2012年06月24日

第10回直接塾を開催

今回は,塾生6名全員が揃った.仕事が忙しい方もいるので,これは珍しい.

前半戦製図試験対策第4課題のエスキース・プロセス(以下,EP)を各自発表.塾生の一人のミヤさんは仕事が忙しいようで,練習不足がいなめない.そこで,午前中に補講を行い,プランニングのベースとなる考え方(シンプル図の基本形)を個別レクチャー.

他の塾生のEPは,勝負できる形で仕上がっており,EPの発表(説明)が全員,上手くなっていて担当講師が感激していました.エスキスの内容については,第4課題の出題意図でもありますが,ゾーニングと階別振り分けに悩まれていました.多目的ホールを1階にするか,2階にするかで塾生たちの考えも分かれました.2階にしたほうがウツワに余裕ができるので,プランニングはしやすいのですが,災害用備蓄倉庫との関係性をどう判断してプラン(解答例)に反映させるかを,出題者の狙い通りに悩んでくれていました.

2階に配置したときに,その理由を計画の要点等でどのように記述するのかも考えなくてはならない,ということをアドバイス.

その他のアドバイスは下記の通り.(前半戦受講生は,必読!)
・大空間があるときは,その大空間の配置を大胆に変えて,ゾーニングを検討すると,プランの方向性を見つけやすい.
・階別振り分けでは,単に面積の帳尻合わせで済まさず,プログラム図やゾーニング図で検討したことをベースに考える.
・面積読みには,エントランスホールの吹抜けや多目的ホールの上部吹抜けといったボリュームをきちんと考慮する.
・構造計画に無理がないプランをまずは考える.どうしようもないときに限って,イレギュラーな構造計画を採用.
 
塾生だけでも,EPについてのディスカッションができるレベルに仕上がった.
 
■【塾生たちの直接塾につていの感想】
・プログラム図がきちんと作れるようになり,それをもとにパターン出しがやりやすくなった(プログラム図とゾーニングの関係が理解できた).
・エスキス用紙をきちんと使えるようになった.エスキスというものが,どのようなものなのか,何をすればいいのかが分かった.
・EPの順番の流れや意味(目的)が理解できて,ロジカルにエスキースできるようになった.悩むことが減り,プランニングが楽になった(エスキスの苦しさが消えた).
・これまでは,最初からいろんなことを考えてエスキスを行ってきたが,EPの前半部分(条件整理やパターン出し)までは,あまり考えることをしなくてよいので,頭がフレッシュな状態のまま,コマプランの検討に入れるのがすごく良い.
・アプローチやゾーニングの検討(パターン出し)を幅を持って行うので,コマプランの検討で複数案を作成できるようになった.
・自分のプランがなぜダメなのかが,EPを見直すことで,その原因を明確にすることができるようになった.
・EPは,ある意味でシステム化されているので,安心できる.
・他の塾生の考え方から,様々なことを吸収できた.
 
■【直接塾の狙い】
これまでの講師達は,本当に戦闘力が高かったのだろうか?それは実務者としての戦闘力ではなく,教える側の人間としての指導力の高さです.解答例の添削だけでは十分な指導とは言えない.エスキース内容から指導せねば,確実に受験生を合格へと導けない.しかしながら,そこにメスを入れようとする講師は非常に少ない.なぜなら面倒くさいからだ.一報,「なぜ自分が合格できなかったのか分からない」というベテラン受験生が増加している.これまでは,その理由が分からなかった.ウラ指導として,教えるべきものが残されてなかったからだ.ただ,それは解答例添削だけの指導に過ぎずなかったことが原因で,今年から塾生達のエスキース過程(EP)をチェックしはじめたことで,その理由が見えてきた.

不合格者には,必ずミスがある.それは,作図上のミスだったり,読み取りミスだったり,思考過程のミスだったり,様々だ.そのミスが解答例に直接表われてこないケースもある.ただし,ミスは確実に内在している.それが不合格へと誘発する.では,そのミスを防ぐにはどうすればよいか.見直し時間の拡大か?そうではない.エスキースプロセスを確立させることだ.プロセスをシステム化すること.それ以外に思考ミスを防ぐ方法はない.
 
無論,それでも合格できた人はいる.ただし,それは本番での運頼みに過ぎず,確実合格を狙うためには,不合格リスクへできる限り,削り落とさねばならない.だからこそのEPなのだ.話を戻して,私は,今年の塾生たち(第一期生)を最強の戦闘力を持つ指導者に育て上げる.教える側の立場にまわることが人間を最も進化させることを身をもって体験している.ウラ指導が全面的にバックアップするので,来年は,塾生合格者を中心に新たな直接塾が各地で開催されていくことを狙っている.
 

 
7月7日(土)に前半戦一発逆転模試を公開します.コチラ
7月14日(土)にその一発逆転模試をもとしたエスキース特訓講習会を開催します.合格エスキースの具体例を解説.コチラ
※前半戦一発逆転模試の参加者限定となります.
※この講習会も前回のエスキース特訓講習会同様に,すぐに満席なってしまうことが予想されます.前回の講習会の様子は,コチラ



ura410 at 06:03│ 製図アドバイス | 直接塾