368db6b2.jpg『低温火傷』
作・演出/二代目江口憲次
@インディペンデントシアター2nd

劇団名とは裏腹に、非常に重く心痛い内容である。
作品の端々に溢れ出る作者の沈痛な思いが切なく痛々しい。
鎮魂歌とも受け取れるこの作品は愛と死を物語のテーマとして見た場合、愛とエゴを履き違えてしまった感は拭えない。
片思いの堂々巡りの末、皆死んでしまう。
一人の男の死が皆の死により鎮魂される訳はなく、亡き人への思いとは別に人は生きて行かなければならない。
死は常にきっかけであり、その死に関わった者は変貌する。
そこに愛があるならば、いくら傷つき悲しもうとも、最終的には愛する者の死を必ずプラスにしなければならない。
で、なければ無駄死にである。
前を見て、生きよ。
次に何を創るのか、次は何を見せてくれるのか、楽しみで仕方ない。

※裸賊の名に恥じないフライヤー(ハガキ大)。
この姉妹が美しい。