2015年08月17日

製図試験は大学受験や高校受験とは別モノ

一級建築士製図試験を学生時代の勉強と重ねないようにしてください.全く,別次元の試験だと考えて欲しいのです.高校受験や大学受験など,学生時代の試験勉強は,頭の中にインプットした知識量が多ければ多いほど合格に有利でした.そのため,製図試験に合格するためには,一つでも多くの知識をインプットしておかねばならないと考えてしまう製図受験生が多いのです.そう考えてしまうと,ドツボにはまります.

なぜなら,製図試験では,知識のインプット量ではなく,本番での判断力で合否が決まってしまうからです.ガムシャラに知識のインプット量を増やした所で,判断力は高まりません.知識のインプット量で合格できるほど,この製図試験は甘いものではないのです.それが,学生時代の受験勉強と大きく異なる点です.では,製図試験に合格に必要なものは何なのか?

それは,「考える力」です.今年も「考える力」が問われ,それに対する判断力によって合否が別れます.その判断には,不合格リスクを覚悟した上での運命の決断も求められます.その決断なくして,合格はあり得ないと考えてください.

その観点から,最低でも平成15年以降の過去の本試験課題と標準解答例を検証し,判断力を磨いておきましょう.特に「考える力(判断力)」に自信のない方は,与えられた知識をインプットするのではなく,自分自信で考える癖をつけましょう.判断結果が間違っていても構いません.ただし,なぜ,間違ったのか,次はどのように考えれば,間違わないで済むのかを必ず検証し,その対策を記録し,再度,実践していきましょう.受け身のスタンスでは,いつまで経っても合格できません.初受験であろうが,今年,絶対に合格すると決めて,能動的に勉強してください.

直前の模擬試験を含め,全ての練習課題については,制限時間内に完成できなくとも全く構いません.それよりも自ら検証し,対応策を考え,それを実践し,上手くいかなければ再度,検証の上,再び実践する癖をつけてください.ビジネスにおけるPDCAサイクルを実践して欲しいのです.それ以外に,アナタの「考える力」を引き延ばせる方法はないのです.練習課題では,一度も制限時間内に完成できたことがなくとも,本番で合格図面を完成できれば,勝ちなのです(実際に,そういった合格者は多いです).この話を最後まで忘れないでくださいね.

ura410 at 08:08│ 製図アドバイス