昨日は,ZOOM(ウェビナー)で,今年の一級建築士「製図」試験について,公表された「採点のポイント(合格基準等)」や「標準解答例」から読み取れる試験元の考え方を共有するオンライン トーク イベントを開催しました(コチラ).
来年の製図合格に向けて,試験元が合格者に求めるモノを知って頂いた上で2020年を締めくくりたかったからです.
トーク イベントの中でもお伝えしましたが,試験元が目指しているのは,一級建築士の若返りです.団塊の世代が2025年までに現役から引退されますので,ゴゾッと実務を行なえる一級建築士の数が激減します.そうなると,建築設計実務者としての一級建築士不足が問題化し,建築業界全体の生産体制が崩壊してしまいます.そこで,政治家の皆さんは一級建築士の若返りを急務として法改正に踏み切ったのでしょう.ただし,ロースクール制度の失敗(=合格者数が増えすぎて,合格者の質が下がり,また,弁護士の数が増えすぎて,食べていけない弁護士もでてくるようになった)がありますので,いたずらに合格者数を増やすことはしないでしょう.
これらの話が,今後の出題内容にどのように影響してくれるか.おそらく,今年の製図本試験課題のように,課題条件を中心とした情報量が増えていくでしょう.そういった情報処理能力や,臨機応変で柔軟な対応は,年齢が若い方の方がぶっちゃけ得意なので.ベテラン設計者ほど,知識や経験などが邪魔をして割り切った判断ができなかったりする.
ただ,どれほど対応力があっても本番でトンチンカンな対応してしまっては,ランク落ちとなってしまいます.
そこで,来年の製図試験にちての合格戦略としては,次の3点を強く意識しながら勉強してください.
1.課題文出題者が求めているモノを適切に読み取るトレーニング
課題文を解きっぱなしにせずに,また,解答例を見て終わらせずに,課題文出題者は何を求めて,出題しているのかを考えるようにしてください.ウラ指導では,来年の前半戦においては,各課題の添削が落ち着いた後で,今回のようなオンライン イベントを受講生限定で開催し,課題文出題者が求めたモノや,添削の結果,注意して欲しいランク落ちミスの内容を共有していく取り組みをはじめます.ウラ指導の前半戦通信添削4課題講座については,コチラ.
2.プランニングを適切にアウトプットできるトレーニング
今年の合否結果より,来年の製図本試験では,一層,プランニング力が問われる課題が出題されるでしょう.また,エスキスに時間がかかってしまう最大の理由もプランニング力の欠如にありあす.プランニング力を身につけるには,課題文を解くのではなく,自由にプランニングするフリープランニングを実践し,その内容をプランニング力のある設計者にチェックしてもらいましょう.ウラ指導では,前半戦国語力開発講座としてそれを実践しております.コチラ.
3.エスキスを進化させるトレーニング
年明けから始まるウラ指導の前半戦製図試験対策サービスにおいて,フルコース(上記の2つの講座が含まれる)を申し込まれた方に限定し,今年の製図本試験結果を踏まえ進化したウラ指導エスキスを動画解説していきます.この進化版のエスキスについては,卒業生の皆さんにも協力して頂き,ランク落ちとなるミスを防ぎ,さらに,時短できるエスキス手法を開発しました.フルコースについては,コチラ.
続く
来年の製図合格に向けて,試験元が合格者に求めるモノを知って頂いた上で2020年を締めくくりたかったからです.
トーク イベントの中でもお伝えしましたが,試験元が目指しているのは,一級建築士の若返りです.団塊の世代が2025年までに現役から引退されますので,ゴゾッと実務を行なえる一級建築士の数が激減します.そうなると,建築設計実務者としての一級建築士不足が問題化し,建築業界全体の生産体制が崩壊してしまいます.そこで,政治家の皆さんは一級建築士の若返りを急務として法改正に踏み切ったのでしょう.ただし,ロースクール制度の失敗(=合格者数が増えすぎて,合格者の質が下がり,また,弁護士の数が増えすぎて,食べていけない弁護士もでてくるようになった)がありますので,いたずらに合格者数を増やすことはしないでしょう.
これらの話が,今後の出題内容にどのように影響してくれるか.おそらく,今年の製図本試験課題のように,課題条件を中心とした情報量が増えていくでしょう.そういった情報処理能力や,臨機応変で柔軟な対応は,年齢が若い方の方がぶっちゃけ得意なので.ベテラン設計者ほど,知識や経験などが邪魔をして割り切った判断ができなかったりする.
ただ,どれほど対応力があっても本番でトンチンカンな対応してしまっては,ランク落ちとなってしまいます.
そこで,来年の製図試験にちての合格戦略としては,次の3点を強く意識しながら勉強してください.
1.課題文出題者が求めているモノを適切に読み取るトレーニング
課題文を解きっぱなしにせずに,また,解答例を見て終わらせずに,課題文出題者は何を求めて,出題しているのかを考えるようにしてください.ウラ指導では,来年の前半戦においては,各課題の添削が落ち着いた後で,今回のようなオンライン イベントを受講生限定で開催し,課題文出題者が求めたモノや,添削の結果,注意して欲しいランク落ちミスの内容を共有していく取り組みをはじめます.ウラ指導の前半戦通信添削4課題講座については,コチラ.
2.プランニングを適切にアウトプットできるトレーニング
今年の合否結果より,来年の製図本試験では,一層,プランニング力が問われる課題が出題されるでしょう.また,エスキスに時間がかかってしまう最大の理由もプランニング力の欠如にありあす.プランニング力を身につけるには,課題文を解くのではなく,自由にプランニングするフリープランニングを実践し,その内容をプランニング力のある設計者にチェックしてもらいましょう.ウラ指導では,前半戦国語力開発講座としてそれを実践しております.コチラ.
3.エスキスを進化させるトレーニング
年明けから始まるウラ指導の前半戦製図試験対策サービスにおいて,フルコース(上記の2つの講座が含まれる)を申し込まれた方に限定し,今年の製図本試験結果を踏まえ進化したウラ指導エスキスを動画解説していきます.この進化版のエスキスについては,卒業生の皆さんにも協力して頂き,ランク落ちとなるミスを防ぎ,さらに,時短できるエスキス手法を開発しました.フルコースについては,コチラ.
続く