2011年08月08日

石州の瓦たち_その1

01石見銀山世界遺産センター8月8日は,「屋根の日」です.理由は,八月八日を縦に書くと,「八」が2階建て住宅の屋根のように見えるからだそうです.島根県の石州瓦工業組合様より,屋根の日の記念講演依頼を頂きました.演題は,「信頼される建築士」.都内に設計事務所を構える建築士が,何を感じ,どこを目指し,どのように地域や社会,業界と向き合い,事務所運営や,設計行為に活かしているのかについてお話しさせて頂きました.先月末に竣工した大原の家の屋根には,石州瓦を採用しておりますので,その採用経緯や,実際に使用した感想もお伝えしました.
 
講演会場は,石見銀山世界遺産センター.この施設にも,写真のように石州瓦が使用されています.
 
会場には,石州瓦工業組合の皆様をはじめ,石州瓦製造メーカー各社の関係者様,産業振興課といった島根県の行政関係者様にご来場頂きました.高品質な石州瓦の普及促進を,製造メーカーと,行政と,地場の建築士とで三位一体となって取り組まれている姿を目の当たりにし,改めて技能継承の素晴らしさと尊さを痛感しました.

02_はんど石州瓦の原点は,写真にあるような石見焼の「はんど」と呼ばれる飴(あめ)色の水瓶です.石見焼は,地元で取れる良質の粘土と独特の釉薬(ゆうやく)を施して,1200度で高温焼成されているため,硬く,耐酸性,耐水性に優れ,塩害や凍害に非常に強いのが特徴です.詳しくは,コチラ大原の家に採用した最大の理由も,その塩害性とメンテナンス性(耐久性)です.この瓦は,奥が深い.また,その品質は,科学的根拠に基づいており,200年もっている瓦もあります.
 
石州の男たちは,私が責任をもってお薦めできる誠実で信頼できる方達です.石州瓦に多少でも興味がある方は,組合へ連絡して下さい.コチラ.品質や施工方法についても,丁寧に解説してくれますし,施工については,瓦工事業者を紹介して頂くことも出来ます.その場合は,安心して瓦工事を任せられます.大原の家では,石州瓦工事一式は,材工共に分離発注しました.安心して分離発注できるのも,石州瓦工業組合さんの存在があってこそです.
続く



ura410 at 01:19│ 講習会 | 建築教育