「モーニングCROSS」2018.11.2 より
「北方領土問題」アメリカの責任大!
ソ連の北方4島占領、米軍が軍事支援していた!

解説者:高橋浩祐氏
(国際ジャーナリスト、英ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー東京特派員)
 
「プロジェクト・フラ」 
ソ連の対日参戦が決まった1945年2月のヤルタ会談の直後に米ソが始めた極秘作戦
「ソ連が対日参戦する代わりに、北方4島をあげる」

・米国は掃海艇55隻・上陸用舟艇30隻・護衛艦28隻など、計145隻の艦船をソ連に無償貸与
・米国はアラスカ州コールドベイの米軍基地に、ソ連兵1万2000人を集め、艦船やレーダーの習熟訓練を行った
・ソ連は北方4島占領作戦に、米の貸与艦船10隻を含む17隻を投入

この情報は、根室振興局(昔の根室支庁)が、昨年冬に調べたもの
米陸軍、リチャード・ラッセルが持っていた資料をみつけ、昨年冬北海道新聞が報道
全国紙では毎日新聞だけ、少し報道
納沙布岬、北方館 小田嶋英男館長

多くの人がショックを受けた
昔の話では、ソ連のではない国籍不明の船がいたという見方の人がいた

アメリカの二枚舌外交もスゴイですが、外務省は何をやってたんだろう?
それにしても、外国にバカにされてる日本がよくわかる

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ネットにもたくさん上がっています。
「プロジェクト・フラ」 検索結果→ こちら 

北海道新聞の報道(ログインしないと読めませんが)
◆ソ連の北方四島占領、米が援助 極秘に艦船貸与し訓練も
どうしん電子版(北海道新聞)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/154416

◆「プロジェクト・フラ」アメリカがソ連に北方領土を売った極秘作戦
そりゃおかしいぜ第三章
https://blog.goo.ne.jp/okai1179/e/4d909f4c4bb44feeb922d12b7f17ecc9

 そもそも太平洋戦争では、日本とソビエトは友好国であった。
アメリカは日本の敵国である。
アメリカは連合国のソビエトに日本参戦を条件に、掃海艇55隻、上陸用舟艇30隻、護衛艦28隻など計145隻を無償で提供し、ソ連兵1万2千人の訓練を極秘に行った。
場所はアメリカのアラスカ州のコールドベイ基地で、アメリカ兵1500名が指導に当たった。
この極秘作戦のコード名が、「プロジェクト・フラ」である。
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上図は、リチャード・A・ラッセル氏の書、「プロジェクト・フラ」1987年刊である。
1945年(昭和20年)8、9月に行われるソビエト軍の北方四島占領作戦に、米国が艦船10隻を貸与していた。これは根室振興局の米国とロシアの研究で最近解ったことである。
ソビエトには日本参戦の条件の引き換えに、樺太南部と千島列島の引き渡しを決めていた。これらのことは1945年2月のヤルタ会談で、プロジェクト・フラと併せて決めていた。
訓練を受けたソビエト兵と貸与艦船は樺太南部や千島列島の作戦に投入され、8月28日からの択捉、国後、色丹、歯舞の四島占領作戦には、米の貸与艦船10隻を含む17隻が参加している。ソビエト軍は各島で日本兵の武装解除を行い、四島の占領は9月5日まで行われている。
千島列島の南の4島を北方領土と称し日本は固有の領土を主張しているが、ソビエトのスターリンはアメリカの協力を得て9月5日まで千島に侵攻して自国の領土としたのである。
ソ連の主張は歯舞色丹二島については、彼らの終戦後に侵攻している。終戦の混乱乗じた行為であるが、それ以北の主張を延長する意味も無理がある。
ソビエトが崩壊してロシアがその主張を引き継いだが、プーチンは領土の正当性を日米安保の存在を背景に、譲るわけがない。アメリカ主導ともいえる北方領土侵攻と占拠もプーチンの譲らない根拠になっている。