田園の美術館で大多喜高校美術部の展示会を鑑賞した後(コチラ),久しぶりに大原の家の現場を訪れました.前回までの様子は,こちら.屋根瓦も載り,内部造作が始まっていました.同行して頂いた担当所員より進捗状況の説明を受けました.この住宅でも私の事務所で目指している「骨格を魅せる家づくり」を実践しています.「骨格を見せる」ということは,非常に難しい.ぶっちゃけ,完成後のクレーム防止のためにも化粧して隠してしまいたいのが,つくり手側の本音です.木は,生き物ですから経年変化によって,狂いや,割れも生じ,隙もでる.逃げが効かない分,設計も難しい.ただ,それだけ設計者も施工者も慎重に組み上げていくことになる.それがいい.
