2019年03月07日

【学科】本番での点数の稼ぎ方_その5

前回からの続きです.
平成30年(2018年)度の学科試験において,一発逆転模試(学科編)による点数の稼ぎ方トレーニングによって「上手な解き方」を学んだ受験生が ,本番で有利となった事例を紹介いたします.ウラ指導一発逆転模試(学科編)はその年の学科本試験問題を毎年,的中させています.これまでの的中状況は,コチラ(毎年,公開).
 
【施工科目/問題コード30242】(平成30年度24問目2番選択枝)
正しいか,誤りかで答えよ.
土工事における「リバウンド」とは,軟弱な粘性土を掘削した場合に,山留め背面の地盤の回り込みにより掘削底面が膨れ上がる現象のことである.


【解説】

リバウンドとは,根切り等の応力解放に伴う周辺基盤の浮き上がりのことを言う.設問の記述は,ヒービング(コチラ)についての内容であるため誤り.ヒービングを示す下画像は,大商鋼材(株)様のHPより.
※リバウンドという用語は,一級建築士学科試験に初めて出題されました.スーパーゼネコンの現場監督のような実務者も含め,この問題を得点できた方のほとんどは,リバウンドという用語の意味を知らず,設問の記述がヒービングについての解説であることを見抜くことで,誤った記述であると判断しております.
ヒービング


【解答】×


本番で,この問題の記述を正答枝(=誤った記述)と判断できた受験生は全体の84%でした(採点予想システムの調査結果より).上記に関連する問題を以下のように,第1回一発逆転模試(本試験前に全2回実施)の24問目(4番選択枝)に出題していました.この問題を解いていた受験生は,「設問の記述がヒービングについての記述」であることを見抜けています.


【施工No.24】(第1回一発逆転模試24問目)

ヒービングとは,山留め工事において,掘削底面やその直下に薄い不透水性土層があり,その下にある被圧地下水により掘削底面が持ち上がる現象のことである.

【解説】

ヒービングとは,軟弱粘性土地盤における掘削工事で,掘削場内外の地盤の重量差により,山留め壁背面地盤が陥没し,掘削場内へ廻り込む現象をいう(上画像).

盤ぶくれ(コチラ)とは,表層および掘削部分が不透水層(粘性土)で,根切り底下に被圧地下水を有する帯水層(砂層)がある場合,被圧帯水層からの揚圧力により,掘削底面が持ち上がる現象をいう(下画像/大商鋼材(株)様のHPより).設問の記述は,盤ぶくれについての内容であるため誤り.

ばんぶくれ

【解答】×
 
【本番で点数を稼ぐコツ】
本試験直前に一発逆転模試(学科編)を解いていた受験生は,フォーカス・ポイントを適切に見抜き,得点できた問題です.合格物語で学科試験勉強されている方は,検索機能を使って「ヒービング」や「盤ぶくれ」というキーワードで施工科目の過去問(20年分)をピックアップし,どのような問題が出題されているのかをチェックしておきましょう.それによって,本番で出題者が解き手に求めるモノを見抜くセンスが身につきます.学科試験の合格は,知識量よりも,そのセンスの有無によって,合否の命運(本番で点数を稼げるかどうか)が決まります.



ura410 at 02:50│ │一問一答