2012年07月30日

建築学生達の夏

P1060380知り合いの大学から依頼を受け,10日間にお預かりした学生2名(杉浦君と杉山君)の企業研修が今日で終了する.メイン業務としては下北沢のデザイナーズマンションの模型を作成を依頼した.
 
この集合住宅は,規模が小さいながら限られた法定ボリュームをフル活用し,デザイナーズとしての心地ち良さを最大限に引き出しているため非常に複雑な構造となっている.初日から図面の読み取りに難航.図面の読み取りと材料の購入で初日は終了した.



P1060385それでも10日間で完成させることができた.弊社では,毎年,複数校から学生の企業内研修を受け入れているが,今年の杉浦君と杉山君はとりわけ優秀だった.コミュニケーション力に欠ける設計者が増えている中,彼らには人と関わりあいを積極的に求める.とは言え,まだ二年生.最初はチームワークに欠けた.そこで,毎日,相手の良い所も悪い所も評価するように指示した.また,1日ごとに作業の進み具合を記録させた.さらに,途中からはリーダー(司令塔)を決めさせ,片方をマネージメント(調整役)とした.リーダーは,作業手順や段取りを決め,作業内容を指示.マネージメントは,指示を受けた作業内容を円滑にこなしながらリーダーを補佐する.この連携で作業効率が飛躍的に高まった.午前中に雑務をさせたことも効果を生んだ.実務でも,雑務をこなしながら設計業務を行う.本業務だけに,いつでも集中できる環境はスケジューリング能力を低下させ,気の緩みを生む.帰宅部の生徒よりも,部活動に励んでいる生徒の方がテストの成績が良い傾向にあるのと一緒だ.勉強できる時間が限られいてるため,スケジューリング力が求められるからだ.私はそれを「部活動効果」と命名している.

ura410 at 14:22│ 事務所 | 個人日記