都庁講習会都庁職員向けの建築士受験講習会の講師を務めました.最初は,実際に去年合格された2名の職員の方達が合格体験談を披露し,その後,私の方で,この試験の現状や,勉強方法についてご説明しました.今度の改正により,建築士試験制度の見直しが急ピッチで進められております.分かり易く言えば,今後は,「設計+工事監理業務」を普段行っていなければ建築士として認めるべきでないという方向で話が進みました.それに付随する問題点は,3つ.

1.行政職員の扱い
→建築確認や営繕などに携わっている者は,実務経験として認められるが,営業や都市計画行政,建築に関する研究・教育に携わる者は認められなくなります.
2.大学院生の扱い
→これまでは大学院2年間の在籍は,そのまま実務経験とみなされてきたが,今後は,「設計+工事監理業務」についての実施訓練となるような内容を充足した教育を受けたことを証明される場合に限り,実務経験として認めることとなった.
3.施工者(生産者とも言う)の扱い
→建築工事全体の施工管理,建物全体を対象とする設備関係の施工管理は実務経験として認めるが,各種工事の施工管理は認められなくなった.
上記内容で最終調整が進んでいます.

激動の建築業界ですが,1人でも多くの東京都庁職員の方達に一級建築士となって頂きたいと思います.
建築業界と行政と一般市民とが互いに連携して,私達の街を国を社会をよりよい方向へ築き上げていくべきものだからです.