2017年12月31日

【製図】今年の敗因を分かった気になっていると敗けを繰り返す

20160123_170516_621今年は例年以上に合格者たちへのヒアリング結果が集まった.その一人に鹿児島のSさんがいます.

Sさんは,昨年,2回目の角番落ちを経験.今年の学科試験に合格し,7年目の製図試験に挑戦する製図受験生でした.「6年間,様々な試験対策を試してきた.もしかしたら,本番で目指すべき合格答案のイメージそのものがズレてしまっているのかもしれないので,昨年の本試験課題の再現答案についてアドバイスして欲しい」とお願いされ,8月に開催した講習会の中で参加されている皆さんの目の前でご本人にアドバイスさせて頂きました(コチラ).後半戦一発逆転模試の会場受験にもわざわざ鹿児島から参加してくれました.



Sさんに限らず,今年の合格の勝因は,「本番で目指すべき合格答案のイメージのズレを事前に修正できていたため,本番での優先順位についての判断や,犠牲系の決断を誤ることなく合格答案を完成できた」という回答を多くの合格者たちから頂きました.

ある程度,エスキス力,プランニング力,作図力などが身についている受験生が行うべきは,アウトプット力の強化(=本番でズレたアウトプットをしないための対策が必要)です.アウトプット力の強化は,前半戦のうちから始めておかねば本番までに間に合いません.また,この話は,学科試験の合格にも通じます.学科の場合も過去問20年分の知識量があれば,合格の土俵には確実に上がることができる.ただし,最終的には本番でのアウトプット力によって,合否の命運が分れる.学校のテキストを丸暗記しただけでは学科試験にすら合格できない時代です.なぜなら,「答えを探し当てるのではなく,自らの答えを制限時間内に生み出すアウトプット力」が学科合格に求められてしまうからだ.コチラ

話を製図試験の合格に戻すと,本番で目指すべき合格答案のイメージのズレが何よりも怖い.それがズレたアウトプットを行う原因となってしまうからだ.事実,合格答案判定サービスの利用者達からは,合格発表後に感謝の連絡を多数頂きました.

今年の製図試験での敗因を分かった気になっている不合格者は多い.その不合格者たちに改めて解き直して頂いた答案が合格答案とみなせない内容であることはよくある話なのだ.

直接指導コース生(コチラ)には,今年の製図本試験課題を解き直し,合格答案を完成させる感覚から指導していく.そのプロセスを前半戦の受講生へフィードバックしていきます.まずは,本番で目指すべき合格答案のイメージのズレを改善する.それを前半戦(年明け〜来年度の課題発表日まで)のうちに行っておかねば,再び,悔しい合格発表日を迎えることになるだろう.



ura410 at 06:47│ │製図アドバイス