本日は,1日がかりで「大学のセミナーハウス」実例見学バスツアーを開催.(公社)広島県建築士会福山支部青年委員会の皆さんのご尽力と,福山大学様のご協力により今回の見学を実現できました.本来,大学のセミナーハウスは,一般見学禁止の施設です.そのため,東京や千葉,鹿児島など全国から参加者が集まり,画像の大型バスが満席でした.福山支部の渋谷さんが快適なバスを手配してくれました.

今回の見学会は大変勉強になりました.2つの施設を見学させて頂いたのですが運営者の方から直接話を聞けたことがためになりました.プランニング力の向上はもちろん,計画の要点対策の参考にもなりました.特に,浴室の循環ろ過システムについて勉強になりました.循環ろ過システムについて,ウラ指導流に
ぶっちゃけ解説させて頂くと,浴槽を大人数で使用する場合(例えば,今年のセミナーハウス課題の規模からすると50〜80名程度の宿泊者が浴室を利用),水質が汚れます.循環式でない場合は,一旦,浴槽内の汚れた水を排水し,新たにお湯をはり直さねばなりません.水を使いますし,浴槽への湯はりが完了するまでの間,浴槽が使用できなくなります.その点,循環式とした場合は,随時,浴槽内で汚れたお湯がろ過機に送られ,そこで,ろ過されて綺麗なお湯となり,そのお湯がボイラーで加熱され,再び浴槽へと送り出される形で循環されます.実際に循環式の採用によってランニングコストを低減できたそうです.尚,今回の見学で得た知識(計画の要点対策を含む)についても,
後半戦通信添削5課題の中にキッチリ盛り込ませて頂きますので受講生の皆さんはご安心ください.最近は,機械室の中身ばかりを見ています.
平成23年の老人保健施設(設計者の渋谷さんより直接,解説して頂きました),24年の図書館,そして,今年の「大学のセミナーハウス」と見学会を開催してきました.(公社)広島県建築士会福山支部青年委員会の皆さんに改めて御礼申し上げます.
2日目に
続く