報告:どりあんさん

21万人の命を奪い去った原爆投下の責任者のトルーマン大統領は、実は何も決断していなかった。
アメリカでは「原爆投下は戦争を早く終わらせ、数百万の米兵の命を救うため、2発が必要だとしてトルーマンが決断した」というとらえ方が定説である。
しかし、最新の軍や政権の資料の解析の結果、原爆投下を巡る決断は、終始、軍の「原爆計画責任者 グローブス准将」主導で進められ、トルーマン大統領は、投下命令は出しておらず、広島・長崎の「市街地」への投下には気付いていなかった可能性が浮かび上がっている。

1942年
 9月   「マンハッタン計画」ルーズベルト大統領が極秘に始めた原爆計画
      (国民に知らせない憲法違反の計画)
      原爆開発の指揮官に陸軍グローブズ准将抜擢
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1944年
 12月30日 日本への原爆投下計画
      1945年7月に最初の原爆を準備
      もう一つは8月1日頃に準備
      1945年の暮れまでに 17発作る。

1945年 
 4月12日  ルーズベルト大統領急死
 4月13日  副大統領だったトルーマンが大統領に就任。  
       実は、戦争がどう進んでいるのか聞かされていなかった。
 4月25日  グローブス准将がトルーマン大統領に「マンハッタン計画」の説明をする。
       トルーマンは「報告書を読むのは嫌いだ」と言いい、詳細を知ろうとしなかった。
       グローブスは「原爆開発の続行は承認された」と受け取った。
 4月27日  軍の「原爆投下目標委員会」で日本の気象の関係から8月10日が決定。
       場所は地形から、破壊効果が高い京都と広島が候補。
 5月30日  スティムソン陸軍長官が「京都は犠牲者が多すぎるので外す」ように指示
       グローブスは反対
 7月16日     ニューメキシコ州で世界初の原爆成功
       既に日本は空襲での被害により終戦間近と思われたので、グロ-ブスは原爆投下を早めた
       22億ドルの国家予算を費やしているので、効果を証明しないと議会から追及される
 7月24日  スティムソンがトルーマンに「一般市民が暮らす京都に投下すると、戦後日本は
       反米国家になってしまう」と伝え、トルーマンも賛同した
       トルーマンは「軍の施設に限り、一般市民の犠牲がないように」と指示
       この後の軍の候補地の報告は「広島は陸軍都市」であるとなっている
 7月25日  「原爆投下指令書」グローブス准将
        ・広島・小倉・新潟・長崎 のどれか一つに投下せよ
        ・2発目以降は準備が出来次第投下せよ」
       これをトルーマンが承認した事実は見つかっていない
 8月6日   広島に原爆投下
       トルーマンはポツダム会議の帰りの船の中で、被害は認識していなかった
 8月8日   午前10時 広島の破壊された写真をトルーマンが見る
       「こんな破壊行為をした責任は私にある」
 8月9日   長崎に原爆投下
       「人々を皆殺しにしてしまったことを後悔している。」
 8月10日   原爆投下中止命令

原爆投下24時間後のトルーマンの会見
「戦争を早く終わらせ、多くの米兵の命を救うため、原爆投下を決断した」
これは、「非道な行為でも投下する理由があった」として、責任を逃れるための後付け
その後、核開発が正当化され、世界中で核実験が行われた
アメリカ国民は未だに、「多くの命を救うためだった」と信じている


管理人追記
ピーター・カズニック教授とオリバー・ストーンの「もう一つのアメリカ史」によるとトルーマンは無能な男で次々職を変わり、どれもうまくいかなかったそうです。
ルーズベルトの後継者はリベラルで有能な平和主義者のヘンリー・ウォレスでした。
 ・Wikipedia https://goo.gl/YVQ41v
世論では優勢だったのに、彼を大統領にさせたくない一派が選挙妨害して延期にさせ買収などして傀儡となるトルーマンを大統領候補にしてしまいました。
あれがアメリカが自由と民主主義の国から軍が大きな力を持つようになる転換点。
ウォレスなら決して原爆投下を許さなかったでしょう。
その時はグローブスら軍関係者と、原爆開発にかかわったデュポンやダウなど企業が憲法違反で断罪されたはずです。
その後、ソビエトとの冷戦時代を迎え兵器開発は一大産業となりアメリカではマッカーシズムが吹き荒れる暗黒の時代を迎えます。 
ソビエトを敵国と煽り、愛国を口にして無実の大勢の人たちが職を追われました。

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