ユープラ掲示板で議論が始まっている.今年は,いいコメントが多い.ウラ指導スタッフが参加してしまうと,議論が止まってしまうので静観させて頂いてます.答えを第三者に求めようとせずに,自ら答えを導き出そうとするスタンスが肝心(そうでないと来年の合格も,運まかせ).採点基準も毎年,様変わりしていきますので,本番での臨機応変な対応力(本番力)を鍛えねばなりません.それには,マニュアル化された知識の鵜呑み学習ではなく,自ら調べる・考える学習が大切です.
合格者達との会話や,直接塾の面接を通して,多くの合格者,不合格者のナマの声をヒアリングさせて頂きました.現時点での浮き彫りになってきたポイントは,次の2つです.
1.最高のプランを作ろうとせず,最低限の合格図面を作成する.
・本番で課題文を見た際,その難易度を逆算して最低合格図面をイメージできるようになること.
・そのためには,各年度ごとの合格図面のレベルを把握しておく!(最低限,前年度の合格図面は全て抑える!)
・複数人でグループエスキースを行い,自分のエスキースや,思考プロセスの無駄な部分を知る.
(ウラ指導では,前半戦製図試験対策より導入.直接塾塾生達のグループエスキスによる思考プロセスを受講生の皆さんに公開していきます.)
2.合格者達の多くは,エスキースの各段階で見直しを行い,そこでミスを発見している.
・合格者達は,自分のエスキースの見直し時間を設けている.
・最低限の合格エスキースで済ますため,時間を短縮でき,その分,見直し時間を増やせる.
(ウラ指導の前半戦製図試験対策では,この最低限の合格エスキースを受講生全員で突き詰めます.これは,時間が限られている後半戦には,導入できないトレーニング手法です.今回の直接塾でこの効果を立証します.)
・合格者のエスキスは,綺麗.だから,見直しでミスを発見しやすい.
(この理由も,最低限の合格エスキースであることがミソ.下手なエスキースほど,グチャグチャになっていて,後で見直すことが不可能.いろんな検討要素を盛り込みすぎて,思考破綻している.)
3.直接指導する場合は,1講師あたり5〜7名が限度.
講師が,グループエスキースから参加し,思考プロセス作成の議論に参加する指導法が主流となる.
そのためには,1講師の指導単位は,5〜7名が限界.
受験生が解いた結果(図面)をジャッジするのではなく,解くプロセスを指導することが求められる.
各地域の合格者達が講師となって,その地域の受験生を直接指導できる環境をつくる.
※その合格者が,この受験戦争を熟知していることが条件.