2014年02月16日

その勉強法で大丈夫?(学科編)

5c72593981269594484e4060e1bbfbd2_295_300前回からの続きです.成績を伸ばすためには,完璧主義から要領(ようりょう)主義へと心構えを変えることが肝心とお伝えしました.今回はさらに具体的に解説します.

学科試験の場合,どのように要領主義になればよいのでしょうか(製図試験の場合は,コチラ).その前に,「何のためにアナタは勉強するのか?」を考えてみて下さい.それは学科試験の合格ですね.では,そのために最も必要なモノは何でしょうか?それは,「本番で確実に問題を解けるようになること」でしょうか.

違います!
そんな考えでは完璧主義から抜け出せません.



mondai-h25-gakka1_2-2必要なことは「本番で1点でも多く得点できるようになること」です.逆を返せば,「本番で1点でも多く得点できればそれでよい」のです.完璧に解けなくても,まぐれで解けたとしても「得点さえできればそれでよし」です.

そのためには,「過去問のマスター」と「本番対応力」が必要です.過去問のマスターだけでは合格できません.本番対応力も必要です.事実,過去の学科試験合格者のうち本番中,全ての問題への回答が完了した時点で,「よーし,今年は○○点取れている!合格できるぞ!」なんて手応えを持てた方などおりません.ある科目の合格点が13点だったとしましょう.過去問のマスターによって確実に10点は取れているという確信はもてます.残りの3点は,フタを開けてみなければ得点できているかどうか分かりません.この3点については,ぶっちゃけ運です.ただし,ヤマ勘に頼るのではなく,こういった問題こそ「本番対応力」がものをいいます.昨年,100点越えで合格された方達も,過去に合格した経験のある皆さんも,本番中に確実に合格できていると確信できた方は一人もおらず,試験後の解答合わせの結果,あれよとあれよと運頼み問題が正答し,結果的に合格点を大きく超える.そんな試験です.

毎年,あと2,3点足りないで不合格となっている方っているじゃないですか.その方達が毎年,あと数点で不合格となってしまう理由は,過去問のマスター度合が足りない,もしくは,本番対応力の不足のどちらかです.

ウラ指導が平成3年以降の過去問マスターをお薦めするのは,過去問マスターのみで極力,合格点に近い点数をはじき出し,本番対応力に頼らざるをえない点数を出来る限り少なくて済ませたいためです.また,過去問10年分をマスターするよりも,15年分をマスターした方が本番対応力も高まりますし,20年分をマスターすればさらに高まります.ただし,全問題をマスターする必要はありません.解説を読んでも理解できなような難問はサクサク捨てていきましょう.それよりも一問一答式で得点できる問題を増やしていくことを優先しましょう.難問を1問マスターするよりも,解けそうな問題を3問マスターする.結果,学習効率や得点力は3倍となる.これが要領の良さというヤツです.

過去に「あの難問を解けていたら合格できたのにー!」なんて,悔しがった不合格者なんぞおりません.そんな問題(難問)一つで合否は決まりません.それよりも,解ける問題を増やし(=過去問のマスター量を増やし),かつ,それによる本番対応力を強化した方が勝てます.この方法こそが,学科試験における要領主義の実践例です.

最後に,自分の勉強法が不安になっている方へ,その解決策をアドバイスしておきましょう.学科試験は勉強すればするほど,自分の実力に不安になってきます(通称/合格モード).そこで,ついつい手を広げたくなり,学習ストレスを高めてしまう.そんな時は,昨年の本試験問題を解いてみましょう(建築技術教育普及センターのHPで過去3年分の本試験問題をダウンロード可能 コチラ).それによって,どの程度の過去問知識量+本番対応力があれば合格できるのかという感覚を再確認します(要領の確認).今,勉強されている過去問集やテキスト等を見ながら解いて頂いて結構です.ただし,当然ですが昨年の問題の解説は見ないでください.それ以外の過去問の解説や解答は見ても構いませんので.

【学科の勉強法を効率化する具体例】
学科の勉強法を効率化する具体例は,コチラ



ura410 at 09:52│ 勉強法 | 学科アドバイス