2019年6月9日(日),東京地区にて「建築作品」講習会を開催(主催は,教育的ウラ指導).第一部となる西洋建築史のレクチャーを僕が担当しました.同様の講習会を6月15日(土)に大阪地区で開催します.コチラ.西洋建築史の流れをストーリーで理解できた時の感動を今でも覚 ...
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カテゴリ: 西洋建築史
【学科】ストーリーで分かる!「西洋建築史」
東京と大阪で一級建築士学科試験対策「建築作品」講習会を開催します.そのうち,今年,出題される可能性が高い「西洋建築史」については,ギリシャ・ローマ→ロマネスク→ゴシック→ルネサンス→バロックという「ギ→ロ→ゴ→ル→バ」の流れを参加者の皆さんがストーリーで ...
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【建築】多用性と画一性
建築のデザインは,「画一性(合理性)」と「多様性」を振り子のようにいったり,きたりを繰り返してきた.ゴシックとバロック(コチラ),モダニズムとポストモダニズム(コチラ)といったように.「画一性」,「多様性」のいずれのデザインも様々な名作建築をこの世に誕生さ ...
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20世紀建築の流れ(モダニズムからポストモダンへ)
ウラ指導流にぶっちゃけ解説してしまうと,モダニズム,ポストモダン,ミニマリスト(必要最小限デザイン),脱構築主義(デコンストラクティブ)という流れ(詳細は,コチラ)で20世紀建築は移り変わっていきます.その前の時代の19世紀建築については,コチラ. ...
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モダニズムとポストモダンって何?
モダニズム建築とは1920年代から60年代までの近代建築を言います.モダニズムでは,産業革命により大量生産されるようになった鉄・ガラス・コンクリートといった新素材を用い,また,装飾や象徴性は否定され,合理性,機能性が追求されました.その結果,地方色や文化色が薄 ...
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19世紀建築の流れ(モダニズムの前夜)
近年の本試験では,建築作品系の出題が増え始めています.特に,近代,現代建築.だったらこのブログで日本一分かりやすく,ウラ指導流のぶっちゃけ解説(コチラ)で近代,現代建築を紹介していこうじゃないか!そして,今年の出題を当ててみせようじゃないか!てな訳で今回 ...
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パリの歴史に建築デザインを学ぶ_その2
前回からの続きです.19世紀(1800年代)後半,パリはオースマンの大改造計画(コチラ)によって,石とコンクリートが中心の重厚で直線的な近代都市へと変貌しました. ...
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新問題対策_パリのオペラ座
新問題対策【問題】 正しいか,誤りかで答えよ.パリのオペラ座は,ネオ・バロック様式である. ...
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オスマンのパリ改造計画
平成6年,11年に出題された一級建築士学科試験問題です. 【過去問】コード06241 正しいか,誤りかで答えよ.オースマンのパリ改造計画では,大通りに面した建築物は一定の統一感をもたせることが要求され,ビルの高さや間隔等もコントロールの対象となった.※画像に見え ...
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パリの歴史に建築デザインを学ぶ_その1
いかに建築の知識を楽しく,面白く教えることが出来るか?そればかりを考えています.名称や数値の丸暗記ではなく,ストーリーで理解できるような解説を公開していきたい.それが私の理想です. 今回は,凱旋門,パリの改造計画,エッフェル塔,さらに,アールヌーヴォとい ...
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スペイン旅行記〜アルハンブラ宮殿その2
アルハンブラ宮殿(解説はコチラ)内にあるナスル宮殿の中にあるアベンセラヘスの間と呼ばれる部屋の天井装飾です.星型のクーポラ(教会建築などにみられる,半球形等につくられた天井で,丸天井やドーム状をなす)になっています. ...
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スペイン旅行記〜アルハンブラ宮殿その1
スペイン旅行に行ってきました.今回の旅行の最大の目的は,アルハンブラ宮殿を見学すること. アルハンブラ宮殿は,平成14年,19年と一級建築士学科試験に出題されています.このアルハンブラ宮殿をウラ指導流にぶっちゃけ解説してみましょう. アルハンブラ宮殿は,グラ ...
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ヴェルサイユ宮殿〜その2
その1からの続きです.ヴェルサイユ宮殿に隠された真実とは...この画像を見て下さい.ヴェルサイユ宮殿を上から見た写真です.この写真上部の庭園部分を見て下さい.何かの顔に似ていませんか?そうです,ミッキーマウスです.ちゃんと耳らしきものもあります.(Google ...
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ヴェルサイユ宮殿〜その1
メルマガでもご紹介したバロック建築の代表作であるヴェルサイユ宮殿です. ...
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テンピエット/設計ドナト・ブラマンテ
メルマガでもご紹介したドナト・ブラマンテ設計のテンピエットです.ローマ市内にあります.ルネサンス建築の一つの頂点とも言える作品です.ルネサンスの建築家達は,理論と理性をもとに建築を構成しようとしました.その時,理論の基本は,「プロポーション」,すなわち比 ...
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サン・ピエトロ大聖堂〜/180年にわたる芸術家達のロマン その2
その1からの続きです.ミケランジェロ設計の教会堂から,中心にオベリスクがそびえる楕円形広場を見た写真です. ...
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サン・ピエトロ大聖堂〜/180年にわたる芸術家達のロマン その1
メルマガでもご紹介したサン・ピエトロ大聖堂です.ルネサンス全盛期からバロック様式時代へと至る180年もの間,ミケランジェロ,ベルニーニ等様々な芸術家,建築家達が心血を注いだ傑作です.この写真では見えにくいですが,列柱廊で取り囲まれた楕円形広場の中央には,オベ ...
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フィレンツェ大聖堂〜/設計フィリッポ・ブルネッレスキ その2
大聖堂クーポラ(=ドーム型天井部分)以外の建築が終了してから,約150年以上もの時を経て,ついに1420年,フィリッポ・ブルネッレスキによって,クーポラの建設が始まりました.クーポラの断面図がこちらです.直径が41,50メートルにも及ぶクーポラを造る設計は,当時とし ...
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フィレンツェ大聖堂〜/設計フィリッポ・ブルネッレスキ その1
この画像は,メルマガでもご紹介したフィレンツェ大聖堂のクーポラ(ドーム型天井)の断面図です.平成15年の一級建築士学科試験に出題されております.フィレンツェ大聖堂は,ルネサンス建築の代表作であり,当時としては画期的な新技術でした. ...
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アミアン大聖堂+ミラノ大聖堂
メルマガでもご紹介したパリから北へ132キロのところにあるアミアン大聖堂(1220年〜1410年,フランス)は,フランス最大の盛期ゴシック大聖堂であり,その規模は壮大で,高さは42m,奥行きは145mもあります.聖堂の内外を飾る彫刻群は,天地創造や,アダムとイブ,イエ ...
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シャルトル大聖堂+ランス大聖堂
写真のシャルトル大聖堂(1194年〜1250年,フランス)は,パリからおよそ南西80kmほど離れた都市シャルトルに位置し,フランス国内において最も美しいゴシック建築のひとつとも考えられている大聖堂です.1979年にユネスコの世界遺産にも登録されました.特に西構え正面(写 ...
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ケルン大聖堂〜その2
前回からの続きです.ケルン大聖堂を後ろから見た様子です. ...
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ケルン大聖堂〜その1
メルマガでもご紹介したドイツのゴシック建築の代表格であるケルン大聖堂です.平成6年度の一級建築士試験に出題されております.コチラ. ...
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フライングバットレス〜ゴシック建築
この画像は,平成15年度の一級建築士学科試験問題として出題されたフライングバットレスを示すものです. ...
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ノートルダム大聖堂の内観+ばら窓
ノートルダム大聖堂の内観です.天井には,ゴシック建築の特徴の1つであるリブヴォールト天井が見え,そのリブが,柱へと集まり,その柱には細い付柱(=装飾的な柱で,本柱にリブが付いているようなイメージ)が床から伸びて天井リブへと繋がってます.それはまるで,あた ...
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ノートルダムとばら窓
写真は,ゴシック建築の代表作であるパリのノートルダム大聖堂です.双塔式のデザインが東京都庁舎のデザインモチーフとなってます.背後画像は,こちら. 出入口上部のアーチが半円形でなく,突塔形(半円の頂部が縦に伸び上がった形)となっており,それはゴシック建築の特 ...
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ピサの大聖堂+鐘楼(ピサの斜塔)+洗礼堂
画像は,ロマネスク建築の代表作であるピサの大聖堂.平面は十字型で,その交差部に楕円形ドームが載ってます.大聖堂に付属する洗礼堂や,鐘楼(ピサの斜塔)も有名です.大聖堂の後ろに見えるのが鐘楼(ピサの斜塔)です.この大聖堂は,白と赤の代理石で外装され,写真 ...
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バシリカ形式とクリア・ストーリー
画像は,初期キリスト教建築の柱廊付バシリカ形式です.中央部を「身廊」,その左右を「側廊」といい,「身廊」は,「側廊」に比べてその幅が広く,天井高も高くなっております.この図は,「側廊」が左右2つずつある「五廊式」となってますね. ...
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サン・マルコ大聖堂(ベネツィア)とベンデンティヴドーム〜その2
サン・マルコ大聖堂(ベネツィア)の外観です.昨年,実際に見学してきましたが,目の前の広場は,鳩だれけでした.ちなみ,この広場(サン・マルコ広場)を取り囲むようにショップが配されており,そのうちの1つが,以前,このブログでのご紹介したカルロ・スカルパ設計の ...
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サン・マルコ大聖堂(ベネツィア)とベンデンティヴドーム
サン・マルコ大聖堂(1090,イタリア,ヴェネツィア)の平面図です.十字型平面の中央+腕部分に合計5つのベンデンティヴドームが架かってます. ...
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ハギア・ソフィアとペンデンティブドーム
上の画像は,「ハギア・ソフィア(532〜537年,イスタンブール)」の断面図です.ペンデンティブドームという構造形式が採用されております.メルマガでも解説しましたが,平成15年の一級建築士学科試験に出題されております. ...
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西洋建築史への旅〜第1回_ギリシャ建築の平面構成
画像は,ギリシャ神殿の平面構成を示したものです.3段の階段の上に円柱(=オーダー)を4周を巡らした周柱式と呼ばれるタイプが一般的です.通常,正面には,6本もしくは8本の円柱が並び,柱に囲まれた内部に神像をおさめるナオス(日本でいう内陣),その前に玄関ポー ...
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