安定したデザイン力と、細部までこだわりの強い造形で、関西の数多くの劇団から支持され、これまでもたくさんの受賞歴を持つ舞台美術家、柴田隆弘氏が、日本舞台美術の権威、伊藤熹朔賞奨励賞(2008年度)を受賞した。
33才での奨励賞受賞は歴代最年少とのこと。
氏はすでに同賞新人賞を受賞しており、その実力は広く日本中に認知されることとなった。
本日はその祝賀会が開かれ、多くの演劇人、劇団関係者が集まり、祝辞を述べられた。
会場には受賞作となった劇団「維新派」の『呼吸機械』と、劇団「MONO」の『なるべく派手な服を着る』の舞台写真と装置模型が、賞状とトロフィーと共に展示された。
氏の非凡なる才能は学生時代より突出しており、遅かれ早かれ何らかの受賞に至るのは、火を見るより明らかなことで、日本のみならず世界的に通じるレベルであることは、多くの演劇関係者の思うところであろう。
今後も心奮える舞台美術を見せて欲しい。
柴田隆弘くん、おめでとう。