対応できない。


タイから帰ってきてから、休日昼間しか走っていなかった。早朝のジョギングは、休んでしまった。イカン!これでは。明日からはまた、夜明けと共に走るぞ。えいえいおー。 

カラ元気ぃ〜 

武器監視と云いながら、実は

ランニングの事ばかり書いているこのブログ。ネパールの政治や社会情勢について、私自身の関心が湧かないのである。

元々、政治も、マオ派も、美味しい食べ物も、ヒマラヤも、自転車も、コマダム系情報も、全く同列な重要性であった訳で、けぇがるね?日記には高尚な内容はない。きっぱり。鉄板で言い切りたい。ブログなんて(なんて、ですよ)、日々の生活の垂れ流しであり、もっとはっきり云うと、精神的排泄物だ。どうせ出すなら、健康なウ☆コでありたい。

とまぁ、お下劣に吼えても仕方ない。


さて、先日活動を終了し、撤収した国連のネパール支援団、UNMIN(アンミン)。マオ派解放軍戦士が暮らす、全国7つのカントンメントと、カトマンズ市内チャウニーでは国軍の、武器庫のモニタリングを行っていた。同時に、紛争や平和構築の専門家によるネパール全国の調査と、政情分析も行われていた。

ここには数多くのネパール人も雇用され、我々の業界からも、英語に堪能で状況分析能力の高いネパール人ジャーナリストたちが、「公報」「分析」「翻訳」「写真/ビデオ記録」などの分野で活躍していた。チャンスをつかんだ仲間たちは、UNMIN勤務のおかげで、家を建てたり、土地を買ったり、車を買ったり、子弟の教育に力を注いだ。彼ら/彼女らが海外流出することなく、自国で、自国と自分の生活の安定のため、充分に活躍できたことは目出度いことだ。

イヤミを言っているのではない。本心から、仲間たちの活躍を心強く見守ってきた。

某筋から漏れ聞いたのであるが、撤収作業の一部として、過去4年間の全ての作成文章を、コンピュータのハードディスクから紙にプリント・アウトしてファイリングし、ニューヨークに送るという作業を行っていたらしい。これら膨大な紙資料は、何処にどうやって保管されるのだろう。このご時世だというのに、デジタルアーカイブスではダメな理由は何だろう?


これまた、とある西側情報筋から漏れ聞いた話であるが。マオ派解放軍のカントンメントで、武器庫のモニタリングが行われた理由は何か?武器、武力の監視による、和平体制の維持はもちろんのこと。しかし、裏技というか、隠されたミッションがあったのでは?という観測がある。

それは、国連が武器監視に係わることにより、マオ派解放軍の生活に関して諸外国からの援助を引き出すこと。そして、働かなくても衣食住が保証される甘〜い生活に、解放軍戦士たちを漬け込むこと。この結果、再度ゲリラ戦には戻れない。言い換えれば、昔のような苦労が出来ない人間に作り替えてしまうことだ。

政治的に何があっても、マオ派党内がどう転んでも、再度の内戦は出来ないように、武力をスポイルしてしまう。結果、ネパールの和平構築に、変化球で貢献すると云う事だ。

国連史上最大の失敗。インドの国際政治力に蹂躙されて追い出されたUNMINなどという、厳しい批判にも晒されたが、この隠されたミッション、マオ派解放軍堕落・骨抜き作戦の観点から云えば、確実な成功を収めたという、密やかな評価を無視することは出来ない......ような気がする。確信的に。

世界各国の現役バリバリのエリート軍人が終結していた訳であり、各国軍のインテリジェンス工作活動は、実は大変高度なものであったと云われても、不思議ではない。う〜む、佐藤優先生的世界であったわけか。

以上全て、あり得る与太話として、読み飛ばしていただきたい。

だって、ブログだも〜ん。

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緊迫するエジプト情勢について。中東全般について。中東の窓

このブログ作者は、アラビア語を専門とした定年退職キャリア外交官、野口雅昭さん。現役を退かれ、外務省の情報ソースの外におられるとはいえ、この情報量と分析は、日々大変興味深い。野口さんは、アルピニスト野口健くんの生みの親.....と云うか、お父さんでもある。

シルクとヘンプ(のような)

タイで9日間の休日を楽しみ、カトマンズに戻ってきた。

相変わらずの長時間停電は続いているものの、留守中に真冬の時期は過ぎ去ったようだ。朝霧が出なくなっているし、朝晩の冷え込みも若干弛んでいる。あと10日ほどで、「春の始まり」の祭り、バサンタ・パンチャミーが来る。ビクラム暦は優れもので、暦の上での季節の変わり目が、気候と毎年一致する。

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今月は、本当によく走った。元旦には山岳耐久50kmレース。23日はタイでのフルマラソン。出勤前の早朝ジョグに、休日の長距離走。バンコク滞在中は、夜明け前のルンピニ公園ジョグ。マラソン翌日も走り、朝と夕方、1日2回走った日もあった。帰国日は、公園開園の午前4:30過ぎから走った。そんな時間でも多くの人たちが、走ったり歩いたりしているのが印象的だった。

ルンピニ公園の夜明けと夕方。暗闇の中、朝5時過ぎになると突然鳥のさえずりがはじまる。そして、徐々に、徐々に漆黒が薄墨色になり、そこに青が入り、南国の日差しが全てを晒す時間がはじまる。日没時はこの逆。真冬とはいえの暑さが徐々に薄らぎ、夕闇と一緒に、涼しい風が吹く。

全てがスムーズで、快適で、光沢が美しい、タイシルクのようなひとときだった。


一方、ネパール。山岳レースは歩くのも大変な急坂を登り、下り。コースアウトして当然のようなマーキングがあっても、地元の人たちに尋ねながら走り、歩き。泥だらけになっても、心の底から楽しめた。

昨日土曜日は、久しぶりにハッシュ・ランに行った。たった9日間、タイの平地を走ってきただけなのに。カトマンズ郊外のトレイルは、いつもの通り激しいものだ。しっかり走り込んできた私なのに、今日は股関節の外側が両方軽い筋肉痛だ。平地とトレイルでは、使う筋肉が違うことを実感させられている。

全てが粗く、過激で、しかも洗うとシワになる、ヘンプのような面白さ。

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さあ。明日から仕事だ(今日は祝日)。

特に3月末から6月頭までは、70日間のエベレスト島流し(?)も予定されている。健康の定期預金を全て使い切ってしまうような、間違いなく元本割れになって、病気スレスレになるだろう。6月からの健康立て直し。トレーニング再開の辛さを思うと、今から大きなため息が出る。

しかし、11月27日のバンコク・マラソン+12月5日のタイ国王誕生日レース遠征のために、避けては通れないプロセスだ。

よ〜く考えよぉ〜、お金は大事だよぉ〜 仕事、仕事っ!

議員の憂鬱

元旦の山岳耐久レースのため、昨日夜ポカラに着いた。
日本人強豪ウルトラランナーSさんと、うちの夫婦の3人で、夕食は「ポカラに来たら、これを食べなきゃ!」な、ダムサイト・モナリザのタカリダルバートを堪能。美味しくて、つい、食べ過ぎ。レース前のカーボローディングと、言い訳してみよう。Sさんから、日本の、世界トップレベルの耐久レースやランナーのお話を伺え、非常に刺激を受けた。トレーニング方法についても、教えていただいた。

今朝はゆっくり起きて、7時過ぎから30分ほど、レイクサイドをジョギングした。カトマンズに比べて温かい。久しぶりに、汗をかいて爽快だ。カトマンズの朝ランはこの時期、霧で寒くて、もっと長い時間と距離でも、汗が出ない。

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さて、これに先立つ12/29。パタン市内の某書店で、某マデシ政党の中核政治家・現職国会議員氏にばったり出くわす。寝技・立ち技系のくせ者政治家であるが、インテリで、なかなかさばけた彼とは、以前から親しくしていただいている。

「おお、ミキじゃないか。今日は何だか、リラックスしている感じだね」
「はい。私たちにとってはお正月は、仕事をやりくりしても休暇を取るシーズンですからね」
「そうだね。来年があなたにとっていい年でありますように」
「ありがとうございます。私たちが個人として、そしてネパール国全体にとっても、来年は大きく前進できる年になりますように。祈っています」

と、最後の私の言葉で、彼の顔が見る見る険しくなってしまった。

国を引っ張る政治家の一人である彼だから、国全体のことを云っても当然の筈なんだけど。

この手の善意の挨拶だけで、それが嫌みに受け取られてしまう状況が、ネパール政界の中に根深いことがあるのね。なんとも、複雑なことだ。

今年最後のブログであるが、明るい話題にならなかったのが残念である。しかしこれが、今年のネパール。来年はどんな一年になるだろう。粛々と、見守り続けていきたい。

ムリムリ、御用納め

西暦の新年は平日のネパールであり、新規プロジェクトの立ち上げ中で年末年始も「お仕事継続中」なのであるが。無理を云って、5日間ほどの休暇をいただいた。あ゛〜、いっぱい、ペンディング事項ばかりなのだが、年明けから頑張ります。ごめんなさい。
明日からポカラに移動して、元旦は山岳耐久レースですわ!

すいません。

って、謝ることもないか。日本人として、休むぞ、正月。ランナーとして、走るぞ、元旦。

今日はパタンのサミット・ホテルで、アンナプルナ山岳耐久レースの記者会見もあった。うちの亭主がメディアの仲間内に招集をかけてくれたため、賑やかな集まりとなった。参加者も多彩で、外国レースで実績を上げているネパール人ランナー、女性100キロ元世界チャンピオンランナー、そして、我ら市民ランナーたちが顔を揃えた。

この日を目指して、夜明け前から気合いで起きて、霧の、霜の降りたパタン郊外を走ってきた。あとは、レースを楽しむだけだ。うむ。今年は年賀状も出来ていないが、許せ。後日寒中見舞いを作ろう。


2011年1月1日。ポカラ空港近くのポカラ・ホリティインを朝5時半にスタート。ミランチョーク、アスタム(はなのいえのすぐ下を通ります)、ダンプス、ランドルン、ガンドルン、ビレタンティ。お正月トレッキング中の日本人の方たちにも沢山出会えると思う。お見かけいただけましたら、声をかけてくださいませ。

いってきま〜す!

先のことは、予測はしても考えず

最近、時々バンダ(ゼネスト)が行われるようになってきた。石油製品の値上げ反対であったり、政党の学生組織同士の暴力沙汰が原因であったり。なのであるが、機動隊と衝突をしたり、スト破りで走行中の車両が襲撃されたりの過激さがない。数は少なくても、タクシーや個人のバイクは走っている。

バンダによっては、全く、何の影響もなく普通通りであることさえ。

先日は学生組織のストであったため、用心して徒歩で出勤した。1時間ちょっと、6キロ強のウォーキングで、これくらいは何でもない自分なのだが.....あ〜、自転車で行けたのに。と、街の様子を見て思った。次回のバンダは、自転車を出すぞ!と、そんなときに限って、自転車も止められたりするものだ。以前リングロードで、自転車に煉瓦の破片を投げつけられたことがトラウマになっている。当たらなかったから良かったが、あと30センチ前にいたら、脇腹を直撃されるところだった。肋骨、折れてたよ。危なかった。

12月に入っての、腑抜けた、口先バンダを見るにつけ、

やるなら、バシーッ!と全部止めちゃいなさいよ。そうじゃないなら、バンダなんてやるな。(゚Д゚ )ゴルァ!! と思う。

迷惑千万なのだ。

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2011年は、ネパール観光年であり、この年だけは「バンダをしません」と、各政党が署名して宣言したが。そんなこと、信じられません。

来年も新憲法は出ないこと確実であり、4月、5月は政治的に混乱する可能性がある。そうなりゃ、バンダでも何でもありになるだろうし、マオ派との内戦を終結させた包括的和平の大前提さえ吹っ飛ぶ可能性は、ゼロではない。最悪のシナリオなら、........でっせ。

来年の予定など、一生懸命きちんと計画したり準備するものの、心のどこかに

「ネパールの世間は諸行無常。何が起こってもメゲないでいよう。まあ、悪いときは悪いなりの仕事も降ってくるからさ」

と、タカをくくっている自分がいる。

今日を生きる。

先のことは、予測している。しかし、思い悩むことはしない。

最悪の事態を心に留めて、最善を期待して、脳天気。

粛々と、出来事に対処していこう。

ネパールの霞ヶ関とは?

いやはや、申し訳ない。日々切羽詰まっていて、平日のブログ更新がなかなか出来ないでいる。

忙しい.....とは、云わないし、云いくない。だって、そんな云い方、格好が悪い。しかも、日本の毎日に比べたら、格別業務量が多いわけではない。

では何故、切羽詰まっている!のだろう。考えてみた。


まずは、今まで経験したことのない業務内容を、新天地ではじめている。と云う要因がありそうだ。

実は、先日から3年計画で、とあるプロジェクトでの仕事がはじまった。。ネパールの報道(ネパール人ジャーナリスト/報道機関/メディア行政)に対する民主化支援。ひいては、新生国家ネパールの平和構築を支援する。という理念で、カトマンズや全国の地方での活動を、日本からの専門家やネパール側カウンターパートのみなさんの下で開始した。

畏敬する某T先生から、「ネパール地獄耳」「ネパール版鉄の女(錆び付いてる?)」と名付けられている私であるが、開発支援分野の仕事は14年ぶりである。しかも昔やっていたのは庶務であり、事業の前線ではなかった。

知らないこと・分からないことだらけ。なのだが、「出来ません」では、自分で自分が許し難くなる。教えてもらって、やってみて、また教えてもらいつつ。なのだ。みなさん、ご迷惑をおかけしております。

事務所も、現在立ち上げ中。やっと、インターネットが開通。コピー機をはじめとする事務機器は、現在調達作業中。一緒に仕事をする(そして、日々の業務にとても大切な役割を果たす)ネパール人スタッフは、現在求人募集中。仕事をする上での「戦闘能力」は、充電中なのに、でも、フル稼働。と云う様子の、非常に苦しい日々なのだ。

仕事場は、カトマンズ中心部に近いシンハ・ダルバールの中。ここは、ネパール版霞ヶ関。ネパール政府の本庁が集まっている地域で、そのエリア全体が高い壁に囲まれて、厳重に警備されている。職員・関係者入場パスがないと、入ることも難しい地域だ。

何処の国でも、中央官庁の官僚文化には、世間と違ったしきたりがある。これまで、政府関係者との付き合いを亭主に任せていた自分にとっては、ネパール官界社会へのデビューと相成った次第。今までは挨拶を交わす程度の付き合いであった官僚の方々と、業務内容について相談させていただくことは、実に新鮮であり、手探りの日々となっている。

びっくりしたのは、我々のプロジェクトら係わるネパール省庁、政府系報道機関の対応が素早く、真摯で、親切だと云うこと。とかく否定的に捉えられることも多いネパール公務員や政府系機関であるが、ポジティブな側面を見落としてはいけないことを実感している。

この背景には、案件を立ち上げるために数年間、地道に努力されてきた日本側/ネパール側の多くの方々の熱意とご努力がある。現在日本から派遣されている専門家のみなさんのプロフェッショナリズムや、ネパール側担当者の善意や期待感が、物事を動かしている。

そんな中に 突然闖入した私であり、ほとんど、大昔の植木等のギャグのような

「お呼びじゃない?こりゃまた、失礼いたしましたぁ〜」

状態なのでは?と、内心ビクビクさせながら(怪獣オバサンの心臓は、ぴよぴよヒヨコなのだ)、それでも

「ネパールのことなら、はい。何でも聞いてくださいね。対応しますから」 

と。そういう顔をしてしまう。夜、帰宅して、素の自分に戻ったら、ごはんもそこそこに寝込んで、気がついたら朝。ちょっとだけ横になってという気持だったのに、パジャマに着替えもせず、朝まで前後不覚な事もある。こんな緊張感って、新卒で就職したとき以来だわ。

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と、まあ、私ごときが担当している業務は、偉そうな能書きを垂れるほどの内容ではない。私の能力が低いから、対応仕切れていない。とも云える。

業務内容の本質に係わる話については、以前からのポリシーでブログに書くことはしない。しかし、ほんの些細な出来事の中での「ネパール発見」が毎日次々に起こっている。そんな、どうでもいいことのなかから、ネパールという国の本質が透けて見えるような出来事をご紹介したい。

次回は、政府本省内での「職員食堂」の不思議さについて、書きたいと思う。

私にとって、ネパール政府本丸であるシンハ・ダルバールでの、大冒険がはじまった。

「えっ、けぇがるねさんが、平和構築ぅ?」

と、某T先生の困惑の声が寄せられそうなところが、ちと気になるが。

ガマン、を巡る異文化

仕事が忙しいときは、空腹を我慢できる日本人。大事な仕事前には必ず腹ごしらえするものの、宗教儀礼の時は、どんなに長くかかろうが空腹を我慢し続けることが出来るネパール人ヒンズー教徒。

たった数分停電するだけで、ヘタをすると死人が出てしまう先進国。一方、毎日10時間以上停電でも、平気なネパール。だが、ネットは通じなくても、うわさ話は千里を走る迅速なのがネパール。

そんなネパールで、ネパール人に埋もれて暮らす私が、毎年今の季節。必ず亭主と衝突するのは.....暖房を巡る攻防!である。例えば、これ(過去記事)

ネパール人は、寒さを我慢する能力が高い。女の人なんて、真冬でも裸足にサンダルだし。家の造りも、暑さ対策が第一。本当に寒いのは、年間2〜3ヶ月。暖かな下着を着込むわけでもなく、夏と同じ衣装にセーターを着るかショールを巻くだけで、乗り切ってしまうのだ。

家の中の暖房も、ないことが多い。

それが、私には、我慢できない!

毎年、冬に一度は、家庭内で大暴れしてしまう。

去年の冬なんて、11月下旬から1月下旬まで所用で私だけ日本に行っていたら、ネパール人家族は、真冬なのに、 石油ストーブも使わずに過ごしていた。私が帰ってきてから、最後の2〜3週間の寒さを我慢できなくて、例のごとく暴れて、青くなった亭主が早速ストーブ用の灯油を買ってきた。

この時は我慢問題だけでなく、いろいろ、ここには書けない大人の事情がいろいろあって、なかなか灯油を買う気持になれなかった事もあって。心の底から、世間を恨んでしまった。もうちょっとでダークサイトに墜ちて、ダースベーダーになってしまうところだった。

明けない夜はない。人生楽ありゃ苦もあるさ。涙の後には虹も出る♪ という巡り合わせで、やっとこ人生薄明かり。頑張って仕事の出来る環境に立ち戻れたことを祝賀して、今年からは、ちょっと暖かな冬でいこうよ。人生短いんだからさ。と、亭主の説得に大成功。

数年前から仕事場に放置されていて、全然使っていなかったガスストーブを、本日、自宅に持ち帰り成功。灯油ストーブでは暖房能力が足らなかったのが、さすがガス。すぐに温か。部屋全体が温か。 

それにしても、ストーブを新しく買おうよ.....てな話ではなく。ストーブも、ガスシリンダーもあるのに、それを使うか/否かで、数年単位の、ネパール人と日本人の面子を掲げた駆け引きが必要だった。

あああ。ここまで長かった。

日本のみなさんには、ご理解いただけないでしょう。

でも、カトマンズの普通がまかり通る我が家の亭主を説得し、ちょっとだけ温かな冬を過ごすために。私の数年来の、論理とささやかな暴力を伴う地道な社会変革活動が、やっと、やっと花開いたと云う事。

冬の間、ガスシリンダーが安定供給されることを祈る。 

何て悲しい、ネパール人生よ。

ネパール全体から見れば、ガスストーブを家で使えるなんて、大変な贅沢だ。でも、寒さを我慢して、早死にするのは嫌です。我が家のストーブが排出することになる、ささやかなCO2については、神さまもお許しいただけると願いたい。

放電....状態

今回のエベレスト街道は、これ自体、結構ハードな仕事であったのだが。来年、もっともっと大きくて困難な仕事に向かう「つづき」に過ぎないと云う事で。やれやれ、どうなるんだぁ〜?

まぁ、なんとかなります。

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エベレスト・ベースキャンプ。クンブー氷河を前に、元気です。

金曜日、帰国する取材チームを見送った後。どどっと疲れが噴出し、自宅で沈没中。カトマンズに帰着した後、トレッキング中高所でも良好だった食欲が落ち、体重が減り、カトマンズの大気汚染にノックアウトされ咳が止まらず。

見かねた亭主が、ゼラチン質たっぷりの「山羊の足の骨スープ」を作って食べさせてくれた。これ、我が家の滋養食。山羊さん骨のゼラチンと、各種スパイスの薬膳効果と解熱剤の効果で、身体がだいぶ楽になってきた。月曜日からは、そろっ....と起き出せそうだ。


取材の仕事は多かれ少なかれ、身体に無理をする。

だから、普段、鍛えて、鍛錬して、強靱な体力を保持しておく。

取材期間が完了し、チームのみなさんがカトマンズを離れる日まで、日数や日程を計算しつつ。普段の体力や元気を少しずつ取り崩して。パワーがマイナス領域にならぬよう気をつけて。今回も、切り抜けられたことに安堵した。

昨日今日は、元気度マイナスな自分。週明けには、起点のゼロに戻したい。そしてそこから、再度積み上げていくのだ。

積み上げ=日常業務と平行してのトレーニング中は緊張しているので、風邪もひかない。マラソンレースや、取材中の頑張りよりも、日常のトレーニングの方がずっと大変な思いなのだ。

その大変さを、週明けから再開する。

今回のトレーニングシリーズは、来年3月までの長丁場となる。これまでは、年に何回かのレースを目標にしてきたが、今度は、レースは「単なる通過点」になる。そんなことを思いながら、今日のところは、ベッドの中からブログを更新している。


と、そんなこんなで、各方面に不義理を重ねており、これからもこのまま突っ走るしかなさそうなこと。お許しいただきたい。

無事、帰着

17日間、仕事でエベレスト街道に行っていました。

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本格的な冬はもう少し先ですが、11月中盤から後半を迎えたヒマラヤは、寒かった!それを補って余りある、絶景とも出会えました。今回も。

温かな、ネパール人情にも助けてもらいました。

寒さと乾燥で顔なんてボロボロ。高度で浮腫んだ顔なのに....なんだか、みんな、笑顔にしか見えない表情で仕事をしてきました。この件、今回は、エベレストへの「ご挨拶」です。来年、超ヘビー級の「つづく」へとつながっていく様子。自分、大丈夫なんでしょうか?


12月になれば、今後3年間の仕事もはじまりそうです。

私の人生も、何度目かの「頑張り時」がやって来る予感です。このご時世に、ありがたい限りです。 

走れ、白髪をなびかせて

と、全然ブログが更新できない。

世の中に面白い出来事がない。同時に、愚息の進学問題、自分の仕事上の身の振り方などなど、次から次にやってくる選択、選択、また選択。一気に白髪が増えた。やれやれ、である。

しかも、急に、大きな仕事も巡り来て。このために数年越しで、身体を作り上げていた。こんな形で、突然はじまるとは思っても見なかった。エベレストや氷河湖での高所マラソン。普段の地味なトレーニング。そんな全てが、ひとつに繋がる.....かもね。

私自身は、すごい場所まで行くわけではないが。それでも、体力と気力が不可欠になるだろう。来年春まで、頭を使う仕事と並行して、身体をどこまで頑強にしておけるか?ちょっとした、挑戦。


この週末は、久しぶりに2時間のランニングを2日連続。少しずつ、ゆっくりだけれど、坂道を駆け上る自分の脚と心肺が、強くなりつつあることを実感できた。 

突然、消えた彼

詳しい状況は書けないが、これから、一緒に、ものを作り上げていく筈だったある人が、事故で、突然、行方不明になってしまった。まだ見つかっていないが、彼の関係する会社には既に、写真と共に祭壇が置かれていた。

状況から考えて、絶望的と云う事だ。

今朝、第一報を聞いたとき、しばらく、自分を失った。


それにしても今日は、ヒマラヤがきれいだった。仕事場から、片道30分ほど走り登った高台から、西はマナスルから東はゴウリシャンカール。もっと東の方まで、蓮の花びらのようなパノラマが広がった。

人間の命は、はかない。

命は、必ず消えるときが来る。

その瞬間は、今かもしれない。

何があっても、ヒマラヤは今日も輝くし、明日もある。曇って見えなくても、失われたわけではない。ただ、見えないだけ。

生きていられることを感謝しよう。いつか終わるものだから。

そんなこんなで

しばらく更新できなかった。これからもまだ、もうちょっと、落ち着かない。

全く関連性のない、さまざまな方面からの、でも、私にとって大切な問題が同時並行で幾つもある。私自身の将来に関わる問題は、まだ、先行きが見えない。これまでとは全く、座標軸の違う世界にも直面している。

私に向かってボールを投げてくる人たちは、他にどこからも同時にボールが投げかけられているのか。私の捕球能力。今抱えているボールの数や大きさ。などについては、見えないもんね。


こんな問題の数々。質問して、答えが返ってくる便利な装置はない。

10年、20年単位の人間関係のある諸先輩方や友人、家族に、会って、話して、助言をいただき、助けていただいている。人の繋がりに、感謝する日々である。

おろおろしたって、はじまらない。と、分かっていながら、うろたえている。情けないね。

今回も、何とか乗り切ろう。乗り切るし。やらねばならぬ。

夫婦仲、親子仲、円満です。これがあるから、頑張れる。 

みなさん、ご無事で。帰ってきてください。

今日は夕方、突然、ネパールヒマラヤ・ダウラギリ峰での遭難事故取材がはじまってしまった。行方不明の方の一人は、知り合い。やりきれない。無事でいてほしい。屈強の登山家である皆さんの、命の力を信じ続けている。

生きて、帰ってきてください。

私も仕事であるから、強い意志で、どんな状況でもぐんぐん前に進むべきなのだが。 登山関連だけは、元々、山屋の世界の人間であったため。いろんな友人や知り合いが係わっていたり、現役の登山家であるため。うろたえてしまう。ダメな自分が暴露されてしまう。

今、秋の登山シーズンで ヒマラヤにいるみなさん。無事に下山してきてください。お願いします。心から、ご無事を祈り続けています。

ものを尋ねるときの態度

ちょっと、ブチきれています。暴言ご容赦を。

本日、複数の方から、複数の問い合わせあり。問い合わせの分野は異なるものの、共通しているのは

「全然分からないので、ヨロシク教えてください」

であったり、英語の公式情報をリンクしてあるのに、

「日本語情報、お願いしま〜す」

と云うものばかり。 ちょっと、いい加減にしてほしい。あなたたちはブログを通じて私を知っているのかも知れないが、私はあなたたちのことを知らないんですよ。そこのところを、ちゃんと考えてほしい。

私は、【不特定多数の】あなたの友人ではないんですよ。

人にものを尋ねるなら、まず、本屋で買えたり、ネットで手に入る情報を自分で調べて、自分で考えてほしい。必要なら、英語情報も、自分で読み込んで判断してもらいたい。その上で、ここのところがよく分からない。と聞いてくれれば。私で出来る情報提供をします。

ただ漠然と教えてくださいと云われても、答えようがない。

私の時間も限られているし。

あとは、旅行関係の情報などは、旅行代理店(でも、ただで聞ける情報にも限りはありますよ。旅行会社さんには、ちゃんとお金を支払う仕事を発注してくださいね)や、旅人が集うネット・コミュに聞いた方がベターだと思う。


アンナプルナ山岳レースについては、申し込みは全て、主催者との英語によるやり取りになります。私は介入しません。ただ時々、日本語での情報をお伝えするに過ぎません。重大事故が起こる可能性も否定できない過酷なレースなので、無責任に介入したくないのですね。 

アンナプルナには、ちゃんと英語で主催者と直接交渉出来て、自分で考えることが出来て、するべき自己主張が自分で出来て、他人の意見にも耳を傾ける。基本的な自分の安全を守る事が出来る、大人のランナーの皆さんのご参加をお待ちしています。 

ということで、各方面の皆さまには、ご容赦いただきたい。 

セミナー文化

ネパールでは、国連、欧米系援助団体、研究機関などが主催するセミナーが非常に多い。そしてそのオープニングや、クロージング・セッションに、我々メディアが招かれることも多い。

ありがたいことである。

が、その全てに出席していたら、仕事にならない。

何故我々を招待するのか?それは、セミナー自体がニュースとして取りあげられることを期待しているからである。ネパールの地元新聞、テレビ局ならニュースになるが、我々国際メディア、特にTV業界にとっては、カトマンズの立派な会場に人が集まっているだけでは、ニュースネタとして「全く」使いようがない。

それでも、時々、顔を出してみる。何故か?

1.ネタが拾えることがある
ごく希であるが(可能性としては数%?)、セミナーで得られる情報が、ニュース企画の元になることがある。その問題の現場を取材するための、取っ掛かりになる可能性を否定できない。

2.出会いがある
各分野の専門家たる、専門性や人格が素晴らしい人たちと知り合えることがある。ここから、ニュースの仕事に結びつくこともあるが、仕事は関係なくても、知的刺激系の出会いは私個人の財産になる。

3.私の守備範囲の要所との、普段からのお付き合い
これが一番多い。私の場合、環境問題、自然保護、文化保全、観光というのが守備範囲(亭主は、政治経済)。これらの分野のニュース業務にあたることが多く、この場合の取材先、情報源となる機関とは、普段からのお付き合いが大切なのだ。


今日も午前中、山岳環境問題の研究機関主宰のセミナーに行ってきた。この機関は、多国籍の研究者の現地リサーチと、国際的に認められたデータの蓄積がある。ニュースについての学術的裏付けをとる場合、ネパールでは唯一の機関である。

しかも会場は、我が家と仕事場の中間にある。小ぎれい、カジュアルな恰好で、自転車でびゅ〜ん♪ と行けるんだよね。ふふっ。

ここの広報担当者と良好な関係を保つことは、私にとって大切なのだ。広報官にとっても、どこのメディアの誰が顔を出していたか?毎回名簿をチェックしている。それが、組織内での担当官に対する評価に結びつく。集客力というのは、広報担当官の能力評価のポイントだから。

必要となればこちらの無理も聞いてもらうため、普段から、あちらの顔を立てておくのだ。

我々はメディアというのは、こちらの都合だけで見ず知らずの人に突撃取材しなくてはならない事もある。しかし出来るだけ、普段からの人脈を広げておくことで、イザの時の仕事がスムーズに行く。

出来るだけ、仕事は「調整型」でいきたいのが私のスタイルだから。


明日は朝っぱらから、国連の小銃器(ピストルや手榴弾など)コントロールに関するセミナーに行ってみよう。私にとってはまったく 新しい分野であるが、それだけに、今までになかった世界と出会えるかもしれない。という、淡い期待。砂金取りのような確立で、ほぼ空振りになるのは覚悟の上で。ごくごく希にヒットするし。

会場は友人のホテルで、久しぶりに彼にも会えるしね。しかも、自転車で行ける距離。あははは、動機が不純かな?

カトマンズのすごく外れにある高級ホテルとか、呼ばれたら困るんだよね。タクシーで行ったら、往復でバカにならない出費になる。小ぎれいな恰好で行くためには、自転車での長距離移動は厳しいしね。

ネパールではメイルや電話じゃなくて、人と人が会って、顔見知りになっておくことが非常に大切というお話しだ。セミナーなんて云う「洒落た世界」だけじゃなくて、現場の地道な活動の中でもね。

雨期の危険

今週水曜日は、カトマンズでクマリ、ガネーシュ、バイラブの山車が巡幸するインドラ・ジャートラ祭がはじまる。この祭は、そろそろ「雨期の雨を止めてください」と、神にお願いをする意味もあるそうだ。

例年、9月も後半になると雨も少なくなる。10月になると、ほとんど雨の降らない時期、乾期の始まりである。

しかし今年は、7月までの雨が少なく、8月後半から9月に入って、豪雨が連続した。

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(写真は、雨のチトワンで見かけた立派なカタツムリ)

カトマンズとインド国境を結ぶ主要国道では一部、地崩れ、道路の崩壊(道路自体が地盤崩壊で崩れ落ちた)が発生し、昨日から通行止めや規制が実施されている。運が悪い人は、丸1日車の中で缶詰になっているらしい。もっと運が悪いと、数珠つなぎで身動きが取れない車の上にも土砂崩れが降ってくる可能性もある。

ネパールで雨の時期の移動は、陸路も危険。空路も遅延、キャンセル、数年に一度は墜落事故....と、トラブルに見舞われることがある。

トラベルは、トラブルの類義語かもしれないが。でも、人生自体が旅だと想う。不用意に危険に近づくことは慎みたいが、一所にじっとしていたのでは見ることが出来ない景色、出会うことの出来ない人、一生忘れられない体験と出会えるのが旅ではないだろうか。


現在開催中のコングレス党大会は、今週前半、新しい党首と指導体制を選出して終わる。そのあとは、首相選出だ。マオ派ダハール党首が立候補を取り下げて、現在立候補者はコングレス党パウデル氏のみ。しかし、今回対立候補はなくとも、過半数の得票を獲得しないと当選できない。現状、パウデル氏が当選する見込みは全くない。

10月中盤になると、ネパール最大の祭ダサインだ。引きつづき11月前半にはティハール。続いてチャート。と、怒濤の祭月間に突入だ。この前にネパール新政府が出来るか/出来ないか?

先行きを予想できるのは、もはや、占い師の世界なのか.....

UNMIN、コングレス、雨降り

今年の雨期は、後半がヘビー。未だに午後〜明け方まで雨が続いている。昨日は夕方、雨が止んだ時間帯に自転車で帰宅したら....ドロドロの泥で湿った路面から、後輪のはね返しをもろに受けて、サイクルパンツのお尻がドロドロどろりんちょ(背中のバックパックは、カバーをかけて完全防備)。

この時期のカトマンズ泥には、病原菌が豊富に含まれている。帰宅後すぐに薬用石けんを使ってシャワーして、着ていたものを全て洗濯。

本日はこれから、路面が乾いた頃ちゃり通勤で出社する。それまでは自宅で勤務中。


さて、ネパールの和平を支援するための国連政治ミッションUNMINの任期が、来年1月15日まで4ヶ月延長となった。現在のネパール暫定政府と一部政党は、「UNMINはマオ派寄りだ。和平プロセスの遅延を、ネパール側にだけなすりつけている」など、以前から批判しまくり。 

UNMINや国連安保理も、ネパール政府側の「ボクたち、悪くないもんね」論理に怒り心頭。国軍とマオ派解放軍の統合問題など、解決しようと/しまいと、来年1月以上の再延長はしないという最後通達で臨んでいる。

ネパールの包括的和平体制には国連さんも必要です!と、国連の関与を推進したのも当時のネパール政府。やって来た国連さんが、ネパール政府の言いなりにならないから、もういりません!と手のひらを返したのもネ政府。ネパール側の、ネパール国内でしか通用しない言い分では

「あなたたち国連職員は、ものすごい高給をもらっている。現場に行くのも、専用ヘリを飛ばしまくり。車で行くにしても、最高級の4WDでしょう。その【超おいしい】仕事を創設してあげたのは、ネパールでしょ。これに感謝して、ネパール政府の云うことを聞きなさい。中立ではなく、現政府を支持しなさい。成功したらネパール側に。失敗したことは国連側が責任を持ちなさい」 

ということだ。高給、ヘリ使いまくり.....という部分はそうなんだけど、でも、それが国連スタンダード。そんなことに文句を言うべきではない(云いたくなる気持ちは分かるが)。

前任のマーティン代表は「何があっても、表面上はソフトな 態度」で。現在のランドグレン代表は「明瞭に、正々堂々と」したアプローチで、真摯に取り組んでおられる。お二人とも、素晴らしい人間だ。少ない機会であるが、直接お目にかかった私はそう確信している。

都合のいいときだけ「ガイジン」を呼びつけておいて、煙たくなったら追い出そうとするネパールの態度は、痛いしっぺ返しを喰らうだろう。その結果で苦しい思いをするのは、政治家たちではなく一般市民である。

国連の言いなりになる必要はないが、しかし、同じ人間として、最低限の尊敬は必要。立場は違え、ネパールの和平のために来てくれた人たちなんだから。その上で、ネパール政府は、するべき主張をきちんとすべきなのだ。

国際政治は、そんなきれい事じゃないよ。という部分も分かるが、でも、やっぱり、人間同士。王室が政治の表舞台を去ったあと、仮想の敵の立場にUNMINを据えてはイカンでしょうに。


ネパール主要政党のひとつ 、ネパリ・コングレス党の党大会が今日からカトマンズで開催される。G.P.コイララ氏亡き後、次のリーダーを決める党首選出も行われる。誰になるかな?


さいごに、新しいiPod Shuffle が出た。私はこの前の世代の、本体にリモコンがついていないShuffle4BG(もらいもの)を愛用中。日本から外付けリモコンを取り寄せ、愛用のヘッドフォンを使っているのだが、本体に操作ボタンがないのは不便。

今回のリニューアルでは、本体にリモコンがつくという以前の形態に戻った。ほぉ〜っ.....と仕様を確認してみたら。あっ!2GBのしかないじゃん!!4GBのがほしかったら、使いにくいので我慢しなさいという、リンゴの戦略かい。

ふんっ!! 

予防接種、いろいろ

カトマンズでは、そろそろ雨もおさまってくる頃なのに。毎日、夕方から夜の雨降りがしつこく続いている。午前中は晴れることも多いのだが、今日は朝から、どんより曇り空。今にも降ってきそうだ。

なかなか、自転車に乗れない。ランニングの方は、雨の切れ間と仕事の切れ間をやりくりして走っているが。


さて、昨夜ぐっすり眠ったおかげで、狂犬病と腸チフスの「ダブルワクチン接種」による、身体の軽〜い拒否反応は治まった。いや、お脳に菌が回ったかも?

ワンワンワン、ちふ〜っす!

先日来訪された某ひとまわりD.さんが残していってくれた、日本の湿布薬を注射跡に貼って冷やしている。ほんと、腸チフスワクチンの注射は、腫れてくるのよ筋肉が。

日本であれば、狂犬病の予防接種を定期的にするのは 獣医さんとか、ヘビーな動物コンタクトをする人くらいだろう。カトマンズでは、狂犬病は非常に少ないのだが、しかしネパール全国では未だに、狂犬病を発症して亡くなる人がいる。この病気、運悪く発症したらまず、死ぬ。

ランニング時、野良犬くんたちとのコンタクトが少なくないから、用心に越したことはない。事前に3回の予防接種を受けて、2〜3年ごとにブースター接種をしていれば、犬にかまれても追加で2回、ワクチン接種をすることで発症を抑えることが出来る。この場合、1回ごとのワクチン代金は30〜35ドル。

しかし、これをしていなくて犬に咬まれた場合は、直後に接種する1回目のワクチンはスペシャル!な値段と痛さと分量らしい。カトマンズのカナダ系クリニックで接種した知人によれば、なななな、なんと、1,200ドルだったと云う。そしてその後、普通のワクチンを4回とか5回打つそうだ。カナダ系クリニックより安く接種してくれる医療機関もあるだろうが、この「抗狂犬病免疫グロブリン」製剤は限られた医療機関でしか保有していなく、しかも、ワクチンの冷蔵保存体制がしっかりしている医療機関のものでないと効果が出ない。咬まれる前に、許せる値段の不活性ワクチンを接種しておく方が、お得なのだ。


腸チフスについては、日本で認可されていないワクチンだと聞いている。日本には腸チフスがないので、ワクチン接種の必要がない。だからこのワクチンの認可がされていない。ということなのか?腸チフスワクチンの有効性は7割程度と完璧ではないが、カトマンズの医療機関では「運悪く残り3割になっても、病気が軽度で済むよ」と云われた。ニューデリーの日本大使館医療情報によれば、治療特効薬である抗生物質に耐性のある腸チフスも出ているらしい。必須の予防接種ワクチン....とのこと。 


この件に係わる具体的相談・質問は、医療機関にお願いします。医療専門家ではない私の「また聞き情報」ですので。 

伝染病対策、パワーアップ中?

ジャングルから帰ってきて、今度はデスクワークが続いている。締め切りを前倒し出来るよう、早朝から頑張っている。

そんな中、日本からご来訪中の「敬愛する某先生」がお時間くださったので、タメルまでバビュン!と参上。亭主まで「ボクも先生にお会いしたい」とついてきた。

先生、今回も楽しい時間をありがとうございました。


早速カトマンズまで来たんだから......と、楽しい時間のあとは懸案事項も片付けた。王宮通り近くの、行きつけのクリニック。過去のワクチン接種記録を確認してもらい、腸チフスと狂犬病ワクチンのブースター接種を受ける。免疫力をを失わないため、ワクチンは2〜3年ごとに追加接種をしておく必要がある。

1日に二つも病原体を身体に入れる(ワクチン)のはためらわれ、今日は腸チフスだけにしようと思ったのだが。ワクチン注射してくれた看護婦さんが上手だったので、狂犬病も打ってもらった。クリニック曰く、2つ同日で問題ないです。とのことだったので。

仕事場に戻って仕事の続きをして、夕方1時間。いつも通りランニング。したら、左右に注射した腕がだるくて振れない。身体も、ず〜んと重い。日本で云うところの法定伝染病!のワクチン=発病しない病原体〜2つも身体に入れたのだからね。何だか、頭も痛くなってきた。

ははははは。無茶したらいけませんわ。今日のところは、早めに寝よう。

過去の経験上、狂犬病ワクチン注射は翌日には何ともなくなるが。腸チフスの方は、筋肉注射のあとが1週間ほど痛い。 


免疫力が上がるには1週間から10日かかるが、これで3年ほど、安心。ネパールでは腸チフスがよくある病気だし、ランニング中犬に吠えられることもあるから、狂犬病も必須。ワクチン無しで犬にかまれたら、目玉が飛び出るほど高い注射を打たないとならない。

ネパールで健康に暮らすには、事前の予防が大切だ。 

ネパール女性も、ダイヤ大好き!

以前から、ネパール在住邦人、各国大使館、援助機関、王室はじめとするセレブのみなさんの信頼を集めてきた、カトマンズ王宮通りに今もあるE宝石店。実は、ここの経営者が代わりました。現在は、インド系オーナーとのこと。

以前このE宝石店のオーナーとして、長年信頼を集め続けてきたビカース・バジュラチャリアさん。彼の一族は代々、カトマンズで宝飾品の製造・販売に係わってきました。ネパールにおける、宝石の生き字引のような人です。そのビカースさんがこのたび、新規まき直しで、ビカース・ダイヤモンド宝石店をオープンしたのです。

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場所は、王宮通りアンナプルナ・ホテルのショッピングアーケード。KFCの入っている大通り側ではなく、ホテル駐車場やカジノ側の方。

現在はカトマンズ・セレブが大好きな豪華系ダイヤモンド・ジュエリー中心の品揃えですが、日本で日常使い出来そうなシンプル・ジュエリーもありました。色石や、ネパールっぽいデザインも、もうすぐ店頭に並ぶでしょう。

ここ数年来、身を飾ることより健康で強いボディ指向の私なので、ビカースさんのよいお客さんではありません(先立つものも...)。でもビカースさんは、15年を超える古い友人です。以前からE宝石店を信頼されていたみなさんも、ビカースさんの新しいお店に足を運んでみてください。

ムンバイで最新の宝飾やダイヤモンド鑑定を学んできた、ビカースさんの息子さんであるビベスくんや、昔からのスタッフの方も頑張っています。是非、応援してあげてください。不肖私からも、お願い申し上げます。

これからティハールの頃までには、パタン市内ジャワラケル交差点WorldLinkと同じビル1階に、支店もオープンさせるそうです。お父さんと息子さんで、カトマンズとパタンの目抜き通りに2軒の宝石店を展開するそうです。

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さて、先日報告した2回線が使える携帯電話その後。通話自体は、とてもスムーズ。2回線の使い分けや、vcf形式による電話帳管理/パソコンへのコピー保存などの機能に満足しています。

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ただし、インターネットへの接続は、電話機のメモリー不足で接続できないサイトが多く、日本語も表示できないため、使い物になりません。縦横無尽なマルチメディア対応なら、ブラックベリーやiPhoneなど、日本語化の出来るスマートフォンを買うしかありません。電話機の値段が、数倍違いますけどね。

私としては、携帯電話でネットやメイルチェックできるようになると、自分の時間が無くなっちゃいます。携帯電話は電話できて、英語のSMSメッセージの送受信が出来れば充分です。

カトマンズに戻りました

いゃあ.....面白い現場でしたが、日々、蒸し暑さと豪雨の中での肉体労働。早朝長靴を履いて出て、日没後拠点に帰ってシャワー浴びて、ごはん食べて、ベッドに入ったら2分で爆睡。と云う日々でした。

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仕事があるというのは、ありがたいことです。

今朝は山のような洗濯物を片付け、出勤して仕事の続き。巷では、女性の祭りティージですが、関係無しの我が家。そういうものです。

今回のご報告は、来月あたり観ていただけると思います。 

お久しぶりです

雨期の、土砂崩れで国道でも至る処が遮断されるネパールを東西南北。ネパールに住んでいても、普通は絶対行かないような場所ばかりの地方巡業が2週間。無事完了。

交通封鎖ストライキもあった。我々か通りかかる前日まで通れない道も通れて、通過後また土砂崩れ。なんていう事もあった。この他にも、タライ地方で泊まった某ホテルにて、ネパールらしい/らしからぬ?トラブルに巻き込まれそうになりつつも、全て運良く回避できた。

大雨の中、ヒルに吸血されながら、深い森を数時間歩いて現場にたどり着く。なんてこともあった。村で食べさせてもらったシェル・ロティ(米の粉のドーナツ)の、素朴な美味しさが忘れられない。

今回、私に、得がたい機会と強運を運んできてくれたTさんに、心から感謝したい。同時に、様々な現場で、ネパールや日本のたくさんの方々にもお世話になりっぱなしであった。

みなさん、ありがとうございました。


さて、そんな地方巡業の間、仕事に関係なく見つけてしまった/出会ってしまった「!?」な光景をご紹介したい。

こちらは、ネパール西部の某観光都市の銀行ATM。
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ATMの横にある入り口から、銀行の中に入ると、ロビーの一角に.....
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ATMの裏側が剥き出しぃ!

なーるほど。ATMマシンのお金を入れる部分って、こういうダイヤル金庫になってるワケか。ふ〜む。でも、銀行の営業時間中、ロビーに不特定多数の人がいる状況の中、お金の補充をしなくてはならない場合は。不用心ね。


銀行を出たところにある、チョウタラ(菩提樹などの巨木を植えて、石を積んだ公共の休憩場所。木陰が気持ちいい)。この木の根元に....
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こんな祠!?
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神はエコである。神もまたエコである。神はエコと同一である。

GOD OF ECOでもなく、GOD IS ECOでもなく、 GOD AS ECO っちゅーのは、どういうニュアンスなの?シバ神であるのは分かるが、彼が環境問題にも造詣が深い(爆)とは、知らんかった。

シバ神の目が「いっちゃってる」感じなのは、(この某観光都市らしい)とある植物による酩酊状態を表しているのだろう。こう考えると、エコなのかもしれない。


最後は、この某観光都市在住邦人のブログ(ここまで書いたら、どこの街かバレバレじゃん)で評判の
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マチャプチャレ・キス と云う名のケーキ。当該ブログ記事はこちら。

この某観光都市の、某レイクサイドにあるレストランMoonDanceと、その系列のOliveCafeで楽しめます。私は最初MoonDanceに行ったら品切れで、系列店のOliveCafeに電話で在庫確認をしてもらってから駆けつけた次第。

苦労してさがして食してガッカリしない、人を笑顔にする、それでいてオーバーにならない、お口の中の小さな幸せであった。

食後にカフェの名刺をもらったら、が〜ん。カトマンズのタメルNew Orleansと、その系列のパタンJazzGardenと同じ経営者の店だった。やるじゃん!スデシュ!!でもこのケーキ、彼のカトマンズのレストランでは見たことがない気がする。

ネパール版、銘菓「萩の月」なのか?仙台、またはその近郊の直営店。もしくは東京の宮城県アンテナショップでないと買えない萩の月。製造・販売元のウエブショップでも買えません。同店の他のお菓子は買えるのに。

私が知らないだけで、「カトマンズでもこのケーキ食べられまっせ」情報をお持ちの方がいましたら、是非、掲示板に投稿いただきたし。情報お待ちしてま〜す。はあと。


ということで、仕事が一息ついたこともあり、これからはまた、出来るだけ記事をUPしていく予定。

ネパールの政治のこととか、堅い話はあまり期待しないでいただきたいのだが。阿呆なネパール生活の諸々を、書き垂れていきたい。
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