2018年03月09日

【製図】北側客室だけでなく,動線でも不合格

gatag-00012362のコピー
前回からの続きです.
今年の製図試験では,動線計画は厳しく採点されるでしょう.試験元である建築技術教育普及センターが公開している平成29年標準解答例1をご覧ください.

このプランでは客室の一部(C)を1階に計画していますが,宿泊ゾーン内に専用のEVを計画しています.
これは,利用者動線の観点から見れば,客室Cの宿泊客がエントランスホールを突っ切らずとも地下1階のトレーニングルームや浴室へアクセスする動線のためでもありますが(エントランスホールを突っ切るようなプランは昨年の本試験では不合格/微妙によけていれば合格),管理動線の観点から見ると,サービス用駐車場→西側に計画されている管理部門へアプローチする従業員出入口→管理コアで地下1階へ→そこから地下1階のメイン廊 下(利用者コアと管理コアをメイン動線)を通って,東側の客用EVから1階客室Cや1階リネン室へというリネン動線を確保していることが読み取れます.

次に,下のP図をご覧ください.外部からの従業員出入口から管理ゾーンを経由して,宿泊部門内にあるリネン室や客室へと向かう管理動線がありますよね.この関係性を標準回答例1ではプランを通じて示しているのです.



ちなみに,P図は,あくまで「ゾーニングと動線の関係を示す概念図」に過ぎません.なので,プランニングのことは考えず,関係性のみを出来る限りシンプルにまとめましょう.慣れてくると短時間で作成できるようになります.そして,このP図こそが,実際にプランニングする上での設計図(条件)となります.コマプランなどのプランニングを行う際には,必ず,P図で整理した関係性が具現化されているかどうかをチェックしてください.特に,動線の扱いのミスが多いです.

だからこそ,本番ではP図をキチンと作成し,その関係性をプランに反映させる癖をつけてください.国語力開発講座で実践して頂いているのは,まさにそのトレーニングです.
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ura410 at 08:40│ │製図アドバイス