2018年01月18日

【製図】合格者たちの上手な勉強法_NSさん編

中村さん平成29年度(2017年度)の一級建築士製図試験に合格されたNSさん(受講番号No.1003,ユープラ参加No.003)に勉強法について,受験生の皆さんの目の前で公開ヒアリングさせて頂きました.今後の製図受験生の皆さんにとって,非常に参考になる話ですので紹介します.NSさんの合格を決めた勉強法は,下記の通りです.

1.過去問題研究講座の活用方法
前半戦
直接指導塾で、平成24年以降の過去の本試験課題の5分読みをして各課題の落としどころ(=こだわりどころ)がどこかを考えてみて、その後で標準解答でその落としどころがどうプランされているか確認する。直接指導塾の宿題として落としどころと解答のポイントを整理してまとめる(落としどころの読み取りや見抜き方の練習になったことと、課題や本番で行き詰った時に他にも解決策があるのではと気づけるようになったと思います)。
前半戦終了後、今年度の課題発表の前に平成28年度の過去問についてエスキスをしてみましたが、読み取りミスなどもあり解けなかった。(前半戦で平成28年度課題の内容検証や類似の課題をやっていたので、余裕でできると思ってやってみましたが、できなくて、逆に本試験は難しいし、後半戦は気を引き締めてやらないと合格は難しいなと思いました。)

後半戦
課題が発表された後、今年の課題内容と類似する過去問などのポイントを拾い出してノートにまとめたのと、類似の過去問のエスキスをしました。平成29年度課題の類似の過去問と平成24年度以降の過去問の問題と標準解答を常に持ち歩いて、通信添削課題で同じような出題があったところを確認したり、漠然と不安な気持ちになった時に過去問を見直していました。

一発逆転模試後(試験直前の一週間)、過去問のエスキス(5分読み〜落としどころまで)をやってみて、課題の解説などのポイントと自分の解き方がズレていないかを確認した(平成26〜28年度について)。
※試験直前に通信添削課題や一発逆転模試を解き直すのではなく、本試験課題の出題のされ方や難易度(ー合格レベル)の確認のためにやってみました。


2.国語力開発講座の活用方法
前半戦
前半戦は、国語力に力を入れてやりました。基本的なプランニングの進め方、理想的なプランとは何かを意識して取り組みました。主出入り口の取り方、吹抜やコアの取り方でゾーニングや動線が変わることがわかりやすくなりました。

後半戦
通信添削の課題発表前に最低1案は提出しようと思っていました。今年の課題に慣れていない時期だったので解きにくかったのですが、今年度課題のプランニングのポイントはなんとなくつかめたような気がしました。

3.通信添削課題の活用方法
後半戦の各課題を3回解く(全てはできていませんが…)。模範解答例の逆エスキス(解答例をもとに、エスキスの進め方)。
添削の内容を書き出して自分のミスの傾向を確認(前半戦後半戦とも)。
1回目は自主勉強会(受験仲間たちとの勉強会)で初見でタイムアタックして、6時間30分でエスキス・計画の要点・作図まで行う。タイムアタック後、自主勉生で課題をどう読み取ってどう判断したかなどを話し合った後、判断ポイントの拾い出しを行い優先順位を考えてみる。
(課題を解いた直後に他の受講生と話すことで、自分が読み取りを間違っている部分や、他の考え方を知ることができるのがとても役に立った)


2回目は1回目の自分の解答と模範解答と他の受講生プランなどを参考にエスキスを検証して、プランをやり直しプランは何パターンか考えられるだけ作ってみた。
1回目の自分とは違うプランを導き出すにはエスキスのどこが違うのかを考えてやった。
1回目でミスしたところは、読み取りやエスキスでどこがいけなかったのか検証した。
3回目はエスキスだけですが、時間を計ってエスキスをやり直す。
初見で他の受講生と一緒にタイムアタックすることで、本番の練習になったと思います。
(時間制限のある中での割り切り方や、人のペースに流されずに自分のペースを貫く等)
課題を3回目解いてみたときに、アウトプットになっていると感じました。
2回目の検証でいろいろなプランを考えたり、模範解答の逆エスキスをしたりで、その課題の検証はできているのですが、その上で3回目解いてみることで、その課題に対しての解き方が自分の中に入ってきた感じがしました

4.本番での心構え
廻りの人のペースに流されずに、自分のペースを貫く。
問題が難しいと思ったら、まずは書き上げることを優先する。
簡単だと思ったら、プランをよく検討して、作図ミスに注意して、全体的に精度をあげる。
時間管理(工程管理)。
プランは、ゾーニング・動線計画・立体構成を優先する。

5.後進の受験者の皆さまへのアドバイス
私は平成29年が製図3年目の角番だったので不合格だった場合、学科試験からやり直しでした。でも、平成29年の製図試験が不合格だったら、一級建築士はあきらめようと思っていましたが、スッキリあきらめることはできないだろうなとも思っていました。その葛藤の中で、どちらにしても今年は悔いのないように勉強して、本番も最後まであきらめないようにしようと思っていました。

6時間30分という長時間、気力と体力をふりしぼり、途中ミスを見つけては『もうダメ、やらかしてしまった』と思うことが何度かありましたが、なんとか回避する方法を見つけ、息もたえだえに試験が終わったという感じです。
試験が終わった時も、合格していると知った時も、もろ手を挙げて喜ぶというより、ホッとして脱力する感じでした
試験の感想は、なんて過酷な試験なんだろうかということです。
直接指導塾や自主勉強会に参加させていただいて、過酷な試験勉強もモチベーションを上げて取り組めたと思っています。

指導していただいた先生方、一緒に勉強していただいた方々、ありがとうございました
これは反省なのですが、今年は絶対に最後のチェック時間を15分は確保すると強く思っていたのですが、結果的には5分しかとれず、作図チェックがあまりできなかったので、試験発表までとても不安でしたし、再現図をおこしている時に気づくミスもありました。つくづく、試験本番での時間管理(工程管理)をしっかり行い、最後の作図チェック時間を確保することが大事だなぁと思いました。

他の合格者たちの上手な勉強法は,コチラ


ura410 at 08:39│ │勉強法