2014年09月16日

合否は,本番での判断力で決まる

o0800067811308152124製図試験シーズン,真っ盛りですね.今回は,考え方や判断力についてアドバイスさせて頂きます.

熱いスープがあったとします.このスープをお腹をすかせて,泣きじゃくっている幼児(1歳9か月)に一刻も早く食べさせなければならない.フーフーと息を吹きかけたり,ウチワなどで仰いでも一向に冷めない.その時,「冷蔵庫に入れて冷やしちゃったらどうか?」というアイデアを思いついたとしましょう.さて,アナタだったら実行するでしょうか.しばらく考えてみてください.製図試験本番で求められる判断力があるかどうかを測る予行演習です.

このアイデアを実行しようと決断された方は,物事を一側面からしか考えようとしていません.この事例で言えば,「すぐにでも熱いスープを冷ましたい」という目的しか見えなくなっている状態です.

物事には,必ず両面(=二つの側面)があって,何かを判断する際は,視点を変えて別の側面からも考えるようにしましょう.この事例で言えば,熱いスープが冷蔵庫に入ってくることで,何が起こるかです.冷蔵庫の中に入っている食品は,冷やしておかなければならないモノであり,そこに,熱いスープが入ることによって,冷蔵庫内の温度が一時的に上昇します.それによって,他の食料品が痛んだり,腐りやすくなる恐れがあるのです.

このように,熱いスープを「主体」とした際に,主体から見た結論だけでなく,主体をとりまく回り(客体)側から見た結論も考えるようにしましょう.この感覚を知っているだけでも,一級建築士試験の本番対応力は劇的に変わってきます.設計って「配慮」の世界なんですよ.一つの問題を考える際には,一側面からのみ考えるのではなく,物事の両面や,複数の視点から考える癖を身につけましょう.

ura410 at 00:13│ 製図アドバイス | 勉強法