今日は,花小金井の家の上棟式.所員と木田さんと共に出席.建て主である島津さんの車に田無駅から同乗させてもらい,島津家の皆さんと一緒に現地へ.
敷地に着いた途端,上棟されている我が家を見て,島津夫妻だけでなく,子供たちも大興奮.いい感じのボリュームに仕上がっています.柱や梁が骨太なことも喜んで頂けました.
家族の記念すべき瞬間に立ち会えたこと,そして喜んでくれたこと,感謝されたことに設計の道を選んでよかったなぁと思いました.ぶっちゃけ,住宅は気を抜くと,「安かろう,悪かろう」になってしまう.家づくりそうなってしまったら,そこから先は生き地獄です.
設計者は,施工者が工事に集中できるように諸問題をクリアーにし,分かりやすい設計図を用意し,コストの増減管理など施工者をサポートする.施工者は,工事に専念できる分,リスクが回避されるので適正な予備費で仕上げられる.そういった連携が必要です.これから日本は,今以上にお金がなくなります.それはしょうがないことと割り切って,この状況を楽しむしかない.2000万円以下の住宅であれば,設計者と施工者どうしの連携をとることで,無駄を減らし,設計料や工事費が無理なく,低く抑えられる体制づくりを進めていけばいいんです.それはそれで楽しいですよ.新しいやり方でもあるので.