2011年06月12日

東京地区_エスキース模試を実施

2011年6月11日(土),12日(日)に,ウラ指導主催の一級建築士製図試験対策講習会を開催しました.今回は,エスキース力強化に特化した「エスキース模試」.はじめての試みであるため,ウラ指導スタッフ間でも開催準備の中で激しい議論が起こりました.対象課題は,昨年の後半戦一発逆転模試の改造課題.プログラム構成や大枠が,昨年の本試験に似ているため,今回の実践課題に選定しました.動画は,2日目のグループディスカッションの様子です.



初日は,エスキースの進め方の具体例について,昨年の本試験課題を題材に解説し,その後,2.5時間内エスキースの実践,さらに,参加者全員に思考プロセスを作成して頂きました.思考プロセスとは,ご自身のエスキースの流れをA3サイズ一枚程度にまとめて頂いたものです(逆を返せば,その程度でまとめきれる内容でなければ,時間内に完成できない!).今回は,解答例を作成するのではなく,ご自身のエスキースプロセスをアウトプットして頂くことに集中して頂きました.
次の3つのポイントが肝心です.
1.条件整理
2.条件把握(コントロール)
3.プログラム図

 →活きたプログラム図を作成すること!作成しっぱなしなっているようでは,ただの無駄!
 →特にプログラム図は,慣れるまでは単純化すること!
 →単純化した上で,関係性が多い部分に,落としどころがある!
 →落としどころを探りあてる!


翌日は,前日に作成した「思考プロセス」を元に,ワークショップを実践.グループに分かれて,各自の「思考プロセス」を発表し合い,さらに,意見交換して頂き,その上で,次の観点について検証して頂きました.

□検討課題
1.屋内展示ホールの扱い
 →屋内展示ホールは,中央 or 西側(公園側)
 →公園側に屋内展示ホール寄らせないため(=中央ホール案
  のみ合格とさせるため)に,課題文内容を必要最小限の範
  囲でいじるのであれば,どのように修正するか?

2.本課題において収蔵庫は2階でもアリか?

3.屋外ギャラリーとエントランスの繋がりをとった方がよいか?

4.計画に当たっての留意事項(1)イ痢嵒瀉呂亮辺環境へ配慮する.」 という条件をどのように解釈したか?


各グループの回答結果は,大枠で一致しておりました.このメンバーだけで,後半戦まで毎月一回,講習会を開催させて頂ければ,全員,合格させられるのではないかと感じました.
※参加された皆さんには,今回の参加された皆さんが作成した思考プロセスや,参考エスキース例をまとめたPDF資料を提供させて頂きます.
  
□今回の指導事項(本試験日まで肝に銘じておくこと!)

1.A or B
→エスキース上の絶対解はない.どちらがより望ましいかで随時判断.
→そのために問題点を明確にし,丁寧に判断する.
→課題文を活用して判断論拠を構築.


2.本物とニセモノ(演出)の話
 →最短での合格図面作成を目指すエスキース中に,演出的検討は不要!


3.3つの視点で課題文読み+判断する.
 ・出題者の視点 
 ・採点者の視点
  →過去の本試験課題の内容把握とその合否結果が判断基準
  →だからこそ過去の本試験課題の内容をマスターする!
 ・受験生の視点
  →今回のグループディスカッションで実践


4.3つの観点を重視してエスキースする.
 ・アプローチ
 ・ゾーニング
 ・ストーリー


5.より少ない手数でエスキースをまとめる.
 →頭の中で動画で検討できるようになる.
 →A3一枚程度の思考プロセスで合格エスキースを実践できるように!


6.「設計」とは,我慢のバランス力
  →理想系の積み上げだけでは,設計とは言えない.
  →試験本番では,演出的発想は不要.
  →この試験は,我慢のバランス力が問われる試験.
  →どこで我慢のバランスを図ったか.
   そのために,どのように諸条件の優先順位を考え,判断したか.

次回は,7月9日(土),10日(日)に「前半戦一発逆転模試」を実施します.概要や申込みは,コチラ



ura410 at 07:25│ 製図アドバイス | 講習会