ura410 (ウラシドウ) 物語

教育的ウラ指導という一級建築士育成活動を展開. こむずかしい建築知識について細かいことは無視して, 一級建築士試験に合格できるレベルに噛み砕いたぶっちゃけ解説を提供.

カテゴリ: 西洋建築史

2019年6月9日(日),東京地区にて「建築作品」講習会を開催(主催は,教育的ウラ指導).第一部となる西洋建築史のレクチャーを僕が担当しました.同様の講習会を6月15日(土)に大阪地区で開催します.コチラ.西洋建築史の流れをストーリーで理解できた時の感動を今でも覚 ... もっと読む

東京と大阪で一級建築士学科試験対策「建築作品」講習会を開催します.そのうち,今年,出題される可能性が高い「西洋建築史」については,ギリシャ・ローマ→ロマネスク→ゴシック→ルネサンス→バロックという「ギ→ロ→ゴ→ル→バ」の流れを参加者の皆さんがストーリーで ... もっと読む

建築のデザインは,「画一性(合理性)」と「多様性」を振り子のようにいったり,きたりを繰り返してきた.ゴシックとバロック(コチラ),モダニズムとポストモダニズム(コチラ)といったように.「画一性」,「多様性」のいずれのデザインも様々な名作建築をこの世に誕生さ ... もっと読む

ウラ指導流にぶっちゃけ解説してしまうと,モダニズム,ポストモダン,ミニマリスト(必要最小限デザイン),脱構築主義(デコンストラクティブ)という流れ(詳細は,コチラ)で20世紀建築は移り変わっていきます.その前の時代の19世紀建築については,コチラ. ... もっと読む

モダニズム建築とは1920年代から60年代までの近代建築を言います.モダニズムでは,産業革命により大量生産されるようになった鉄・ガラス・コンクリートといった新素材を用い,また,装飾や象徴性は否定され,合理性,機能性が追求されました.その結果,地方色や文化色が薄 ... もっと読む

近年の本試験では,建築作品系の出題が増え始めています.特に,近代,現代建築.だったらこのブログで日本一分かりやすく,ウラ指導流のぶっちゃけ解説(コチラ)で近代,現代建築を紹介していこうじゃないか!そして,今年の出題を当ててみせようじゃないか!てな訳で今回 ... もっと読む

【過去問】コード20242 正しいか,誤りかで答えよ.アール・ヌーヴォーは,19世紀末にヨーロッパで流行した新しい装飾美術の様式であり,有機的な自由曲線の組合せを鉄やガラス等を用いて作り出している. ... もっと読む

平成22年に一級建築士学科試験に出題された過去問です. 【過去問】コード22033 正しいか,誤りかで答えよ.「タッセル邸(V.オルタ)」の芸術様式は,アール・ヌーヴォーである. ... もっと読む

平成6年,11年に出題された一級建築士学科試験問題です. 【過去問】コード06241 正しいか,誤りかで答えよ.オースマンのパリ改造計画では,大通りに面した建築物は一定の統一感をもたせることが要求され,ビルの高さや間隔等もコントロールの対象となった.※画像に見え ... もっと読む

平成12年度に出題された一級建築士学科試験問題です. 【過去問】コード12252 正しいか,誤りかで答えよ.パリの旧エトワール広場の凱旋門とは,バロック建築の建築様式である. ... もっと読む

いかに建築の知識を楽しく,面白く教えることが出来るか?そればかりを考えています.名称や数値の丸暗記ではなく,ストーリーで理解できるような解説を公開していきたい.それが私の理想です. 今回は,凱旋門,パリの改造計画,エッフェル塔,さらに,アールヌーヴォとい ... もっと読む

アルハンブラ宮殿(解説はコチラ)内にあるナスル宮殿の中にあるアベンセラヘスの間と呼ばれる部屋の天井装飾です.星型のクーポラ(教会建築などにみられる,半球形等につくられた天井で,丸天井やドーム状をなす)になっています. ... もっと読む

スペイン旅行に行ってきました.今回の旅行の最大の目的は,アルハンブラ宮殿を見学すること. アルハンブラ宮殿は,平成14年,19年と一級建築士学科試験に出題されています.このアルハンブラ宮殿をウラ指導流にぶっちゃけ解説してみましょう. アルハンブラ宮殿は,グラ ... もっと読む

その1からの続きです.ヴェルサイユ宮殿に隠された真実とは...この画像を見て下さい.ヴェルサイユ宮殿を上から見た写真です.この写真上部の庭園部分を見て下さい.何かの顔に似ていませんか?そうです,ミッキーマウスです.ちゃんと耳らしきものもあります.(Google ... もっと読む

メルマガでもご紹介したドナト・ブラマンテ設計のテンピエットです.ローマ市内にあります.ルネサンス建築の一つの頂点とも言える作品です.ルネサンスの建築家達は,理論と理性をもとに建築を構成しようとしました.その時,理論の基本は,「プロポーション」,すなわち比 ... もっと読む

メルマガでもご紹介したサン・ピエトロ大聖堂です.ルネサンス全盛期からバロック様式時代へと至る180年もの間,ミケランジェロ,ベルニーニ等様々な芸術家,建築家達が心血を注いだ傑作です.この写真では見えにくいですが,列柱廊で取り囲まれた楕円形広場の中央には,オベ ... もっと読む

大聖堂クーポラ(=ドーム型天井部分)以外の建築が終了してから,約150年以上もの時を経て,ついに1420年,フィリッポ・ブルネッレスキによって,クーポラの建設が始まりました.クーポラの断面図がこちらです.直径が41,50メートルにも及ぶクーポラを造る設計は,当時とし ... もっと読む

メルマガでもご紹介したパリから北へ132キロのところにあるアミアン大聖堂(1220年〜1410年,フランス)は,フランス最大の盛期ゴシック大聖堂であり,その規模は壮大で,高さは42m,奥行きは145mもあります.聖堂の内外を飾る彫刻群は,天地創造や,アダムとイブ,イエ ... もっと読む

写真のシャルトル大聖堂(1194年〜1250年,フランス)は,パリからおよそ南西80kmほど離れた都市シャルトルに位置し,フランス国内において最も美しいゴシック建築のひとつとも考えられている大聖堂です.1979年にユネスコの世界遺産にも登録されました.特に西構え正面(写 ... もっと読む

メルマガでもご紹介したドイツのゴシック建築の代表格であるケルン大聖堂です.平成6年度の一級建築士試験に出題されております.コチラ. ... もっと読む

ノートルダム大聖堂の内観です.天井には,ゴシック建築の特徴の1つであるリブヴォールト天井が見え,そのリブが,柱へと集まり,その柱には細い付柱(=装飾的な柱で,本柱にリブが付いているようなイメージ)が床から伸びて天井リブへと繋がってます.それはまるで,あた ... もっと読む

写真は,ゴシック建築の代表作であるパリのノートルダム大聖堂です.双塔式のデザインが東京都庁舎のデザインモチーフとなってます.背後画像は,こちら. 出入口上部のアーチが半円形でなく,突塔形(半円の頂部が縦に伸び上がった形)となっており,それはゴシック建築の特 ... もっと読む

ロマネスク建築系の出入口デザインです.出入口上部のアーチは半円形となります. ただし,この写真は,シエナ大聖堂でイタリア系ゴシック建築に分類されています(ロマネスク系建築様式の片鱗が随所に見られる).ただ,このバラ窓(=建物中央部にある丸窓)だけは,ロマネ ... もっと読む

ロマネスク建築の代表作の1つであるダラム大聖堂の外観です.ヨーロッパで最初にリブボールトが採用された教会建築です. ... もっと読む

画像は,ロマネスク建築の代表作であるピサの大聖堂.平面は十字型で,その交差部に楕円形ドームが載ってます.大聖堂に付属する洗礼堂や,鐘楼(ピサの斜塔)も有名です.大聖堂の後ろに見えるのが鐘楼(ピサの斜塔)です.この大聖堂は,白と赤の代理石で外装され,写真 ... もっと読む

画像は,初期キリスト教建築の柱廊付バシリカ形式です.中央部を「身廊」,その左右を「側廊」といい,「身廊」は,「側廊」に比べてその幅が広く,天井高も高くなっております.この図は,「側廊」が左右2つずつある「五廊式」となってますね. ... もっと読む

サン・マルコ大聖堂(ベネツィア)の外観です.昨年,実際に見学してきましたが,目の前の広場は,鳩だれけでした.ちなみ,この広場(サン・マルコ広場)を取り囲むようにショップが配されており,そのうちの1つが,以前,このブログでのご紹介したカルロ・スカルパ設計の ... もっと読む

   上の画像は,「ハギア・ソフィア(532〜537年,イスタンブール)」の断面図です.ペンデンティブドームという構造形式が採用されております.メルマガでも解説しましたが,平成15年の一級建築士学科試験に出題されております. ... もっと読む

画像は,ギリシャ神殿の平面構成を示したものです.3段の階段の上に円柱(=オーダー)を4周を巡らした周柱式と呼ばれるタイプが一般的です.通常,正面には,6本もしくは8本の円柱が並び,柱に囲まれた内部に神像をおさめるナオス(日本でいう内陣),その前に玄関ポー ... もっと読む

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