2012年07月14日

エスキース講習会を開催

P1060307今日はエスキース講習会.前半戦一発逆転模試を共通課題として,直接塾の塾生たちのエスキース内容を塾生本人に解説して頂きました.合格図面を生み出した合格エスキースの作成手順や判断,工夫点,考え方などに直接触れられる機会をつくりました.今後は,この指導法が主流となっていくと確信しました.
 
塾生達の受講番号は,031番,032番,033番,034番,035番,036番です.一発逆転模試を受講された方は,塾生達のエスキースと図面を見ることができます.今回の講習会の概要をダイジェストで報告しますので,塾生達のエスキースを見ながらお読み下さい.



ここからは,前半戦一発逆転模試のネタバレとなりますので,まだ解かれてない方はご注意下さい.今年の本試験課題のテーマは20日頃に発表されますが,どんな課題であろうともエスキースの流れや進め方は変わりません.

■前半戦一発逆転模試課題の特徴
これまでの概念を崩す内容にしてあります.実際の本試験も毎年,こんな感じで揺さぶってきます.本番対応力を身につける訓練だと考えてください.
・2面接道であり,かつ,道路幅員が同じ.
 →どちらが主要道路か分からない.

・グルーピングを的確に行い,階別振り分けを慎重に行う.例えば,集会・生涯学習部門の場合,「音楽スタジオ,学習室」チームと「集会室,和室,講師控室,パントリー」チームに分けられますね.
・本試験では,受験生に「こんな計画にしたい!」と課題条件から思わせておいて,実際はそれを崩したり,割り切らない合格図面を作成できない内容で出題される.その点も覚えておくこと!
 
■エスキースについて
032番さんのエスキースが模範的です.図面も合格図面となっています.
断面イメージが丁寧.断面イメージの中に,梁伏図の見下げ位置や,断面図の切断位置も表現してあります.また,決め打ちをせず,考え方の可能性を残してもいますね.032番さんは,階別振り分けのプロセスも作成してくれました.別紙となっていますので一発逆転模試受講生の方は,ダウンロードして目を通しておいて下さい.質問があれば,専用掲示板に書き込んで下さいね.
 
031番さんは,「この模試は,いい課題内容だった.課題文を解くのにスピードが求められた.それによって,無駄手間が多いことを自覚できた.結局,同じことを何度も繰り返し考えてしまっている.それが時間オーバーの原因となっていることに気づけた.」と講習会の中で話されていました.

コア打ちのコツは,
1.ゾーンとゾーンの間に打つ.
2.コア(利用者用)とコア(管理者用)は,廊下で繋がる.その廊下形状を複雑にしない.直線が理想.

課題文中に曖昧に表現されている条件を違反しても減点できない.今回の課題で言えば,図書室の快適性というキーワード.これに引っ張られて,図書室は南側公園に面させることを絶対条件にしてしまった参加者もいた.こういった条件は,減点できないことを逆利用して欲しい.守るべきは,キッチリ明文化されている条件のみ.あと,合格図面を作成できれば合格なんだから,最低レベルの合格図面を目指して,割り切ったエスキースを行うのも合格のコツです.時間短縮にもなりますしね.後半戦は塾生達にそれを徹底させます.

 
■ボリュームを想定して,ウツワに盛り込む
想定ボリュームを実際よりも多く見積もっておき,それが計算上,納まるウツワを用意し,最終的にプランニングで調整する.逆に,実際より小さく見積もってしまうとプランニングが破綻してしまうので注意すること!
 
アプローチ,ゾーニングはあくまでパタン出しと割り切る.その段階でプランニングしない.イメージとしては,アプローチ,ゾーニングの順にザックリと空間構成の当たりをつけ,ウツワ出し,階別振り分けでボリュームチェックを行う感じです.ここが合格のコツ.資格学校ではこの部分を教えてくれません.学校では,建築的知識のマニュアル化をしてくれて,設備的知識の理解は深まった気になりますが,そんな知識で合否が決まった年は過去にありません.今回,解説したエスキースのコツの方がよっぽど合否に直結します.

■最後に
参加者の皆さんの話を聞いてて感じたのは,過去の本試験課題の読み取りが甘いこと.それは,前半生の最大メリットなんだから,徹底的に過去の本試験課題内容は頭に入れておいて下さい.そうしないと,本番での判断力が高まりませんし,学科合格組に差をつけられません.

いよいよ後半戦が始まります.ウラ指導の後半戦製図試験対策は,7月18日(水)より,受付を開始します.コチラ.製図試験の確実合格には,後半戦フルコースをお薦めします.今月中は過去問研究講座で各年の課題概要をよみ,キッチリ内容を把握しておいて下さいね.製図合格させてみせますので.



ura410 at 16:37│ 直接塾 | 講習会