2009年01月23日

h20年度番外編_そいつの名は,ザク!〜その2

ザク2その1からの続きです.ザクさんが事務所へやってきた.ユープラ図面を検証した独自の分析データーを持ってきてくれた.

「今の受験生は,なんべん言ってもパターン出しをしない.ここ数年の本試験課題の出題内容を見れば,パターン出しを求めていることは一目瞭然でしっ!」

「です.」という語尾を「でしっ.」と言ってしまうほどの興奮っぷりだ...

ザクさんの言うパターン出しとは,例えば,昨年の本試験課題で言えば,1階プールか?2階プールか?のいずれのパターンでプランをまとめるべきかそれを検討することであって,事実,h20年度の本試験では,それによって合否が大きく分かれているという.ザクさんの年末調査では,プール1階配置派の合格率は,83.6%.それに対して,2階配置派の合格率は,60.71%に落ちる.つまり,「プール1階配置」の選択肢を選べた方は,合格しやすかったという結論に至る.基準階(宿泊階)の考え方にも同様の現象が見られ,基準階をI型プランとし,かつ,隣地側となる北側に寄せているプランの合格率は極めて低いのだ.


ザクさん曰く,「計画上の目玉となるプールを1階配置とするか,それとも,2階配置とするか?や,基準階の配置パターンについての検討は,かなり丁寧に時間を割いて検討した方が(=パターン出しした方が),合格図面を作成しやすい!(=その後のエスキースを楽に進めやすい!)」という.

全くその通りだと思う.今週末の大阪地区ユープラ検証会には,ザクさんにも参加して頂きますので,詳しい話は,検証会で聞いて下さい(話が長い割りに,打たれ弱いのであまり突っ込まないようにお願いします...).

パターン出しを苦手とする受験生も少なくないですが,その理由は,妙に細かいことを気にしてしまうからです.パターン出しは,ザックリ行って,大枠で検証していくことがコツです(こんなレベルの検討でもいいの?程度の勢いでよし!).ただ,ザックリ行えるようになるためには,訓練も必要です.そこで,是非,過去の本試験課題で訓練して欲しい(h11年度以降の過去の本試験課題は最低限抑えておきましょう).試験対策用の課題文だと,パターン出しせずとも解けてしまったり,パターン出しを重視して作成されていないケースがほとんどなので,実際の本試験課題を活用して下さい.

最後に,以前の記事で今の製図試験には,「判断力」が求められているという話をしましたが,その判断力の源となるものが,パターン出しであることも申し添えておきます.

パターン出し なくして, 判断力ナシ!

その3へ続く



ura410 at 10:19│ │製図試験 | ユープラ_課題検証