桜井ジャズダンススタジオ本番日。
久しぶりに観客の暴動が起こるかと思った。
すでに大半の座席が予約席の会場は5時半からの本番を観るために、昼の12時から座り込みをする客が現れた。
受付が始まる頃にはチケットを求めて集まった客がごった返し、誰が先から待っていた客かの区別がつかない。
後から来た客に先にチケットを売るのか!?と、ひと悶着。
そして開場時刻。
整理券を用意しなかったため、当日客が自分の座席を確保しようと、ホールの入り口は黒山の人だかり。
「早よから来とるのに、何でちゃんと並ばせへんのや!?」
大声で怒鳴る客。
しかし照明の手直しが間に合わず、5分ほど開場時間を押すことになった。
ところが受付が舞監の指示を待たずに勝手に開場。
すんでのところで客席入口で押し寄せる観客をせき止め、座席口のドアを閉めようとすると、「また待たすんかー!!?」と、罵声を浴びせられる舞台監督。
丁重に理由を説明し、謝罪の言葉を述べるも、中学生の女の子にメンチを切られる。
取り急ぎ緞帳を降ろし、BGMを流して開場。
「階段席になっております、お気をつけ下さい。」との注意も聴かず、我先にと他人を押しのけてなだれ込む観客。
自由席の上にハンカチやカバンやチラシやパンフレットを瞬時に並べ、大量に客席をキープする大人。
非常に浅ましい。
悲しくなる。
事故にも繋がりかねない。
遅れて入った客から文句が飛ぶ。
入場料を払えば何をしても良い訳ではない。
観客には観客のマナーがある。
つい先日の金蘭会や工芸高校でキャパオーバーのため客席から溢れギュウギュウ詰めで座らされ、さらに開演時間も15分以上遅くなり、それでも文句言わず最後まで熱い眼差しで舞台を見つめ続けてくれた観客が懐かしい。
愛しい小劇場の観客の皆様、あなた方は本当に素晴らしい。
そして我々裏方をはじめ、舞台に立つ表現者は、こんなにも素晴らしい観客の前でプレイ出来ることの幸せを真に感謝しなければならない。
何てことを今日、柄にもなく久々に思った。
ちと説教くさくなって悪かったよ。
ごめんゴメン。