以前,このブログ上で,1箇所のコンセントについての電気量の限界値についてご紹介させて頂きました.こちら

今回はその続きで,電気についてもう一歩深く学びましょう.

電流(アンペア/A)とは,1秒間に流れる電気の量,電圧(ボルト)とは,電気を押し出す力,圧力のようなものです.
大抵は,100V(一般コンセント用)か200V(エアコンや,IHクッキングヒーター用など)です.
ちなみに,単一電池も,テレビのリモコン等に用いる単三電池も,電圧は等しく1.5ボルトです(豆知識).

また,単相三線式や,三相三線式というものがありますよね.これらをぶっちゃけて解説すると,単相は,一般コンセントや照明(電灯)用,三相ってのは,動力用(設備用のモーターや電動機等)や業務用だと考えて下さい.一般家庭では,通常は,単層三線式が採用されます.三相三線式が採用されるのは,動力を使用する規模の大きい建物や,店舗などの商業建築などです.

単相三線式とは,下のイラストのように真ん中の線(=中性線)とその上下に線(=電圧線)が3本あるイメージで,上,もしくは,下の電圧線と中性線を繋げば100Vが,上下の線を繋げば200Vの電圧が利用できます.三相三線式の場合も同様に3本の線があるイメージで,いずれか2つの線を繋げば200Vの電圧を利用できます.一級建築士としては,上記の話を理解できていれば十分です.
三相三線式とは?へ続く
単相三線式