2018年09月06日

【学科】たった一つの「とりこぼし」が合否の命運を変えた

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前回からの続きです.
2018年度(平成30年度)の学科試験問題を「とりこぼし」の観点から分析すると次のような結果でした. 

計画科目は,正答率50%以上だった問題の割合が「12点/20点満点」しかありません.足切点は11点であるため,正答率50%以上の問題を1問でもとりこぼすと致命傷となります.どの問題の正答率が50%以上なのかは,「とりこぼしチェッカー(エクセルファイル)」をダウンロードしてご確認ください.コチラ

このように計画科目は,足切りをクリアするだけで精一杯という難易度でした.これは,施工科目も同様です.次年度も計画科目と施工科目については,最低限過去問20年分をキッチリとマスターし,本番では徹底して「とりこぼし」を防ぐことで,足切り点のクリアを目指してください.

法規科目は,例年より,やや難しい出題内容になっていたため,「とりこぼし」が増えると その分,難しい問題(=正答率の低い問題)を得点せねば点数を稼げません. 「とりこぼし」によってドンドン不利な展開に追い込まれてしまいます. 24問目以降は,多くの受験生が失点していますが,それよりも,24問目以前の問題の「とりこぼし」が致命傷となってます. 

構造科目は,今年,正答率50%以上だった問題の割合が「29/30点」もありました. 近年では例の無い,得点しやすい出題内容でした.したがって,25点前後を得点できたとしても,「高得点を稼げた」とは言えません.他の受験生たちも得点を稼げており,また,来年の出題が今年と同様の難易度となる保証もありません(これまでの出題実績からすると,むしろ難しくなることが想定されます). したがって,「得点結果=理解度が高い=来年も点数を稼げる」という判断は危険です.この話は,環境設備科目も同様です. 

最後に 総括しますと,2018年度(平成30年度)の試験は,
計画,施工科目 では,足切り回避のために「とりこぼし」をなくす.
環境設備,構造科目では,高得点を稼ぐために「とりこぼし」を減らす.
法規科目では,難問を得点出来なくても済むように「とりこぼし」を減らす.
以上のような結果でした.  

ここまでご説明すれば,「とりこぼしの恐ろしさ」を実感して頂けたかと思います.ぶっちゃけ,過去問20年分さえ勉強して頂いていれば,「とりこぼし」が5点前後であるにも関わらず不合格になったと言う方はいません.今年も含め,「とりこぼし」を減らすことで確実に合格できています.

つまり,難問が得点出来なくても 合格できるような出題内容になっているのです.これは,毎年のことです.このように,本試験問題を丁寧に検証し,自己分析(とりこぼし理由の洗い出し)とその防止策を念入りに準備してください.勝つべくして勝つ,そういった流れを自ら生み出していきましょう.

学科試験勉強中に,これを実践できねば,次の製図試験で何年も苦しむことになります.逆に,学科試験勉強中に実践しておけば,初受験でも一発合格できるようになれます.なぜなら,徹底した敗因分析とその防止策の事前準備は,合格センスのある合格者たちの共通点だからです.   

教育的ウラ指導では,毎年,10月(東京)と1月(大阪・名古屋・東京)に 「学科本試験 検証講習会」を実施しています. 問題の解説を目的とした講習会ではありません. 上記の「とりこぼし」の防止を目的として,本番で点数を稼ぐための「上手な解き方」を参加者の皆さんと共有するために開催しています.それを今後の過去問勉強法,さらに,四択問題の解き方へとフィードバックして頂き,学習の効率化を実現させてください.日程等,詳細が決まりましたら,メルマガで告知いたします.

ura410 at 06:35│ │学科アドバイス | 勉強法