5b05c910.JPGトイガーデン #2
『ハンカチ、雲の』
原作/トリスタン・ツァラ「雲のハンカチ」
原作翻訳/山本桜子
脚色・演出/安武剛
@ウイングフィールド

トイガーデン2回目の公演は、ダダイズムの創始者トリスタン・ツァラの「雲のハンカチ」の脚色版。
「雲のハンカチ」は本邦初上演とか。
前回であまりに解らないとのアンケートが多かったのか、今回はパンフレットの他に「虎の巻」なる解説書を付けてくれた。
読んでから観るとかなり理解できる。
多分、読まずに見ると前衛過ぎて全く理解出来ないであろう。
しかし見てから読んだ方が、答え合わせ的で良かったかも知れない。
前回同様、演技に対しての演出はほとんど成されていないと思われる。
構成もほぼ原作通りであろう。
メインのストーリーと、その物語を別の役者たちが注釈するシーンが交互に構成されている。
この作品のスゴいところは、注釈シーンをチャット式に2ちゃんねる用語のオンパレードで話すことにある。
ダダイズムの基本とも言うべき否定と破壊を2ちゃんねるに重ね、見事に構成しきっている。
と言ってもかなりシュールなストーリーと2ちゃん用語が相まって、難解さを加速させ、面白いとは言えないが、かなり興味深く、すっかり私はハマっている。

※画像はフライヤー。
ひっくり返したオモチャ箱のようなデザイン。
舞台も玩具や小道具を無造作に散りばめ、劇団らしさ?をアピールしている。