藤村慎也_顔写真のコピー私は,最近,後悔しています.子どもの頃にもっと勉強しておけばよかったと.知識とかではいんですよ.なんというか,考えるプロセスとでもいいましょうか.子どもの頃に勉強していた人は,私と比べて考えるプロセスが各段に早い.説明も上手いし,処理能力も高い.パソコンで例えれば,そもそもOS(オペレーション・システム)のバージョンが違うように感じるのです.私はもう手遅れですが,これから子ども達のために,「頭のよい人はいつ勉強が好きになったのか?」について研究しています.前回は,矢作弁護士にお願いしました.コチラ

今回は,経営コンサルタントの藤村さんに取材させて頂きました.藤村さんは,東京大学を卒業後,イギリスへ留学.その後,社会人経験を経て,ハーバード大学ケネディスクール(公共政策大学院)修士課程を修了されています.もう学歴からしてマンガに登場するキャラクターのようにエッジが立っています.温厚で誠実な藤村さんへのインタビュー内容は,次の通りでした.

be18(荘司,以下S)勉強することの面白さや楽しさを意識し始めたキッカケは何でしたか?


(藤村,以下F)中学2年生の頃,社会科の授業で新聞の切り抜きをまとめて社会の動きを読み取るという授業がありました.ベルリンの壁が崩壊するなど東ヨーロッパ諸国の共産党国家で次々と革命が起きていた時代です.世の中ってのは,「革命なんてものが本当に起きるんだなぁ」と子どもながらに衝撃を受けたのです.新聞の切り抜きをまとめながら社会の動きやその背景を読み取ることの面白さも知りました.それが,「もっと勉強してみよう」と思い始めたキッカケでした.

(S)。(゜▽、゜ 私が中学生の頃は新聞を読んでも,TV番組欄と4コマ漫画しか見ませんでした.

(F)勉強することを意識するようになった理由は他にもあって,中学校時代の最初のテストでは成績がさほどよくなかったのです.悔しくて勉強に集中したら,次の中間テストで成績があがった.その時,勉強すれば成果として表れるということを実感しました.それも勉強というものを意識するキッカケとなりました.


(S)その当時,趣味というか,はまっていたものってありましたか?


(F)私は野球少年でした.野球にはまっていましたね.ポジションはキャッチャーでした.


(S)おー,そうだったのですか!出身はどちらですか?


(F)愛媛県松山市です.恵まれた環境の中でノビノビと育てられました.


(S)不便を感じたことはありませんか.


(F)そうですね,東京大学を受験しようと決めた頃,分からない部分について,私が納得できるように教えて貰える先生が見つからなかったことです.


(S)そ,そんな場合って,どう解決するのですか?


(F)自分で考えるしかないので考え続けました.書店に通い,関連書籍に目を通したりしながら.


(S)自分で考える.。(゜▽、゜ 
私は考えることが嫌いで,すぐに答えを知りたくなります.ただ,その答えがない.教えてくれる人もいない.そうなったら,自分で考え続けるしかない.この話って,ビジネスや経営の世界にも通ずるものがありますね.社会人になれば,自分で答えを考え出すしかないので.


(F)私は考えることが好きでした.だから,考え続けました.


(S)藤村さんの話をお聞きして,子ども時代に考えることの大切さ,面白さを経験させることは,人材育成の上でとても重要なことのように思えてきました.もし,子どもに「何のために勉強しなきゃならないの?」と聞かれたら,何と答えますか?


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