広島祝賀会先週末に,(社)広島建築士会福山支部主催の製図講習会へ講師として参加してきました.講習会の後,(社)広島県建築士会によるH18年度合格祝賀会に出席し,来賓として祝辞を述べさせて頂きました.新しい一級建築士となった合格者の方達からもスピーチを頂いたのですが,壇上にあがって話されている一人ひとりとの思い出が頭の中にとめどなく浮かび,こみあげてくるものがありました.

これから先,私達,建築士は激動の時代を迎えることになります.その全容も徐々に明らかになっていくことでしょう(その第1弾が6月20日に交付されます).祝辞の中でも述べさせて頂きましたが,自分達の業界のルールを自分達の手で決めていくといった意思を我々,建築業界の最前線に立つ建築士一人ひとりが持たねばなりません.これまで,この国の建築業界は,業界の現状を知らない方達の手によって決められてきました(それも6月20日に明らかになるでしょう).前線にいる建築士達は,従順にそのルールに従い続けるだけです.自分達の業界を,社会を,そして国家を牽引していく使命と責務が建築士にはあります.そうでなければ,建築士というものは単なる専門技術者に過ぎません.新しく一級建築士となった方達には,職能者たる建築士となることを目指し続けて頂ければと考えます.