今日は,青山にある第一法規さんの9Fホールにて,弊社主催の「実例から学ぶ建築確認,長期優良住宅,フラット35申請セミナー」を開催.今回の試みは,実在する住宅をモデルケースとして確認申請書や長期優良申請書,添付図面を公開し,申請書を作成方法を解説していくというもの.その際,分かりやすさを追求するため,わざと間違いのある内容で公開し,そこに赤を入れて注意点や趣旨を解説していきました(グッドアイズの荒井さんのアイデアです).
これから長期優良住宅を基本とする様々な助成金制度が始まります.マンションや住宅の建て主メリットを最大限に高めるためには,長期優良住宅の内容(性能,施工上の注意点,申請方法など)を熟知しておく必要があります.そりゃぁ,僕だって面倒くさいですよ.ただ,この複雑な制度運用を含め,「ピンチをチャンスに変えていくしかない」と思うようにしました.今回のセミナーは,そのためのキックオフ.工事金額が明快な「船橋の家」をモデルケースとして,長期優良を満たすための仕様変更により,工事金額や節税効果がどのように変動するのかを研究していきます.具体的な金額を算出しないと問題解決力が高まらない.この作業は,皆で協力して行いましょう.そして,その研究成果を知的財産として各自の営業機会の拡大に活用していく.そんな活動を全国に広めていきたい.問題解決力を協働して高めあっていく.たゆまぬ努力を怠らない設計者,施工者が報われる建築業界に変えていきます.