2016年08月07日

合格者たちの上手な勉強法_ガッシーさん編

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前回からの続きです.先日,東京地区にて「製図試験対策」講習会を開催.その際,昨年度(平成27年度)合格者のガッシーさん(平成27年度ユープラ参加番号141番)にお越し頂き,効果的な製図試験合格法を発表して頂きました.大変,ためになる内容でしたので,このブログでも紹介しておきます.角番落ちも経験し,長年,製図試験の受験に苦しまれてきたガッシーさんの上手な勉強法は,下記の通りです.


1.ウラ指導の製図試験対策各種講座通信添削5課題国語力開発講座過去問題研究講座についての勉強法(独自の工夫など)
○通信添削5課題について
・毎週日曜日に、本番形式で解いていました。常に、本番6.5時間の時間管理を意識して解きました。
・エスキス2時間、要点1時間、作図3時間、見直し30分が基本目標タイムでした。
・見直しのチェックリストは必ず活用していました。ウラ指導HPに公開されている他の受講生の図面も必ずチェックして参考にしていました。

○過去問題研究講座について
・ウラ指導の模範解答例を全て印刷し、標準解答例と共に貼りつけたノートを作り、何度も見返していました。試験一週間前は、過去問を毎日一字一句読み飛ばさないように読む練習をしていました。



2.エスキスについて(独自の工夫など)
エスキスは2時間で完成させるという目標を持っていましたが、練習中に予定通りに出来たことは一度もなく、常に30分〜1時間オーバーしていました。ただ、エスキスが3時間以上になると、図面を完成させることが難しくなりますので、どんなにオーバーしても3時間までと決めていました。
エスキスで時間オーバ—した分を、その都度要点、作図、見直しの時間で調整して、必ず6.5時間で完成させるように配慮していました。エスキスでは、プログラム図の作成を一番大切にしていました。1/400のプランニングで迷うと常にプログラム図に立ち戻って再確認していました。

3.計画の要点対策について(独自の工夫など)
計画の要点は、最初は書けなくて当然だと思っていたので、ノートにウラ指導の模範解答例を何度も書き写して練習しました。模試形式で課題を解く時も、ノートにまとめていた文章を書き写して,時間内に終わらせる練習をしていました。それがスピード感覚を養う訓練になったと思っています。
最後の一週間で、重要なキーワード、文章を暗記しました。本試験では、よく分からない問題も出題されましたが、学科で勉強したこと含め、拙い知識を総動員させ、聞かれたことだけに答えるということに集中して回答したのを覚えています。

4.作図について(独自の工夫など)
作図は、3時間を基本タイムにしていましたが、フリーハンド2.5時間、見直し込みで描けるよう練習していました。一番時短が可能なところだと思いますので、線が汚くても、下手くそでも、気にしませんでした。ただ、丁寧で見やすい文字で書こう、相手に伝わる図面を描こうと意識していました。

5.後半戦一発逆転模試をどのように活用したか(独自の工夫など)
昨年の模試は、会場受験で、本番と同じ緊張感を持って受験しました。エスキスがまとまらず、3時間を超えそうになりましたが、踏ん張ってまとめました。少数派の図面となってしまいましたが、ミスが少なかったせいか、合格点をいただくことが出来ました。この模試の成果(ミスが少なければ合格出来るんだという体験)が大きな自信に繋がったことを覚えています。

6.本番での心構え
シンプルでわかりやすい図面を描く!!!(これが一番の目標でした)
課題文は通して最低3回読む!
(試験開始後1回目、プログラム図作成後2回目(←コレ重要!)、エスキス終了後3回目)
読み飛ばしをしない! (私は練習課題含め、これで何回も撃沈させられました。)
勘違いをしない! (ex.3階指定の室を2階に設置してしまうなど)
思い込みをしない!(ex.屋上庭園や吹抜けは南に設置が鉄則だ!←これが思い込み。課題文に指定がなければ、どこに設置してもいい。このような割り切った考え方が出来るかどうかで合否が分かれる)
基本的な細かいミスをしない!(面積表の計算ミス、室名間違いなど)
どんな状況下に陥っても、動揺しない!
フリハン2時間半(見直し込み)で描き上げる!
本番は上記のことを、心に決め試験に臨みました。(昨年は普段の練習の時から、常に上記のことを心に決め、問題を解いていたと思います。全て荘司さんがブログで常におっしゃっていることで、基本中の基本だと思います。合格するためには、本当にここが一番大切なことだと声を大きくして伝えたいです!)

7.本試験終了後の心境
自分の判断が正しかったのかどうかよくわからなくモヤモヤした気分で発表まで過ごしました。エレベーターの着床など細かいことが気になりました。が、例年10月の終わり頃に、致命的なミスを思い出し、落ち込むのですが、昨年はそれがありませんでした。ミスが少なかったことが、合格につながったと思っています。

8.ユープラの活用法について
昨年1月のユープラ検証会に参加した後に、「今年はユープラを徹底的に検証しよう!」と思い、ユープラの合格図面を全部印刷して、5ミリ方眼のノートに全合格図面のAPZ(ウラ指導流エスキス(コチラ)におけるアプローチ,ゾーニング)を書き出していきました。(主出入口、サブ出入口、コアの位置、共用部門、管理部門、通用口の位置など)※画像参照
書き込める情報は何でもAPZに書き込み、そのノートを何度も見返しました。これを1月から3月まで続けました。この検証をすることでエスキスにおけるAPZのパターン出しの幅が格段に広がったと思っています。美しい空間構成とは何かが見えてきて、本番中もエスキス中に空間構成パターンが複数、頭に浮かび、二手先、三手先の展開を先読みできました。
また、ユープラを検証することで合格者が口を揃えて言う「シンプルでわかりやすい図面が合格している」ということがよく分かりました。(もちろん例外もありましたが)私の一昨年の道の駅の図面は、要求されていることは満たしているけど、細かいミスも多く、シンプルで分かりやすくはなかった、空間構成も美しくなかった、だからランク2だったのだということを妙に納得したのを覚えています。
ユープラはなんとなくただ眺めているだけではダメだと思います。積極的に活用して合格図面とはどういうものなのかをご自分の目と手を使って体験してください。本番で考え方や、本番中に判断に迷った時に、必ず助けになると思います。
続く
ガッシー2

ura410 at 11:12│ 勉強法